JP3015893B2 - 編 機 - Google Patents

編 機

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JP3015893B2
JP3015893B2 JP2229522A JP22952290A JP3015893B2 JP 3015893 B2 JP3015893 B2 JP 3015893B2 JP 2229522 A JP2229522 A JP 2229522A JP 22952290 A JP22952290 A JP 22952290A JP 3015893 B2 JP3015893 B2 JP 3015893B2
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プラス エルンスト―ディーテル
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ジプラ パテントエントビクルングス―ウント ベタイリングスゲゼルシャフト エムベーハー
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/06Sinkers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • D04B15/68Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the knitting instruments used

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、編物類を製作するための編機であって、複
数のガイドウェブを有する担体と、並列的に且つ各ガイ
ドウェブ間に配置されたニードル並びに差込み/引出し
プレートとが設けられ、この場合、編成操作を実施する
ためにニードル及び差込み/引出しプレートにおける少
なくとも部分的に相反する押出し及び引下げ運動と差込
み/引出しプレートにおける付加的な差込み運動とを実
施することが可能ならしめられており、更に押出し及び
引下げ運動を制御するニードル及び差込み/引出しプレ
ートカム部を備えた多数のシステム区分と、これらのシ
ステム区分に配属されてパターンに適合したニードル選
択を行なうために用いられるパターン装置とが設けられ
ており、選択されたニードルが、編成操作の実施に先立
ちまづパターン装置により中間位置に持上げられるよう
に構成されている形式のものに関する。
(従来の技術) ドイツ連邦共和国特許出願公開第3600666号明細書、
同第3602903号明細書に開示されて既に公知となってい
る上述形式の編機は、多数のパターンスライダを有する
機械的なパターン装置を備えている。多数のフラット
(階層)内に重ねて配置された各パターンスライダは、
ニードルの下で半径方向に旋回し得るように配置された
旋回プレートのパターン基部に作用する。この公知の編
機においては、所謂「スリーウェイ・テクニック」と称
される三元法、即ち1編成システムにおける編成工程と
捕捉工程と非編成工程とを適宜選択する三元法を実現す
るために、3つの互いに異なるターンスライダが必要と
され、旋回プレートはこれらのパターンスライダを介し
てその都度可能とされる3つの旋回位置の1つに移行さ
れる。
公知となっている多数の電気的なパターン装置または
電磁的なパターン装置は、一般に「0」信号と「1」信
号とによって制御され、従ってこれらの装置には二元法
しか適用されないので、そのいずれか1つの装置(例え
ばドイツ連邦共和国特許第3712673号明細書による装
置)を利用したとしても、上述のようなパターン操作を
直ちに実施することは出来ない。
このような理由から、従来は互いに並列されそれぞれ
1つのシステム区分に配属された電気的または電磁的な
パターン装置を用いることにより三元法を実現しなけれ
ばならず、実地に利用できるシステム数は全体の半分で
あるに過ぎなかった。この欠点に対処できる唯一の措置
は、システム区分の幅を削減することである。
システム区分の幅を任意に縮小しようとするならば、
融通の利くパターン形成が前提とされる。つまり、冒頭
に述べた形式による編機におけるパターン形成が申し分
なくフレキシブルに実施されるようにしておかねばなら
ない。この場合、セットされた一組のカム部の幾つかを
交換することによって種々異なるパターンを形成しよう
とする場合には、全てのシステム区分におけるシステム
幅が、カム部の組中もっとも広幅のカム部の幅によって
規定されることになる。カム部におけるその都度の最小
幅は編成技術上の理由から予め規定されるので、その数
値を任意に小さくすることは出来ない。従ってシステム
区分の幅は、多くのパターンで必要とされる筈の数値よ
り大きくならざるを得ない場合が屡々生ずる。
なお冒頭に述べた形式による編機を極めて高速で運転
する場合、それぞれ異なったカム部に対するニードルバ
ットの過度の衝撃によるニードルの破損が惹起されるこ
とをできるだけ回避するためには、各編み針を常に形状
接続的に案内することも必要とされる。この点のみに関
して言えば、付加的な可動バットを設けることにより編
み針をできるだけ衝突させないように案内する措置が、
既にドイツ連邦共和国特許第2636008号明細書で提案さ
れている。然しこの種の装置は、公知となっている他の
パターン装置においても生ずる次のような難点を避ける
ことが出来ない。即ちその難点とは、ニードルバット自
体またはこれを制御するために用いられるスライダ、プ
ッシャー、もしくはそれに類する部材が、パターン装置
の選択位置に設けられて選択されたニードルを選択され
てないニードルから分離するために用いられる分離カム
部のデバイダーチップに衝突することである。この種の
問題が生ずる頻度は、編機の作業速度が大きければ大き
いほど、またシステム区分の数が多ければ多いほど、或
いはシステム区分の幅および相互間隔をより小さな値に
設定すればするほど、それだけ高いものにならざるを得
ない。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明の課題とするところは、冒頭に述べた形
式による編機に改良を加えて、システム幅乃至システム
区分幅を申し分なく縮小するための工業技術的な前提条
件を整えることにあり、しかもその場合のシステム幅削
減は、各種の編成工具を互いに衝突させたり破損を生ぜ
しめたりすることなく確実に案内すると同時に、使用す
る編機が二元法および/または三元法の適用される機械
であるか否かを問わずに、また補足的に一元法(全ての
ニードルによる平編み方式)をも実施し得るか否かを問
わずに達成されなければならない。
(課題を解決する為の手段) 上記の課題を解決すべく提案された本発明の措置によ
れば、ニードルの中間位置は高く持ち上げられた捕捉位
置と等しくされており、差込み/引出しプレートは、ニ
ードルを高い捕捉位置に押し出す際には、少なくとも部
分的にではあるがやはり押し出された位置を占めるよう
な形式で、パターン装置に対して相対的に配置され且つ
構成されている。
(発明の効果) 本発明によれば、ニードルが通常の捕捉位置より高い
位置に押し出されるので、必要とされる分離カム部のデ
バイダーチップを通常の場合より高く設置することがで
きる。従って、ニードルバットもしくはその他の編成工
具がシステム区分内に進入する際にこれらの部分が分離
カム部のデバイダーチップ等に衝突する可能性は極く僅
かなものに抑えられ、ひいてはシステム乃至システム区
分の幅を著しく縮小することが可能になる。
本発明によるその他の有利な特徴は、各従属請求項に
