JP3016697B2 - トルク制限装置 - Google Patents

トルク制限装置

Info

Publication number
JP3016697B2
JP3016697B2 JP6299796A JP29979694A JP3016697B2 JP 3016697 B2 JP3016697 B2 JP 3016697B2 JP 6299796 A JP6299796 A JP 6299796A JP 29979694 A JP29979694 A JP 29979694A JP 3016697 B2 JP3016697 B2 JP 3016697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
plate
ring member
limiting device
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6299796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08159234A (ja
Inventor
大 斉藤
Original Assignee
株式会社日本除雪機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本除雪機製作所 filed Critical 株式会社日本除雪機製作所
Priority to JP6299796A priority Critical patent/JP3016697B2/ja
Publication of JPH08159234A publication Critical patent/JPH08159234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016697B2 publication Critical patent/JP3016697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動軸より従動軸に伝
達されるトルクが所定の値を越えることのないように伝
達トルクの上限を制限するトルク制限装置に関し、例え
ば、ロータリ除雪車のオーガ駆動機構等に装着されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】ロータリ除雪車は図6に示すように、車
体1の前部にオーガ3とブロワ4とシュート5とより成
る除雪装置2が設けられ、オーガ3で路上の雪をかき集
めブロワ4によりシュート5を経て路外の適宜の場所に
投雪する。
【0003】図7は、一般的なロータリ除雪車のオーガ
及びブロワ駆動機構を示すものである。この図に示すよ
うに、エンジン6で発生した動力は変速機7,伝動機8
及びチェーン伝動機9を経てオーガ3に伝達されるの
で、オーガ3が例えば石や氷塊などを噛んだ場合、異常
に大きなトルクが発生し、エンジンや伝動機などに大き
な力が掛かって故障の原因となる。そのため、通常は、
チェーン伝動機9とオーガ3との間の軸に伝達トルクの
上限を制限するトルク制限装置を備えている。
【0004】従来、ロータリ除雪車のオーガ駆動機構に
装着されるトルク制限装置としては、構成が簡単な点か
らシャーピンが広く採用されている。シャーピンは、駆
動側の軸端に設けられたフランジ10と、従動側の軸端
に前記フランジ10と向かい合わせて設けたフランジ1
1とを、周囲に溝を刻んだボルトとして構成されたシャ
ーピン(図示せず)で締め付け、シャーピンを介して駆
動軸から従動軸にトルクを伝達し、所定の制限トルクを
越えた場合にシャーピンが剪断されて切れるように、シ
ャーピンの溝で囲まれた部分の断面積を設定しておくこ
とにより伝達トルクを制限するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トルク
制限装置としてのシャーピンは構成は簡単であるが、切
断した場合にはシャーピンの交換作業に手間が掛かると
いう問題があった。特に、ロータリ除雪車のオーガ駆動
機構にシャーピンを採用した場合には、除雪車の活動時
期は雪の多い厳冬のころであり、シャーピンの交換作業
は周辺に積もった雪を除去して行なう必要があり、野外
における寒さにより動作がしにくく指先も不自由なため
作業能率が低下するという難点がある。また、あらかじ
めシャーピンの予備やスパナ等の作業工具を準備してお
かなければならない。
【0006】本発明は、従来、トルク制限装置として広
く採用されているシャーピンの上述の問題を解決し、所
定の制限トルクを越えた場合には確実にトルクの伝達が
解除され、また、シャーピンのような交換部品が不要で
あり簡単な操作でトルク伝達可能状態にリセットするこ
とのできるトルク制限装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、駆動軸と一体的に回転し、頂部と外側谷部及び内
側谷部を結ぶ波形外周面を有する内輪部材と、従動軸と
一体的に回転し、前記内輪部材を覆う外輪部材と、該外
輪部材に一端を支持され、自由端を前記内輪部材の外周
面の外側谷部に当接させた板状弾性部材と、該板状弾性
部材の自由端を前記内輪部材の外周面に付勢する付勢部
材とを有し、前記板状弾性部材を介した前記内輪部材と
前記外輪部材との係合により駆動軸から従動軸にトルク
が伝達され、トルクが所定の値を越えた場合に、前記板
