JP3016493B2 - 2サイクルガソリン機関の排気装置 - Google Patents

2サイクルガソリン機関の排気装置

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JP3016493B2
JP3016493B2 JP4025632A JP2563292A JP3016493B2 JP 3016493 B2 JP3016493 B2 JP 3016493B2 JP 4025632 A JP4025632 A JP 4025632A JP 2563292 A JP2563292 A JP 2563292A JP 3016493 B2 JP3016493 B2 JP 3016493B2
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    • F01M11/0458Lubricant filling and draining
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2サイクルガソリン機
関の排気装置、特に、排気管中の排気に混在する液体成
分を排気管から選択的に排出し、排気の白煙化等の不都
合を防止する排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルガソリン機関では排気への潤
滑油の混入が避けられず、排気中に混在する潤滑油が排
気の白煙化等を招くことが知られる。そこで、このよう
な排気の白煙化の解消を目的に種々の排気装置が提案さ
れ、本出願人においても先に特願平3−104922号
(平成3年2月28日付提出)で2サイクルガソリン機
関の排気装置(便宜上、先願と称す)を提案している。
【0003】先願に係る排気装置は、排気管内に排気中
の潤滑油を捕集する障壁を設け、この障壁で捕集した潤
滑油を回収室に貯溜する。そして、回収室には排油口を
開口させ、適宜、回収室内の潤滑油を回収室に開口する
排油口から排気管外へ排出できるようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
先願に係る排気装置にあっても、2サイクルガソリン機
関から排出される排気中には燃焼の結果物として水が存
在し、潤滑油のみならず水も捕集されるため、回収室に
は潤滑油と水とを貯溜しなければならず、回収室に大き
な容積が求められ、排気装置全体としての大型化を招く
恐れがあった。この発明は、上記問題に鑑みてなされた
もので、排気中に混在する潤滑油を水と分離して選択的
に排出できる排気装置を、装置全体として大型化を招く
ことなく構成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、排気管内を流れる排気中に混在する潤
滑油を排気から分離して排気管外へ排出する2サイクル
ガソリン機関の排気装置であって、前記潤滑油の回収室
を前記排気管の下部に設け、前記潤滑油が導入されるキ
ャッチタンクを、前記回収室とは別個に独立して前記排
気管外壁面に隣接して設け、前記潤滑油の回収室と前記
キャッチタンクとを給送管を介して連通、接続し、前記
キャッチタンクには、その上部に内部を大気に開放する
ブリーザ穴を形成し、且つキャッチタンクの下部に潤滑
油取出用の開口を設けたことを特徴とする。 請求項2
は、請求項1において、前記キャッチタンクは前記排気
管の外周壁を画壁の一部として画成されることを特徴と
する。
【0006】
【作用】請求項1に係る発明の2サイクルガソリン機関
の排気装置にあっては、排気管下部に設けた回収室で
滑油と併せて水も捕集され、水と潤滑油とが混在した状
態で、排気管外壁面に隣接して設けた別個、独立のキャ
ッチタンクに給送管を介して流入するが、キャッチタン
クにおいて排気管の熱で水のみを蒸気としてブリーザ穴
から放散させることができる。このため、回収室に溜ま
った潤滑油と水分とが、排気圧力で直接マフラの排気出
口であるテイルパイプから排出することで発生した白煙
の発生を抑制することができる。又キャッチタンクには
潤滑油のみが貯溜され、キャッチタンクの容積を小さく
でき、装置全体としての小形化が図れる。
【0007】請求項2に係る発明排気管の外壁面
を画壁としてキャッチタンクを画成する態様に構成し、
より多くの熱量をキャッチタンク内に供給して水の蒸発
を促進させることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図4はこの発明の一実施例に係る2サ
イクルガソリン機関の排気装置を示し、図1が同排気装
置を装着された自動二輪車の側面図、図2が同排気装置
の断面図、図3aが一部を拡大した平断面図、図3bが
同一部を拡大した側断面図、図4が要部の側断面図であ
る。
【0009】図1において、11は自動二輪車の車体フ
レームであり、車体フレーム11には前部にヘッドチュ
ーブ12が固設される。このヘッドチューブ12にはフ
ロントフォーク13により前輪14Fが操向可能に支持