示されている。
(実施例) 次に添付の図面に示された各実施例につき本発明を詳
細に説明する。
第1図には、編機における本発明に関連した原理的な
構造が丸編機を例にして示されている。この丸編機は、
ニードル及びプレートシリンダ(針板シリンダ)として
形成された担体1を有しており、担体1の下部範囲には
軸線を平行とした複数のガイド2が設けられ、各ガイド
間では編成工具としてのニードル3(例えばこの実施例
ではべら針)が担体1の軸線に対して平行に摺動しうる
ように支承されている。更にこの担体1の上部範囲に
は、軸線を平行とした複数のガイドウェブ4が設けられ
ており、各ガイドウェブ間では差込み/引出しプレート
5がニードルの運動方向に対して平行に摺動しうるよう
に支承されている。この差込み/引出しプレート5は、
ニードル3の縦方向またはその運動方向に対する横方向
での付加的な差込み運動をも行なえるように構成されて
いる。差込み/引出しプレート5のためのガイドウェブ
4は、ニードル3のためのガイド2と同じピッチで担体
1内に挿入されているが、ガイド2に対しては間隙をお
いて配置さているので、それぞれ1本のニードル3が2
枚の差込み/引出しプレート5間に位置せしめられる
か、或いはそれと逆の位置関係が成立することになる。
操作カムと協働する各ニードル3のニードルバット6
乃至7は、差込み/引出しプレート5の下位部分に設け
られており、操作カムは、担体1を囲繞するカム部ジャ
ケット8内に形成されている。ニードル3におけるのと
同じように、差込み/引出しプレート5もやはりカム部
ジャケット8の操作カムと協働するバット9、10、11を
有している。この場合、プレートバット9が差込み/引
出しプレート5をニードル3の運動方向と平行に上下さ
せるために用いられるのに対し、プレートバット10及び
11は、差込み/引出しプレート5をニードル運動に対し
て横方向で突起12を中心にして旋回させるために用いら
れる。
この種の編機における構成様式ならびにその機能は、
ドイツ連邦共和国特許第3311361号明細書により公知と
なっており、従ってここではこれ以上詳しく立ち入った
説明はしない。この種の丸編機がとくに本発明の目的を
達成するのに適している理由は、ニードル3のバット6
乃至7が差込み/引出しプレート5のバット9〜11の下
方に位置しているため、ニードル用のパターン装置を装
着するのに必要とされるスペースが充分に確保される点
にある。
第1図に示された編機を用いた場合、ニードル3のバ
ット7をそれぞれ異なる平面に配置し且つこれらの平面
の数に応じた各カム部に配属することによって形成され
得るパターンは小さなものであるに過ぎない。これに対
して第2図および第3図に示された実施例においては、
幾つかの或いはより有利には全てのシステム区分にそれ
ぞれ1つのパターン装置が配置されるようになってい
る。これらのシステム区分は、別の編成工具として各ニ
ードル3にそれぞれ1本づつ配設されたニードルプッシ
ャー14に作用し、これらのニードルプッシャー14は担体
1に形成された同一の案内通路内におけるニードル3の
下に配置されている。この実施例におけるニードル3に
は、バット6のみが設けられ、バット7は省略されてい
る。各パターン装置は、それぞれ押出しカム16を有する
カム部15と引下げカム18を有するカム部17とを有してい
る。各ニードルプッシャー14にはそれぞれ押出しカム16
と協働するバット19と、引下げカム18と協働するバット
20と、プッシャー案内通路の基底部に支承される戻し調
整ばね21とが設けられている。
全てのニードルプッシャー14はニードル3及び差込み
/引出しプレート5と共に第2図に示された矢印v方向
での運動を行なう。この場合、ニードルプッシャー14の
下面は、先行するカム部15に達する前に、半径方向で作
用するカム(例えば第2図に示されたカム15a及び/又
は15b)により、第3図(b)の矢印xで示された如く
半径方向内向きに旋回せしめられ、その際に戻し調整ば
ね21が張られ、次いでニードルプッシャー14をパターン
通りに固定確保もしくは開放する選択装置22に沿って案
内される(この点に関する詳細については、例えばドイ
ツ連邦共和国特許第3712673号明細書によるカム37及び
/又は38を参照のこと)。開放されたニードルプッシャ
ー14は、戻し調整ばね21により再び外向きに旋回せしめ
られて(第3図(a))、そのプッシャーバット19が押
出しカム16上に達する。ニードルプッシャー14はこの押
出し操作の直後に、プッシャーバット20に作用する引下
げカム18により引き下げられ、矢印vの方向で次のシス
テム区分におけるパターン装置に送られる。これに対し
て開放されなかったニードルプッシャー14は、第2図に
若干のプッシャーバット19、20で概略的に暗示されてい
るように、押出し操作なしにカム部15を通過する。
選択装置22としては、編機で一般に用いられるような
自体公知の選択装置を任意に応用することができるが、
より有利には、やはり公知のパターン装置と組み合わさ
れた電磁石が用いられる(ドイツ連邦共和国特許第3712
673号明細書)。なお、煩瑣な繰り返しを避けるため、
この点に関してはここに明記したものとする。
押出しカム16により捕捉されたニードルプッシャー14
におけるバッド20の上縁部は、カム部15上への乗り上げ
に際して、その上に配置されたニードル3と接触し、ニ
ードルバット6が分離カム部23上に持ち上げられるまで
これらのニードル3を上方に押し上げる。この場合、ニ
ードルプッシャー14によって行われるニードル3の強制
案内は、ニードル3が上方の捕捉位置に達するまで維持
される。第2図においてはバット6aがまさにこの捕捉位
置を占めており、ニードルプッシャー14は、その後で直
ちに引下げカム18によって捕捉されるべく、押出しカム
16から滑落する。
分離カム部23は、それ自体公知の形式により、選択さ
れたニードル3と選択されなかったニードル3とを分割
するために用いられるデバイダーチップ24を有してい
る。ニードル3のバット6は、第2図の図平面で見て右
側から分離カム部23の手前に位置する自由空間25内に進
入するが、この自由空間25内では選択プロセスが行なわ
れねばならないので、その際にバット6をカム部によっ
て案内することは出来ない。選ばれたニードル3が捕捉
位置に持ち上げられるのに対し、選ばれなかったニード
ル3は通過位置内に残留せしめられる。更にこの場合、
先行するシステム区分内のニードル3はまさにその最も
深い沈下位置(シンク位置)に達しており、次いで再び
若干持ち上げられる。従って高速で編成が行われるか、
多数のニードルシリンダが用いられる場合には、ニード
ルプッシャー14によって強制的に持ち上げられなかった
ニードル3の、制御されることなく自由空間25内に進入
したニードルバット6が、デバイダーチップ24に衝突す
る恐れが生ずる。
一般的には、デバイダーチップ24がカム部17と分離カ
ム部23との間に形成される通過通路26に対して比較的小
さな距離を保つように配置されているので、編成速度の
値が大きくなるにつれて、ニードル3の破損する(クラ
ッシュの発生)危険牲が著しく高くなることは必至であ
る。ところが本発明においては、選ばれたニードル3が
ニードルプッシャー14により通常の捕捉位置より高い位
置にまで強制案内されるので、デバイダーチップ24から
通過通路26までの距離を比較的大きな値に設定し、針が
折れる恐れを著しく軽減することが可能になる。
第2図に示されたように、選ばれなかったニードル3
はデバイダーチップ24によって確実に通過通路26内に案
内され、次いで後続のシステム区分における次位のパタ