状弾性部材が弾性変形して自由端が前記外側谷部から外
れてトルクの伝達が解除され、該トルク伝達が解除され
た場合、従動軸を所定量逆転させた後所定量正転または
駆動軸を所定量正転させた後所定量逆転させ、前記板状
弾性部材を当初の位置及び形状に復帰させることにより
トルクの再伝達を可能とすることにより解決される。
【0008】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記板状弾性部材が駆動方向に沿って弧を描いて
いることを提案する。
【0009】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記板状弾性部材が軸心の回りに放射状に複数
個配置され、各板状弾性部材の前記外輪部材への支持端
付近を連結する連結部材を有することを提案する。
【0010】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、トルク伝達後に駆動軸を停止させた場合の従動
軸の慣性による空転を防止する空転防止部材を設けるこ
とを提案する。
【0011】
【作用】外輪部材に支持された板状弾性部材の自由端を
内輪部材の外側谷部に当接させ、板状弾性部材を介して
内輪部材と外輪部材とを係合させる。これにより駆動軸
から従動軸にトルクを伝達する。そして、トルクが所定
の値を越えると板状弾性部材が弾性変形して、その自由
端が内輪部材の外側谷部から外れトルクが開放される。
再び駆動軸と従動軸とを駆動連結する場合は、従動軸
(外輪部材)を所定量逆転させた後に所定量正転させ、
または駆動軸(内輪部材)を所定量正転させた後に所定
量逆転させ、板状弾性部材を当初の位置及び形状に復帰
させることにより、内輪部材と外輪部材とを再度係合さ
せる。
【0012】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1及び2は、本発明のトルク制限装置の
一実施例を示すものであり、ロータリ除雪車のオーガ駆
動機構に装着されたトルク制限装置のそれぞれ軸方向断
面図および軸に直角な方向の断面図である。
【0015】これらの図において、トルク制限装置はチ
ェーン伝動機のスプロケット12に結合された駆動軸1
3と、従動軸であるオーガ軸20との間に設けられてい
る。駆動軸13にはカム内輪板21が固定されている。
このカム内輪板21は、図2に示すように8枚の花弁を
もった花びらのような側面形状をしており、その外周面
には、それぞれ8ヵ所ずつの外側谷部21aと内側谷部
21bと、それらの間の頂部21cとを有している。そ
して、オーガ軸20の垂直延設部(以下、外輪部材とい
う)20aがカム内輪板21を覆うようにして駆動軸1
3に嵌挿されている。
【0016】外輪部材20aの外縁部付近には軸22が
貫通支持されている。この軸22は、計8本が同心円上
に配置されている。それぞれの軸22には、緩い弧を描
いたトルク伝達スプリング板(以下、単にトルク板とい
う)23が挿入されている。トルク板23の先端部はカ
ム内輪板21の外側谷部21aに当接している。そのト
ルク板23の根元付近(軸22側部分)にはフランジ2
3aが形成されており、各トルク板23はフランジ23
aに枢着された繋ぎリンク24により互いに連結されて
いる。
【0017】ところで、8本の軸22のうち、1本おき
に計4本の軸には押圧コイルスプリング(以下、押圧コ
イルという)25が挿入されている。図1に示すよう
に、押圧コイル25は1本の軸22に対して2個挿入さ
れており、それぞれトルク板23の左右両側に挿入され
ている。そして、各押圧コイル25の両側端部はそれぞ
れ直角引き延ばし部を有しており、外側の引き延ばし部
は外輪部材20aに係止され、内側の引き延ばし部はト
ルク板23に掛けられてトルク板23を押圧している。
その押圧方向は、図2においてトルク板23を反時計回
りに付勢する方向、すなわち、トルク板23の先端部を
カム内輪板21に押し付ける方向である。
【0018】一方、押圧コイル25が挿入されていない
残り4本の軸22にはストッパ26が挿入されている。
ストッパ26が挿入された部分の様子を図3に示す。図
3に示すように、ストッパ26は1本の軸22に対して
2個挿入されており、それぞれトルク板23の左右両側
に挿入されている。ストッパ26の外側からは、ストッ
パ押圧コイル31が軸22に挿入されている。ストッパ
押圧コイル31は、外輪部材20aとストッパ26とに
設けられた係止溝に係止され、外輪部材20a(従動
側)の正回転方向(図2において時計回り)の空転を抑
える方向に設けられている。そして、ストッパ26の先
端部はカム内輪板21の内側谷部21bに当接してい
る。
【0019】再び図2を参照すると、ストッパ26が挿
入されていない軸22の外側に対応する外輪部材20a
には内部点検用の開口27が設けられている。この開口
27には点検蓋28が設けられている。また、ストッパ
26が挿入された軸22の外側に対応する外輪部材20
aにはスポーク台29が設けられている。スポーク台2
9は、オーガの螺旋翼を支持するスポークを固定するた
めのものである。このスポーク台29にはスポーク固定
用のネジ溝30が設けられている。
【0020】次に、本実施例のトルク制限装置の動作に
ついて図2及び図4を参照して説明する。
【0021】前述のチェーン伝動機のスプロケット12
