JP3204289U - 密封装置 - Google Patents

密封装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3204289U
JP3204289U JP2016001054U JP2016001054U JP3204289U JP 3204289 U JP3204289 U JP 3204289U JP 2016001054 U JP2016001054 U JP 2016001054U JP 2016001054 U JP2016001054 U JP 2016001054U JP 3204289 U JP3204289 U JP 3204289U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing device
seal
shaft
mark
inner periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016001054U
Other languages
English (en)
Inventor
一貴 廣田
一貴 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2016001054U priority Critical patent/JP3204289U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204289U publication Critical patent/JP3204289U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

【課題】取り付け作業の際に、密封装置が正しく組みつけられているか否かを外見から容易に判断することができる密封装置を提供する。【解決手段】密封装置10は、軸60を挿通したハウジングの内周に取り付けられる取付部20と、軸60の周面61に摺動自在に密接するシール部40、及び取付部20とシール部40との間に形成された蛇腹状のベロー部50からなるシール本体30と、を一体として有し、取付部20には、シール本体30の一方の端部及び他方の端部の正常な軸方向位置の位置決めをするための印部27,28が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、密封装置に係り、例えば、自動車等車両におけるステアリングシャフトのダストシール等といったベロー形状を有する密封装置に関する。
従来から、図3に示すように軸560を挿通した不図示のハウジングの内周に固定される取付部520と、軸560の周面561に摺動自在に密接するシール部540、及び取付部520とシール部540との間に形成された蛇腹状のベロー部550からなるシール本体530と、を一体として有する密封装置510が知られている。この密封装置510は、取付部520をハウジングの内周に固定させ、その後、軸560を車内側Bからシール部540の内周541へ挿入することで、軸560はハウジングの内周に挿通されるものである。
そして、密封装置510は、シール部540の内周541が軸560の周面561に摺動自在に接触することで、ハウジングと軸560との間の環状空間を密封し、外部からの異物の侵入を防止する。また、軸560が偏心したときは、ベロー部550が軸560に追従するように弾性変形することで、シール部540の軸560に対する面圧を確保し、もって、シール部540の密封性を維持するものである。
特開2010−216607号公報
しかし、図4に示すように、軸560の周面561がシール部540の内周541と密接した状態でエンジン側Aに向けて軸560が挿入されると、ベロー部550が軸560の挿入に追従して弾性変形し、その結果、シール本体530が本来の取り付け位置(図における破線)よりエンジン側Aに取り付けられる(図における実線)ことになる。そして、シール本体530が本来の取り付け位置に取り付けられないと、シール部540の軸560に対する面圧を確保することができず、シール部540の密封性を維持することができない。
また、上記軸560への挿入の過程で、シール本体530がめくれた状態又は変形した状態のまま取り付けられると、密封装置510の耐久性が低下するおそれがある。
そして、軸560を挿入する作業と同時に、上記密封装置510が正しく取り付けられているか否かを外見から判断することは、必ずしも容易ではない。
本考案は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、取り付け作業の際に、密封装置が正しく組みつけられているか否かを外見から容易に判断することができる密封装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本考案の密封装置は、軸を挿通したハウジングの内周に取り付けられる取付部と、前記軸の周面に摺動自在に密接するシール部、及び前記取付部と前記シール部との間に形成された蛇腹状のベロー部からなるシール本体と、を一体として有する密封装置において、前記取付部には、前記シール本体の一方の端部及び他方の端部の正常な軸方向位置の位置決めをするための印部が設けられていることを特徴とする。
また、前記印部は、一方の端部側に設けられた第一印部と、他方の端部側に設けられた第二印部と、からなり、前記第一印部と一方の端部との軸方向位置が同一に設定されているとともに、前記第二印部と前記他方の端部との軸方向位置が同一に設定されていてもよい。
また、前記シール本体における一方の端部には、ベロー部における山部の頂点が位置するとともに、前記シール本体における他方の端部には、シール部における副リップのリップ端が位置していてもよい。
また、前記印部は、前記取付部の内周に対して平面的に形成されていてもよい。
また、前記印部は、前記取付部の内周に対して立体的に形成されていてもよい。
