JP3017495U - クロスジョイントシール - Google Patents

クロスジョイントシール

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JP3017495U
JP3017495U JP1995005105U JP510595U JP3017495U JP 3017495 U JP3017495 U JP 3017495U JP 1995005105 U JP1995005105 U JP 1995005105U JP 510595 U JP510595 U JP 510595U JP 3017495 U JP3017495 U JP 3017495U
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
shaft portion
stoppers
cross joint
outer ring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995005105U
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English (en)
Inventor
貞和 岡
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 相互に回転運動するクロスジョイントの軸受部に装着さ
れ、その軸受部の内部と外部とを密封するシールであっ
て、軸受との固定部に専用のストッパーを設けて装着性
と固定性を向上させる。 【構成】 複数のシールリップを設けたクロスジョイン
トシールであって、軸部へ密着するストッパーを複数設
けて、軸部の凸出部あるいは段部へ前記ストッパーの間
部を嵌め込み装着を図る。これにより軸部の荒れた取付
面に影響されない高いシール性が得られ不動の位置を保
って正確にシールリップを相手部材に摺動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相互に回転運動するクロスジョイントの軸受部に装着され、その軸 受部の内部と外部とを密封する密封装置に関し、具体的には装着性に優れ固定力 の強いクロスジョイントシールの形状改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のステアリングシステム等に使用されるクロスジョイントには、 図面によって説明すると、図3に示すような弾性体(3)からなるシールリップ (31)とこれを補強し強固な固定を図る補強環(4)からなったシール装置が 装着されており、前記シールリップ(31)が相手部材に摺接して内部の潤滑剤 漏出と外部からの泥水侵入を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す前記のようなシール装置を装着する軸部(1)の取 付部は昨今のコストダウン要求から切削による精密加工を省略され、さらにはニ ードルベアリング(5)とのレース部の加工さえサイジング加工が施されるよう に簡素化されており、シール装置の装着部の平坦面が確保できない状況に追いや られている。 このサイジング加工は、歪あるいは凹凸の残ったレース部に対し、型に入れ圧 縮して形状寸法を正確に整える仕上げ操作であり、前記サイジング加工を施した 部分は正確な寸法と平滑な面を得ることができるが、シール装置が装着される基 部面は該サイジング加工によって荒れた突出部が形成される場合が多い。
【0004】 本考案はこのような重大な欠点を除去し、軸部(1)への装着固定性改善とシ ール性能の向上のために固定形状に改良を加えたクロスジョイントシールを提供 することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はクロスジョイントの軸部(1)と軸受外輪(2)間に装着され該二部 材(1)(2)間の密封をなすクロスジョイントシールであり、図1及び図2に 示すように前記クロスジョイントシールは合成ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体 (3)と鋼材あるいは合成樹脂材等の充分な剛性を有する補強環(4)からなっ ており、前記軸受外輪(2)の外周面へ摺接するシールリップ(31)を複数配 置すると共に、軸部(1)へ密着するストッパー(32)を複数突設せしめ、図 1のように軸部(1)のサイジング加工等により発生する凸出部(11)へ前記 複数のストッパー(32)の間部(32a)を嵌め込み装着し固定せしめたこと を特徴としている。 また、図2に示すように軸部(1)へ切削加工にて形成した段部(11a)へ 前記複数のストッパー(32)の間部(32a)を装着し固定せしめたことを特 徴としている。
【0006】
【作用】
