JP3017983U - 風呂敷 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時も、容器に収納した未使用時にも装飾
性よく取り扱うことができ、しかも、容易に安定して、
物品を包装できる風呂敷を提供する。 【構成】 この風呂敷は、少なくとも１角(1) 、好まし
くな２角(1) を絞り、その上に装飾片(2) を取り付けた
ものである。この絞り位置(3) は、風呂敷の対角線上、
角から５〜１５cm内側であるのが好ましく、装飾片(2)
は、風呂敷と同一布からなるのがよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、装飾性に富んだ、扱い易い風呂敷に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

風呂敷は、古くから公知であるが、風呂敷を用いて、種々の物品を装飾性よく 包装することは、困難であり、また、風呂敷自体をを形良く包装することも困難 であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、かかる風呂敷を、常に装飾性よく扱えるものとすることを課題とす る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の風呂敷は、少なくとも１角を絞り、その上に装飾片を取り付け立体的 にしたものである。

【０００５】 装飾片を取り付けるための絞り位置は、風呂敷の大きさにより適当に決定され ればよいが、通常、角から、中心に向けて５〜１５cmの位置で、該角と、それを 挟む二辺で形成される二等辺三角形の底辺部分であるのが好ましい。なお、装飾 片は、風呂敷と同一の布で形成されても、他の布で形成されてもよいが、一般に 同一布で形成されるのがよい。

【０００６】 また、装飾片の取り付け方法は、特に限定されないが、その中心部が上記絞り 位置に取り付けられるのが好ましい。この場合、装飾片に輪ゴムなどを引っかけ て結び目として利用できるので、好都合である。

【０００７】

【実施例】 次に図面に従って、本考案の実施例を説明する。 図１の風呂敷は、表裏異色（表面は紫系の小紋柄、裏面は黄金色）に染色され た一辺５０cmの縮緬からなるものであり、対角線上の二角１を、各角１から中心 に向けて１０cm内側の位置３で、該角１とそれを挿む二辺で形成される二等辺三 角形の底辺部分─２０cm幅─を、縫い絞り、約２cm幅とし、この表面に装飾片２ の中心部を縫い付けたものである。

【０００８】 装飾片２は、風呂敷と同一の縮緬の５cm×１８cmの片を小紋柄を表面として、 半幅に折り、直径約５cmの円形に絞って、花びら４とし、その中心に、風呂敷と 同一の縮緬の裏面（黄金色）を表にして、直径約１cmの玉状に形成したものを花 芯５として取り付けたものである。

【０００９】 この風呂敷は、図２の如く、箱などを包装した際に、装飾片２を互いに中央で 重ね、これらに環ゴムを引っかけて、結び目として利用したり、また、図３の如 く、容器６に装飾片２を上にして収納することにより、非常に意匠性あるものと して、商品ケースに陳列でき、贈答用としても扱い易いものとなる。なお、風呂 敷として使用しない時は、図４の如く、首に巻いて、スカーフとして使用するこ ともできる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の風呂敷は、装飾性よく容器に収納できるので、贈答用などの商品とし て扱い易く、また、使用時にも、装飾性よく容易に安定して、物品を包装できる 。更に、スカーフとしても、利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例を示す平面図である。

【図２】図１の風呂敷の使用状態を示す斜視図である。

【図３】図１の風呂敷を容器に収納した状態を示す斜視
図である。

【図４】図１の風呂敷をスカーフとして利用した状態を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 角 ２ 装飾片 ３ 位置 ４ 花びら ５ 花芯 ６ 容器

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 角形の風呂敷であって、少なくとも１角
   (1) から、中心に向けて５〜１５cmの位置(3) で、該角
   (1) と、それを挟む２辺で形成される二等辺三角形の底
   辺部分を縫い絞り、その上に装飾片(2) を取り付けたこ
   とを特徴とする風呂敷。
2. 【請求項２】 上記装飾片(2) が風呂敷と同一布で形成
   されてなるものであり、該装飾片(2) の中心部が上記絞
   り位置(3) に取り付けられている請求項１の風呂敷。
3. 【請求項３】 対角線上の相対する２角(1) に、上記装
   飾片(2) が設けられている請求項１又は２の風呂敷。
4. 【請求項４】 風呂敷が表裏異色染の布帛からなるもの
   である請求項１〜３いずれか１項の風呂敷。