JP3017890B2 - 冷凍サイクル及び冷蔵庫 - Google Patents

冷凍サイクル及び冷蔵庫

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JP3017890B2
JP3017890B2 JP4242901A JP24290192A JP3017890B2 JP 3017890 B2 JP3017890 B2 JP 3017890B2 JP 4242901 A JP4242901 A JP 4242901A JP 24290192 A JP24290192 A JP 24290192A JP 3017890 B2 JP3017890 B2 JP 3017890B2
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capillary tube
refrigerator
refrigeration cycle
dryer
spare
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愼二 平井
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家庭用冷蔵庫等
に設けられる冷凍サイクル及びその冷凍サイクルを組込
んだ冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば家庭用冷蔵庫に設けられる
冷凍サイクルの基本的構成を示している。即ち、冷凍サ
イクルは、コンプレッサ1、コンデンサ2、ドライヤ
3、キャピラリチューブ4、エバポレータ5を、順に閉
ループに接続して構成されている。これにて、冷凍サイ
クル中に封入されている冷媒が、コンプレッサ1にて高
温高圧状態に圧縮され、コンデンサ2にて液化され、ド
ライヤ3にて水分等が取除かれた後、キャピラリチュー
ブ4を通ってエバポレータ5に至り、このエバポレータ
5にて周囲の空気から熱を奪って気化するという循環を
行うことにより、冷蔵庫内の空気を冷却するようになっ
ている。
【0003】ところで、従来より、この種の冷凍サイク
ルにおいては、冷媒にR−12等のフロンが使用されて
いた。ところが、近年、この種のフロンガスを大気中に
放出すると、成層圏のオゾン層に悪影響を与えることが
指摘されてきており、フロンの使用を取り止めることが
要請されている。そこで、この種の冷凍サイクルの冷媒
としても、従来のフロンに代えて、R−134a等のい
わゆる代替フロンを使用することが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、本発明者等の
実験,研究によれば、冷媒にR−134a等の代替フロ
ンを使用した場合、コンプレッサオイル中の不純物が化
学反応を起し、コンタミと略称される異物(カルボン酸
の金属塩)が生成されやすく、長期間の使用に伴い、そ
の異物がキャピラリチューブ4内に溜まってキャピラリ
チューブ4を詰まらせる虞があることが判明した。
【0005】このようにキャピラリチューブ4が異物に
より詰まると、キャピラリチューブ4を新たなものに交
換する修理作業を行わなければならないが、古いキャピ
ラリチューブ4を取外して新たなキャピラリチューブ4
を取付けるといった作業は面倒なものとなる。特に、上
述のような冷蔵庫にあっては、ドライヤ3に接続されて
いるキャピラリチューブ4の一端側は、機械室内に配置
されているものの、キャピラリチューブ4の他端側は断
熱壁内に埋設状態に設けられており、断熱壁の一部を破
壊しなければキャピラリチューブ4を取外すことができ
ないなど、その交換作業が極めて面倒なものとなる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、キャピラリチューブが異物により詰ま
った場合でも、その修理作業を容易に済ませることがで
きる冷凍サイクル及び冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍サイクル
は、ドライヤ、キャピラリチューブ、エバポレータを順
に備えたものにあって、前記キャピラリチューブと同等
の付替え用の予備キャピラリチューブを、一端が封止さ
れると共に他端が前記キャピラリチューブとエバポレー
タとの間に接続された状態に設けたところに特徴を有す
る。
【0008】また、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体内
に、上記した冷凍サイクルを組込んでなるものであっ
て、ドライヤ及びキャピラリチューブ並びに予備キャピ
ラリチューブは、前記冷蔵庫本体の背面側下部に設けら
れた機械室内に配置されると共に、前記予備キャピラリ
