JP3016303B2 - 空気調和機の露付制御装置 - Google Patents

空気調和機の露付制御装置

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JP3016303B2
JP3016303B2 JP4134832A JP13483292A JP3016303B2 JP 3016303 B2 JP3016303 B2 JP 3016303B2 JP 4134832 A JP4134832 A JP 4134832A JP 13483292 A JP13483292 A JP 13483292A JP 3016303 B2 JP3016303 B2 JP 3016303B2
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繁治 平良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の露付制御
装置に関し、より詳しくは、空気調和機の吹き出し口お
よびファンの露付を防止する露付制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の露付制御装置は、室
内温度を室内センサで検出して、その室内温度が基準温
度以下である場合に、インバータによって圧縮機の回転
数を小さな値に固定して、冷媒循環量を少量に規制し
て、吹き出し口に結露が生じないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
空気調和機の露付制御装置を湿度の高い厨房等に用いた
場合に、吹き出し口に結露が生じなくても、過熱度が高
くなった場合に、冷えきっているファンに結露が生じる
場合がある。即ち、従来の露付制御装置は、吹き出し口
の露付に対しては対処を行なっているが、ファンに対す
る露付に対しては何ら対処を行なっていなかった。即
ち、本発明者は、従来全く考慮されていなかったある条
件(例えば高温、多湿の条件)の下では、ファンに露が生
じ、それが吹き出し口等から飛び散ったりして、不具合
が生じることを発見したのである。
【0004】そこで、この発明の目的は、吹き出し口の
結露を防止できる上に、ファンの結露も防止できる空気
調和機の露付制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、室内温度を検出する室温センサ
と、室内機の室内熱交換器の温度(室内熱交温度とい
う。)を検出する室内熱交温度センサと、冷房運転中に
おいて、上記室温センサと上記熱交温度センサからの出
力を受けて、上記室内温度が基準室内温度以下で、か
つ、上記室内熱交温度が下側基準温度以下、または上側
基準温度以上であるという条件を満足するか否かを判別
して、その条件を満足した場合に、露付制御を行なうと
判別する露付制御実行判別手段と、上記室内熱交温度が
上記下側基準温度以下であると判別した場合には、吹き
出し口露付制御を行なうべき吹き出し口露付制御モード
であると判別する一方、上記室内熱交温度が上記上側基
準温度以上であると判別した場合には室内機のファン露
付制御を行なうべきファン露付制御モードであると判別
する露付モード判別手段と、上記露付モード判別手段が
吹き出し口露付制御モードであると判別した場合に、吹
き出し口露付制御を実行する吹き出し口露付制御実行手
段と、上記露付モード判別手段がファン露付制御モード
であると判別した場合に、ファン露付制御を実行するフ
ァン露付制御実行手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の空気調和機
の露付制御装置において、上記露付制御実行判別手段が
露付制御を実行すると判別した場合に、空気調和機のコ
ンプレッサの運転周波数を、結露が生じにくいように過
大または過少でない冷媒循環量となる値に固定する運転
周波数固定手段を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の空気調和機の露付制御装置において、上記吹き出し
口露付制御実行手段は、上記ファンの回転数を過少でな
くて吹き出し口の露付を防止する第1の設定値に設定す
る第1ファン回転数設定手段を含むことを特徴としてい
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の空気調和機の露付制御装置において、上記
