JP3017294B2 - 硬質壁材の取付構造 - Google Patents
硬質壁材の取付構造Info
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Description
けるのに好適な取付構造に関するものであり、さらに目
地幅の寸法を徴調整できる硬質壁材の取付構造に関する
ものである。
装着したり、硬質壁材にドリルで取付孔を穿設するか、
あるいは製造時に取付孔を穿設しておき、これら取付孔
に釘を打設して躯体に装着するなどの構造を採ってい
た。
用いた場合は単に押さえる構造だけであり、ドリルによ
って現場で取付孔を穿設する際は、前記硬質壁材を割っ
たり、損傷を与えることが多く、非能率的であった。ま
た、製造時に取付孔が穿設された硬質壁材は、釘打ちす
べき部分の肉厚が薄く、しかも脆い材料で構成されてい
るため、ハンマによる打設時に誤って硬質壁材を破損す
ることが多々あった。勿論、釘の打設には熟練を要し
た。さらには、躯体精度に誤差が生じた場合にはそれを
解決する手段が無く、目地幅がばらついたり、仕上げに
支障を来すことが多かった。また、耐震対策が万全では
なく、大地震の際には前記硬質壁材が落下してしまう恐
れがあり非常に危険であった。さらに、連結部を1つの
取付具により固定する構造が普及しているが、連結部の
目地幅を徴調整することが困難であった。
を解決するために、硬質壁材を落とし込みタイプとする
と共に、硬質壁材の連結部を1つの取付具でなく2つの
取付具により別々に固定した硬質壁材の取付構造を提供
するものである。
の取付構造の一実施例について詳細に説明する。第1図
は上記取付構造の代表的一例を示す説明図でAは硬質壁
材(以下、単に壁材という)、Bは取付具、Cはバック
アップ材(ボンドブレーカー)、Dはシール材(コーキ
ング材等)、αは躯体、βは固定具である。さらに詳説
すると、壁材Aは原料として陶石、長石、粘土、カオリ
ン等の1種以上からなる陶材を主原料とし、これに必要
によりセメント、石綿、シリカ、ガラス繊維、炭素繊
維、ウィスカー、スチール繊維、スラグ、各種骨材を混
入した原土を押出成形により長尺状に成形、あるいはプ
レスにより成形し、それを所定温度で焼成したもの、も
しくはセメント中に各種骨材、繊維状物(ガラス繊維、
炭素繊維、鉱物繊維等で長繊維や短繊維)等を混入、含
浸し、押出成形、抄造法により成形し、蒸気養生し、例
えば第2図に示すように成形したものであり、板状で化
粧面1の両側縁には係合溝2、3、目地下地2a、3
a、係合下縁2b、3bを有し、軽量化、原材料使用量
の低減を図るために中空部(図示せず)を形成したもの
である。また取付具Bは第3図に示すような短尺体(2
5〜50mm幅位)であり、金属材を押出成形(1.6mm
〜2.3mm厚位)、あるいはロール成形(図示せず)し
たもので壁材Aの左右端を固定具βを介して躯体αに固
定するためのものである。すなわち取付具Bは、釘、ボ
ルト、ビス等の固定具βで躯体にαに固定する部分であ
る固定片4と、固定片4に設けた固定孔5と、固定片4
の途中を上方に突出した突起6と、固定片4の一端縁を
固定片4に対して直角に屈曲して突出した立ち上がり片
7と、立ち上がり片7の先端を上方、下方に固定片4と
略平行で突出した上部係止片8、下部係止片9と、立ち
上がり片7、上部係止片8、下部係止片9とから断面略
T字状に形成したT字型係止部10と、固定片4と立ち
上がり片7と上部係止片8よりなる上部嵌合溝11と、
立ち上がり片7と下部係止片9よりなる下部嵌合溝12
と、固定片4の先端を立ち上がり片7よりさらに延設し
た突出片13と、突出片13の先端を上方に突出した突
起14とからなるものである。さらに詳説すると、壁材
Aを図のように横張り状に形成した場合、上部係止片8
は上段の壁材Aの係合溝3に挿入され、下部係止片9は
下段の壁材Aの係合溝2に挿入されることにより、躯体
αに壁材Aを固定するためのものである。また、一個の
取付具Bで壁材Aの左右端(係合溝2、係合溝3)の一
方のみを固定する構造とするものであり、短尺状の取付
具Bが躯体αのピッチで二個づつ並んだ状態で互い違い
に取り付けられているものである。
の取付構造について説明する。なお、壁材Aは第2図、
取付具Bは第3図に示すようなものを用い、第1図のよ
うに施工するものとする。そこで、第n段目の壁材Aの
係合溝2に取付具B1 の下部係止片9を挿入し、この状
態のまま固定片4を固定具βで躯体αに固定する。次に
