JP3016334U - 樋支持金具 - Google Patents
樋支持金具Info
- Publication number
- JP3016334U JP3016334U JP1995003722U JP372295U JP3016334U JP 3016334 U JP3016334 U JP 3016334U JP 1995003722 U JP1995003722 U JP 1995003722U JP 372295 U JP372295 U JP 372295U JP 3016334 U JP3016334 U JP 3016334U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- gutter support
- stop shaft
- shaft
- spring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取付部材に対する樋支持部材の結合手段とし
て蝶ナットやボルト、或いはリベットを用いないで、ま
た係止片によるロック手段を用いないで1本の止軸と板
ばねによってばね圧による結合及びフリーにする調整操
作をワンタッチで簡単迅速に行うことを可能とし且つ部
品点数を少なくしてコスト減を図ることを可能とする。 【構成】 樋支持部材の長孔の孔縁に係止歯を形成し、
長孔に挿通される止軸は係止歯に係止及び強制移動を可
能とする丸軸部となし、この止軸にバネ板片を2つ折り
に形成してなる板ばねを装着してなることを特徴として
いる。
て蝶ナットやボルト、或いはリベットを用いないで、ま
た係止片によるロック手段を用いないで1本の止軸と板
ばねによってばね圧による結合及びフリーにする調整操
作をワンタッチで簡単迅速に行うことを可能とし且つ部
品点数を少なくしてコスト減を図ることを可能とする。 【構成】 樋支持部材の長孔の孔縁に係止歯を形成し、
長孔に挿通される止軸は係止歯に係止及び強制移動を可
能とする丸軸部となし、この止軸にバネ板片を2つ折り
に形成してなる板ばねを装着してなることを特徴として
いる。
Description
【0001】
本考案は、軒樋を屋根の軒先に沿わせて所定の位置に支持できるように調整可 能に取付けられる樋支持金具、特に樋支持部材と取付部材のスライド調整位置の ロック手段としてワンタッチで行うことを可能にした装置に関する。
【0002】
金属板片からなる取付部材に、スライド自由に樋支持部材を結合してなる樋支 持金具は、例えば実開昭63−195026号、実開平2−1326号、実開平 2−36528号公報等によって従来から一般に知られている。
【0003】
このような従来の樋支持金具は、固定側になる取付部材と、これに取着される 樋支持部材とが、ねじ等の止軸により締め付けて結合し、又は緩めることにより フリーにしてスライド自由となすものであるが、止軸の操作は蝶ナットを手で回 動するような作業であるため、不安定な高所での作業では作業性が悪く、またね じが外れて脱落するといった問題があり、また、係止片を用いてロックする機構 を併設したものでは、止軸をボルトの他にリベットで止めたものが用いられるた め、止軸による結合手段と、係止片によるロック手段が必要になって機構が複雑 になり、また操作も面倒になるため、ワンタッチで簡単迅速に調整及び取付け作 業を行うことが困難になるといった問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、止軸として蝶ナットやボルトを用いないで、また係 止片によるロック手段を用いないで1本の止軸と板ばねのみによって係合ロック 及びフリーにする操作をワンタッチで簡単迅速に行うことを可能とし、而も部品 の数を最小限にすることでコスト的にも有利な樋支持金具を提供しようとするも のである。
【0005】
上記目的を達成するために本考案における樋支持金具は、水平部10aと垂直 部10bを有する取付部材10と、長孔11に挿通される止軸13を介してスラ イド自在に取着される樋支持部材20とからなる樋支持金具において、上記長孔 11の孔縁に丸又は角形の係止歯12を形成する一方、長孔11に挿通される止 軸13は上下方向に対して遊動自在に係止されるように頭部13bの首下に係止 用の段部13eを存してストレートな軸部13aと下端にばね受け用の係止部1 3cを一体形成し、この止軸13に該止軸13を下向きに弾力を附勢するように バネ板片を2つ折りに形成した板ばね14を装着してなるものである。
【0006】 また、前記止軸13の頭部首下の係止用段部13eに下細まりのリード角13 fを形成してなるものである。
【0007】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1〜2に示すように、取付部材10は、一定幅の金属の帯板片をL字形に折 曲げたものからなり、L字形の垂直部10bを外壁等の固定部に直付け、又は取 付金具5を介して不動状に固定する。
【0009】 この取付部材10の水平部10aに下から樋支持部材20を嵌合させスライド 自由に添接する。
【0010】 樋支持部材20は、取付部材10と同様の帯板片を折曲げて、水平部20aの 両端に樋の耳縁を係合する耳係合部21・22を一体に形成する。取付部材10 の水平部10aに長孔11を形成する。この長孔11の長手方向の相対向する孔 縁に係止歯12を形成する。係止歯12は、図3に示すように円弧面を連続した 丸形となす。又図5に示すように連続した菱形を呈するように角形となす。
【0011】 止軸13は図2〜4に示すように頭部13bとこの頭部13bの首下に段部1 3eを存してストレートな軸部13aを一体形成し、下端にはばね受け用の係止 部13cを一体に設けてなる。段部13eには下細まりの円錐テーパからなるリ ード角13fを設ける。
【0012】 上記の止軸13は図3に示す丸形の係止歯12用に対応させるものである。
【0013】 また、図5〜6に示すように頭部13bの付根部に断面四角形の角根部13d を一体形成したものを使用することもできる。この止軸は図5〜6に示すように 角形の係止歯12に対応させるものとする。この止軸の角根部13dにも角錐テ ーパからなるリード角13fを設ける。
【0014】 止軸13の下端の係止部13cは軸端を叩打して鍔状に張り出すように一体形 成するが、スナップリング、又は係止リングからなる別体ものを嵌止することも できる。