吹き出し口露付制御実行手段は、上記室内機の吹き出し
口のフラップの開度を過少でなくて吹き出し口の露付を
防止する第1の設定値に設定する第1フラップ開度設定
手段を含むことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の空気調和機の露付制御装置において、上記
ファン露付制御実行手段は、上記ファンの回転数を過大
でなくてファンの露付を防止する第2の設定値に設定す
る第2ファン回転数設定手段を含むことを特徴としてい
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載の空気調和機の露付制御装置において、上記
ファン露付制御実行手段は、上記室内機の吹き出し口の
フラップの開度を過大でなくてファンの露付を防止する
第2の設定値に設定する第2フラップ開度設定手段を含
むことを特徴としている。
【0011】請求項7の発明は、室内温度を検出する室
温センサと、室内機の室内熱交換器の室内熱交温度を検
出する室内熱交温度センサと、冷房運転中において、上
記室温センサと上記熱交温度センサからの出力を受け
て、上記室内温度が基準室内温度以下で、上記室内熱交
温度が基準温度以上である場合に、ファン露付制御を実
行するファン露付制御実行手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、上記露付制御実行判
別手段は、冷房運転中において、室温センサからの室内
温度と熱交温度センサからの熱交温度に基づき、上記室
内温度が基準室内温度以下で、かつ、上記室内熱交温度
が下側基準温度以下または上側基準温度以上であるとい
う条件を満足するか否か判別して、その条件を満足した
場合に、露付制御を実行すると判別する。上記露付モー
ド判別手段は、上記室内熱交温度が上記下側基準温度以
下であると判別した場合には吹き出し口露付制御モード
であると判別する一方、上記室内熱交温度が上記上側基
準温度以上であると判別した場合にはファン露付制御モ
ードであると判別する。上記吹き出し口露付制御実行手
段は、上記露付モード判別手段が吹き出し口露付制御モ
ードであると判別した場合に、例えば、吹き出し風量が
過少にならないように、ファンの回転数や吹き出し口の
フラップの開度を制御する吹き出し口露付制御を実行す
る。一方、上記ファン露付制御実行手段は、上記露付モ
ード判別手段がファン露付制御モードであると判別した
場合に、例えば、吹き出し風量が過大にならないよう
に、ファンの回転数やフラップの開度を制御して、過熱
度が高くならないようにするファン露付制御を実行す
る。
【0013】請求項2の発明によれば、上記露付制御実
行判別手段が露付制御を実行すると判別した場合に、運
転周波数固定手段によって、コンプレッサの運転周波数
が、冷媒循環量が過大あるいは過少にならないような値
に固定され、結露が生じにくい条件に設定される。ま
た、このように、冷媒循環量が一定に制御されているか
ら、風量を制御することによって、簡単に、吹き出し口
やファンに結露が生じにくいようにすることができる。
【0014】請求項3の発明によれば、上記第1ファン
回転数設定手段によって、上記ファンの回転数を過少で
ない第1の設定値に設定して、吹き出し口露付制御を実
行する。こうして、吹き出し口における結露の発生を防
止する。
【0015】請求項4の発明によれば、上記第1フラッ
プ開度設定手段によって、上記フラップの開度が過少で
ない第1の設定値に設定して、吹き出し口露付制御を実
行する。こうして、吹き出し口における結露の発生を防
止する。
【0016】請求項5の発明によれば、上記第2ファン
回転数設定手段によって、上記ファンの回転数を過大で
ない第2の設定値に設定して、過熱度が高くならないよ
うに、見方を変えると、室内熱交換器によって冷やされ
ないままの空気が冷えたファンに当たらないようにし
て、ファン露付制御を実行する。
【0017】請求項6の発明によれば、上記第2フラッ
プ開度設定手段によって、上記フラップの開度が過大で
ない第2の設定値に設定して、風量が過大にならないよ
うにして、冷やされないままの空気がファンに当たらな
いようにして、ファン露付制御を実行する。
【0018】請求項7の発明によれば、ファン露付制御
実行手段は、冷房運転中において、上記室温センサから
の室内温度と上記熱交温度センサからの室内熱交温度と
に基づいて、上記室内温度が基準室内温度以下で、上記
