JP7134609B2 - 密封装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
上記密封装置の製造方法の一態様は、中央部分に開口部を有する円板状をした金属製の基材を用意し、プレス加工によって、前記シール基体となる部分を残した前記基材の外周縁を円周方向の複数個所で直角に折り曲げて複数個の前記クランパを形成し、プレス加工によって、複数個の前記クランパの先端部をそれぞれ直角に折り曲げて前記クランプ爪を形成し、前記シール基体にゴム状弾性材料を加硫接着して前記シール部材を形成する。
図1に示すように、ベアリングの一形態であるハブベアリング51は、外輪側となる外側部材61と内輪側となる内側部材71とを備え、これらの外側部材61と内側部材71との間に、環状に配列された複数個のベアリングボール52の列を設けている。これによって外側部材61と内側部材71とは、軸Xで示す同軸上を互いに相対回転自在とされている。
密封装置101の第1の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
(2)複数個のクランプ爪114bの内面を通る仮想的な円周(以下「クランプ爪円周」とも略称する)の直径は、クランプ円周の直径よりも小さい。したがってクランプ爪円周の直径は、外側部材61の外周面63の直径よりも小さい。
(3)クランプ片114aの内面の軸X方向長さは、外側部材61の縁部64の端面66からクランプ溝65に至るまでの長さよりも僅かに長い。僅かに長い分は、金属環111に加硫接着される後述する背面シール136の厚み、正確には装着時に押しつぶされた背面シール136の厚みの分である。
(4)クランパ114のクランプ爪114bは、外側部材61の外周面63に形成されたクランプ溝65に嵌り合う。
密封装置101の第2の実施の形態を図1、図6ないし図10に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
実施に際しては、各種の変更や変形が可能である。
52 ベアリングボール
52a 内部ボール列
52b 外部ボール列
61 外側部材
62 取付部
63 外周面
64 縁部
65 クランプ溝
66 端面
71 内側部材
72 フランジ
72a フランジの一面
72b フランジの一面
73 ハブボルト
74 内輪
75 ハブ輪
76 円筒面
76a 円筒面
77 曲周面
77a 曲周面
78 フランジ面
78a フランジ面
79 段部
80 スリンガ
101 密封装置
111 金属環
112 開口部
113 基材
114 クランパ
114a クランプ片
114b クランプ爪
115 段部
116 筒状部
117 シール基体
118 支持片
121 スリット
131 シール部材
132 外周側サイドリップ
133 内周側サイドリップ
134 ラジアルリップ
135 ラビリンスリップ
136 背面シール
A 金属環の一面
B 金属環の一面
G 隙間
SP 密封個所
SP1 密封個所
SP2 密封個所
X 軸
Claims (9)
- ベアリングの外輪側の外側部材の外周面に嵌合する筒状部とこの筒状部から内周側に向けて屈曲するシール基体とを有する金属環と、
前記金属環のシール基体に加硫接着され、前記ベアリングの内輪側の内側部材に設けられた円筒面とこの円筒面から曲面状に屈曲する曲周面とこの曲周面から立ち上がるフランジ面とを有する面に密接する複数個のリップを有し、前記内側部材と前記外側部材との間の隙間を密封するシール部材と、
を備え、
前記金属環の筒状部は、前記シール基体から周方向に分割されて屈曲する弾性変形可能な複数個のクランプ片と、前記クランプ片から屈曲して前記外側部材の外周面の環状軌跡上に設けられたクランプ溝に嵌り込むクランプ爪と、を有する複数個のクランパを備える、
ことを特徴とする密封装置。 - 前記筒状部は、前記クランパのみによって形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記クランパは、外周方向に延びる金属環の外周縁の一部が折り返されて形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の密封装置。 - 前記クランパとして折り返されていない前記金属環の外周縁は、前記内側部材に対して非接触状態を保つラビリンスリップを支持する支持片となっている、
ことを特徴とする請求項3に記載の密封装置。 - 前記支持片には、前記ラビリンスリップが加硫接着されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の密封装置。 - 前記ラビリンスリップは、前記フランジ面の終端を非接触で覆っている、
ことを特徴とする請求項5に記載の密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置の製造方法であって、
中央部分に開口部を有する円板状をした金属製の基材を用意し、
プレス加工によって、前記シール基体となる部分を残した前記基材の外周縁を円周方向の複数個所で直角に折り曲げて複数個の前記クランパを形成し、
プレス加工によって、複数個の前記クランパの先端部をそれぞれ直角に折り曲げて前記クランプ爪を形成し、
前記シール基体にゴム状弾性材料を加硫接着して、前記シール部材を形成する、
ことを特徴とする密封装置の製造方法。 - 前記クランパを形成するに際して、前記基材の外周縁を円周方向の複数個所で直角に折り曲げない部分を、前記内側部材に対して非接触状態を保つラビリンスリップを支持する支持片として残す、
ことを特徴とする請求項7に記載の密封装置の製造方法。 - 前記支持片にゴム状弾性材料を加硫接着して前記ラビリンスリップを形成する、
ことを特徴とする請求項8に記載の密封装置の製造方法。
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---|---|---|---|---|
JP2009228819A (ja) | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Ntn Corp | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 |
JP2010180896A (ja) | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Ntn Corp | 車輪用軸受シールおよびこれを備えた車輪用軸受装置 |
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