JP3016674U - 金車用のホイール - Google Patents

金車用のホイール

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JP3016674U
JP3016674U JP1995002932U JP293295U JP3016674U JP 3016674 U JP3016674 U JP 3016674U JP 1995002932 U JP1995002932 U JP 1995002932U JP 293295 U JP293295 U JP 293295U JP 3016674 U JP3016674 U JP 3016674U
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JP
Japan
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wheel
gold
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welding
spokes
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JP1995002932U
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English (en)
Inventor
吉貞 石田
正美 安藤
Original Assignee
株式会社安田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレス成形タイプの金車用ホイールについてそ
のより一層の軽量化を図る。 【構成】金車用ホイールは、金属板のプレス成形で形成
される一対のホイール部材1a、1bを接合して形成さ
れる。その各ホイール部材は、そのディスク部4a、4
bに開口部5a、5bとスポーク部6a、6bをそれぞ
れ複数ずつ回転対称状で有し、且つ一方のホイール部材
の開口部に他方のホイール部材のスポーク部が位置対応
するようにして接合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送電線の延線作業などで線状体の延線ガイドに用いられる金車にお けるホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
金車には種々のタイプがあるが、最も多用されているのはホイールを線状体の 延線ガイド用として備えるタイプである。このホイールには、その加工方法から 2種類のものがある。一つはプレス成形によるもので、他は鋳造によるものであ る。プレス成形タイプのホイールは、鋼板やアルミ板などの金属板をプレス成形 して得たホイール部材を一対向かい合わせにして溶接により接合することで形成 される。このようなプレス成形タイプのホイールは、鋳造タイプのホイールに比 べ格段に軽量であるという長所があり、現在では金車用ホイールの多くがプレス 成形タイプとなっている。
【0003】 このようにプレス成形タイプのホイールは鋳造タイプのホイールに比べ軽量で あるという点から多用されるようになっているが、このプレス成形タイプのホイ ール自体にもさらなる軽量化が求められている。即ち最近は延線作業従事者の高 齢化が進み、また作業者の確保が難しくなる傾向にあることから、延線工事関係 機材全般についてより一層の軽量化が要望されて来ており、金車とてこの例外で ない。
【0004】 このような要望に応えるために本願考案の考案者等は、金車、特にそのホイー ルのより一層の軽量化の研究を進めて来た。先ず考えられたのは不要な部分を出 来るだけ省くようにすることであり、そのためには強度上で影響を生じない範囲 で開口部などを設けることが考えられる。例えば従来のホイール部材は、一般に 外周部にガイド溝用リム部を、また中心部にハブ部を、さらにガイド溝用リム部 とハブ部の間にディスク部を有する凹凸構造の円板状となっており、これを一対 向かい合わせで接合することで外周部にガイド水溝を有するホイールを形成する ことになるが、そのディスク部にくり抜いて開口部を設けることである。
【0005】 これについて試験をしてみると、ホイールとした状態で外周に形成されるガイ ド溝に対する支持が開口部に対応する部分について弱くなるので、この部分が相 対的に強度低下を来たし、このことから余り大きな開口部を設けることができず 、また開口部を大きくするとそれに応じて全体の厚みを増す必要があり、結局、 実効的な軽量化を図ることができないことが分かった。
【0006】 そこでさらに種々の工夫について試行錯誤を繰り返して来たところ、接合させ る一対のホイール部材について開口部を互い違いにずらすことに思い至り、これ について試験をして見ると、強度的に極めて有効であることが分かった。即ち、 開口部を互い違いにずらすことでホイール全体としてみればガイド溝の全周にわ たって均一的にディスク部で支持されることになって強度的な均一性が得られ、 かなり大きな開口部を設けても強度低下を来さないで済む。またこのようにする ことで両ホイール部材の溶接部位を、特にガイド溝の部分について、従来のホイ ールに比べて増やすことができ、このことも強度についてプラスに働くことで開 口部のサイズを大きく取れるようになり、実効的な軽量化を実現できる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上のような知見に基づいてなされたものである。即ち本考案による 金車用のホイールは、ガイド溝用リム部を外周部に、またハブ部を中心部に有す ると共に、ガイド溝用リム部とハブ部の間にディスク部を有するホイール部材を 金属板のプレス成形で形成し、このホイール部材を一対向かい合わせて接合する 構造を基本とし、これに加えて、ホイール部材のディスク部に開口部とスポーク 部をそれぞれ複数ずつ回転対称状にして交互に形成し、且つ一方のホイール部材 の開口部に他方のホイール部材のスポーク部が位置対応するようにして両ホイー ル部材を接合させることを特徴としている。