室内熱交温度が基準温度以上である場合に、ファンの回
転数やフラップの開度等を制御して、風量が過大になら
ないようにしたり、あるいは冷媒循環量を増大するファ
ン露付制御を実行する。こうして、冷やされないままの
空気が冷えきったファンに当たらないようにして、ファ
ンに結露が生じないようにする。
【0019】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0020】図1はこの発明の一実施例に用いる室内機
1を示している。図1において、2はケーシング、3は
吸い込み口、5は室内熱交換器、6はファンロータ、7
は吹き出し口、8はフラップであって、空気は矢印に示
すように、吸い込み口3から吸われ、熱交換器5によっ
て冷やされて、ファンロータ6の箇所を通り、吹き出し
口7からフラップ8によって吹き出し方向が制御されて
吹き出される。
【0021】図2は上記実施例のブロック図である。1
は室内機、5は室内熱交換器、6はファンロータ、7は
吹き出し口、8はフラップ、11は室外熱交換器、12
はキャピラリチューブ、13はコンプレッサ、14は4
路切替弁、15はアキュムレータである。
【0022】また、16は室内温度を検出する室温セン
サ、17は室内熱交換器5の室内熱交温度を検出する室
内熱交温度センサ、18はファンの回転数を検出する風
量センサ、19はフラップ8の開度を検出するフラップ
開度センサ、21は外気温を検出する外気温センサ、2
2は制御装置であって、この制御装置22は、後述する
ように、室温センサ16、室内熱交温度センサ17、風
量センサ18およびフラップ開度センサ19の出力を受
け、インバータを介してコンプレッサ13の回転数を制
御し、ファンロータ6の回転数を制御し、フラップ7の
開度を制御して、露付制御を実行する。
【0023】上記制御装置22は、マイクロコンピュー
タから成り、図3,4,5に示すように動作し、ソフトウ
ェアにより構成された露付制御実行判別手段,露付モー
ド判別手段,吹き出し口露付制御実行手段,ファン露付制
御実行手段,運転周波数固定手段,第1および第2ファン
回転数設定手段,第1および第2フラップ開度設定手段
を含んでいる。
【0024】図3,4および5を参照して、この制御装
置22の動作を説明する。
【0025】まず、図3のステップS1に示す従来より
行なわれている冷房温度制御を行なう。
【0026】次に、ステップS2に進んで、室温センサ
16から、室内温度Trを表す信号を受け取り、この室
内温度Trが基準室内温度(例えば27℃)Ta以下である
かどうかを判別する。以下でない場合は、吹き出し口7
およびファンロータ6に露付の恐れがないため、ステッ
プS1に示す冷房温度制御に復帰する。室内温度Trが
基準室内温度Ta以下である場合には、ステップS3に
進む。
【0027】ステップS3では、室内熱交温度センサ1
7から室内熱交温度Teを表す信号を受け取り、この室
内熱交温度Teが下側基準温度(例えば6℃)Tel以下で
あるか、あるいは、室内熱交温度Teが上側基準温度(例
えば11℃)Teh以上であるという条件を満足するか否
かを判別する。この条件を満足しない場合には、吹き出
し口7およびファンロータ6に露付の恐れがないため、
ステップS3の冷房温度制御に復帰する。この条件を満
足した場合には、吹き出し口7またはファンロータ6の
何れかの露付の恐れがあるため、ステップS4に進む。
上記ステップS2とS3で露付制御実行判別手段を構成
する。
【0028】ステップS4では、コンプレッサ13の運
転周波数fが予め定められている所定の周波数(例えば中
間周波数)fmになっているか否か判別する。コンプレッ
サ13の運転周波数fが所定の周波数fmになっていない
場合には、ステップS6に進んで、コンプレッサ13の
運転周波数を上記所定の運転周波数fmに変える。コンプ
レッサ13の運転周波数fが上記所定の運転周波数fmに
一致していると判断した場合には、ステップS5に進ん
で、コンプレッサ13の運転周波数fを上記所定の運転
周波数fmのまま維持する。このように、露付が発生して
いる場合には、コンプレッサ13の運転周波数を所定の
周波数fmに定めて、空気を冷やし過ぎたり、あるいは、
冷やさないままファンロータ6に送ったりしないように
しているのである。このステップS4,S5およびS6
は運転周波数固定手段を構成する。
【0029】次に、ステップS7では、室内熱交温度セ