また、前記印部は、周方向へ連続して延びることで形成されていてもよい。
なお、本考案における正常な軸方向位置とは、密封装置が本来の機能を発揮することができる取り付け位置をいい、この軸方向位置は、密封装置の仕様に応じて適宜変更されるものである。
本考案の密封装置によれば、印部を基準として密封装置が正しく組みつけられているか否かを外見から容易に判断することができる。
本考案の実施形態に係る密封装置の斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る密封装置の斜視図である。 従来技術に係る密封装置の断面図である。 従来技術に係る密封装置が正しい位置に取り付けられていない状態を示す断面図である。
以下において、本考案の実施形態に係る密封装置10について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本考案の実施形態に係る密封装置10の斜視図であり、図2は、本考案の他の実施形態に係る密封装置10の斜視図である。
本実施形態に係る密封装置10は、例えば、不図示の自動車等車両におけるステアリング用ダストシール等に用いられるものであり、軸60を挿通したハウジングの内周に取り付けられる取付部20と、この取付部20に成形されたゴム状弾性材製のシール本体30と、を一体として有している。なお、図の上側がエンジン側Aであり、下側が車内側Bである。
シール本体30は、環状のシール部40と、取付部20及びシール部40との間に形成された環状のベロー部50と、有する。
シール部40は、そのエンジン側Aに形成された主リップ42が軸60の周面61に摺動自在に密接するとともに、シール部40の車内側Bの端部には、副リップ43が形成されている。そして、この副リップ43における車内側Bのリップ端43aは、本実施形態に係る密封装置10に軸60が挿入されたときにおける軸方向位置の位置決めをするための基準となる。
ベロー部50は、エンジン側Aに向けて突出する山部51及び車内側Bに向けて突出する谷部52が径方向に交互に並んだ蛇腹状を呈し、山部51の内径側は、シール部40と一体として成形されると共に、谷部52の外径側は、取付部20における隆起部23と一体として成形されている。そして、この山部51におけるエンジン側Aの頂点51aは、本実施形態に係る密封装置10に軸60が挿入されたときにおける軸方向位置の位置決めをするための基準となる。
取付部20は、ハウジングの内周に固定され、金属環21の表面にゴム状弾性材22を加硫接着したものである。このゴム状弾性材22のエンジン側Aには、隆起部23を介してベロー部50が一体成形され、軸60に対して同心状の平坦面24をなす。隆起部23のエンジン側Aの端部23aには、第一段差部25が形成されているとともに、平坦面24の軸方向の途中(本実施形態では、平坦面24の中央近傍)に第二段差部26が形成されている。そして、第一段差部25よりエンジン側Aの平坦面24には、環状の第一印部27が形成され、かつ、第二段差部26より車内側Bの平坦面24には、環状の第二印部28が形成されている。
第一印部27及び第二印部28は、平坦面24に対して塗料を周方向へ沿って連続して塗布することにより平面的に形成される。また、第一印部27の軸方向位置Cは、本実施形態に係る密封装置10に軸60が挿入されたときにおける山部51におけるエンジン側Aの頂点51aの軸方向位置と同じであり、第二印部28の軸方向位置Dは、本実施形態に係る密封装置10に軸60が挿入されたときにおける副リップ43のリップ端43aの軸方向位置と同じである。すなわち、第一印部27及び第二印部28の軸方向位置C,Dは、シール部40の内周41に軸60が挿入されたときにおける密封装置10の本来の機能を発揮することができる取り付け位置を示す。さらに、この第一印部27及び第二印部28は、取付部20の外側から目視可能な位置に形成されている。
上記構成の密封装置10によれば、軸60をシール部40の内周41と密接した状態でエンジン側Aに向けて挿入したときには、第一印部27の軸方向位置Cと山部51におけるエンジン側Aの頂点51aの軸方向位置が同じであるかを確認し、かつ、第二印部28の軸方向位置Dが副リップ43のリップ端43aの軸方向位置と同じであるかを確認する。これにより、本実施形態に係る密封装置10が正常な取り付け位置に取り付けられているか否かを容易に判断することができる。
また、軸60をシール部40の内周41に挿入するときに、上記構成の密封装置10におけるシール本体30がねじれた状態・めくれた状態になったときには、上記山部51におけるエンジン側Aの頂点51a及び/又は副リップ43のリップ端43aの軸方向位置が第一印部27及び/又は第二印部28の軸方向位置C,Dとの間でズレが生じる。
したがって、軸60をシール部40の内周41に挿入するときに、第一印部27又は第二印部28が本来の軸方向位置C,Dにないことをもって、密封装置10がねじれた状態・めくれた状態であるか否かを外見から容易に判断することができる。
なお、本実施形態における第一印部27及び第二印部28は、上記に記載したものに限られない。例えば、図2に示すように、隆起部23のエンジン側Aの端部23aから径方向に向けて突出する突起部29を一体として成形することで立体的な形状を呈する第一印部27及び第二印部28を設けても良い。そして、この立体的な形状の第一印部27及び第二印部28は、図2に示す突起部29の形状に限定されず、例えば凹みを設けることで形成してもよい。
10 密封装置
20 取付部
21 金属環
22 ゴム状弾性材
23 隆起部
23a 端部
24 平坦面
25 第一段差部
26 第二段差部
27 第一印部
28 第二印部
29 突起部
30 シール本体
40 シール部
41 内周
42 主リップ
43 副リップ
43a リップ端
50 ベロー部
51 山部
51a 頂点
52 谷部
60 軸
61 周面
A エンジン側
B 車内側
C 第一印部の軸方向位置
D 第二印部の軸方向位置