ーン装置に送られる。他方、選ばれて高い捕捉位置に押
し出されたニードル3は、分離カム部23の上縁部と別の
カム部27の下縁部との間に形成されるカム通路28内に案
内され、バット6bによって暗示されているように、この
カム通路28を経て通常の捕捉位置に引き下げられる。更
にこのニードル3は通常の制御方式により捕捉位置を後
にして図示されてない糸を受容すべく案内され、再び通
過位置に引き下げられる。
第2図に示されたようにカム部29a及び29bにより形成
されたカム通路30内に突入するバット9を備えた差込み
/引出しプレート5は特に第4図に示されたような形式
により、ニードル3に対して相対的に制御される。この
場合、差込み/引出しプレート5がニードル3の運動方
向に対して横方向で行なう旋回運動の軌道は、太い実線
で描かれ且つ符号31で示されており、差込み/引出しプ
レート5の引出し縁部5aがニードル3の運動方向と平行
な方向で行なう押出し及び引下げ運動の軌道は、破線で
描かれ且つ符号32で示されている。更に普通の太さの実
線で描かれた軌道33は、押し出されたニードル3のニー
ドルヘッドを案内するための軌道であり、一点鎖線で描
かれた軌道34においては、通過通路26内で案内されるニ
ードル3のニードルヘッド運動が行なわれ、その運動方
向は矢印wの方向に対して平行である。
第4図の図平面で見て右側からシステム内に進入する
ニードル3は、これが選ばれなかった場合には、軌道34
に従って移動し且つ軌道区分34のところで短時間に亘り
通過ポジションよりさらに低く引き下げられるので、当
該システム区分に供給された糸がこのニードル3によっ
て完全にもしくは部分的に受容されることは確実に回避
される。これに対しニードル3が選ばれた場合には、そ
のニードル3は先づ軌道区分36に沿って高い捕捉位置37
にまで移行され、次いで軌道区分38に沿って通常の捕捉
位置39に戻行される。この捕捉位置39では、ニードルヘ
ッドと差込み/引出しプレート5の引出し縁部5aとの間
の距離が二重矢印40で示された数値に保たれる。この場
合に二重矢印40で示される数値は、べら針のべら、即ち
可動なラッチ3bが既に開かれてはいるものの、その前の
編目はまだラッチ3b上に残存するように設定されてい
る。一般に、ニードル3におけるラッチの尖端部は通常
の捕捉位置で引出し縁部5aのすぐ下に配置される。
先行するシステム区分内で形成され、まだニードル3
のフック3a内に掛けられた状態にある編目を、高い捕捉
位置37へのニードル押出し工程に際して意図的に、開い
ているラッチ3bを越えてニードルシャンク上に滑動させ
得るようにするため、差込み/引出しプレート5のカム
部29a、29bは、ニードル3が通常の捕捉位置39より高い
位置を占めている限り少なくとも部分的に持ち上げらた
位置におかれるように構成され且つパターン装置に対し
相対的に配置され、差込み/引出しプレート5の制御が
行なわれる。差込み/引出しプレート5は、これが第4
図に示された軌道区分41に沿って右から当該システム区
分内に進入する際にその最も高い位置を占める。更にこ
の差込み/引出しプレート5がその最も高い位置から軌
道区分42に沿ってその最も低い位置としての軌道区分43
に引き下げられるに当っては、軌道32と軌道33との間の
距離が、高い捕捉位置37を代表する軌道区分のほぼ端部
のところで初めて二重矢印40によって示される距離に達
するように且つそこから軌道区分38、42に沿ってほぼコ
ンスタントに漸減するように設定される。従って軌道区
分36の範囲では、軌道32と軌道33との間の距離が常に二
重矢印40で示された距離より小さく保たれるので、ニー
ドル3を一時的に通常の捕捉位置37に押し出すことが可
能となり、しかもその場合、先行するシステム区分内で
形成された編目がラッチ3bの下方に滑落することはな
く、デバイダーチップ24もそれに応じた高い位置を占め
ることができる(第2図)。
上述した本発明の装置によって得られる別の利点とし
て、この装置は差込み/引出しプレート5の押出し高さ
を変えて編目長さを変動可能にしようとする場合にも有
効に機能することが挙げられる。編目長さが延長される
際には、差込み/引出しプレート5が第4図における軌
道区分41の上に位置する軌道に沿ってシステム区分内に
進入することになるので、軌道32と軌道33との間の距離
は臨界範囲内で短縮される。従って編目長さの短縮は任
意な値で行なわれるのではなく、所定の限界値が規定さ
れることになるが、本発明に関連した形式による編機の
基本的な調整によっても編目長さを任意に変動させるこ
とは出来ないので、実施においてこの限定が支障となる
ことはない。
特に所謂「沈下ピーク」範囲で、つまりニードル引下
げカムの最も低い位置で、引下げに際して押し出された
ニードル3または押し出されてないニードル3を衝突さ
せることなく案内するため、有利には第5図および第6
図に示されたように、可動な制御バット46を形成する公
知のスライダ47がニードル3に設けられる。なおこの実
施例を示す図におけるその他の部分に関しては、第2図
および第3図と同じ符号が用いられている。
スライダ47はニードルシャンクと同じ厚さ(太さ)を
有しており、シャンクの外向きに開いた切欠48内に差し
込まれている。このスライダ47は、例えば第1図に示さ
れたニードル3用のガイドウェブ2によってその側方を
保持される。切欠48における上縁部および下縁部とスラ
イダ47における所属の上縁部および下縁部との間には規
定の遊隙が形成されているので、スライダ47はニードル
の運動方向に対して平行な但し限定的な往復運動を行な
うことができる。
第5図に示された実施例によるカム装置は、そのカム
部15および27に関しては、第2図に示された実施例と同
じように構成されているが、カム部17は2つの部分に分
割され、各部分はそれぞれ符号17a、17bで示されてい
る。カム部17aの下縁部がニードルプッシャー14のバッ
ト20における引下げカム18を形成するのに対し、カム部
17bの上縁部はニードル3のバット6における通過軌道
を限定している。この実施例の場合には第2図における
分離カム部23が欠落しているので、ニードルバット6は
カム部17bとカム部27との間に形成される自由空間49内
で任意な昇降運動を行なうことができる。これに対して
カム部17aとカム部17bとの間に形成される自由空間50内
には、分離カム部23とほぼ等しく構成された分離カム部
51が配置されており、この分離カム部51に設けられたデ
バイダーチップ52の機能は、第2図によるデバイダーチ
ップ24の機能と同等である。このデバイダーチップ52も
やはり高い捕捉ポジションを占めており、デバイダーチ
ップ52がこの位置を占めている限り、編機が高速で運転
されたとしてもスライダ47における制御バット46の衝突
は確実に回避される。
このスライダ47は、一方では、そのバット46および所
属の各カム部17a、17b、51と共に、ニードル3を自由空
間49の範囲においても申し分なく形状接続的に案内する
ことを可能ならしめている。但し、デバイダーチップ52
の手前に位置する自由空間50の短い範囲においてのみ
は、選択プロセスが行なわれねばならないことに基づい
て、全てのニードル3を形状接続的に案内することがで
きない。また他方では、カム部17a及び51によって形成
される通過通路53内を案内されるスライダ47は、選ばれ
なかったニードル3のバット6が沈下尖端部54の範囲で
カム部27上に激しく衝突することを回避させ、且つ/又
はカム部17b、51によって形成される作業通路55内を案
内されるスライダ47は、自由空間49内のニードルバット