に固定された軸13は、図2及び図4において時計回り
に回転駆動され、カム内輪板21を矢印方向に回転させ
る。トルク制限装置が正常に駆動力を伝達していると
き、カム内輪板21の外側谷部21aにはトルク板23
の先端部が当接しており、カム内輪板21の頂部21c
がトルク板23の先端部を外側谷部21aから外れない
ように保持している。従って、軸13による駆動力はカ
ム内輪板21からトルク板23及び軸22を経て外輪部
材20a(オーガ軸20)に伝達される。その結果、オ
ーガ3が回転駆動され、振り積もった雪を掻き込んでオ
ーガ3の後方に配置されたブロワ4に雪を取り込み、シ
ュート5により投雪する。なお、オーガ3,ブロワ4及
びシュート5については図6,7を参照されたい。ま
た、4ヵ所の軸22に組み込まれたストッパ26は、オ
ーガ駆動状態から駆動軸13を停止させた場合でもオー
ガ3が慣性により空転することを防止する。
【0022】ここで、図4に示すように、軸22の中心
と軸13の中心を結ぶ線と、トルク板23の先端と軸1
3の中心を結ぶ線との成す角度をθとし、軸22の中心
と軸13の中心を結ぶ線の回転上流側をプラス(+),
下流側をマイナス(−)とすると、正常な負荷トルク状
態の図4(a)ではθ=+α1である。そして、オーガ
が石や氷塊等を噛み込んだ場合、カム内輪板21は回転
を続けようとするが外輪部材20aは回転できない。そ
の結果、過大トルクがトルク板23に掛かりトルク板2
3が撓みながらカム内輪板21が回転する。すると、角
度θは徐々に小さくなり、トルク板23の変形が最大と
なったところでθ=0となる。この状態が図4(b)で
ある。さらにカム内輪板21が回転すると、トルク板2
3の先端がカム内輪板の頂部21cを乗り越えてトルク
板23とカム内輪板21との係合が外れる。すなわち、
図4(c)に示す状態となる。この状態になるとトルク
板23は駆動力を伝達することはできず、駆動軸13及
びカム内輪板21が空転してトルクが開放される。この
ときの角度θは、トルク板23の先端位置が、軸22の
中心と軸13の中心を結ぶ線の回転下流側になるのでθ
=−α2である。
【0023】なお、図4では1枚のトルク板23しか示
さなかったが、本実施例では8枚のトルク板23が繋ぎ
リンク24により互いに連結されているので、一部のト
ルク板に過大なトルクが掛かることを防ぎ、8枚のトル
ク板23に対する負荷を均一化させている。また、スト
ッパ押圧コイル31によるストッパ26の空転防止トル
クは、オーガの慣性力による空転を止める程度に設定さ
れているので、ストッパ26がトルク開放の妨げになる
ことはない。さらに、後述するトルク制限装置のリセッ
ト時にも、ストッパ押圧コイル31がリセットの妨げに
ならないように、スプリング31の強さが選択されてい
る。
【0024】次に、トルク制限装置のリセット方法につ
いて図5を参照して説明する。
【0025】再び駆動側と従動側とが駆動連結されるよ
うにリセットするには、まずオーガに噛み込んだ石など
を取り除く。このとき、駆動軸13を駆動する動力は解
除させなければならない。従って、本実施例ではチェー
ン伝動機への動力伝達を解除するか除雪車のエンジンを
停止させる。そして、図5(a)に示すように、手動で
オーガ翼(従動軸)を逆回転(図において反時計回り)
させるとトルク板23の先端がカム内輪板21の外周面
上を滑りながら移動する。そして、図5(b)に示すよ
うに、トルク板23の先端がカム内輪板の内側谷部21
bに落着するまで、オーガ翼を手動で逆回転させる。ト
ルク板23の先端が内側谷部21bに落着したか否かは
音で判断する。次いで、図5(c)に示すように、手動
でオーガ翼を正回転させ、トルク板23の先端がカム内
輪板の内側谷部21bから頂部21cを乗り越えて、図
5(d)に示すように、トルク板23の先端がカム内輪
板の外側谷部21aに落着するまで回転させる。このト
ルク板23の先端が外側谷部21aに落着するのも音に
より判断できる。そして、確認のためにオーガ翼を手動
で逆回転させる。このとき、トルク板23の先端が外側
谷部21aに確実に落着されていれば、オーガ翼の逆回
転は重くなり手動では容易に回転できなくなる。しか
し、確実にリセットされていない場合は、オーガ翼を手
動で逆回転させることができるので、すぐに判断するこ
とができる。この様にして、トルク制限装置のリセット
が完了する。
【0026】なお、オーガ翼を手動で逆回転及び正回転
させるのではなく、駆動軸13側を正回転及び逆回転さ
せることによってもトルク制限装置をリセットすること
ができる。ただし、その場合には除雪車のエンジンとチ
ェーンスプロケットとの間に逆回転機構を組み込んでお
く必要がある。
【0027】ところで、トルク板23が駆動方向(図2
において時計回り)に沿って緩い弧を描いているのは、
トルク伝達を確実に行ないつつトルク開放時の弾性変形
の方向を所定の方向に導くようにして、カム内輪板21
の空転すなわちトルクの開放を確実にさせるとともに、
リセットの際にトルク板23の外側谷部21aへの復帰
を確実にさせるためである。もし、トルク板23が逆方
向に弧を描いていた場合には、リセットの際のトルク板
23の外側谷部21aへの復帰が困難となってしまう。
また、トルク板23が直線状であった場合には、弾性変
形の方向が必ずしも特定されず、トルクの開放あるいは
リセット位置への復帰が確実ではなくなってしまう。