Claims (6)

  1. 軸を挿通したハウジングの内周に取り付けられる取付部と、前記軸の周面に摺動自在に密接するシール部、及び前記取付部と前記シール部との間に形成された蛇腹状のベロー部からなるシール本体と、を一体として有する密封装置において、
    前記取付部には、前記シール本体の一方の端部及び他方の端部の正常な軸方向位置の位置決めをするための印部が設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1に記載の密封装置において、
    前記印部は、一方の端部側に設けられた第一印部と、他方の端部側に設けられた第二印部と、からなり、
    前記第一印部と一方の端部との軸方向位置が同一に設定されているとともに、前記第二印部と前記他方の端部との軸方向位置が同一に設定されていることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1又は2に記載の密封装置において、
    前記シール本体における一方の端部には、ベロー部における山部の頂点が位置するとともに、前記シール本体における他方の端部には、シール部における副リップのリップ端が位置することを特徴とする密封装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の密封装置において、
    前記印部は、前記取付部の内周に対して平面的に形成されていることを特徴とする密封装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の密封装置において、
    前記印部は、前記取付部の内周に対して立体的に形成されていることを特徴とする密封装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の密封装置において、
    前記印部は、周方向へ連続して延びることで形成されていることを特徴とする密封装置。
JP2016001054U 2016-03-08 2016-03-08 密封装置 Active JP3204289U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001054U JP3204289U (ja) 2016-03-08 2016-03-08 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001054U JP3204289U (ja) 2016-03-08 2016-03-08 密封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3204289U true JP3204289U (ja) 2016-05-26

Family

ID=56069392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016001054U Active JP3204289U (ja) 2016-03-08 2016-03-08 密封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204289U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074679A1 (ja) * 2021-10-26 2023-05-04 Nok株式会社 ステアリングダストシール及び密封装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074679A1 (ja) * 2021-10-26 2023-05-04 Nok株式会社 ステアリングダストシール及び密封装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6323561B2 (ja) ダストカバー
JP2007155078A (ja) 密封装置
WO2011033867A1 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
CN108138835B (zh) 防尘罩
JP3204289U (ja) 密封装置
JP6793872B2 (ja) 密封構造
WO2014057779A1 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
WO2016072426A1 (ja) シリンダ装置及びカバー部材
JPWO2020071032A1 (ja) ダストカバー
JP6262961B2 (ja) 密封装置
JP5534733B2 (ja) 自在継手用ブーツ
JP6718734B2 (ja) 密封装置
CN110177954B (zh) 球接头及防尘罩
JP2007092969A (ja) オイルシール
WO2012060133A1 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
JP4600649B2 (ja) スリーブ
WO2014097767A1 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
JP6600151B2 (ja) 密封装置
JP3191653U (ja) オイルシール
JP4324782B2 (ja) 密封装置
JP7078012B2 (ja) シール構造
JP7134609B2 (ja) 密封装置及びその製造方法
JP2017187108A (ja) ボールジョイント及びそのベアリングシート
JP2017207160A (ja) アブソーバ用シール
JP2020176653A (ja) 密封装置及び密封構造

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3204289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250