6における早期の降下を阻止することにより、捕捉位置
または編成位置から到来するニードル3のバット6がカ
ム部17b上に激しく衝突することを回避させる。このこ
とは度外視したとしても、本発明の構成様式によれば、
ニードル3が糸受容部の手前で落下して通り傷を生ぜし
めるような事態は避けられる。スライダ47の形状および
作用形式は、基本的にドイツ連邦共和国特許第2636008
号明細書により既に公知となっているので、ここでは反
復を避けて単にその公知例がある旨を指摘するにとどめ
る。
第2図および第3図による実施例と第5図および第6
図(a)、(b)による実施例との相違点は、一方では
ニードル3における不動のバット6のためのデバイダー
チップ24を充分に高い位置にもたらさねばならないのに
対し、他方では制御バット46のためのデバイダーチップ
52を充分に高く位置せしめなければならないところにあ
る。更に、不動のニードルバット6が全てのニードル運
動を制御するのに対し、第5図および第6図(a)、
(b)による実施例では、可動の制御バット46がニード
ル3を通過位置に保持すると共に、ニードル3がニード
ルプッシャー14により高い捕捉位置に押し出され、次い
でカム部27により通常の捕捉位置に引き下げられた後
で、ニードル3におけるコントロールされた引下げプロ
セスをも制御するような構成様式が採用されている。
第2図〜第6図によるパターン装置を用いるならば、
非編成状態(通過位置)と編成状態(捕捉でなく完全押
出し)との選択(切り替え)をも適正な形式で行なうこ
とができる。しかしこれを実施するためには、小さなシ
ステム幅が所望されることに基づき申し分のない押出し
カム16が得られないので、ニードル3を分離カム部51と
バット46乃至スライダ47とにより編成位置にまで押し出
さねばならなくなるものと思われる。更に連続した2つ
のシステム区分では、三元法の実現が可能とされる筈で
あり、全てのニードル3を用いたスムーズな左右、平編
みをも実施できるであろう。これに対して、1つのシス
テム区分における全てのニードル3を選択的に編成位置
または捕捉位置に移行させるような制御方式が所望され
る場合には、所属の各押出しカム間における差が僅かで
あることに基づいて、両押出しカムを側方でずらし、ひ
いてはシステム区分の幅を著しく拡張するようにずらす
か、システム数を適正な値に減少させない限り、所期の
目的は達成されないものと思われる。従って既に述べた
他のパターン形成に際しても、システム数を減らすか、
或いは編成、捕捉の選択を断念した作業方式を採用しな
ければならないであろう。
そこで本発明は第7図および第8図(a)、(b)に
示されたように、ニードル3の運動方向と平行に摺動可
能な中間プッシャー58として構成された別の編成工具が
用いられる。この中間プッシャー58は、ニードル3とニ
ードルプッシャー14との間でこれらが支承されるのと同
じ案内通路内に支承されており、バット59を有してい
る。ニードル3、差込み/引出しプレート5、ニードル
プッシャー14及びスライダ47の構成様式は、他の実施例
におけるのと等しいものにすることが可能である。従っ
て、この実施例では同一の部分には同じ符号が付されて
おり、それと同じことは差込み/引出しプレート5のカ
ム部29a、29bについても当てはまる。
第7図に示されたシステム区分には、互いに上下に位
置する4つのカム部61、62、63、64が設けられており、
そのうちのカム部61における下縁部は、ニードルプッシ
ャー14のバット20のための引下げカム65として構成さ
れ、直線的なその上縁部は中間プッシャー58のバット59
における通過通路66の下位制限部として構成されてい
る。カム部62の下縁部は、中間プッシャー58のバット59
のためのセレクト通路67を制限し、直線的なその上縁部
はスライダ47のバット46におけるカム部62、63間に形成
される自由空間68の下位制限部として形成されている。
カム部63の下縁部は、編成高さで直線的に延び、次いで
通過位置に通じるバット46用の引下げカム69内に移行す
るエッジをその入り口側に有している。カム部63の上縁
部は、ニードル3のバット6のために用いられ、通常の
捕捉位置70に通じる押出しカムと、その後方で通過位置
内に落下する区分とを有している。更にカム部63の上縁
部とカム部64の下縁部との間には、選ばれたニードル3
のバット6が高い捕捉位置72を越えて編成ポジションに
まで持ち上げられることを可能とする自由空間71が設け
られている。これに続いてカム部64の下縁部はカム部63
の上縁部と共に、沈下尖端部73に沿って移行する通常の
ニードル用の引下げカムを制限している。
カム部61とカム部62との間には、デバイダーチップ75
を有する分離カム部74が配置されており、この分離カム
部74は、選ばれなかった中間プッシャー58のバット59を
通過通路66内に持ち上げる一方、選ばれた中間プッシャ
ー58のバット59をセレクト通路67内に持上げ、更にこの
バット59を、セレクト通路内で高い捕捉位置76を越えて
ニードル3の編成乃至差込み高さに相当する全押し出し
高さにまで持ち上げるために用いられる。第7図に示さ
れている実施例の場合には、ニードル3における不動の
バット6並びに可動のバット46のいずれもがその自由空
間68乃至71内では案内されず、中間プッシャー58によっ
てのみ選択が行なわれるので、この実施例では中間プッ
シャー58のバット59が選択プロセスに当って高い捕捉位
置76に押し出され、その際ニードル3が制御された状態
で高い捕捉位置72に連行されるような配置形式が採用さ
れている。従ってデバイダーチップ75もそれに応じて高
く配置することができるので、通過通路66内で制御しよ
うとする中間プッシャー58のバット59がデバイダーチッ
プ75に衝突することは回避される。
第7図および第8図に示された実施例においては、選
ばれたニードルプッシャー14がデバイダーチップ75を介
して中間プッシャー58を分離カム部74上に持ち上げ、そ
の後で引下げカム65によるプッシャーの引下げが行なわ
れる。続いてこの分離カム部74は、選ばれた中間プッシ
ャー58をニードル3と共に編成位置に持ち上げる。更に
その後で、分離カム74はニードル3を沈下尖端部73にま
で引き下げるが、この場合のセレクト通路67はニードル
3の落下が回避されるように構成されている。更にこの
場合二者択一的に、スライダ47におけるバット46のため
の適宜な作業通路を設けることも可能であると思われ
る。
ニードルプッシャー14が選ばれなかった場合には、中
間プッシャー58のバット59が通過通路66内に達する。こ
れに対してニードル3のバット6は、カム部63の上縁部
に沿って通常の捕捉位置70にまで滑動し、次いで、やは
りカム部64の引下げカムによって捕捉される。第7図か
ら明らかなように、この場合の編成位置または通常の捕
捉位置に押し出されたニードル3乃至スライダ47におけ
るバット6乃至46は、少なくとも部分的に、互いに極く
僅かな相互間隔しか有していない各軌道上で運動を行な
う。従って、一方では極端に小さなシステム幅が実現可
能になるが、他方では自由空間68、71内にデバイダーチ
ップを配置することが不可能になる。然しそれにも拘ら
ず、中間プッシャー58を用いるならば編成位置と捕捉位
置との選択をエラー乃至クラッシュなしに達成すること
ができる。
このようなパターン形成方式において注意しなければ
ならない唯一の点は、通常の捕捉位置70に押し出された
ニードル3乃至スライダ47が自由空間68乃至71の内部で
は形状接続的に案内し得ないという制約が生ずるところ
にある。そのため高速の編成作業が行なわれる場合に
