JP3057122U - 綿糸と絹糸を同時に編み込んで表地と裏地を併設した布地 - Google Patents

綿糸と絹糸を同時に編み込んで表地と裏地を併設した布地

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JP3057122U
JP3057122U JP1998006159U JP615998U JP3057122U JP 3057122 U JP3057122 U JP 3057122U JP 1998006159 U JP1998006159 U JP 1998006159U JP 615998 U JP615998 U JP 615998U JP 3057122 U JP3057122 U JP 3057122U
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cotton
silk
lining
knitted
alternately
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JP1998006159U
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Inventor
昭明 土屋
Original Assignee
名古屋手袋株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布地において、一般的に表地と裏地は素材が
違うため別々に提供されているが、肌着等においては表
地と裏地が異質といえども一体化されていたほうが、肌
触りがよく機能的であることは万人の認めるところであ
る。 【解決手段】 表地に綿を用い裏地に絹を用いこれを表
裏一体として提供するために、綿部と絹部の境目をメリ
ヤス編みで交互にあいての糸をすくいあいながら連続的
に編み進むことで肌着や靴下や手袋、長靴の内貼り等の
製品を製造することが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、表地用と裏地用のそれぞれ異なった素材を同時に編み込んで裏地 と表地を一枚の布に併設した布地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸湿性と保温性に優れた布地は沢山開発され、用途に応じて裏地と表地 を2枚重ねて縫いあわせて使われていた。例えば絹製品は吸湿性と保温性に優れ しかも軽くてかさばらないので綿製品の裏地としても多く使われていた。しかし これは織物としてそれぞれ独立した布地として存在し、又は綿と絹、綿と化学繊 維の混合紡織生地はあったが、表裏一体化した布地の提供はなされていなかった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記、従技術は如何なる場合も表地と裏地の2枚を縫いあわせて衣類を縫製し ていた、この場合洋服や和服等の上着を除いて、下着や肌着の場合は前記上着と 異なり、それ専用の素材を単品で用いることが普通であった。従って肌着等にお いては重ね着、靴下や手袋等においては重ね履きで両者の持つ長所を活かし欠点 を補完しあっていた。そこで本考案は綿の特徴と絹の特徴を活かし、これを一体 化して肌ざわりのよい機能的な布地を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本考案は、表地の綿部と裏地の絹部の境目をそれ ぞれ綿糸と絹糸を交互にメリヤス編みを繰返しながら綿部と絹部も同時に編み進 むのである。こうすることで、従来は表地と裏地の2枚を重ねあわせて使ってい たものを、2枚分を1枚の布地として提供することが出来る。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の請求項1記載の考案は、綿部(1)と絹部(2)の繋ぎ目(5)をそ れぞれ綿糸(3)と絹糸(4)を交互にメリヤス編みを繰返しながら綿部(1) と絹部(2)も同時に編み進むのである。こうして表裏を一体化して繰返し編み 上げて行くのであるが、このとき衣料用布地を提供するときは、その目的にあわ せてさまざまなサイズや色柄、糸の粗密等が要求されるが、あらかじめ用意され たプログラムを機械に設定すれば特別の熟練を要するものではない。
【0006】 本考案の請求項2記載の靴下は前記の方法により靴下のプログラムを機械に設 定すれば容易に製造することが出来る。
【0007】 本考案の請求項3記載の手袋は前記靴下の製造方法に準ずればよい。
【0008】 本考案の請求項4記載の長靴の内貼りは前記靴下及び手袋の製造方法に準ずれ ばよい。
【0009】 以下本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本考 案の実施の形態を部分拡大による断面図である。 図1において、綿部(1)は表地である、この表地の反対側に当る面が裏地の 絹部(2)である、綿部(1)と絹部(2)の接点となる繋ぎ目(5)の部分を それぞれ綿糸(3)と絹糸(4)の両方の糸をメリヤス編みで交互にすくいあい ながら、表面と裏面を強固に繋ぎあわせて表地用と裏地用のそれぞれ異なった素 材、すなわち綿と絹を同時に編み込んで裏地と表地を一枚の布に併設し、綿と絹 の持つ欠点を補い長所を活かして機能的で快適な布地を提供する。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、本考案の布地は異質の素材、すなわち綿と絹の素材を表と裏に 使いわけて編み上げることで、綿の持つ強度的な弱点を絹の持つ強靱性に加えて 肌に触れたときの、吸汗性と保温性と防臭性で補い、綿のボリュム感と速乾性で 絹の吸った汗をリレー乾燥させるため、直接肌に触れる、肌着、靴下、手袋、長 靴の内貼り等に優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を部分拡大した断面図で
ある。
【図2】本考案の一実施の形態による筒状に編んだ布地
の横断面図である。
【符号の説明】
1 綿部 2 絹部 3 綿糸 4 絹糸 5 繋ぎ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04B 1/26 D04B 1/26

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿部(1)と絹部(2)の繋ぎ目(5)
    をそれぞれ綿糸(3)と絹糸(4)を交互にメリヤス編
    みして綿部と絹部を表裏に一体化して編み上げ表地と裏
    地を併設したことを特徴とする衣料用布地。
  2. 【請求項2】 綿部(1)と絹部(2)の繋ぎ目(5)
    をそれぞれ綿糸(3)と絹糸(4)を交互にメリヤス編
    みして綿部と絹部を表裏に一体化して靴下に編み上げた
    ことを特徴とする請求項1記載の表地と裏地を併設した
    靴下。
  3. 【請求項3】 綿部(1)と絹部(2)の繋ぎ目(5)
    をそれぞれ綿糸(3)と絹糸(4)を交互にメリヤス編
    みして綿部と絹部を表裏に一体化して手袋に編み上げた
    ことを特徴とする請求項1記載の表地と裏地を併設した
    手袋。
  4. 【請求項4】 綿部(1)と絹部(2)の繋ぎ目(5)
    をそれぞれ綿糸(3)と絹糸(4)を交互にメリヤス編
    みして綿部と絹部を表裏に一体化して長靴の内貼り用に
    編み上げたことを特徴とする請求項1記載の表地と裏地
    を併設した長靴の内貼り用布地。
JP1998006159U 1998-07-28 1998-07-28 綿糸と絹糸を同時に編み込んで表地と裏地を併設した布地 Expired - Lifetime JP3057122U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021154649A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社コスミック・エナジー研究所 布地

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021154649A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社コスミック・エナジー研究所 布地
JP7493754B2 (ja) 2020-03-27 2024-06-03 株式会社コスミック・エナジー研究所 布地

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