ンサ17からの室内熱交温度Teが下側基準温度Tel以
下であるか、あるいは、上側基準温度Teh以上であるか
判別する。室内熱交温度Teが下側基準温度Tel以下で
あると判別した場合には、吹き出し口露付制御モードで
あると判別して、図4に示すステップS11に進み、一
方、室内熱交温度Teが上側基準温度Tehであると判別
した場合には、ファン露付制御モードであると判別して
図5に示すステップS21に進む。このステップS7は
露付モード判別手段を構成する。
【0030】ステップS11では、風量センサ18から
の信号を受けて、風量Qが2段階目の風量Q2になって
いるかどうかを判別する。なお、ファンロータ6の回転
数は風量Q1からQ5の5段階に対応して、5段階に制御
されるようになっている。風量Qが2段階目の風量Q2
になっていない場合には、ステップS13に進み、風量
Qが2段階目の風量Q2になるように、ファンロータ6
の回転数を設定し、風量Qが2段階目の風量Q2になっ
ている場合には、ステップS12に進み、その風量Q2
を維持する。このように、風量Qを下から2段階目の風
量Q2に設定することによって、風量が過少にならない
ようにして、吹き出し口に露が付かないようにしてい
る。このステップS11,12および13は第1ファン
回転数設定手段を構成する。
【0031】次に、ステップS14に進み、フラップ開
度センサ19からのフラップ8の開度θが2段階目の開
度θ2になっているかどうか判断する。なお、フラップ
8の開度はθ1からθ5の5段階に制御されるようになっ
ている。フラップ8の開度θが2段階目の開度θ2にな
っていない場合には、ステップS16に進み、フラップ
8の開度θを2段階目の開度θ2に設定し、フラップ8
の開度θが2段階目の開度θ2になっている場合には、
ステップS15に進み、その2段階目の開度θ2を維持
する。このように、フラップ8の開度θを下から2段階
目の開度θ2に設定することによって、吹き出し口に露
が付かないようにしている。このステップS14,15
および16は第1フラップ開度設定手段を構成する。
【0032】次に、ステップS17で、室温センサ16
から受けた室内温度Trが基準室内温度Ta以下で、か
つ、室内熱交温度センサ17から受けた室内熱交温度T
eが下側基準温度Tel以下である条件を満足するか否か
判別する。この条件を満足しない場合には、吹き出し口
7に結露の恐れがないため、ステップS1に示す冷房温
度制御に復帰する。一方、この条件を満足する場合に
は、ステップS18に進み、時間t1をカウントし、再
び、ステップS17に進んで、吹き出し口の露付制御の
実行を継続するか否か判別する。
【0033】一方、ステップS7で、室内熱交温度Te
が上側基準温度Tehであると判別して、ファン露付制御
モードであると判別した場合には、図5に示すステップ
S21に進んで、風量センサ18からの信号を受けて、
風量Qが3段階目の風量Q3になっているかどうかを判
別する。風量Qが3段階目の風量Q3になっていない場
合には、ステップS23に進み、風量Qが3段階目の風
量Q3になるように、ファンロータ6の回転数を設定
し、風量Qが3段階目の風量Q3になっている場合に
は、ステップS22に進み、その風量Q3を維持する。
このように、風量Qを下から3段階目の風量Q3に設定
することによって、空気が室内熱交換器5によって十分
冷やされないまま、ファンロータ6に当たらないように
している。つまり、過熱度が高い状態で、暖かい空気が
冷やされたファンロータ6に当たらないようにし、空気
を相当に冷やした状態でファンロータ6に当たるように
して、ファンロータ6に露が付かないようにしている。
このステップS21,22および23は第2ファン回転
数設定手段を構成する。
【0034】次に、ステップS24に進み、フラップ開
度センサ19からのフラップ8の開度θが3段階目の開
度θ3になっているかどうか判断する。フラップ8の開
度θが3段階目の開度θ3になっていない場合には、ス
テップS26に進み、フラップ8の開度θを3段階目の
開度θ3に設定し、フラップ8の開度θが3段階目の開
度θ3になっている場合には、ステップS25に進み、
その3段階目の開度θ3を維持する。このように、フラ
ップ8の開度θを下から3段階目の開度θ3に設定する
ことによって、空気の量を制限して、空気を十分に冷や
し、つまり、十分冷やされていない空気が冷えきってい