は、通常の捕捉位置70内にもたらされたニードル3が意
図することなく編成位置に投げ出されることに起因する
ようなパターンエラーの発生を完全に排除することはで
きない。然しこのような事態に対処するためには、当然
のことながら、第7図および第8図に示されたカム区分
を利用して編成速度を所定の値に制限し且つ/又はカム
部63の上縁部において通常の捕捉位置70に通じている部
分に丸面取りされた、例えばパラボラ状の形状を与える
ことが考えられる。この措置によれば全体的に見て僅か
な編成速度軽減しか行なわれないことになるが、これは
システム幅が削減されることと他の編成様式において高
い編成速度が可能になるという利点とに免じて甘受され
ねばならないであろう。
第9図には、第4図におけるのと同じように、差込み
/引出しプレート5を旋回運動させるための軌道77と、
差込み/引出しプレート5を軸方向で運動させるための
軌道78と、編成位置に押し出されるニードル3のための
軌道79と、捕捉位置に押し出されるニードル3のための
軌道80とが示されている。この実施例においてもやはり
軌道78と軌道79との間の距離は、その高い捕捉位置81に
達するまでは、常に、通常の捕捉位置83における軌道78
と軌道80との相互間隔に相当する距離82より小さくなる
ように設定されている。このような措置がとられている
ことによって、ニードル3が高い捕捉位置81から編成高
さ84に押し出される際に初めて前の編目をラッチ先端を
越えてニードルシャンク上に滑動させることが保証され
る。その他の点に関しては、この軌道77、78と第4図に
示されている軌道31、32との間に相違はない。
全てが徹底して同じように構成され単にカム部を交換
するだけで種々異なるパターンを形成することのできる
多数の編成システムを備えた丸編機を製作するために
は、第7図〜第9図に示されたカム装置およびニードル
プッシャー装置のほかに第10図〜第13図に示されたよう
な組合せの付加的なカム部を用いることが可能であり、
この実施態様においても同一の部分には同一の符号が付
加されている。
第10図には、第5図によるカム装置に第8図による中
間プッシャー58を付加的に用いた実施例が示されてい
る。カム部17aの代りには、直線的な上縁部を備えバッ
ト20を引下げるカム部87が設けられており、この上縁部
は付加的なカム部88の下縁部と共に自由空間89を形成
し、自由空間89内では中間プッシャー58のバット59が選
択される。更にこの自由空間89内には、高い捕捉位置の
すぐ下に配置されたデバイダーチップ91を有する分離カ
ム部90が設けられている。この分離カム部90の上縁部が
カム部88の下縁部と共に高い捕捉位置から通常の捕捉位
置に、またそこから通過位置に通じるセレクト通路92を
形成するのに対し、分離カム部90の下縁部はカム部87の
上縁部と共にバット59のための通過通路93を限定してい
る。更にカム部88の上縁部は、分離カム部51と共にスラ
イダ47におけるバット46のための通過通路53を形成する
ので、第5図および第6図に示された実施例の場合と同
じように、通過と捕捉との選択が可能になる。
第11図に示された実施例においては、カム部87の上方
に別のカム部95と96と97とが互いに上下に配置されてお
り、この場合、カム部87とカム部95との間に形成される
自由空間内には、デバイダーチップ99を有する分離カム
部98が設けられており、この分離カム部98もやはりバッ
ト59における高い捕捉位置のすぐ下に配置されている。
その他の点に関して言えば、バット59が高い捕捉位置に
達した後で且つ分離カム部98とカム部95との間に位置す
るセレクト通路100を経て引き下げられる前に、更に編
成を行なうのに必要とされる高さにまで押し出されるこ
とを除けば、この実施例と第10図による実施例との間に
相違はない。この場合、ニードル3の切欠48内における
スライダ47の軸方向遊隙は、第10図および第11図による
実施例においてバット46のために同じ自由空間50および
分離カム部51が用いられ得るように設計されている。従
ってこの第11図に示された実施例では、編成と非編成と
の選択が可能ならしめられている。
全てのニードル3を用いて1つの編成システムを構成
しようとするならば、第12図に示された形式によるカム
装置を設けておくと効果的である。ところでこのカム装
置においては、2つのカム部101、102がニードル3のバ
ット6のための一貫して閉じられているカム通路103を
形成し、バット46のためにはそれに応じた適宜な自由空
間104が設けられ、選択装置22は使用されない。なお、
制御マグネットに制御信号が送られない場合には、全て
のニードルプッシャー14が押し出されるように選択装置
22を構成しておくことにより、カム部87とその上に位置
するカム部105との間に、中間プッシャー58におけるバ
ット59のために適宜な自由空間106を形成することもで
きるはずである。存在する全ての編成システムにおい
て、全てのニードル3を用いた編成操作を実施しようと
する場合には、不必要な摩耗が生じないようにするた
め、各ニードルプッシャー14を完全に取り外しておくこ
とが望ましい。この場合、全てのシステム区分における
バット59は1つの通過トラックを通る。
これまでに述べてきた二元法ではなく三元法の実施を
可能にしようとする場合には、第13図に示されたカム装
置が用いられる。この実施例においては、2つの互いに
隣接するシステム区分107、108が単一のシステム区分と
して合成されている。先行する第1のシステム区分107
内では、通常の捕捉位置109内にのみ押し出されるニー
ドル3が選択装置22aによって選択される。そのため所
属のカム区分には、この場合ニードルプッシャー14の押
し出し運動を各ニードル3に伝達するためにのみ用いら
れる中間プッシャー58におけるバット59のための自由空
間110が設けられている。本来の選択操作はスライダ47
のバット46と自由空間111内に配置された分離カム部112
とによって行なわれ、この分離カム部112は選ばれたバ
ット46と選ばれなかったバット46とを分離するためのデ
バイダーチップ114を有しており、当該のバット46を高
い捕捉位置に押し出すことを可能ならしめている。選ば
れなかったバット46は分離カム部112により引続き更に
幾分か押し出されて作業通路115内もしくは保持通路内
に移行される。所属のニードル3における各バット6は
両カム部116、117間に形成される自由空間118内で、先
づ初めに高い捕捉位置に押し出され、次いでその直後に
カム部117の下縁部により通常の捕捉位置109に引下げら
れるような形式で案内される。この場合、ニードル3の
切欠48内におけるスライダ47の軸方向遊隙は、高い捕捉
位置に達した際にスライダ47の下縁部がニードル3上に
当接する一方、通常の捕捉位置109に達した際にはスラ
イダ47の上縁部がニードル3上に当接するように設計さ
れている。従って通常の捕捉位置109にあるニードル3
は、作業通路115内で案内されるスライダ47上に支承さ
れ、滑落しないように確保されている。
後続する第2のシステム区分108は、第11図に示され
たシステム区分とほぼ同等に構成されており、その唯一
の違いは捕捉的にカム部119が設けられている点にあ
る。付加的に設けられたこのカム部119は、作業通路115
を延長するため、並びにニードル3が選択範囲に落下し
たり、意図することなく通過トラック内に達したりする
ことを阻止するため、カム部95とカム部96との間に形成
される自由空間内に、先行のシステム区分107における
分離カム部112の直接的な延長部として配置されてい
