JP3016930U - 保冷容器 - Google Patents

保冷容器

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JP3016930U
JP3016930U JP1995004385U JP438595U JP3016930U JP 3016930 U JP3016930 U JP 3016930U JP 1995004385 U JP1995004385 U JP 1995004385U JP 438595 U JP438595 U JP 438595U JP 3016930 U JP3016930 U JP 3016930U
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JP
Japan
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container
injection hole
outer cover
upper edge
inner container
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JP1995004385U
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English (en)
Inventor
是敏 高橋
Original Assignee
株式会社高敏
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が容易である皿状及び鉢状の液体冷媒を封
入した保冷容器を提供する。 【構成】内側容器体1及び容器状の外側被覆体2とから
なり、特に外側被覆体の上縁部21をフランジ状に形成
し、内側容器体の周壁部途中に、段差部11を形成し、
フランジ状上縁部と内側容器体の段差部とを当接し、当
接箇所を高周波溶着して、液体冷媒封入可能の二重構造
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二重構造として内部に冷媒を封入した保冷容器に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
皿、コップ、鉢等の食器に於いて、器を二重構造として内部に冷媒(蓄冷体) を封入した保冷容器が知られている。この器は、予め冷却しておき、食品等を器 に盛り付けて食卓に供しても、食品や飲料物を冷たい状態に維持するようにした ものである(実公平3−49569号、実開昭59−106477号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、二重構造の形成手段は、内部に別製の密閉容器体を内装すること( 実開昭59−106477号)も採用されているが、製造が困難で、且つ製造コ ストが高く実用的でない。また二重容器の周壁部分を一体成形し、底板を溶着し てなる構造(実公平3−49569号)は、実用化されているが、コップのよう な上下抜き型で形成できる形状に限定され、鉢や皿状の容器には適用できない。 また大型外容器体と小型内容器体と上縁部分を互いに溶着すると皿状若しくは鉢 状の容器を形成することができるが、単に上縁部を溶着することで、上縁部を陶 磁器のように薄い容器を形成するには、その製造特に溶着(高周波振動による溶 着)作業が煩雑である。 そこで本考案は、製造が容易な構造の保冷容器を提案したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る保冷容器は、樹脂製の内側容器体及び容器状の外側被覆体とで二 重構造に形成すると共に、内部に液体冷媒を充填してなる保冷容器に於いて、外 側被覆体の上縁部をフランジ状に形成し、内側容器体の周壁部途中に、前記フラ ンジ状上縁部と対応する段差部を形成し、外側被覆体の上縁部と内側容器体の段 差部を当接し、当接箇所を高周波溶着して二重構造としたことを特徴とするもの である。
【0005】
【作用】
伏せた内側容器体に外側被覆体を被せて、フランジ状上縁部と段差部とを当接 して、外側被覆体に高周波振動を与えて当接箇所の溶着を行う。従って溶着作業 が簡単であり、容器の上縁部分は、内側容器体単体であるため任意の形態を採用 できる。
【0006】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 本考案の実施例に示した保冷容器は、ポリカーボネート製の内側容器体1、外 側被覆体2及び底板3と、液体冷媒4から構成される。内側容器体1は、周壁部 の途中の外面に一周する段差部11を形成してなる。一方外側被覆体2は、上縁 部21を前記段差部11と対応するフランジ状に形成し、外底面に突条脚部22 を周設すると共に、該脚部22の内方に冷媒注入孔23を設けてなる。底板3は 、前記脚部22の内方に嵌合できる大きさにして、冷媒注入孔23との対応位置 に、前記注入孔に密嵌する大きさの閉塞突部31を設けてなる。 而して伏せた内側容器体1に外側被覆体2を被せて、フランジ状上縁部21と 段差部11とを当接して、外側被覆体2に高周波振動を与えて当接箇所の溶着を 行う。尚フランジ上縁部21の当接面には、高周波振動を集中させ、且つ溶け代 となる小突条を予め設けておく。次に内側容器体1と外側被覆体2との溶着後に 、注入孔23から内部に液体冷媒4を充填し、更に密閉用のシール32を注入孔 23で塞ぎ、底板3を脚部22の内方に嵌合し、更に外側被覆体2の底面部に高 周波溶着し、注入孔23を閉塞突部31で封鎖すると共に、シール32を介在さ せてシールをパッキン代用として、液体冷媒4の完全封入を実現するものである 。
【0007】 従って前記保冷容器は、その密封構造の形成が容易である。勿論従前の保冷容 器と同様に、その儘冷蔵庫若しくは冷凍庫に収納して冷却しておくと、使用に際 して低温状態の冷媒4によって器自体が低温に維持されるので、冷たい食品を盛 り付けて食卓に供すると、食品を冷たい状態まま維持できるものである。
【0008】 また前記実施例に於いて、特に注入孔23の密閉に底板3を使用せずに、注入 孔に密嵌する突部を備えた閉塞部材を使用しても良く、その場合にもフィルム製 シールをパッキン代用として介装させると、完全密封が実現するものである。
【0009】
【考案の効果】
以上のように本考案は、内側容器体及び容器状の外側被覆体とからなり、特に 外側被覆体の上縁部をフランジ状に形成し、内側容器体の周壁部途中に、段差部 を形成し、フランジ状上縁部と内側容器体の段差部とを当接し、当接箇所を高周 波溶着して、液体冷媒封入可能の二重構造としたもので、製造容易な皿状及び鉢 状の保冷容器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部切断した正面図。
【図2】同二重構造部分の製造説明図。
【図3】同冷媒封入箇所の説明図(封入前)。
【図4】同冷媒封入箇所の説明図(封入前)。
【符号の説明】
1 内側容器体 11 段差部 2 外側被覆体 21 上縁部(フランジ) 22 突条脚部 23 冷媒注入孔 3 底板 31 閉塞突部 32 シール 4 液体冷媒

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の内側容器体及び容器状の外側被
    覆体とで二重構造に形成すると共に、内部に液体冷媒を
    充填してなる保冷容器に於いて、外側被覆体の上縁部を
    フランジ状に形成し、内側容器体の周壁部途中に、前記
    フランジ状上縁部と対応する段差部を形成し、外側被覆
    体の上縁部と内側容器体の段差部を当接し、当接箇所を
    高周波溶着して二重構造としたことを特徴とする保冷容
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保冷容器に於いて、外側
    被覆体の外底面に突条脚部を周設すると共に、該脚部内
    方に冷媒注入孔を設け、前記注入孔に密嵌する閉塞突部
    を設けた底板を前記脚部内に嵌合装着してなることを特
    徴とする保冷容器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の保冷容器に於いて、外側
    被覆体の外底面に脚部を突設すると共に、該脚部内方に
    冷媒注入孔を設け、前記冷媒注入孔を、注入孔に密嵌す
    る突部を備えた閉塞部材で閉塞するに際して、フィルム
    製シールを介装してなることを特徴とする保冷容器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の保冷容器に於いて、冷媒
    注入孔を閉塞突部で閉塞するに際して、フィルム製シー
    ルを介装してなることを特徴とする保冷容器。
JP1995004385U 1995-04-12 1995-04-12 保冷容器 Expired - Lifetime JP3016930U (ja)

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