JP3015439B2 - 自動販売機の商品送出装置 - Google Patents

自動販売機の商品送出装置

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JP3015439B2
JP3015439B2 JP2262520A JP26252090A JP3015439B2 JP 3015439 B2 JP3015439 B2 JP 3015439B2 JP 2262520 A JP2262520 A JP 2262520A JP 26252090 A JP26252090 A JP 26252090A JP 3015439 B2 JP3015439 B2 JP 3015439B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、商品コードがバーコードにて印刷されてい
る商品を販売する自動販売機の商品送出装置に関する。
(ロ)従来の技術 自動販売機において、商品を送出するのは二通りのケ
ースがある。その一つは通常の商品販売動作であり、も
う一つのケースは、収納している商品を販売テストまた
は商品回収のために払い出す場合である。そして、いず
れのケースも、商品を選択する選択スイッチを操作する
ことにより商品を払い出すのが一般的な構成である。先
行技術として、例えば特開昭59−60596号公報には、販
売テストモードにおいて選択スイッチが押圧されると商
品の払い出し動作となることが開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来は選択スイッチ以外に払い出す商
品を指定する術がなかった。そのため、販売テストや商
品回収のように自動販売機の開を開けて行う作業では、
選択スイッチを操作するには扉の外面まで移動しなけれ
ばならず煩わしい作業となるばかりか、操作する選択ス
イッチも間違いやすい。
従って、本発明の目的は、商品に印刷されている商品
コードを入力することにより、払い出す商品が指定可能
な自動販売機の商品送出装置を提供することにある。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明の自動販売機の
商品送出装置は、本体の前面に開閉自在に設けられた前
面扉を備え、商品コードを入力するための入力装置と、
販売テストモードまたは商品回収モードにおいては商品
に印刷されているバーコードから商品コードを読み取ら
せることにより前記入力装置に入力された商品コードの
商品の払い出しを制御する制御装置とを備えた構成であ
る。
(ホ)作用 入力装置に商品コードが入力されると、制御装置は、
この商品コードの商品の払い出しを制御する。
(ヘ)実施例 第1図はこの発明の実施例を示す自動販売機の全体斜
視図である。この自動販売機5の接客パネル6には、硬
貨投入口7,カード投入口4,複数の商品選択スイッチ8及
びインジケータ20が設けられている。そして、自動販売
機5の扉9を開けた内部には、制御ボックス10及び硬貨
処理装置11が取り付けられている。制御ボックス10には
バーコードリーダー1が接続されると共に、この制御ボ
ックス10の中には、CPUなどによって構成される制御部
が収納されている。そして制御ボックス10の上面には、
制御部に自動販売機の動作モードを指定するための4種
類のファンクションキーF1,F2,F3,F4が設けられてい
る。
硬貨処理装置11は、硬貨投入口7に投入された硬貨を
選別する硬貨セレクタ11A,硬貨収納部11Bおよびこの硬
貨収納部に収納されている硬貨を硬貨取出口31に払い出
すための硬貨払出装置11Cから成る。また、扉9の背面
には、各商品選択スイッチ8に対応しており、それぞれ
該当している商品選択スイッチを表す商品選択スイッチ
コードがバーコードにて表示されている商品選択スイッ
チ識別部29を設けている。この商品選択スイッチコード
は、例えば各商品選択スイッチ8に割り付けたスイッチ
番号を表している。
第2図は、前面扉3を開放した状態を示しており、自
動販売機5の庫内には5列の商品収納コラム2を設け、
商品収納コラム2の下方には商品取出口4に連通するシ