本考案は、上記した構造をもって下記に示す優れた作用をなす。 すなわち、図1及び図2に示すように軸部(1)と軸受外輪(2、ニードルベ アリングのシェルハウジング)との間に装着され該二部材(1)(2)間の密封 をなすクロスジョイントシールは、軸部(1)へ固定されるストッパー(32) と軸受外輪(2)へ摺接するシールリップ(31)を有しており、このストッパ ー(32)を複数(図1及び図2では2箇所)設けて該ストッパー(32)の間 部(32a)によって軸部(1)の凸出部(11)あるいは段部(11a)を掴 み固定を実現させる。
【0007】 前記したストッパー(32)の掴み固定作用にあっては、図1で示した凸出部 (11)の場合、該ストッパー(32)の間部(32a)が前記凸出部(11) へ嵌まり込む働きを見せ、該凸出形状が大きければ大きいほどその固定作用は増 大する。 次に、図2で示した段部(11a)の場合は前記ストッパー(32)が両側か ら該段部(11a)を挟み込む作用を見せ、滑り抵抗を増してクロスジョイント シールの移動・ズレを防止する。 前記のように、前記凸出部(11)あるいは段部(11a)によってクロスジ ョイントシールが決まった位置に固定されるとそのシールリップ(31a)(3 1b)は軸受外輪(2)へ正確に適正圧力をもって接触摺動し、確実な密封と強 い耐久性を発揮するものとなる。
【0008】
【実施例】
本考案を実施するに、固定部位であるストッパー(32)の形状は、図1及び 図2に示したように軸部(1)の凸出部(11)あるいは段部(11a)の中心 位置からその両側に向かって突出するハ字形状が好ましく、その配置数と位置は 前記凸出部(11)あるいは段部(11a)の発生・造形形状あるいは下地の荒 れ度合いによって選択する。このようなハ形状のストッパー(32)では、装着 状態から軸方向へ荷重が加わっても、移動方向へ対向する反り構造物となって移 動を阻止する役目を果たし抜け落ちとか入り込みを防止する。 また、前記ストッパー(32)に最も隣設するシールリップ(31b)におい ては、図1あるいは図2で示すような凸出部(11)あるいは段部(11a)の 隆起・突出形状を加味して軸受外輪(2)へ接触せしめる形状から、凸出部(1 1)あるいは段部(11a)への装着形状にシールリップ(31b)が全く影響 されないようにストッパー(32)から離間させて配備する独立構造まで状況に 応じて適宜選択する。
【0009】
【考案の効果】
本考案によると、コストダウンによってサイジングされシール取付部の面が荒 れた装着部であっても適正な位置を保って装着され突起部との係合作用をもって 摺動部材との付き回りのない強い固定を見せる。当然ながらこの荒れ面吸収作用 は造形する寸法公差の許容範囲を大きいものとしており、さらなるコストダウン が見込める。 また、突出した固定部位は取付面の荒れを吸収し、クロスジョイントシール本 体の姿勢の乱れを防止するなどシールリップ(31a,31b)の接触状態を変 化させない。従って、強力な密封作用が得られ強い耐久性能を発揮するものとな っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案を使用しない従来構造の断面図である。
【符号の説明】
1 軸部 11 凸出部 11a 段部 2 軸受外輪 3 弾性体 31a シールリップ 31b シールリップ 32 ストッパー 32a 間部 4 補強環 5 ニードルベアリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスジョイントの軸部と軸受外輪の間
    に装着され該二部材間の密封をなす弾性体と補強環から
    なったクロスジョイントシールにおいて、 前記軸受外輪の外周面へ摺接するシールリップを複数配
    置すると共に、軸部へ密着するストッパーを複数突設せ
    しめ、 軸部のサイジング加工によって発生する凸出部へ前記複
    数のストッパーの間部を嵌め込み装着し固定したことを
    特徴とするクロスジョイントシール。
  2. 【請求項2】 クロスジョイントの軸部と軸受外輪の間
    に装着され該二部材間の密封をなす弾性体と補強環から
    なったクロスジョイントシールにおいて、 前記軸受外輪の外周面へ摺接するシールリップを複数配
    置すると共に、軸部へ密着するストッパーを複数突設せ
    しめ、 軸部へ切削形成した段部へ前記複数のストッパーの間部
    を装着し固定したことを特徴とするクロスジョイントシ
    ール。
JP1995005105U 1995-04-27 1995-04-27 クロスジョイントシール Expired - Lifetime JP3017495U (ja)

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