チューブの一端部分が、前記ドライヤの出口部の近傍に
位置されるところに特徴を有する。
【0009】
【作用】本発明の冷凍サイクルによれば、冷媒は、ドラ
イヤ、キャピラリチューブ、エバポレータの順に流通す
るのであるが、このときには、他端がキャピラリチュー
ブとエバポレータとの間に他端が接続された予備キャピ
ラリチューブは、一端が封止されているため、冷媒が流
通することはない。そして、キャピラリチューブが異物
により詰まった場合には、予備キャピラリチューブの一
端を開口させた状態でドライヤに接続すれば、冷媒は、
ドライヤ、予備キャピラリチューブ、エバポレータの順
に流通するようになる。
【0010】従って、キャピラリチューブが異物により
詰まった場合には、予備キャピラリチューブの一端を開
口させてドライヤに接続するといった簡単な作業を行う
だけで、修理を済ませることができる。
【0011】また、本発明の冷蔵庫によれば、ドライヤ
及びキャピラリチューブ並びに予備キャピラリチューブ
は機械室内に配置されているので、断熱壁の一部を破壊
するといったことなく機械室内においてキャピラリチュ
ーブを予備キャピラリチューブに付替える作業を行うこ
とができ、しかも予備キャピラリチューブの一端部分
が、ドライヤの出口部の近傍に位置されているので、そ
の作業が簡単となる。
【0012】従って、キャピラリチューブが異物により
詰まることがあっても、その修理作業を容易に行うこと
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を家庭用冷蔵庫の冷凍サイクル
に適用した一実施例について、図1及び図2を参照して
説明する。
【0014】図1は本実施例に係る冷凍サイクル11の
基本的構成を示すものである。この冷凍サイクル11
は、コンプレッサ12、コンデンサ13、ドライヤ1
4、キャピラリチューブ15、エバポレータ16を、順
に閉ループに接続して構成されている。この場合、前記
エバポレータ16とコンプレッサ12とは、図2にも示
すサクションパイプ17により接続されている。また、
この冷凍サイクル11中には、冷媒として、オゾン層へ
の悪影響のないR−134a等の代替フロンが封入され
ている。
【0015】そして、前記キャピラリチューブ15とエ
バポレータ16との間には、一端が封止された予備キャ
ピラリチューブ18の他端が接続されている。この予備
キャピラリチューブ18は、前記キャピラリチューブ1
5とほぼ同等の太さ及び長さを備えて構成されている。
尚、冷凍サイクル11は、実際には上記構成に加えて、
逆止弁,差圧弁などの弁機構やバイパス路等が設けられ
ているが、本発明の要旨とはさほどの関係はなく、ま
た、説明の煩雑化を避けるため、ここでは省略してい
る。
【0016】図2は、冷蔵庫19の背面側下部に設けら
れた機械室20内の一部を、背面カバーを開放させて概
略的に示している。ここで、機械室20内には、上記冷
凍サイクル11を構成する部品のうち、コンプレッサ1
2、ドライヤ14、サクションパイプ17の一部、並び
に、キャピラリチューブ15及び予備キャピラリチュー
ブ18の一端側の一部が配置されている。
【0017】この場合、前記ドライヤ14は、縦長な円
筒状をなし、その下端の出口部にキャピラリチューブ1
5の一端が接続されている。このキャピラリチューブ1
5は、熱交換のためにサクションパイプ17の一部の外
壁に添うように半田付けされており、さらに上方に延び
て冷蔵庫19背面の断熱壁内を通ってエバポレータ16
に接続されている。
【0018】そして、前記予備キャピラリチューブ18
も、他端側がエバポレータ16に接続された状態で、キ
ャピラリチューブ15に沿うようにして冷蔵庫19背面
の断熱壁内を通され、機械室20内に現れた部分がやは
りサクションパイプ17の一部に半田付けされている。
そして、予備キャピラリチューブ18の封止された一端
は、前記ドライヤ14の出口部の近傍に配置されてい
る。
【0019】上記構成において、通常の冷凍サイクル1
1の運転状態では、冷媒が、コンプレッサ12にて高温
高圧状態に圧縮され、コンデンサ13にて液化され、ド
ライヤ14にて水分等が取除かれ、キャピラリチューブ
15を通ってエバポレータ16に至る。そして、このエ
バポレータ16にて冷媒が周囲の空気から熱を奪って気
化した後、サクションパイプ17を通ってコンプレッサ
12に戻るという循環を行うことにより、冷蔵庫19内
の空気が冷却されるようになっている。このときには、
予備キャピラリチューブ18は、一端が封止されている
ため、冷媒が流通することはない。
【0020】而して、特に冷媒に代替フロンを使用した
場合、コンプレッサオイル中の不純物が化学反応を起