される。また、車体フレーム11には、後下部にリアフ
ォーク15がピボット軸により揺動自在に支持され、後
部にシートフレーム16が後上方に向かって延設され
る。リアフォーク15には後部に後輪14Rが支持さ
れ、シートフレーム16には上部にシート17が載設さ
れる。
【0010】さらに、車体フレーム11には中央に2サ
イクルガソリンエンジン19のシリンダ部19aを前上
方に突出させてパワーユニット18がハンガ80により
搭載される。このパワーユニット18は、周知のよう
に、2サイクルガソリンエンジン19に変速機構(図中
明示せず)等を組み付けて構成され、出力軸20がチェ
ーン24によって後輪14Rと一体回転するドリブンス
プロケット23に動力伝達可能に連結する。
【0011】なお、図1中、60はフロントスクリー
ン、61はメータ、62はヘッドランプ、63はウイン
カランプ、64はフロントカウル、65はフロントガゼ
ット、66はセンタカウル、67はイグニッションコイ
ル、68はハイテンションコード、69はアンダカウ
ル、70はエアクリーナ、71はオイルタンク、72は
グラブレール、73はテールランプ、74はリアフェン
ダ、75はトルクロッド、76はセンタガゼット、77
はキャブレータ、78はステップである。
【0012】2サイクルガソリンエンジン19はシリン
ダ部19aの下部に排気ポートを有し、この排気ポート
に排気管27が接続する。排気管27は、エンジン19
の下方を経て後方へ延設され、後端に膨張管28が接続
する。膨張管28は、エンジン19の下方から後輪14
Rの右方へ後上方に向かって延設され、後端がマフラ2
9と接続する。
【0013】マフラ29は、内部に消音パイプ29b等
からなる周知の消音構造を有し、後部に排気を排出する
テールパイプ29aが接続する。このマフラ29には地
上高さが最も低くなる前下部に継手29cが設けられ、
この継手29cに送油管94が接続する。送油管94は
後述するキャッチタンクと接続し、マフラ29内部の最
底部分が送油管94でキャッチタンクと連絡する。
【0014】図2に示すように、排気管27、膨張管2
8およびマフラ29は内部に排気通路28aを有し、膨
張管28内には、排気通路28aの一部を拡径させたデ
ィフューザ部28cが形成され、また、2つの管90
a,90bを連結してなる内管90が2つの部材50,
51によって取り付けられる。内管90は、前端が後述
する障壁の後方で排気管27に向かって開口し、後端が
マフラ29内部の消音パイプ29bと直接に連結する。
なお、周知のように、部材50,51は穴が形成された
環状板が用いられる。
【0015】さらに、膨張管28内には、図3a,bに
示すように、地上高さが最も低くなる部分に回収室33
が形成され、また、この回収室33の前方に障壁31が
形成される。回収室33は、膨張管28の下部内壁面を
下方に凹ませて形成され、上部前面が膨張管28内の排
気通路28aに開口する。この回収室33は、後下部に
継手32が取り付けられ、継手32に接続する給送管2
6で後述するキャッチタンクと連絡する。
【0016】障壁31は、上述の特願平3−10492
2号にも明らかなように、膨張管28の管壁を排気通路
28a内に突出変形させて形成され、膨張管28の略全
周にわたって延在する。この障壁31は、下部が回収室
33の前縁と略一致し、上部が側面視で斜め上方に延出
する。
【0017】なお、障壁31は、図5a,b,cに示す
ように、環状のホルダ34に金網35を取り付けて構成
することも可能である。この障壁31は、下部が回収室
33上に位置し、上部が前上方に延出して排気通路28
aの前面を排気の流動可能に塞ぐものである。
【0018】またさらに、図2に示すように、膨張管2
8には外周部にマフラ29の近傍位置で環状板96が溶
接等で固着され、この膨張管28と環状板96との間に
膨張管28外壁面と環状板96内壁面とを画壁としてキ
ャッチタンク95が潤滑油を貯溜可能に画成される。キ
ャッチタンク95は、前上部に2つの継手97,98が
設けられ、これら継手97,98に上述の給送管26と
送油管94とが接続してマフラ29内部および回収室3
3内部の双方と連絡する。
【0019】また、キャッチタンク95には、後上部に
ブリーザ穴95aが、前下部に潤滑油取出用の開口とし
てドレン穴95b(図中明示されないが、便宜上番号を
付す)が形成される。ブリーザ穴95aは、キャッチタ
ンク95の地上高さが最も高い部分で大気に開口し、図
4に詳示されるように環状板96外面に固着された雨避
板99で外側が覆われる。ドレン穴95bは、キャッチ
タンク95の地上高さが最も低い部分に位置し、プラグ
89が着脱可能に嵌着される。このドレン穴95bはプ
ラグ89を取り外された状態で開口し、キャッチタンク
95内の潤滑油はドレン穴95bを経て排出される。な
お、ドレン穴95bにはプラグ89にて開閉可能とされ
る他に、チューブ等を連結し、チェーン等の車両の潤滑
が必要な部位に導く方式を採用することも可能である。
【0020】この実施例にあっては、前述の先願に記載