ュート12を配置している。商品収納コラム2の上部には
商品投入口2Aが開口されており、収納する商品はこの商
品投入口2Aを通して内部に充填される。また、商品収納
コラム2のそれぞれには、対応しているコラムを表わす
コラムコードをバーコードにて表示するコラム識別部28
が設けられている。このコラムコードは、例えば各商品
収納コラム2に割り付けたコラム番号を表わしている。
第3図は自動販売機5の構成をブロックにて示すもの
で、制御ボックス10に格納される制御部は、プログラム
により制御動作を実行する中央処理ユニット(CPU)21
を含み、このCPU21にアドレスバス25及びデータバス26
を介して、動作用のプログラムを格納したROM22,RAM23,
I/Oインターフェース24を接続している。そして、I/Oイ
ンターフェース24には、バーコードリーダー1と、硬貨
処理装置11と、表示装置14と、選択装置15と、販売装置
16と、磁気カードリーダー17と、キー入力装置18と、売
切検知装置19とが接続されている。
バーコードリーダー1は、CPU21から駆動信号が与え
られると、商品13に印刷されている商品コード,コラム
識別部28に表示されているコラムコード,商品選択スイ
ッチ識別部29に表示されている商品選択スイッチコー
ド,及びシート30にバーコードにて印刷されている販売
価格データを読み取ることができる。
商品コードは、POSシステムのためのJIS規格で規定さ
れた共通コード用バーコードシンボル、いわゆるJANコ
ードと呼ばれているものであり、先頭から順に2桁の国
別コード(49で日本を表す)と、5桁の商品メーカーコ
ードと、5桁の商品アイテムコード(以下、便宜上これ
を商品コードと言う)と、1桁のチェックデジットが配
列されている。このようにJANコードは、頭の2桁のコ
ードが49であることが決められているために、先頭の2
桁をチェックすることでJANコードであるかが判別され
る。従って、本例のコラムコード及び商品選択スイッチ
コードはその頭の2桁を識別コード部にして、ここに49
以外の数値に設定することで3つのコードと販売価格デ
ータとを区別できるようにしている。
硬貨処理装置11は、硬貨投入口7に硬貨が投入される
と、この硬貨の適正を硬貨セレクタ11Aにて判別し、適
正であるときはこの硬貨の金額を表す信号をI/Oインタ
ーフェース24を通してCPU21に出力する。また、硬貨処
理装置11は、CPU10から硬貨の払い出しを表す信号がI/O
インターフェース24を通して入力されると硬貨払出装置
11Cを駆動する。
表示装置14は、各商品収納コラム2に対応して設けた
5個のコラムインジケータ19と、各商品選択スイッチ8
に対応して設けた5個の選択スイッチインジケータ20を
含み、それぞれのインジケータは、I/Oインターフェー
ス24を通してCPU21から入力される表示データに基づい
て駆動が制御される。選択スイッチインジケータ20は接
客パネル6に設けられており、通常の販売モードにおい
ては、顧客が貨幣を投入したときに投入金額にて購入可
能な商品を点灯にて示す、いわゆる販売可インジケータ
として機能するものである。
選択装置15は複数の商品選択スイッチ8を含み、この
選択装置15からは、商品選択スイッチ8が操作されたこ
とを表す信号がI/Oインターフェース24を通してCPU21に
入力される。
販売装置16は、商品収納コラム2に対応して商品送出
用の駆動モータを含み、CPU21は、I/Oインターフェース
24を通してこのモータに商品の送出を表す指令を与え
る。
磁気カードリーダー17は、カード投入口4にコードが
投入されるとこれを取り込み、そこに記録されているカ
ード情報を読み取ってCPU21に出力する。この自動販売
機5は、硬貨以外に所定のカードをカード投入口4に投
入することでも商品を販売することができるが、そのた
めには、投入カードにはセキュリティーのためのデータ
と、このカードにて販売できる商品の商品コードとがカ
ード情報として磁気的に記録されていなければならな
い。
キー入力装置18は、自動販売機5に4通りのモードを
指定するための4個のファンクションキー、即ち設定モ
ード指定キーF1,販売テストモード指定キーF2,商品回収
