JPH06313636A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH06313636A
JPH06313636A JP5128118A JP12811893A JPH06313636A JP H06313636 A JPH06313636 A JP H06313636A JP 5128118 A JP5128118 A JP 5128118A JP 12811893 A JP12811893 A JP 12811893A JP H06313636 A JPH06313636 A JP H06313636A
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JP
Japan
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liquid
compressor
refrigerant
injection port
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP5128118A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Hashizume
秀和 橋爪
Sei Horie
星 堀江
Mitsusachi Muto
光幸 武藤
Mitsuo Hagiwara
三男 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リキッドインジェクション回路により安定し
た圧縮機の冷却を行うことができる冷凍装置を提供す
る。 【構成】 圧縮機2、凝縮器5、受液器6、減圧装置9
及び蒸発器10を順次環状に接続して冷却装置1を構成
する。受液器6から圧縮機2に液冷媒を供給するリキッ
ドインジェクション回路15を設ける。圧縮機2にリキ
ッドインジェクション用の注入口18を形成する。注入
口18の近傍のリキッドインジェクション回路15に補
助受液器17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍空調装置等に用い
られる冷凍装置において、特に、冷凍装置を構成する圧
縮機を冷却するためのリキッドインジェクション回路を
設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年この種冷凍装置においては、フロン
によるオゾン層破壊の問題から、フロンR−12等の所
謂特定冷媒の使用が規制されるに至り、代わってフロン
R−22等のオゾン層を破壊する危険性の少ない冷媒が
使用されるようになって来ている。しかしながら、係る
冷媒は比熱比が高く、圧縮機の吐出温度が上昇する性質
を有している。そのため、圧縮機の巻線温度等が限界温
度以上に上昇し、巻線の焼損や圧縮機構の損傷が発生す
る危険性があった。
【0003】そこで、従来では所謂リキッドインジェク
ション回路を設けて圧縮機の冷却を行っていた。即ち、
リキッドインジェクション回路は冷凍装置の冷媒回路中
の受液器と圧縮機の間に接続され、受液器に貯溜された
液冷媒の一部を圧縮機の圧縮工程の中間部に流入させて
蒸発させることにより、圧縮機を冷却するものである。
また、リキッドインジェクション回路から圧縮機への液
冷媒の流入は、圧縮機の吐出側の配管の温度等に基づい
て開閉されるサーモバルブにより制御しており、温度が
上昇すると液冷媒を供給すると共に、温度が降下したら
液冷媒の供給を停止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リキッ
ドインジェクション回路からの液冷媒の注入口は、前述
の如く圧縮機の圧縮工程の中間部にあるため、圧縮工程
の圧力変化により液冷媒は断続的な流れの発生を強いら
れ、それによって、リキッドインジェクション回路から
の液冷媒には圧縮機の回転数に近い脈動が発生する。
【0005】係る脈動により、従来ではリキッドインジ
ェクション回路から圧縮機に安定した液冷媒の供給を行
うことができず、それによって圧縮機の冷却が不安定と
なり、圧縮機内部の圧縮機構及び吐出ガスの温度が周期
的に高低を繰り返す現象が発生しており、係る圧縮機の
冷却不良により冷凍装置の冷凍能力も低下してしまう問
題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、リキッドインジェクショ
ン回路により安定した圧縮機の冷却を行うことができる
冷凍装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍装置1は、
圧縮機2、凝縮器5、受液器6、減圧装置9及び蒸発器
10を順次環状に接続すると共に、受液器6から圧縮機
2に液冷媒を供給するリキッドインジェクション回路1
5を設けたものであって、圧縮機2にリキッドインジェ
クション用の注入口18を形成し、リキッドインジェク
ション回路15を注入口18に接続すると共に、この注
入口18の近傍のリキッドインジェクション回路15に
補助受液器17を設けたものである。
【0008】
【作用】本発明の冷凍装置1によれば、圧縮機2のリキ
