JP3016273U - ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置 - Google Patents

ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置

Info

Publication number
JP3016273U
JP3016273U JP1995002452U JP245295U JP3016273U JP 3016273 U JP3016273 U JP 3016273U JP 1995002452 U JP1995002452 U JP 1995002452U JP 245295 U JP245295 U JP 245295U JP 3016273 U JP3016273 U JP 3016273U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
traveling
wheel loader
detector
stabilization mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995002452U
Other languages
English (en)
Inventor
淳志 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
Priority to JP1995002452U priority Critical patent/JP3016273U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016273U publication Critical patent/JP3016273U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホイールローダ1の走行状態と作業状態とを
確実に判別し、走行安定機構のon−offを自動入切
制御する。 【構成】 バケット3を支持するリフトアーム2を昇降
させるためのリフト用シリンダ4のボトム側油室41
を、アキュムレータ8と接続し、アキュムレータ8の緩
衝作用で車体11の振動を打ち消すようにリフトアーム
2を揺動させる走行安定機構を備えたホイールローダ1
において、ホイールローダ1の走行速度を検出する速度
検出器20と、作業装置の位置を検出する位置検出器2
1と、速度検出器20の検出速度が所定速度より高速で
あり、且つ位置検出器21の検出位置が所定位置より高
いとき、走行安定機構が作動するよう切換える走行安定
機構切換弁7とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホイールローダの作動状態によって走行安定機構を自動的にon− off切換え可能な自動入切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホイールローダは、走行時の車体の振動を抑制するための走行安定機構を備え ている。この走行安定機構は、バケット等の作業装置を支持しているリフトアー ムを昇降させるためのリフト用シリンダのボトム側油室をアキュムレータと接続 し、アキュムレータの緩衝作用で、車体の振動を打ち消すようにリフトアームを 揺動させるように構成されている。
【0003】 従って、走行時に車体を安定させるのには有効であるが、作業時には作業装置 の正確な位置制御ができなくなるため、走行安定機構は、走行時on、作業時o ffにしなければならない。 一般に、ホイールローダの積み込み作業は低速で行われる。そこで、従来の走 行安定機構には、ホイールローダの走行速度を検出し、設定速度より高速であれ ば走行安定機構をonとし、設定速度より低速であれば走行安定機構をoffと する自動入切装置が設けられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の作業は現場の状況によって多様であり、従来の自動入切 装置では、走行時と作業時とを判別するための速度の設定が難しい。土場を整地 するような作業は、比較的高速で行うため、これに合わせて速度を設定しておく と、走行時にはその設定速度に達するまで走行安定機構が働かなくなる。
【0005】 また、作業装置として除雪作業用アタッチメントを装着して除雪作業を行う場 合には、全速度領域で作業を行う可能性があるため、走行速度のみに基づいて自 動的にon−off制御を行うことはできず、オペレータが手動で切換えなけれ ばならない。 さらに、バケット等の作業装置が最下位に近い(リフト用シリンダが最縮小に 近い)状態で、走行安定機構がonに切換わると、リフトアームの揺動で作業装 置が上下動して地面に接触したり、リフト用シリンダのピストンが底付きしてし まうおそれがある。
【0006】 本考案は、走行安定機構の自動入切装置における上記問題を解決するものであ って、ホイールローダの走行状態と作業状態とを確実に判別し、走行安定機構の on−offを制御できるホイールローダの走行安定機構の自動入切装置を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では、作業装置を支持するリフトアームを昇降させるためのリフト用シ リンダのボトム側油室を、アキュムレータと接続し、アキュムレータの緩衝作用 で車体の振動を打ち消すようにリフトアームを揺動させる走行安定機構を備えた ホイールローダにおいて、ホイールローダの走行速度を検出する速度検出器と、 作業装置の位置を検出する位置検出器と、速度検出器の検出速度が所定速度より 高速であり、且つ位置検出器の検出位置が所定位置より高いとき、走行安定機構 が作動するよう切換える切換手段とを設けることにより、ホイールローダの走行 安定機構の自動入切装置における上記課題を解決している。
【0008】
【作用】
整地作業や除雪作業のように走行速度を高速にして行う作業は、作業装置を下 げた状態で行うので、位置検出器の検出位置は所定位置より低くなり、走行安定 機構はoffとなる。また、積み込み作業やかき上げ作業のように作業装置を高 く上げて行う作業では、走行速度を低速にして行うので、速度検出器の検出速度 が所定速度より低速となり、走行安定機構はoffとなる。従って、リフトアー ムは揺動せず、作業装置の正確な位置制御が可能である。