【0015】 取付部材10及び樋支持部材20の各水平部10a.20aの左右両側縁部を 直角に折り立てて補強ガイド片10b.20bを形成し、取付部材10の水平部 10aの下から樋支持部材20の水平部20aを嵌合状に添接するようにして前 後スライドの案内となす。
【0016】 板ばね14は、帯板状のバネ片を横向きV字形となるように2つ折りに形成し て上下板片14a.14bに止軸13の嵌挿用の孔16を相対して設ける。
【0017】 樋支持部材20の下面には後部の耳縁係合部22に対向するようにばね押え2 3を取付ける。ばね押え23は樋の内壁を内側から係接することで係合部22に 対する係合離脱を防止する。
【0018】
取付部材10に樋支持部材20を添接して止軸13を上方より長孔11に挿通 し、下側から板ばね14を介して係止部13cでばね圧を利かせると、両部材1 0・20は一つに結合されたものとなる。そしてこの状態では止軸13が長孔1 1の係止歯12に係合しているため、樋支持部材20を前後にスライドさせよう としても係止歯12に止軸13の軸部13aの段部13e又は角根部13dが係 合した状態となってスライド不能である。
【0019】 次に止軸13を上方へ引き上げると、段部13e又は根角部13dが長孔11 の係止歯12から離脱するため長孔11に対してはフリーになる。この状態で樋 支持部材20を前方又は後方へ押動すると、長孔11の範囲で自由にスライドす るから適当な位置で止軸13の引上げを解除すると、止軸13は板ばね14の作 用で下方へ引き下げられる。止軸13が板ばね14の作用で下方へ引下げられる 際には、頭部首下の段部13e又は角根部13dはリード角13fの案内でスム ーズに長孔11の係止歯12に嵌入係止させることができる。
【0020】
本考案は上記のように長孔11の孔縁に丸又は角形の係止歯12を形成し、長 孔に挿通される止軸13はストレートな軸部13aの上端に頭部13bと頭部首 下に係止段部13eを、下端にばね受け用の係止部13cを有し、且つ上下方向 に対して遊動自在に係止され、この止軸13に該止軸13を下向きに弾力を附勢 するようにバネ板片を2つ折りに形成した板ばね14を装着したので、止軸を引 き上げ及び引き上げ後にばね圧により押入位置へ戻す操作を行うことにより取付 部材に対して樋支持部材を板ばねによるばね圧の附勢及び解除することで前後方 向に自由にスライド移動させ、またその適当な任意の位置で止軸の引上げを解除 することで板ばねの作用にて止軸が引上げられるが、その際リード角の働らきで 係止用段部を無理なく案内してスムーズに長孔の係止歯に嵌入係止させることが できロック及びロック解除の操作が楽であり、ワンタッチで簡単迅速に樋の支持 位置の調整を行い得るとともに、このようなスライド調整及びロックの作動を止 軸13と板ばね14によるばね圧の附勢により簡単に行うことができ、従来のよ うにボルト・ナットやリベットの締結による止軸の結合手段と、係止片によるロ ック手段を必要とせず、従って機構が簡単で操作が楽であり、部品点数も少なく できるため、コストの面でも有利となる。
【図1】本考案による樋支持金具の分解斜視図である。
【図2】本考案による樋支持金具の側面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】図2におけるAーA線の断面図である。
【図5】本考案における他の実施例の平面図である。
【図6】図5における止軸部分の断面図である。
10 取付部材 11 長孔 12 係止歯 13 止軸 14 板ばね 20 樋支持部材 13a 軸部 13b 頭部 13c 係止部 13d 角根部 13e 段部 13f リード角 10a・20a 水平部
Claims (2)
- 【請求項1】 水平部10aと垂直部10bを有する取
付部材10と、長孔11に挿通される止軸13を介して
スライド自在に取着される樋支持部材20とからなる樋
支持金具において、上記長孔11の孔縁に丸又は角形の
係止歯12を形成する一方、長孔11に挿通される止軸
13は上下方向に対して遊動自在に係止されるように頭
部13bの首下に係止用の段部13eを存してストレー
トな軸部13aと下端にばね受け用の係止部13cを一
体形成し、この止軸13に該止軸13を下向きに弾力を
附勢するようにバネ板片を2つ折りに形成した板ばね1
4を装着してなることを特徴とする樋支持金具。 - 【請求項2】 前記止軸13の頭部首下の係止用段部1
3eに下細まりのリード角13fを形成してなる請求項
1記載の樋支持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003722U JP3016334U (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 樋支持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003722U JP3016334U (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 樋支持金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3016334U true JP3016334U (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=43151864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995003722U Expired - Lifetime JP3016334U (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 樋支持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016334U (ja) |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP1995003722U patent/JP3016334U/ja not_active Expired - Lifetime
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