ッドインジェクション用の注入口18の近傍におけるリ
キッドインジェクション回路15に補助受液器17を設
けたので、この補助受液器17に受液器6からの液冷媒
を一時貯溜することができる。従って、圧縮機2の圧縮
工程の圧力変化によってリキッドインジェクション回路
15の液冷媒の流れに脈動が生じても、圧縮機2に流入
する液冷媒は平均化され、それによって、圧縮機2の冷
却に必要な液冷媒を注入口18より安定して供給するこ
とができるようになる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の冷凍装置1を構成する圧縮機2の正
面図を示し、図2は本発明の冷凍装置1の冷媒回路図を
示している。図2において、冷凍装置1は例えば空気調
和機等において用いられるもので、並列に接続された二
台のロータリー、或いはスクロール型圧縮機2、2を具
備している。各圧縮機2、2の吐出側配管3、3はオイ
ルセパレーター4の手前で合流され、オイルセパレータ
ー4の後段には凝縮器5が接続されている。凝縮器5の
出口側は電磁弁SV3を介して受液器6に接続されてお
り、更に、受液器6の出口側配管8は液管電磁弁SV1
を介して減圧装置9に接続されている。
【0010】減圧装置9の出口側は二方向に分岐され、
二台の蒸発器10、10にそれぞれ接続されている。ま
た、蒸発器10、10の出口側はそれぞれアキュムレー
タ12、12を介して圧縮機2、2の吸入側配管13、
13に接続されている。更に、33は凝縮器5の冷却用
の送風機であり、34、34は蒸発器10、10と熱交
換した冷気を図示しない冷却空間に循環するための送風
機である。
【0011】オイルセパレーター4、4のオイル出口は
オイル戻し管32、32により、それぞれキャピラリチ
ューブ31、31を介して圧縮機2、2に接続されてい
る。また、受液器6と液管電磁弁SV1の間の出口側配
管8には、リキッドインジェクション回路15、15を
構成する配管19が接続されている。配管19は途中で
二方向の分岐し、直列に接続された電磁弁SV2、サー
モバルブ16及び本発明の補助受液器17をそれぞれ介
して圧縮機2、2の注入口18に接続されている。
【0012】前記サーモバルブ16、16の感温部7、
7はそれに対応する圧縮機2、2の吐出側配管3、3に
取り付けられており、サーモバルブ16はそれぞれに対
応する圧縮機2、2の吐出側配管3、3の温度が所定の
高温度に上昇したらリキッドインジェクション回路1
5、15をそれぞれ開き、所定の温度に低下したら閉じ
る動作を行う。それによって、注入口18、18から圧
縮機2、2に供給される液冷媒の流量を制御する。ま
た、補助受液器17は図1に示す如く配管19を外側に
膨出させて大径に形成したものであり、サーモバルブ1
6の下流側における注入口18の近傍に設けられてい
る。また、補助受液器17は電磁弁SV2及びサーモバ
ルブ16が開いた状態で受液器6からの液冷媒を一時貯
溜する働きを成す。
【0013】以上の構成で本発明の冷凍装置1の動作を
説明する。尚、冷媒回路内には前記R−22冷媒が所定
量封入されているものとし、液管電磁弁SV1及び電磁
弁SV2、SV2は開いているものとする。本発明の冷
凍装置1は図示しない制御装置により前記冷却空間の温
度に基づいて圧縮機2、2の運転を制御し、冷却運転時
には電磁弁SV3を開いている。これによって、圧縮機
2、2から吐出された高温高圧のガス冷媒は吐出側配管
3、3を経てオイルセパレーター4でオイルが分離され
て凝縮器5に流入し、そこで放熱して凝縮液化された
後、受液器6に流入する。この受液器6に一旦貯溜され
た液冷媒は、出口側配管8を経て減圧装置9に至り、そ
こで絞られた後、蒸発器10、10にそれぞれ流入す
る。
【0014】蒸発器10、10に流入した冷媒はそこで
蒸発し、その時に周囲から熱を吸収することにより冷却
作用を発揮する。そして蒸発器10、10を出た冷媒は
アキュムレータ12、12に入り、そこで未蒸発液冷媒
を気液分離した後、ガス冷媒のみが吸込側配管13、1
3を経て圧縮機2、2にそれぞれ吸い込まれる。
【0015】一方、圧縮機2は運転されることにより温
度が上昇して行くが、圧縮機2(いずれの圧縮機2、2
においても同様)の吐出側配管3の温度が前記所定の高
温度まで上昇すると、感温部7に基づきサーモバルブ1
6が開く。サーモバルブ16が開くと、受液器6から出
た液冷媒の一部が配管19、電磁弁SV2、サーモバル
ブ16及び補助受液器17を介して注入口18に導かれ
る。
【0016】このとき、液冷媒は注入口18の近傍の補
助受液器17に流入した段階で一時的にそこに貯溜さ
れ、その後、注入口18から圧縮機2の圧縮工程の中間
部に吐出される。圧縮機2に吐出された液冷媒は内部で
蒸発し、周囲から熱を奪うので、圧縮機2は冷却され
る。係る冷却作用により圧縮機2の温度が下がり、吐出
側配管3の温度が所定の温度に低下すると、感温部7に
基づきサーモバルブ16が閉じる。
【0017】ここで、注入口18は、前述の如く圧縮機
2の圧縮工程の中間部にあるため、圧縮工程の圧力変化
によりリキッドインジェクション回路15を流れる液冷
媒は断続的な流れとなり、それによって、リキッドイン