し、コンタミと略称される異物(カルボン酸の金属塩)
が生成されやすい事情があり、冷凍サイクル11の長期
間の使用に伴い、その異物がキャピラリチューブ15内
に溜まってキャピラリチューブ15が詰まってしまうこ
とがある。
【0021】キャピラリチューブ15が異物により詰ま
ると、例えばサービスマンによって、次のような修理が
行われる。即ち、まず、キャピラリチューブ15の一端
部をドライヤ14の出口部から取外して封止状態とさせ
る。そして、ドライヤ14の出口部の近傍に配置されて
いた予備キャピラリチューブ18の一端を開口させ、前
記ドライヤ14の出口部に接続する。これにて修理作業
が完了し、これにより、冷媒を、キャピラリチューブ1
5に代えて予備キャピラリチューブ18を流通させるこ
とができるようになり、再び冷凍サイクル11の長期間
の使用が可能となるのである。
【0022】この場合、修理作業は、ドライヤ14の出
口部に対して、キャピラリチューブ15,18の接続を
付替えるだけの簡単な作業で済み、また、キャピラリチ
ューブ15及び予備キャピラリチューブ18の一端部は
機械室20内に配設されているので、機械室20内だけ
の作業で済み、断熱壁を破壊してキャピラリチューブ1
5全体を取外すといった大掛かりな修理作業は必要なく
なる。
【0023】このように本実施例によれば、一端が封止
された予備キャピラリチューブ18の他端を、キャピラ
リチューブ15とエバポレータ16との間に接続した構
成としたので、キャピラリチューブ15が異物により詰
まった場合でも、予備キャピラリチューブ18の一端を
開口させてドライヤ14に接続するという簡単な作業を
行うだけで、修理が完了する。従って、断熱壁の一部を
破壊してキャピラリチューブ4を取外す必要があった従
来のものと異なり、キャピラリチューブ15が詰まった
場合の修理作業を極めて容易に済ませることができるも
のである。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば家庭用冷蔵庫に限らずエアコン
等冷凍サイクルを備える機器全般に適用することができ
るなど、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の冷凍サイクル及び冷蔵庫によれば、キャピラリチュー
ブと同等の付替え用の予備キャピラリチューブを、一端
が封止されると共に他端が前記キャピラリチューブとエ
バポレータとの間に接続された状態に設けたので、キャ
ピラリチューブが異物により詰まった場合でも、その修
理作業を容易に済ませることができるという優れた効果
を得ることができる。
【0030】
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、冷凍サイクル
の構成図
【図2】冷蔵庫の機械室の背面側からの斜視図
【図3】従来例を示す冷凍サイクルの構成図
【符号の説明】
図面中、11は冷凍サイクル、12はコンプレッサ、1
3はコンデンサ、14はドライヤ、15はキャピラリチ
ューブ、16はエバポレータ、17はサクションパイ
プ、18は予備キャピラリチューブ、19は冷蔵庫、2
0は機械室を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライヤ、キャピラリチューブ、エバポ
    レータを順に備えた冷凍サイクルであって、前記キャピ
    ラリチューブと同等の付替え用の予備キャピラリチュー
    ブを、一端が封止されると共に他端が前記キャピラリチ
    ューブとエバポレータとの間に接続された状態に設けた
    ことを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫本体内に、請求項1記載の冷凍サ
    イクルを組込んでなるものであって、ドライヤ及びキャ
    ピラリチューブ並びに予備キャピラリチューブは、前記
    冷蔵庫本体の背面側下部に設けられた機械室内に配置さ
    れると共に、前記予備キャピラリチューブの一端部分
    が、前記ドライヤの出口部の近傍に位置されることを特
    徴とする冷蔵庫。
JP4242901A 1992-09-11 1992-09-11 冷凍サイクル及び冷蔵庫 Expired - Lifetime JP3017890B2 (ja)

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JP2010121487A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Sanden Corp 可変容量圧縮機

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