されるように、排気通路28a内を流れる排気が障壁3
1に衝当して排気中に混在する液体成分、すなわち潤滑
油と水とが分離され、これら潤滑油と水とが障壁31を
伝わって下方に垂下して回収室33に流入する。そし
て、排気通路28a内の圧力は大気圧より大きく、ま
た、キャッチタンク95内の圧力は大気圧と等しいた
め、回収室33内の潤滑油と水とが給送管26を経てキ
ャッチタンク95に送られる。
【0021】同様に、マフラ29内においても排気から
潤滑油と水とが分離し、これら潤滑油と水とがマフラ内
29の最も地上高さが低い部分である前下部に滞留す
る。ここでも、マフラ29内の圧力が大気圧よりも大き
いため、マフラ29内に滞留した潤滑油と水とは送油管
94を経てキャッチタンク95に送られる。特に、この
実施例では、マフラ29内の消音管29bが内管90で
膨張管28の中央部分の排気通路28aに連絡するた
め、マフラ29内の圧力を比較的高圧に維持でき、マフ
ラ29の前下部に滞留した潤滑油と水とを確実にキャッ
チタンク95に送り出すことができる。
【0022】そして、キャッチタンク95には回収室3
3とマフラ29とから潤滑油と水とが流入して滞留す
る。この時、本発明者の実験によれば、アイドリング運
転時および走行時(実走)において、表1に示す潤滑油
と水とが排出されキャッチタンク95に回収されること
が確かめられた。
【0023】
【表1】
【0024】ところが、キャッチタンク95の内部は排
気通路28aを流れる排気の熱により加熱されるため、
キャッチタンク95内の水は蒸発してブリーザ穴95a
から放散され、キャッチタンク95内には潤滑油のみが
残留する。したがって、キャッチタンク95は潤滑油を
滞留させるだけの容量を確保すればよく、キャッチタン
ク95の容量を小さくでき、排気装置全体としての小形
化が図れる。また、この後は、適宜、プラグ89を取り
外すことでドレン穴95bから潤滑油のみを選択的に排
出でき、潤滑油の再利用も容易である。
【0025】特に、この実施例では、キャッチタンク9
5が膨張管28の外周面を画壁として画成され、キャッ
チタンク95には排気熱が直接に伝達される。このた
め、キャッチタンク95内の水を十分な熱量で加熱で
き、水を効果的に蒸発させることができ、キャッチタン
ク95の容量をより小さくできる。また、キャッチタン
ク95をマフラ29の近傍に配置するため、送油管94
を短くでき、排気圧が比較的小さいマフラ29からキャ
ッチタンク95への潤滑油の送り出しも容易に行なうこ
とができる。
【0026】なお、上述した実施例では、キャッチタン
ク95内に滞留した潤滑油をプラグ89を取り外したド
レン穴95bから排出するが、前述の先願にも記載され
るように、機構の摺動部分に導いて再利用することも可
能である。また、上述の実施例は、回収室33とキャッ
チタンク95とを別個に設けるが、回収室33に開口す
るブリーザ穴(通路)とドレン穴(通路)とを膨張管2
8の廻りに設け、回収室33をキャッチタンクとしても
機能するように構成することも可能である。
【0027】図6および図7にはこの発明の他の実施例
に係る2サイクルガソリン機関の排気装置を示し、図6
が2サイクルガソリン機関を搭載した自動二輪車の側面
図、図7が排気装置の拡大断面図である。なお、この実
施例では、上述した実施例と同一の部分には同一の番号
を付して説明を省略する。
【0028】この実施例は、排気管27にキャッチタン
ク95を設け、このキャッチタンク95を給送管26に
より回収室33と連絡する。図6に明らかなように、キ
ャッチタンク95は、排気管27に環状板96を溶着し
て画成され、側面視でアンダカウル69により覆われる
位置に配置される。このキャッチタンク95は、前上部
に排気管27の直後位置でブリーザ穴95aが、後下部
にドレン穴95bが形成され、このドレン穴95bの後
方に継手が設けられる。
【0029】また、回収室33は、膨張管28と別個の
画成部材88を膨張管28の下部に固着して構成され、
膨張管28の下壁に形成された通孔(図中、明示され
ず)を介して排気通路28aと連絡する。画成部材88
には前部に継手32が設けられ、この継手32に接続し
た給送管26がキャッチタンク95に接続する。
【0030】この実施例にあっても、排気中から捕集さ
れた潤滑油と水が回収室33に集められ、この回収室3
3からからキャッチタンク95に送り出される。そし
て、キャッチタンク95では排気熱により水を蒸発させ
て潤滑油のみを貯溜するが、キャッチタンク95はエン
ジン19により近い排気管27に設けられるため水をよ
り有効に蒸発させることができる。そして、このキャッ
チタンク95は前輪14Fの直後に位置するため、エン
ジン19の負荷が増大して排気温が高くなった時でも走
行風によりキャッチタンク95を放熱でき、キャッチタ
ンク95の温度が過大に上昇することを防止できる。
【0031】また、この実施例では、排気管27にキャ
ッチタンク95を設け、キャッチタンク95の左右がア