ジェクション回路15を流れる液冷媒には圧縮機2の回
転数に近い脈動が発生する。係る脈動により注入口18
から流入する液冷媒の量が不安定となると、圧縮機2の
冷却も不安定となり、それによってサーモバルブ16の
開閉も不安定となる。このような悪循環により、リキッ
ドインジェクション回路15から圧縮機2の温度上昇を
抑えるのに必要な量の液冷媒が供給されなくなると、圧
縮機2及び吐出ガスの温度が周期的に高低を繰り返し、
冷凍装置1の冷凍能力も不安定なものとなる。
【0018】しかしながら、本発明によればリキッドイ
ンジェクション回路15の注入口18の近傍に補助受液
器17を設けて、サーモバルブ16が開いたときに流入
した液冷媒を一時貯溜するように構成したので、圧縮機
2の圧縮工程の圧力変化により液冷媒の流れに脈動が生
じたとしても、注入口18から圧縮機2に流入する液冷
媒の量をより平均化することができる。従って、圧縮機
2の冷却に必要な液冷媒の量を確保できるようになり、
圧縮機2の巻線や圧縮機構の損傷を防止して、冷凍装置
1の冷凍能力の低下を抑制することができるようにな
る。
【0019】尚、実施例では二台の圧縮機2、2を並列
に接続した冷凍装置1に本発明を適用したが、それに限
らず、単一若しくは二台以上の圧縮機を有した冷凍装置
であっても差し支えない。また、本発明の冷凍装置1は
実施例の空気調和機に限らず、冷蔵庫やショーケース等
の各種冷凍空調装置に適用して有効である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、圧縮
機のリキッドインジェクション用の注入口の近傍におけ
るリキッドインジェクション回路に補助受液器を設けた
ので、この補助受液器に受液器からの液冷媒を一時貯溜
することができる。従って、圧縮機の圧縮工程の圧力変
化によってリキッドインジェクション回路の液冷媒の流
れに脈動が生じても、圧縮機に流入する液冷媒は平均化
され、それによって、圧縮機の冷却に必要な液冷媒を注
入口より安定して供給することができるようになり、巻
線の焼損等の損傷の発生と冷凍能力の低下を未然に防止
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置を構成する圧縮機の正面図で
ある。
【図2】本発明の冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置 2 圧縮機 5 凝縮器 6 受液器 7 感温部 10 蒸発器 12 アキュムレータ 15 リキッドインジェクション回路 16 サーモバルブ 17 補助受液器 18 注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 三男 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置及び
    蒸発器を順次環状に接続すると共に、前記受液器から前
    記圧縮機に液冷媒を供給するリキッドインジェクション
    回路を設けた冷凍装置において、前記圧縮機にはリキッ
    ドインジェクション用の注入口を形成し、前記リキッド
    インジェクション回路を前記注入口に接続すると共に、
    該注入口の近傍における前記リキッドインジェクション
    回路には補助受液器を設けたことを特徴とする冷凍装
    置。
JP5128118A 1993-04-30 1993-04-30 冷凍装置 Pending JPH06313636A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5128118A JPH06313636A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 冷凍装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116995A (ja) * 2004-01-26 2004-04-15 Hitachi Ltd 冷凍装置
WO2015140950A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 三菱電機株式会社 空気調和装置
KR20210122945A (ko) 2020-04-01 2021-10-13 중앙대학교 산학협력단 유연성과 높은 축전용량을 갖는 고종횡비 슈퍼커패시터 전극 및 그 제조방법

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JP2004116995A (ja) * 2004-01-26 2004-04-15 Hitachi Ltd 冷凍装置
WO2015140950A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 三菱電機株式会社 空気調和装置
KR20210122945A (ko) 2020-04-01 2021-10-13 중앙대학교 산학협력단 유연성과 높은 축전용량을 갖는 고종횡비 슈퍼커패시터 전극 및 그 제조방법

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