【0008】 このような構造とすることにより、比較的大きな開口部をディスク部に形成す ることができ、これにより実効的な軽量化を図れることは上述の通りである。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例を説明する。本実施例による金車用のホイールは、図1 及び図2に示すように、対称に形成してある一対のホイール部材1a、1bを向 かい合わせで溶接により接合して形成されている。
【0010】 ホイール部材1a、1bは、それぞれ、1/4の円弧状の断面形状を持つガイ ド溝用リム部2a、2bを外周部に有し、また中心部にハブ部3a、3bを有し 、さらにこれらの間にディスク部4a、4bを有する凹凸構造の円板状となって おり、それぞれのディスク部4a、4bには、くり抜いた状態で4個の開口部5 a、5a、……、5b、5b……が回転対称となる等間隔で形成され、これらの 開口部5a、5b、……、5b、5b……の間がスポーク部6a、6bを形成し ている。
【0011】 両ホイール部材1a、1bの接合は、一方のホイール部材1a(ホイール部材 1b)の開口部5a(開口部5b)に他方のホイール部材1b(ホイール部材1 a)のスポーク部6b(スポーク部6a)が位置対応するようにして組み合わさ れ、図2中に〜で示す箇所について溶接することでなされる。の溶接箇所 は、ガイド溝用リム部2a、2bの端縁に沿っており、両ホイール部材1a、1 bで形成されるホイールHにおけるガイド溝7の底に対応している。
【0012】 の溶接箇所は、ディスク部4a、4bの裏側に沿っており、上記のように開 口部5a、5bとスポーク部6a、6bが位置対応する組み合わせとなっている ことで、図3に拡大して示すような広い溶接面積での溶接Wを行なうことができ る。このことを図4に示す比較例と比べると本構造による溶接強度の向上程度を 理解できる。即ち図4の例は、本構造のような開口部5a、5bがない場合乃至 あっても開口部5a、5bとスポーク部6a、6bを位置対応させない場合の構 造を示し、この場合には両ホイール部材Pa、Pbのディスク部Da、Dbが形 成するV字状の溝を埋める溶接wによる溶接しかできず、本構造における広い溶 接面積での溶接Wに比べその溶接強度は小さなものとなる。
【0013】 の溶接箇所は、ハブ部3a、3bに設けてある取付け孔8を介して取り付け られる軸受け枠9の固定のための溶接をなすところで、ここでの溶接も間接的に 両ホイール部材1a、1bの接合に寄与している。
【0014】 図5及び図6は、上述のホイールHを組み込んだ金車の一例である。この金車 は、従来の金車で一般に用いられているのと同様の構造の保持枠FにホイールH を保持させた構造となっている。保持枠FによるホイールHの保持は、ホイール Hの軸受け枠9にベアリングを装着し、このベアリングに支持軸Sを通すことで なされている。
【0015】
【考案の効果】
以上説明してきた如く、本考案によると、プレス成形タイプの金車用ホイール についてそのより一層の軽量化を図ることができ、延線作業の合理化に寄与でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による金車用のホイールの側面図。
【図2】図1中のSA−SA線に沿う断面図。
【図3】図1のホイールにおける溶接箇所の部分拡大
図。
【図4】本考案による金車用のホイールに対する比較例
における溶接状態の説明図。
【図5】本考案による金車用のホイールを組み込んだ金
車の側面図。
【図6】図5中の矢印DA方向から見た側面図。
【符号の説明】
1a、1b ホイール部材 2a、2b ガイド溝用リム部 3a、3b ハブ部 4a、4b ディスク部 5a、5b 開口部 6a、6b スポーク部 H ホイール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド溝用リム部を外周部に、またハブ
    部を中心部に有すると共に、ガイド溝用リム部とハブ部
    の間にディスク部を有するホイール部材を金属板のプレ
    ス成形で形成し、このホイール部材を一対向かい合わせ
    て接合して形成される金車用のホイールにおいて、ホイ
    ール部材のディスク部に開口部とスポーク部をそれぞれ
    複数ずつ回転対称状にして交互に形成し、且つ一方のホ
    イール部材の開口部に他方のホイール部材のスポーク部
    が位置対応するようにして両ホイール部材を接合させた
    ことを特徴とする金車用のホイール。
JP1995002932U 1995-04-06 1995-04-06 金車用のホイール Expired - Lifetime JP3016674U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660077U (ja) * 1993-01-25 1994-08-19 日本航空電子工業株式会社 コネクタプラグ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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