ンダカウル69により覆われるため、排気管27廻りの
デッドスペースを有効に利用でき、また、キャッチタン
ク95を隠すことができ良好な外観性を得られる。
【0032】またさらに、この実施例では、キャッチタ
ンク95のブリーザ穴95aが排気管27の直後に位置
するため、ブリーザ穴95aに泥や水が飛散することが
なく、キャッチタンク95内に泥等が進入することがな
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明よれば、以下の効果
を発揮する。 請求項1は、排気管内を流れる排気中に混
在する潤滑油を排気から分離して排気管外へ排出する2
サイクルガソリン機関の排気装置であって、潤滑油の回
収室を前記排気管の下部に設け、潤滑油が導入されるキ
ャッチタンクを、回収室とは別個に独立して前記排気管
外壁面に隣接して設け、潤滑油の回収室とキャッチタン
クとを給送管を介して連通、接続し、キャッチタンクに
は、その上部に内部を大気に開放するブリーザ穴を形成
し、且つキャッチタンクの下部に潤滑油取出用の開口を
設けた。 請求項1では、排気管外壁面に隣接してキャッ
チタンクを設け排気管下部のキャッチタンクとは別置
き、独立して設けた回収室で捕集された潤滑油と水とを
キャッチタンク内に給送管を介して導き、キャッチタン
ク内に滞溜した潤滑油と水分のうち、排気管の熱で水を
蒸発させて潤滑油のみを滞溜させることができる。従っ
て、回収室に溜まった潤滑油と水分は、排気圧力で、直
接マフラの排気出口であるテイルパイプから排出される
ことがなくなり、一旦、マフラ、排気管とは別置き、独
立のキャッチタンクから排気圧力で給送管より圧送され
た後、水はブリーザ穴から蒸発し、オイルのみが水と分
離されて排出されるこことなり、白煙の発生を抑制する
ことができる。 又キャッチタンクは潤滑油を滞留させる
だけの容量を確保すればよく、キャッチタンクの容量を
小さくでき、装置全体としての小形化が図れる。
【0034】請求項2は、請求項1において、キャッチ
タンクを排気管の外周壁を画壁の一部として画成した。
請求項2では、請求項1の効果に加えるに、排気管の外
壁面を画壁としてキャッチタンクを画成する態様に構成
でき、排気管の排気熱が直接キャッチタンクに伝達さ
れ、キャッチタンク内の水をより効果的に加熱でき、水
の蒸発を促進させることができ、上記した白煙抑制効果
を一層向上させることができるとともに、キャッチタン
クの容量をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る2サイクルガソリン
機関の排気装置が装着された自動二輪車の側面図
【図2】同排気装置の側面図
【図3】aが同排気装置の一部拡大平断面図、bが同排
気装置の一部拡大側断面図
【図4】同排気装置の要部の側断面図
【図5】この発明の他の実施例に係る2サイクルガソリ
ン機関の排気装置を示し、aが一部拡大平断面図、bが
一部拡大側断面図、cがbの5−5矢視断面図
【図6】この発明のまた他の実施例に係る2サイクルガ
ソリン機関の排気装置が装着された自動二輪車の側面図
【図7】同排気装置の一部を破断断面した側面図
【符号の説明】
19 ・・・ 2サイクルガソリンエンジン(機関)、 2
6 ・・・ 給送管、27 ・・・ 排気管、 28 ・・・ 膨張
管、 28a ・・・ 排気通路、29 ・・・ マフラ、 31
・・・ 障壁、 33 ・・・ 回収室、69 ・・・ アンダカウ
ル、 88 ・・・ 画成部材、 89 ・・・ プラグ、95 ・
・・ キャッチタンク、 95a ・・・ ブリーザ穴、95b
・・・ ドレイン穴(潤滑油取出用の開口)、 96 ・・・
環状板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/08 F01M 11/04 F01N 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管内を流れる排気中に混在する潤滑
    油を排気から分離して排気管外へ排出する2サイクルガ
    ソリン機関の排気装置であって 前記潤滑油の回収室を前記排気管の下部に設け、 前記潤滑油が導入されるキャッチタンクを、前記回収室
    とは別個に独立して前記排気管外壁面に隣接して設け 前記潤滑油の回収室と前記キャッチタンクとを給送管を
    介して連通、接続し、 前記 キャッチタンクには、その上部に内部を大気に開放
    するブリーザ穴を形成し、且つキャッチタンクの下部に
    潤滑油取出用の開口を設けた とを特徴とする2サイクルガソリン機関の排気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2サイクルガソリン機
    関であって、前記キャッチタンクは前記排気管の外周壁
    を画壁の一部として画成されることを特徴とする2サイ
    クルガソリン機関の排気装置。
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