るファンロータ6に当たらないようにして、ファンロー
タ6に露が付かないようにしている。このステップS2
4,25および26は第2フラップ開度設定手段を構成
する。
【0035】次に、ステップS27で、室温センサ16
から受けた室内温度Trが基準室内温度Ta以下で、か
つ、室内熱交温度センサ17から受けた室内熱交温度T
eが上側基準温度Teh以上である条件を満足するか否か
判別する。この条件を満足しない場合には、ファンロー
タ6に結露の恐れがないため、ステップS1に示す冷房
温度制御に復帰する。一方、この条件を満足する場合に
は、ステップS28に進み、時間t1をカウントし、再
び、ステップS27に進んで、ファンの露付制御の実行
を継続するか否か判別する。
【0036】上記実施例では、吹き出し口露付制御の実
行とファン露付制御の実行とを行なうものについて説明
したが、ファン露付制御のみを行なうようにしてもよ
い。また、ファンの露付制御の実行を、ファンの回転数
やフラップの開度を変えることによって行なったが、コ
ンプレッサの回転数を変えることによって行なってもよ
い。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、室内温度が基
準室内温度以下である場合に、室内熱交温度が下側基準
温度以下であるか、上側基準温度以上であるかによっ
て、吹き出し口露付制御モードであるか、ファン露付制
御モードであるか判別して、吹き出し口露付制御の実行
あるいはファン露付制御の実行をしているので、吹き出
し口の露付を防止できる上に、ファンの露付を防止する
ことができる。
【0038】請求項2の発明によれば、露付制御を実行
すると判別した場合に、コンプレッサの運転周波数を、
冷媒の循環量が過大または過少にならなくて結露がしに
くい値に固定するようにしているので、露付が防止でき
る上に、ファンの回転数やフラップの開度の設定による
露付の防止のための制御が簡単になる。
【0039】請求項3の発明によれば、ファンの回転数
を第1の設定値に設定して、風量が過少にならないよう
にして、吹き出し口の露付制御を実行するので、露付制
御を簡単に行なうことができる。
【0040】請求項4の発明によれば、フラップの開度
を第1の設定値に設定して、風量が過少にならないよう
にして、吹き出し口の露付制御を実行するので、露付制
御を簡単に行なうことができる。
【0041】請求項5の発明によれば、ファンの回転数
を第2の設定値に設定して、風量が過大にならないよう
にして、ファンの露付制御を実行するので、露付制御を
簡単に行なうことができる。
【0042】請求項6の発明によれば、フラップの開度
を第2の設定値に設定して、風量が過大にならないよう
にして、ファンの露付制御を実行するので、露付制御を
簡単に行なうことができる。
【0043】請求項7の発明によれば、室内温度が基準
温度以下で、室内熱交温度が基準温度以上である場合
に、ファンの回転数、フラップの開度、コンプレッサの
回転数等を制御して、風量が過大にならないようにした
り、冷媒循環量を増大したりして、ファン露付制御を実
行するので、ファンに露が付かないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は室内機の断面図である。
【図2】 図2はこの発明の一実施例の空気調和機の露
付制御装置のブロック図である。
【図3】 図3は上記実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】 図4は上記実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】 図5は上記実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】 1…室内機、5…室内熱交換器、6…ファンロータ、7
…吹き出し口、8…フラップ、11…室外機、12…キ
ャピラリチューブ、13…コンプレッサ、14…4路切
り替え弁、16…室温センサ、17…室内熱交温度セン
サ、18…風量センサ、19…フラップ開度センサ、2
2…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 11/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内温度を検出する室温センサ(16)
    と、 室内機(1)の室内熱交換器(5)の温度(室内熱交温度と
