JPH041907Y2 - - Google Patents

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JPH041907Y2
JPH041907Y2 JP1989026297U JP2629789U JPH041907Y2 JP H041907 Y2 JPH041907 Y2 JP H041907Y2 JP 1989026297 U JP1989026297 U JP 1989026297U JP 2629789 U JP2629789 U JP 2629789U JP H041907 Y2 JPH041907 Y2 JP H041907Y2
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JP
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guide plate
edge
waist
sewing machine
cloth
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JP1989026297U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ズボン腰帯の縫製装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第9図及び第10図に示すように、ズボン本体
身頃51の上縁には腰帯52が一体に縫付けられ
ている。腰帯52は、身頃と同布の帯布53、帯
布を補強する芯54,内側面を形成する広幅の腰
裏55等から形成されている。
従来これを縫製する場合、第11図〜第15図
に示す5工程があり、第1工程(第11図参照)
では帯布53の内側面に熱接着性ベルト芯54を
アイロンAで接着する。第2工程(第12図参
照)では、身頃51の上縁にミシンの縫合線56
で上記帯布の下縁を縫い付ける。第3工程(第1
3図参照)ではこの帯布53の上縁にミシンの縫
合線57で広幅の腰裏55の下縁を縫い付ける。
第4工程(第14図参照)では、この腰裏55
を縫合線57に沿つて折返し、アイロンAを用い
て折目線を仕上げる。第5工程(第15図参照)
ではこの腰裏55の下縁の自由端を内折りしてほ
つれ止めの捨てミシン58を施し、腰裏止めの地
縫合線59を施して仕上がる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この従来のズボン腰帯の縫製には、
かなり手間がかかり縫製能率が低い欠点があると
共に、途中で度々アイロンをかけるので生地が硬
化して腰にフイツトしにくい欠点があつた。
この考案は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、一工程で縫製が完了するズボン腰帯
の縫製装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案における
ズボン腰帯の縫製装置は、ミシンテーブル上面
に、下から上へ順次配置した腰裏案内板と、身頃
案内板と、芯案内板と、先細状の帯布案内板とか
らなり、各案内板の先端縁は帯布の幅方向に間隔
を開けて配置された複数本のミシン針部に向けて
集合せしめ、前記腰裏案内板の一端縁及び帯布案
内板の両端縁に布の進行に伴つて布の端が折返る
屈曲縁を設け、前記腰裏案内板の屈曲縁先端を帯
布案内板の一端縁先端部下方に配置し、前記身頃
案内板の一端縁は上方屈曲のガイド縁としてその
先端を帯布案内板の他端縁先端部下方に配置した
構成を採用したのである。
〔作用〕
上記したように構成されるこの考案に係るズボ
ン腰帯の縫製装置は、先細状の帯布案内板に沿つ
て進行する帯布がその両端縁を下向きに折り返さ
れかつ芯を抱きながら進行し、ミシン針部が帯布
の一端縁に形成する縫合線でもつて腰裏の折り返
しのある一端縁を同時に縫合し、帯布他端縁の縫
合線でもつて、腰裏および身頃の一端縁を同時に
縫合し、一工程でズボン腰部身頃表面に腰帯が縫
製される。
各案内板上の各布片はミシンの布送りに伴つて
進行すると共に腰裏の一端縁と帯布の両端縁は自
然に折返される。また途中でアイロン仕上げがな
いので生地が柔らかい。
〔実施例〕
第1図〜第8図は、この考案の実施例を示し、
このズボン腰帯の縫製装置は、第1図、第2図及
び第3図に示すように、2本針又は4本針のミシ
ン本体AのミシンテーブルB上面に下から上へ順
次配置された腰裏案内板1と、身頃案内板2と、
芯案内板3と、帯布案内板4とからなり、各案内
板の先端縁がミシン針部Cに向けて集合され、腰
裏案内板1の布進行方向の一端縁に布の進行に伴
つて腰裏の端が折返る屈曲縁5(第4図、第5図
詳細参照)が連設され、帯布案内板4の布進行方
向両端縁に布の進行に伴つて帯布の両端が折返る
屈曲縁6(第2図、第7図参照)が連設されてな
り、第2図・第8図に示すように、2本針ミシン
による第1縫合線7で帯布53・腰裏55が、ま
たこれに並行する第2縫合線8で帯布53・身頃
51・腰裏55が一度に縫着されるようにしたも
のである。
各案内板は、表面が滑らかなものであり、第3
図に示すように、腰裏案内板1と身頃案内板2と
は略水平状態に、また芯案内板3と帯布案内板4