【0028】本実施例のトルク制限装置をロータリ除雪
車のオーガ駆動機構に採用した場合には、トルク開放後
に従来のシャーピンのような部品交換作業が不要とな
り、オーガ翼を回転させるだけでリセット作業を容易に
実施することができる。従って、厳寒の野外における作
業が大幅に簡略化され、除雪車の運転者及び除雪作業者
の負担を著しく低減させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトルク制
限装置によれば、トルク開放後の部品交換が不要である
とともに、リセット作業を容易に行なうことができる。
従って、交換部品及び作業工具を準備する必要がない。
また、構成が簡単なので、装置が大型化することがな
い。特に、軸方向の厚み(幅)が大きくなることがな
い。
【0030】請求項2の構成により、トルクを伝達する
部材である弾性部材が駆動方向に沿って弧を描いた形状
をしているので、トルクの伝達と解除の確実性を両立さ
せることができる。また、リセットを確実にさせる。
【0031】請求項3の構成により、複数の板状弾性部
材(トルク板)を連結部材(繋ぎリンク)により連結し
ているので、一部の板状弾性部材に過大なトルクが集中
することを防ぎ、トルクを分散させることができる。
【0032】請求項4の構成により、空転防止部材を設
けたので、駆動状態から駆動軸を停止させた場合でも従
動軸(オーガ)が慣性により空転することを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明トルク制限装置の一実施例を示
す軸方向の断面図である。
【図2】図2は、そのトルク制限装置の、軸に直角な方
向の断面図である。
【図3】図3は、そのトルク制限装置のストッパ部材付
近を示す部分断面図である。
【図4】図4は、そのトルク制限装置のトルク開放動作
を説明する部分側面図であり、(a)はトルク伝達状態
を、(b)はトルク板が撓んだ中間状態を、(c)はト
ルクが開放された状態を示す。
【図5】図5は、そのトルク制限装置のリセット動作を
説明する部分側面図であり、(a)はトルク開放状態か
ら従動側を逆転させるところを、(b)はトルク板先端
を所定位置にセットする状態を、(c)は従動側を正転
させるところを、(d)はリセットが完了した状態を示
す。
【図6】図6は、一般的なロータリ除雪車の正面図であ
る。
【図7】図7は、そのロータリ除雪車のオーガ駆動機構
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリ除雪車の車体 3 オーガ 10 駆動側フランジ 11 従動側フランジ 12 スプロケット 13 駆動軸 20 オーガ軸 20a 垂直延設部(外輪部材) 21 カム内輪板(内輪部材) 21a 外側谷部 21b 内側谷部 21c 頂部 23 トルク伝達スプリング板(トルク板) 24 繋ぎリンク 26 ストッパ 28 点検用蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−128539(JP,A) 実開 昭50−72952(JP,U) 実開 昭57−26421(JP,U) 実開 昭63−36744(JP,U) 実開 平4−124344(JP,U) 実開 平6−46021(JP,U) 実開 平7−2645(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 35/10 F16D 7/04 F16D 41/12 F16D 41/18 E01H 5/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸と一体的に回転し、頂部と外側谷
    部及び内側谷部を結ぶ波形外周面を有する内輪部材と、 従動軸と一体的に回転し、前記内輪部材を覆う外輪部材
    と、 該外輪部材に一端を支持され、自由端を前記内輪部材の
    外周面の外側谷部に当接させた板状弾性部材と、 該板状弾性部材の自由端を前記内輪部材の外周面に付勢
    する付勢部材とを有し、 前記板状弾性部材を介した前記内輪部材と前記外輪部材
    との係合により駆動軸から従動軸にトルクが伝達され、
    トルクが所定の値を越えた場合に、前記板状弾性部材が
    弾性変形して自由端が前記外側谷部から外れてトルクの
    伝達が解除され、 該トルク伝達が解除された場合、従動軸を所定量逆転さ
    せた後所定量正転または駆動軸を所定量正転させた後所
    定量逆転させ、前記板状弾性部材を当初の位置及び形状
    に復帰させることによりトルクの再伝達を可能とするこ
    とを特徴とするトルク制限装置。
  2. 【請求項2】 前記板状弾性部材が駆動方向に沿って弧
    を描いていることを特徴とする、請求項1に記載のトル
    ク制限装置。
  3. 【請求項3】 前記板状弾性部材が軸心の回りに放射状
    に複数個配置され、各板状弾性部材の前記外輪部材への
    支持端付近を連結する連結部材を有することを特徴とす
    る、請求項1に記載のトルク制限装置。
  4. 【請求項4】 トルク伝達後に駆動軸を停止させた場合
    の従動軸の慣性による空転を防止する空転防止部材を設
    けたことを特徴とする、請求項1に記載のトルク制限装
    置。