【0009】 走行時には、作業装置を接地するおそれがないよう高く保持し、高速で走行す る。よって、速度検出器の検出速度が所定速度より高速となり、且つ位置検出器 の検出位置が所定位置より高くなるので、走行安定機構がonとなって車体の振 動を抑制するよう作動し安定した走行が可能となる。 バケット等の作業装置が最下位に近い(リフト用シリンダが最縮小に近い)状 態では、走行安定機構がonに切換わるおそれがなく、リフトアームの揺動で作 業装置が上下動して地面に接触したり、リフト用シリンダのピストンが底付きし たりすることはなく安全である。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例である走行安定機構の自動入切装置を備えたホイール ローダの側面図、図2は走行安定機構の自動入切装置の電気回路図である。 本実施例では、ホイールローダ1の車体11の前部にリフトアーム2の一端が 枢支され、このリフトアーム2の他端にはバケット3が枢支されており、車体1 1とリフトアーム2との間に取付けたリフト用シリンダ4の伸縮でバケット3が 昇降可能になっている。また、リフトアーム2とバケット3との間にはリンク5 を介してチルト用シリンダ6が取付けられており、チルト用シリンダ6の伸縮で バケット3が前後に傾動する。
【0011】 リフト用シリンダ4のボトム側油室41は、走行安定機構切換弁7を介して、 緩衝作用で車体11の振動を打ち消すようにリフトアーム2を揺動させるための アキュムレータ8に接続されて走行安定機構を構成している。ホイールローダ1 のトランスミッション12には走行速度を検出して検出速度が所定速度より高速 であるときonとなる速度検出器20が設置されており、車体11の前部にはリ フトアーム2の位置を検出して検出位置が所定位置より高いときonとなる位置 検出器21が設置されている。運転室13には、走行安定機構手動スイッチ22 が設置されている。
【0012】 走行安定機構切換弁7は電磁切換弁であり、図2に示すように、この走行安定 機構切換弁7のソレノイドと電源23との間には、走行安定機構手動スイッチ2 2、速度検出器20、位置検出器21が直列に接続されている。 走行安定機構の自動入切装置を用いて作業を行う場合、オペレータは、先ず走 行安定機構手動スイッチ22をonにして運転を開始する。
【0013】 整地作業のように走行速度を高速にして行う作業では、バケット3を下げた状 態で行うので、リフトアーム2の位置は所定位置より低く、位置検出器21は回 路をoffとし走行安定機構切換弁7のソレノイドは励磁されない。従って、走 行速度が高速でもシリンダ4のボトム側油室41とアキュムレータ8との間は走 行安定機構切換弁7によって連通が絶たれるので走行安定機構は作動しない。
【0014】 また、積み込み作業やかき上げ作業のようにバケット3を高く上げて行う作業 では、走行速度を低速にして行うので、速度検出器20が回路をoffとし走行 安定機構切換弁7のソレノイドは励磁されない。従って、バケット3の位置が高 くなっても、シリンダ4のボトム側油室41とアキュムレータ8との間は、走行 安定機構切換弁7によって連通が絶たれるので走行安定機構は作動しない。
【0015】 このように、作業中リフトアーム2は揺動しないので、バケット3の正確な位 置制御が可能である。 走行時には、バケット3を接地するおそれがないよう高く保持し、高速で走行 する。よって、速度検出器20の検出速度が所定速度より高速となり、且つ位置 検出器21の検出位置が所定位置より高くなるので、回路がonとなり走行安定 機構切換弁7のソレノイドは励磁される。そこで、走行安定機構切換弁7が切換 えられて、シリンダ4のボトム側油室41とアキュムレータ8との間は連通し、 アキュムレータ8は車体11の振動を抑制するよう作動し安定した走行が可能と なる。
【0016】 バケット3が最下位に近い(リフト用シリンダ4が最縮小に近い)状態では、 回路がonとなって走行安定機構切換弁7のソレノイドが励磁されるおそれはな く、リフトアーム2の揺動でバケット3が上下動して地面に接触したり、リフト 用シリンダ4のピストンが底付きしたりすることはなく安全である。 走行安定機構の自動入切装置を用いない場合には、オペレータは、走行安定機 構手動スイッチ22をoffとする。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の自動入切装置によれば、ホイールローダの走行 安定機構において、ホイールローダの走行状態と作業状態とを確実に判別し、走 行安定機構のon−offを制御できる。作業中リフトアームは揺動しないので 、バケットの正確な位置制御が可能であり、走行時には走行安定機構が車体の振 動を抑制し安定した走行が可能となる。また、リフト用シリンダのピストンが底 付きしたりすることはなく耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である走行安定機構の自動入
切装置を備えたホイールローダの側面図である。
【図2】走行安定機構の自動入切装置の電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 ホイールローダ 2 リフトアーム 3 バケット 4 リフト用シリンダ 7 走行安定機構切換弁 8 アキュムレータ 11 車体 20 速度検出器 21 位置検出器 22 走行安定機構手動スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置を支持するリフトアームを昇降
    させるためのリフト用シリンダのボトム側油室を、アキ
    ュムレータと接続し、アキュムレータの緩衝作用で車体
    の振動を打ち消すようにリフトアームを揺動させる走行
    安定機構を備えたホイールローダにおいて、ホイールロ
    ーダの走行速度を検出する速度検出器と、作業装置の位
    置を検出する位置検出器と、速度検出器の検出速度が所
    定速度より高速であり、且つ位置検出器の検出位置が所
    定位置より高いとき、走行安定機構が作動するよう切換
    える切換手段とを設けたことを特徴とするホイールロー
    ダの走行安定機構の自動入切装置。
JP1995002452U 1995-03-28 1995-03-28 ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置 Expired - Lifetime JP3016273U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002452U JP3016273U (ja) 1995-03-28 1995-03-28 ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002452U JP3016273U (ja) 1995-03-28 1995-03-28 ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3016273U true JP3016273U (ja) 1995-09-26