る。付加的なこのカム部119が他のカム装置において妨
げとならない限り、当然その装置にもこのカム部を配置
しておくことができる(第16図)。
先行するシステム区分107と後続のシステム区分108と
を用いれば、三元法を実現することが可能であり、その
ためには選択装置22aにより第1のシステム区分107内で
選ばれたニードル3が通常の捕捉位置109内に移行さ
れ、その他のニードル3は通過トラック内に残される。
所属の中間プッシャー58乃至そのバット59は、高い捕捉
位置に達した後で、第1のシステム区分107のカム部120
により即座に通過トラック内に引き下げられるので、第
2のシステム区分108に進入する際には、再び選択プロ
セスで必要とされる位置を占める。斯くして、全てのニ
ードル3を選択装置22bにより改めて選択することが可
能になる。選ばれなかったニードル3の中間プッシャー
58は通過トラック内に移動され、選ばれたニードル3の
中間プッシャー58は、先づ高い捕捉位置に持ち上げら
れ、次いで分離カム部98によって編成位置に搬送され
る。第1のシステム区分107内で通常の捕捉位置109に移
行されるニードル3は、第13図でニードルバット6cにつ
いて暗示された如く、完全に押し出されたニードル3と
共に引き下げられる前に、その位置で第2のシステム区
分108をも通過する。更にこの場合、回転トラックから
到来するニードル3のみならず、先行するシステム区分
107内で通常の捕捉位置109に持ち上げられたニードル3
をも、編成操作のために選択することが可能である。
第14図には、第13図に示されているカム装置に配属さ
れた第4図および第9図の軌道に相当する各軌道、それ
も特に差込み/引出しプレート5を半径方向で旋回運動
させるための軌道122と、差込み/引出しプレート5を
往復運動させるための軌道123と、編成位置に押し出さ
れたニードル3のための実線で描かれた軌道124と、通
常の捕捉位置に押し出されたニードル3のための点線で
描かれた軌道125とが示されている。両システム区分内
では、選択プロセスに際しニードル3が高い捕捉位置12
6にまで押し出され、次いでそこから、あらためて通過
位置内への引下げが開始される前に、通常の捕捉位置12
7に引き下げられるか、或いは編成高さにまで押し出さ
れる。
種々異なる編成工具としての特に既述のニードル3、
ニードルプッシャー14、スライダ47乃至中間プッシャー
58を選択プロセス中に高い捕捉位置に押し出す操作は、
有利には直接的な駆動方式で、しかも第8図に示された
如く種々の編成工具による空工程が決して行なわれない
ようにして実施される。従って既述の装置および配置形
式を採用するならば、従来のように72のシステム区分で
はなく96のシステム区分を直径30″の丸編機の周辺に沿
って配設することが可能になり、これらのシステム区分
は専ら三元法を応用した独自の編成システムとして利用
される。一貫して三元法を実施する場合には、このシス
テム区分は第13図および第14図における如く48の編成シ
ステムを形成するので、種々異なる多数のパターンを形
成し、或いはその都度のパターンの組合せを多重多様な
ものにすることが可能になる。
この場合、差込み/引出しプレート5の各カム部は、
第4図による軌道31、32と第9図による軌道77、78と第
14図による軌道122、123とを互いに比較すれば明らかな
如く、その都度所望されるパターンとは無関係に常に同
等なものとして構成しておくことが可能である。
更に本発明によれば、パターンを変更する際に必要と
される編機の配置変換を簡易化するため、第1図による
カム部ジャケット8を第15図による互いに等しい複数の
セグメント131と第16図(a)乃至(e)による複数の
交換プレート132〜136とから構成することが提案されて
いる。この場合、各セグメント131はそれぞれ1つの担
体から成り、この担体の下部には、どのような組合せの
カム部でも互いに等しいニードルプッシャーカム部15
と、ニードルプッシャー14のための詳細には示されてい
ない旋回部またはそれに類する部材とが固定され、更に
場合によっては、同じシステム区分もしくは以下に述べ
るようなシステム区分のための選択装置22も固定され
る。なお、これらの選択装置22は二者択一的に或る1枚
のカムプレートに固定することもできる。セグメント13
1の上部には、差込み/引出しプレート5を制御するた
めに必要とされる全てのカム部、特に差込み/引出しプ
レート5におけるバット9のカム部30を形成するか或い
はこれを上下運動させるカム部29a、29bが適宜に固定さ
れている。以上に述べた限りにおいて、各セグメント13
1は完全に同等なものとして構成可能である。各セグメ
ント131の中央区分は、交換プレート132〜136のための
受容部137として構成され、固定ねじのねじ孔138を備え
ており、これらの固定ねじは、交換プレート132〜136を
固定するため、各プレートに穿設された孔139内に差し
込まれる。この場合、ねじ孔138および孔139はいずれも
セグメント131乃至交換プレート132〜136の同じ側に設
けられているので、各交換プレートをそれぞれ任意のセ
グメント131に固定することが可能である。
各交換プレート132〜136は、それぞれその表面にニー
ドル3、スライダ47、および中間プッシャー58のために
必要とされるカム部を備えている。交換プレート132
(第16図(a))は、回転、編成を選択するために用い
られ、第11図によるカム部と付加的にカム部119とを有
している。交換プレート133(第16図(b))は、三元
法を応用する場合に回転、捕捉を選択するために用いら
れ、第13図によるシステム区分107に相当するカム部を
備えている。交換プレート134(第16図(c))は、二
元法を応用する場合に回転、捕捉を選択するために用い
られ、第10図によるカム部と補足的に第13図に示された
カム部119とを備えている。更に交換プレート135(第16
図(d))は、捕捉、編成を選択するために用いられ、
第7図によるカム部と補足的に第13図によるカム部119
とを備えている。最後に交換プレート136(第16図
(e))は、左右、平編みを選択するために用いられる
ので、第12図によるカム部と補足的に第13図によるカム
部119とを備えている。
補足的なカム部119は、既に述べたように、それぞれ
所望の制御を可能ならしめようとするとどの箇所にも
(第13図)、また所望される別の制御を妨げない限りや
はりどの箇所にも配設することができる。なおこの場
合、例えば第10図および第11図によるカム装置には、第
13図によるカム装置の組み立てに際してシステム区分10
7、108を誤って取り違えた場合にも重大な障害が発生し
ないようにするため、原則としてこのカム部119が設け
られる。
本発明は既述の各実施例にのみ限定されるものではな
く、種々異なる態様で実施することができる。例えば、
そのこと自体すでにドイツ連邦共和国特許出願公開2746
720号明細書により公知となっているが、差込み/引出
しプレートをニードルシリンダとは別の水平な円板状の
担体内に旋回可能に支承することができる。また必要に
応じて、別の編成工具をニードルと選択要素として機能
するニードルプッシャー14との間に配置することも可能
である。更に編成位置または捕捉位置に押し出されたニ
ードルに対する給糸方式としては、当該形式による編機
で一般に採用される周知の方法を任意に利用することが
できるので、煩雑を避けるべくこの明細書では給糸装置
の説明は省略した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関連した形式による公知の丸編機にお