    いう。)を検出する室内熱交温度センサ(17)と、 冷房運転中において、上記室温センサ(16)と上記熱交
    温度センサ(17)からの出力を受けて、上記室内温度が
    基準室内温度以下で、かつ、上記室内熱交温度が下側基
    準温度以下、または上側基準温度以上であるという条件
    を満足するか否かを判別して、その条件を満足した場合
    に、露付制御を行なうと判別する露付制御実行判別手段
    (S2,S3)と、 上記室内熱交温度が上記下側基準温度以下であると判別
    した場合には、吹き出し口露付制御を行なうべき吹き出
    し口露付制御モードであると判別する一方、上記室内熱
    交温度が上記上側基準温度以上であると判別した場合に
    は室内機のファン露付制御を行なうべきファン露付制御
    モードであると判別する露付モード判別手段(S7)と、 上記露付モード判別手段(S7)が吹き出し口露付制御モ
    ードであると判別した場合に、吹き出し口露付制御を実
    行する吹き出し口露付制御実行手段(S11,S12,S
    13,S14,S15,S16)と、 上記露付モード判別手段がファン露付制御モードである
    と判別した場合に、ファン露付制御を実行するファン露
    付制御実行手段(S21,S22,S23,S24,S25,
    S26)とを備えたことを特徴とする空気調和機の露付
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の空気調和機の露付制御装置に
    おいて、上記露付制御実行判別手段が露付制御を実行す
    ると判別した場合に、空気調和機のコンプレッサの運転
    周波数を、結露が生じにくいように過大または過少でな
    い冷媒循環量となる値に固定する運転周波数固定手段
    (S4,S5,S6)を備えた空気調和機の露付制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機の
    露付制御装置において、上記吹き出し口露付制御実行手
    段は、上記ファンの回転数を過少でなくて吹き出し口の
    露付を防止する第1の設定値に設定する第1ファン回転
    数設定手段(S11,S12,S13)を含む空気調和機の
    露付制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の空気
    調和機の露付制御装置において、上記吹き出し口露付制
    御実行手段は、上記室内機の吹き出し口のフラップの開
    度を過少でなくて吹き出し口の露付を防止する第1の設
    定値に設定する第1フラップ開度設定手段(S14,S1
    5,S16)を含む空気調和機の露付制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の空気
    調和機の露付制御装置において、上記ファン露付制御実
    行手段は、上記ファンの回転数を過大でなくてファンの
    露付を防止する第2の設定値に設定する第2ファン回転
    数設定手段(S21,S22,S23)を含む空気調和機の
    露付制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の空気
    調和機の露付制御装置において、上記ファン露付制御実
    行手段は、上記室内機の吹き出し口のフラップの開度を
    過大でなくてファンの露付を防止する第2の設定値に設
    定する第2フラップ開度設定手段(S24,S25,S2
    6)を含む空気調和機の露付制御装置。
  7. 【請求項7】 室内温度を検出する室温センサ(16)
    と、 室内機の室内熱交換器の室内熱交温度を検出する室内熱
    交温度センサ(17)と、 冷房運転中において、上記室温センサ(16)と上記熱交
    温度センサ(17)からの出力を受けて、上記室内温度が
    基準室内温度以下で、上記室内熱交温度が基準温度以上
    である場合に、ファン露付制御を実行するファン露付制
    御実行手段(S17,S21,S22,S23,S24,S
    25)を備えたことを特徴とする空気調和機の露付制御
    装置。
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