Family

ID=43151806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995002452U Expired - Lifetime JP3016273U (ja) 1995-03-28 1995-03-28 ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016273U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012124657A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 日立建機株式会社 走行振動抑制装置を備えた作業車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012124657A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 日立建機株式会社 走行振動抑制装置を備えた作業車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249468B2 (ja) 作業用車両のダンパ作動制御装置およびダンパ作動制御方法
CN107531123B (zh) 用于动力机器的行驶稳定系统
CN110462137B (zh) 作业车辆
JP3016273U (ja) ホイールローダの走行安定機構の自動入切装置
JPH05202529A (ja) ショベルローダの可傾シリンダ
KR20150114842A (ko) 지게차의 포크 수평유지시스템 및 그 제어방법
CN111051615B (zh) 工程机械
JP3638485B2 (ja) 作業車のジャッキ装置
JPH089234Y2 (ja) 持上げ運搬作業機
JP2001073413A (ja) 走行安定機構作動装置
JP3793739B2 (ja) 作業車の作動制御装置
CN110418865B (zh) 作业车辆以及作业车辆的控制方法
JP2004143797A (ja) 建設機械
JP3325450B2 (ja) リーチ式フォークリフト
JP4148661B2 (ja) 高所作業車
JPS5934621Y2 (ja) 作業車
JPH0978628A (ja) ホイールローダの走行安定機構作動装置
JPH10250989A (ja) クレーンブームの作動規制装置
JP2518295Y2 (ja) 持上げ運搬作業機
JP3000197U (ja) 建設車両の走行安定機構における作業装置降下抑制装置
JPS5943390B2 (ja) 自走式クレ−ンの転倒防止装置
JP2006152707A (ja) 作業車両のフロントローダ制御装置
JPH09289820A (ja) コンバイン
JP2551364Y2 (ja) ショベル系掘削機
JPH10178808A (ja) トラクタ