とはミシン針部に向けて傾斜状態にそれぞれミシ
ンテーブルに取付けられている。
腰裏案内板1は、第4図及び第5図に示すよう
に、平面方形状で右側に突出した長孔9を有する
平板10を介してミシンテーブルBに固定され
る。屈曲縁5は平面三角形状で腰裏案内板1の上
方へ屈曲しており、布が挿通する隙間を有してい
る。
身頃案内板2は、腰裏案内板1の真上に平行し
て設けられ、平面方形状で左側に突出した2個の
丸孔11を有する台12を介してミシンテーブル
Bに固定される。端縁には身頃51の端に当接し
これをスムースに進行させるガイド縁13が設け
られている。
芯案内板3及び帯布案内板4は、アーム14を
介してミシン本体に傾斜状に固定され(第3図参
照)、布をスムースにミシン針部Cへ供給せしめ
るようになる。帯布案内板は、第6図及び第7図
に示すように、先端に向けて先細状の平面台形状
で両端には下向きの屈曲縁6を備え、後部に平台
15を備え、帯布53は平台上では平面である
が、芯54を抱きながら(第2図参照)進行に伴
つてその両端縁が下側に折返されるようになる。
芯案内板3は芯54を案内するものであつて帯布
案内板の平台の少し下方へ連結されている。
各案内板とミシン針部との位置関係は、第1図
及び第2図に示すように、第1縫合線7に対して
腰裏の上縁・帯布の上縁が、また第2縫合線8に
対して、身頃の上縁・腰裏の下縁がそれぞれ位置
するように設定されている。
前記ズボン腰帯の縫製装置を使用する場合、下
から説明すると腰裏案内板1の上に腰裏55を、
身頃案内板2の上に身頃51を、芯案内板3の上
に芯54を、帯布案内板4の平台15上に帯布5
3をそれぞれ供給し、ミシン針部Cのところで重
合せしめ、2本針で同時に行う。
なお、このズボン腰帯の縫製装置は、スラツク
ス、スカート等の腰帯の縫製にも適用できる。
〔考案の効果〕
この考案は、上述の通り構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
腰裏、身頃、芯、帯布が一度に重合状態となり
且つ2本針ミシン又は4本針ミシンの2個のミシ
ン針部で第1縫合線、第2縫合線が同時に得ら
れ、従来の縫製工程より大幅に簡素化されてコス
トダウンにつながると共に、一度に製品化される
ため、従来のような複数回のアイロン仕上がなく
布地に伸縮性があるので着用すると腰によくフイ
ツトする等の効用がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す平面図、第
2図及び第3図は同上の正面図及び側面図、第4
図及び第5図は腰裏案内板・身頃案内板の平面図
及び断面図、第6図及び第7図は芯案内板・帯布
案内板の平面図及び断面図、第8図はズボン腰帯
を示す概略図である。また、第9図及び第10図
は従来のズボン腰帯を示す正面図及び概略図、第
11図、第12図、第13図、第14図、第15
図は同上の縫製手順の第1工程、第2工程、第3
工程、第4工程、第5工程を示す説明図である。 A……ミシン本体、B……ミシンテーブル、C
……ミシン針部、1……腰裏案内板、2……身頃
案内板、3……芯案内板、4……帯布案内板、7
……第1縫合線、8……第2縫合線、51……身
頃、52……腰帯、53……帯布、54……芯、
55……腰裏。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミシンテーブル上面に、下から上へ順次配置し
    た腰裏案内板と、身頃案内板と、芯案内板と、先
    細状の帯布案内板とからなり、各案内板の先端縁
    は帯布の幅方向に間隔を開けて配置された複数本
    のミシン針部に向けて集合せしめ、前記腰裏案内
    板の一端縁及び帯布案内板の両端縁に布の進行に
    伴つて布の端が折返る屈曲縁を設け、前記腰裏案
    内板の屈曲縁先端を帯布案内板の一端縁先端部下
    方に配置し、前記身頃案内板の一端縁は上方屈曲
    のガイド縁としてその先端を帯布案内板の他端縁
    先端部下方に配置してなるズボン腰帯の縫製装
    置。
JP1989026297U 1989-03-07 1989-03-07 Expired JPH041907Y2 (ja)

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JPH02116279U JPH02116279U (ja) 1990-09-18
JPH041907Y2 true JPH041907Y2 (ja) 1992-01-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534931U (ja) * 1978-08-29 1980-03-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534931U (ja) * 1978-08-29 1980-03-06

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JPH02116279U (ja) 1990-09-18

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