けるニードル及びプレート担体とカム部ジャケットとの
部分的な縦断面図、第2図は付加的にパターン装置を装
着した第1図による丸編機におけるシステム区分を形成
するための本発明によるカム区分の平面図、第3図
(a)、(b)は第2図によるカム区分に配属された編
成工具と差込み/引出しプレートとの側面図で、(a)
はニードルプッシャーが旋回しない状態の図、(b)は
ニードルプッシャーが旋回した状態の図、第4図は第2
図によるカム区分を用いた場合にニードルと差込み/引
出しプレートとが通過する軌道を示した拡大図、第5図
は本発明の別の実施例を示す第2図に相当する平面図、
第6図(a)、(b)は第5図の実施例における第3図
に相当する側面図で、(a)はニードルプッシャーが旋
回しない状態の図、(b)はニードルプッシャーが旋回
した状態の図、第7図は本発明の第3実施例を示す第2
図に相当する平面図、第8図(a)、(b)は本発明の
第3実施例における第3図に相当する側面図で、(a)
はニードルプッシャーが旋回しない状態の図、(b)は
ニードルプッシャーが旋回した状態の図、第9図はやは
り本発明の第3実施例における第4図に相当する拡大
図、第10図、第11図および第12図はそれぞれ異なる実施
態様のカム区分を第7図と同じように、但し縮小して示
した平面図、第13図は互いに並列配置されて1つの編成
システムを構成する本発明の2つのカム区分を第7図と
同じ縮尺で示した平面図、第14図は第13図によるカム区
分を第4図と同じように、但し縮小して示した図、第15
図は第7図、第10図および第13図によるカム区分を形成
するセグメントを第7図より縮小して示した平面図、第
16図(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は第15図
によるセグメントと組み合わされ複数のカム部を担持す
る種々の交換プレートを示す平面図である。 1……担体、2……ガイド 3……ニードル、3a……フック 3b……ラッチ、4……ガイドウェブ 5……差込み/引出しプレート 6、6a、6b、6c、7……ニードルバット 8……カム部ジャケット 9、10、11……プレートバット 12……突起、14……ニードルプッシャー 15……カム部、15a、15b……カム 16……押出しカム 17、17a、17b……カム部 18……引下げカム 19、20……プッシャーバット 21……戻し調整ばね 22、22a、22b……選択装置 23……分離カム部、24……デバイダーチップ 25……自由空間、26……通過通路 27……カム部、28……カム通路 29a、29b……カム部 30……カム通路 31、32、33、34……軌道 35、36、38、41、42、43……軌道区分 37、39……捕捉位置 40……ニードルヘッドと引出し縁部との距離を示す二重
矢印 46……制御バット、47……スライダ 48……切欠、49、50……自由空間 51……分離カム部、52……デバイダーチップ 53……通過通路、54……沈下尖端部 55……作業通路、58……中間プッシャー 59……プッシャーバット 61、62、63、64……カム部 65……引下げカム、66……通過通路 67……セレクト通路 68……自由空間、69……引下げカム 70……捕捉位置、71……自由空間 72……捕捉位置、73……沈下尖端部 74……分離カム部、75……デバイダーチップ 76……捕捉位置 77、78、79、80……軌道 81、83……捕捉位置 82……距離、84……編成高さ 87、88……カム部 89……自由空間、90……分離カム部 91……デバイダーチップ 92……セレクト通路 93……通過通路 95、96、97……カム部 98……分離カム部、99……デバイダーチップ 100……セレクト通路 101、102、105……カム部 103……カム通路 104、106……自由空間 107、108……システム区分 109……捕捉位置、110、111……自由空間 112……分離カム部 114……デバイダーチップ 115……作業通路 116、117、119、120……カム部 122、123、124、125……軌道 126、127……捕捉位置 131……セグメント 132、133、134、135、136……交換プレート 137……受容部、138……ねじ孔 139……孔

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】編物類を製作するための編機であって、複
    数のガイドウェブ(4)を有する担体(1)と、並列的
    に且つ各ガイドウェブ(4)間に配置されたニードル
    (3)並びに差込み/引出しプレート(5)とが設けら
    れており、この場合、編成操作を実施するためにニード
    ル(3)及び差込み/引出しプレート(5)における少
    なくとも部分的に相反する押出し及び引下げ運動と差込
    み/引出しプレート(5)における付加的な差込み運動
    とを実施することが可能に構成されており、更に押出
    し、及び引下げ運動を制御するニードル(3)及び差込
    み/引出しプレート(5)に対するカム部(23、27、29
    a、29b)を備えた多数のシステム区分と、これらのシス
    テム区分に配属されてパターンに適合したニードル
    (3)の選択を行うために用いられるパターン装置とが
    設けられており、選択されたニードル(3)が、編成操
    作の実施に先立ちまずパターン装置により中間位置に持
    上げられるように構成されている形式のものにおいて、
    当該中間位置がニードル(3)の高く持ち上げられた高
    い補捉位置(37)、(72)、(81)、(126)と等しく
    されており、差込み/引出しプレート(5)がパターン
    装置に対して相対的に次のような形式で、つまり、ニー
    ドル(3)を高い補捉位置に押し出す際には差込み/引
    出しプレート(5)が少なくとも部分的にではあるがや
    はり持ち上げられた位置を占めるような形式で、配置さ
    れ且つ構成されていることを特徴とする編機。
  2. 【請求項2】選択されたニードル(3)が高い補捉位置
    (37)に達した後にこのニードル(3)を通常の補捉位
    置(39)に引き下げることを可能ならしめる分離カム部
    (23)及びカム部(27)が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の編機。
  3. 【請求項3】選択されたニードル(3)が高い補捉位置
    (81)に達した後にこのニードル(3)を編成高さ(8
    4)に押し出すことを可能ならしめる分離カム部(74)
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の編機。
  4. 【請求項4】選択されていないニードル(3)を通過位
    置に保持するために用いられるカム部(17、23)、(17
    a、51)、(88、51)、(95、51)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の編
    機。
  5. 【請求項5】選択されていないニードル(3)を通常の
    補捉位置(70)に押し出すためのカム部(63)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項記載の編機。
  6. 【請求項6】バット(19)を有する押出し及び引下げ可
    能なニードルプッシャー(14)がニードル(3)の下に
    配置されており、パターン装置はニードル(3)を高い