別の取付具B2 を張り上がりの目地幅を考慮しながら、
前記第n段目の壁材Aを取り付けた取付具B1 の隣に、
躯体αのピッチで固定具βを介して取り付ける。第n+
1段目の壁材A取り付け用の取付具B2 の施工が完了し
たら、第n+1段目の壁材Aの係合溝3を取付具B2 の
上部係止片8に挿入して装着する。このような工程を順
次土台から桁まで行って、壁体を形成したら、壁材A同
士の目地下地2a、3a間にボンドブレーカーよりなる
バックアップ材C、コーキング材よりなるシール材Dを
形成し、施工を完了するものである。勿論、躯体αは不
陸が調整され、取付具B二個が並設できる程度の幅を持
ったものである。
取付構造の一実施例にすぎず、第4図(a)〜(d)〜
第6図(a)、(b)に示す壁材A、取付具B、構造と
することができる。すなわち、第4図(a)〜(d)に
おいて(a)図は表面材15と裏面材16間に芯材17
を形成した壁材A、(b)〜(d)図は中空部1aを形
成した壁材Aである。また第5図(a)〜(c)は取付
具Bの変形例である。さらに第6図(a)、(b)にお
いて(a)図は係合溝2、3間に長尺状の硬質板材18
を形成し、防水性、連結力を向上した構造、(b)図は
係合溝2を除去した壁材Aを使用して形成した構造であ
る。
取付構造によれば、硬質壁材に直接、釘の打設、取付
孔の穿設を行う必要がないため、施工時における硬質壁
材の破損や歪を防止することができる。硬質壁材を直
接打設することなく連結部の目地幅調整が可能である。
硬質壁材は、1枚1枚が取付具により単独で固定され
ており、外力に対する強度、耐震性が向上する。等の特
徴、効果がある。
一例を示す説明図である。
明図である。
図である。
説明図である。
明図である。
造のその他の例を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも両側縁に外方に突出した係合
下縁を有する硬質壁材と、水平面状の固定片と、該固定
片の先端を上方に突出した立ち上がり片と該立ち上がり
片先端に前記固定片と略平行で形成した上部係止片と下
部係止片とから略T字状断面としたT字型係止部とから
形成した短尺状の取付具とからなり、取付具は固定片が
固定具により躯体に固定され、硬質壁材の一端の係合下
縁は取付具の上部係止片に、他方の係合溝下縁は取付具
の下部係止片により躯体に固定されていると共に、1つ
の各々の取付具は硬質壁材のどちらか一方のみの係合溝
下縁のみを固定していることを特徴とする硬質壁材の取
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410940A JP3017294B2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 硬質壁材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410940A JP3017294B2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 硬質壁材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216765A JPH04216765A (ja) | 1992-08-06 |
JP3017294B2 true JP3017294B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=18520023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410940A Expired - Fee Related JP3017294B2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 硬質壁材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017294B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-15 JP JP2410940A patent/JP3017294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04216765A (ja) | 1992-08-06 |
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