JP6299796A 1994-12-02 1994-12-02 トルク制限装置 Expired - Lifetime JP3016697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299796A JP3016697B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 トルク制限装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299796A JP3016697B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 トルク制限装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08159234A JPH08159234A (ja) 1996-06-21
JP3016697B2 true JP3016697B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=17877047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6299796A Expired - Lifetime JP3016697B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 トルク制限装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016697B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104099890A (zh) * 2014-07-19 2014-10-15 哈尔滨中诚科技发展有限公司 可仿形的锤击式除冰单元体及安装有该单元体的除冰装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103276566B (zh) * 2013-06-18 2015-11-04 合肥日上电器有限公司 洗衣机排水阀牵引器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104099890A (zh) * 2014-07-19 2014-10-15 哈尔滨中诚科技发展有限公司 可仿形的锤击式除冰单元体及安装有该单元体的除冰装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08159234A (ja) 1996-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5947852A (en) Sprocket or gear with metal hub
JP2758734B2 (ja) 動力伝達部材
US20050133330A1 (en) Slip clutch with different slip points for forward and reverse
DE102014223228B3 (de) Riemenscheibenanordnung
DE102006047006A1 (de) Kraftübertragungseinrichtung
US20020197130A1 (en) Bolt, method of fastening members with the use of the bolt, and method of releasing fastening
EP1555449A1 (de) Vorrichtung zur Übertragung eines Drehmomentes von einen Motor zu einem Kompressor
JPS58142029A (ja) 回転トルク限定クラツチ
JP3016697B2 (ja) トルク制限装置
JP2002227973A (ja) スプリングクラッチ
CN1055751C (zh) 车辆用摩擦离合器
CA1273213A (en) Shear joint for yoke
WO2008044590A1 (fr) Dispositif de transmission de puissance
JP3433726B2 (ja) 回転式締め付け具の回り止め機構、これに用いる第1及び第2の座金並びに当該機構の解除方法
WO1992005918A1 (en) Fastening system
JP4428836B2 (ja) 多軸締付装置
JP3540670B2 (ja) 軸とヨークの結合構造
US20060150609A1 (en) Mower blade locking joint
EP3730357A1 (en) Rotation restriction mechanism for maintenance
US4068544A (en) Motorcycle clutch tool
JP3213512B2 (ja) 過負荷防止装置
JPH072645U (ja) トルクリミッタ
JP2978366B2 (ja) クラッチ装置
JPS6218747Y2 (ja)
JPS6123695Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991130

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term