    補捉位置(37)に押し出すための押出しカム(16)を有
    するカム部(15)を備えていて、当該パターン装置に付
    設されていてニードルプッシャー(14)をパターン通り
    に固定確保又は解放する選択装置(22)によって案内さ
    れたニードルプッシャー(14)の前記バット(19)が、
    選択的に前記押出しカム(16)の上に達する押し出し操
    作を受けるように、又は押し出される操作を受けること
    なしにカム部(15)を通過するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の編
    機。
  7. 【請求項7】パターン装置に付設されている選択装置
    (22)は、電子制御可能な選択装置であることを特徴と
    する請求項6記載の編機。
  8. 【請求項8】ニードル(3)とニードルプッシャー(1
    4)との間にはバット(59)を有する押出し及び引下げ
    可能な中間プッシャー(58)が配置されており、ニード
    ル(3)の押出し及び引下げ運動を制御するニードル
    (3)に対するカム部は、カム部(61、62、74)又は、
    カム部(87、88、90)若しくは、カム部(87、95、98)
    を含んでいて、これらのカム部によって前記バット(5
    9)のための通過通路(66)、(93)とセレクト通路(6
    7)、(92)、(100)とが形成され、前記各カム部にお
    けるカム(74)、(90)、(98)は、前記バット(59)
    を前記通過通路(66)、(93)とセレクト通路(67)、
    (92)、(100)のいずれかに向かわせるデバイダーチ
    ップ(75)、(91)、(99)をそれぞれ備えた分離カム
    部として構成されていると共に、パターン装置によって
    選択されたニードル(3)に作用する中間プッシャー
    (58)の前記バット(59)が、前記デバイダーチップ
    (75)、(91)、(99)の上にある高い補捉位置(76)
    に押し出されることを可能とする形状に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の
    編機。
  9. 【請求項9】セレクト通路(92)がバット(59)のため
    の高い補捉位置から通常の補捉位置を経て通過位置に移
    行するように構成されていることを特徴とする請求項8
    記載の編機。
  10. 【請求項10】セレクト通路(67)、(100)がバット
    (59)のための高い補捉位置(76)から編成位置を経
    て、通過位置に移行するように構成されていることを特
    徴とする請求項8記載の編機。
  11. 【請求項11】ニードル(3)及び差込み/引出しプレ
    ート(5)における押出し及び引下げ運動を制御するニ
    ードル(3)及び差込み/引出しプレート(5)に対す
    るカム部を備えたシステム区分が、2つの互いに隣接す
    るシステム区分(107)、(108)によって構成されてお
    り、前記2つの互いに隣接するシステム区分(107)、
    (108)の内、先行するシステム区分(107)内には、バ
    ット(59)のための通過軌道と高い補捉位置から引き出
    し位置に移行するセレクト軌道を形成するカム部(8
    7)、(120)が設けられており、前記先行するシステム
    区分(107)に後続するシステム区分(108)内には、バ
    ット(59)のための通過軌道と高い補捉位置から編成位
    置を経て通過位置に移行するセレクト軌道とが設けられ
    ていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項
    記載の編機。
  12. 【請求項12】ニードル(3)に複数の切欠(48)が穿
    設されており、これらの切欠(48)内にはバット(46)
    を有するスライダ(47)が摺動自在に支承され、ニード
    ル(3)の押出し及び引下げ運動を制御するニードル
    (3)に対するカム部は、カム部(17a、17b、51)を含
    んでいて、これらのカム部によって、ニードル(3)と
    ニードルプッシャー(14)との間に配置されている押出
    し及び引下げ可能な中間プッシャー(58)のバット(5
    9)のための通過通路(53)と作業通路(55)、(115)
    とが形成され、前記カム部(17a、17b、51)におけるカ
    ム部(51)は、前記バット(59)を前記通過通路(53)
    と作業通路(55)、(115)のいずれかに向かわせるデ
    バイダーチップ(52)を備えた分離カム部として構成さ
    れていると共に、パターン装置によって選択されたニー
    ドル(3)に作用する中間プッシャー(58)の前記バッ
    ト(59)が、前記デバイダーチップ(52)の上にある高
    い補捉位置(76)に押し出されることを可能とする形状
    に構成されていることを特徴とする請求項8乃至11のい
    ずれか1項記載の編機。
  13. 【請求項13】作業通路(115)がニードル(3)を通
    常の補捉位置に確保する保持通路として構成されている
    ことを特徴とする請求項12記載の編機。
  14. 【請求項14】ニードル(3)及び差込み/引出しプレ
    ート(5)における押出し及び引下げ運動を制御するニ
    ードル(3)及び差込み/引出しプレート(5)に対す
    るカム部(23、27、29a、29b)を備えたシステム区分の
    総てのシステム区分において、差込み/引出しプレート
    (5)に対するカム部(29a、29b)と、パターンに適合
    したニードル(3)の選択を行うために用いられるパタ
    ーン装置のカム部(15)とが互いに同等のものとして構
    成されているのに対して、総てのシステム区分におい
    て、ニードル(3)に対するカム部は、編成されるパタ
    ーンに応じて互いに異なるものとして構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載の編
    機。
  15. 【請求項15】ニードル(3)及び差込み/引出しプレ
    ート(5)における押出し及び引下げ運動を制御するニ
    ードル(3)及び差込み/引出しプレート(5)に対す
    るカム部(23、27、29a、29b)を備えたシステム区分の
    総てのシステム区分において、互いに等しく構成され、
    差込み/引出しプレート(5)に対するカム部(29a、2
    9b)と、パターン装置のカム部(15)とを担持するセグ
    メント(131)が設けられており、当該セグメント(13
    1)はそれぞれ1つの受容部(137)を有しており、各受
    容部(137)内には、それぞれ表面にニードル(3)、
    スライダ(47)、および中間プッシャー(58)のために
    必要とされるカム部を備えている複数の交換プレート
    (132、133、134、135、136)の中から選択された1つ
    の交換プレートが固定されていることを特徴とする請求
    項12記載の編機。
  16. 【請求項16】ニードルプッシャー(14)が半径方向で
    旋回し得るように配置されていることを特徴とする請求
    項6乃至請求項15のいずれか1項記載の編機。
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