モード指定キーF3,販売モード指定キーF4を含み、これ
らファンクションキーが操作されたときのキー入力信号
をI/Oインターフェース24を通してCPU21に出力する。
売切検知装置19は、各商品収納コラム2に対応して設
けた5個の売切スイッチ(図示せず)を含み、各売切ス
イッチは、対応する商品収納コラム2の商品売り切れを
検知したときに、売切信号をI/Oインターフェース24を
通してCPU21に出力する。
第4図はRAM23の記憶フォーマットを示しており、RAM
23は少なくとも4通りの記憶領域を有する。
記憶領域23aはバッファ記憶部であり、バーコードリ
ーダー1にて読み取った商品コードを記憶する商品コー
ドバッファ,コラムインジケータ表示バッファ,選択ス
イッチインジケータ表示バッファ,投入金額バッファ等
を備えている。そして、5ビットのコラムインジケータ
表示バッファには、5個のコラムインジケータ19の点灯
あるいは消灯を1ビットの“1"あるいは“0"にて示す表
示データが記憶される。また、5ビットの選択スイッチ
インジケータ表示バッファには、5個の選択スイッチイ
ンジケータ20の点灯あるいは消灯を1ビットの“1"ある
いは“0"にて示す表示データが記憶される。
記憶領域23bは、各商品選択スイッチ8とこの商品選
択スイッチ8の操作により販売する商品の商品コードと
の対応を記憶する領域であり、商品選択スイッチ8の数
と等しい5個のアドレスを有する。
記憶領域23cは、各商品収納コラム2とこの商品収納
コラム2に収納する商品の商品コードとの対応を記憶す
る領域であり、商品収納コラム2の数と等しい5個のア
ドレスを有する。
記憶領域23dは、商品コードとこのコードに該当する
商品の販売価格を記憶する領域であり、この自動販売機
5は、5列の商品収納コラムを有して最大5種類の商品
を販売できるために、5個のアドレスを有する。そし
て、本例ではシート30に印刷されているバーコードをバ
ーコードリーダー1にて読み取ることにより、記憶領域
23dに販売価格を格納することができる。
更に、RAM23に形成されたモードフラグ記憶部24eに
は、自動販売機の4通りのモード即ち販売モード,商品
回収モード,販売テストモード,設定モードを区別する
ためのフラグが設定される。
上記構成の自動販売機5の動作を説明する。
(設定モード) 設定モード指定キーF1が操作されて始まる設定モード
での動作を、第5図のフローチャートにより説明する。
まず、ステップS1では、CPU21はバーコードリーダー
1に駆動信号を与え、これにより、バーコードリーダー
1はバーコードを読み取ることができる。そして、ステ
ップS2にてバーコードが入力されると、CPU21は、次のS
3,S4,S5,S6の各ステップにおいて、入力されたバーコー
ドの種類を判別する。
ステップS3において、ステップS2で入力されたバーコ
ードがJANコードであることを判別すると、ステップS15
の処理に進む。ステップS15においては、CPU21はこのJA
Nコードに含まれている商品コードを取り出して、同じ
商品コードがRAM23の記憶領域23b,23cに格納されている
かを判別する。そして、格納されている場合にはステッ
プS16に進み、この商品コードに対応しているコラムイ
ンジケータ19及び選択スイッチインジケータ20を駆動す
る。即ち、CPU21は、記憶領域23bから当該商品コードを
記憶している商品選択スイッチ8を検出し、この商品選
択スイッチ8に対応している選択スイッチインジケータ
20の駆動を指示する表示データをRAM23の選択スイッチ
インジケータ表示バッファに格納して表示装置14に出力
する。また、CPU21は、記憶領域23cからは当該商品コー
ドを記憶している商品収納コラム2を検出し、この商品
収納コラム2に対応しているコラムインジケータ19の駆
動を指示する表示データをRAM23のコラムインジケータ
表示バッファに格納して表示装置14に出力する。
ステップS15の処理にて、該当の商品コードが記憶領
域23b,23cに記憶されていないことを判別するとステッ
プS17の処理に進み、この商品コードを商品コードバッ
ファに格納する。
ステップS4において、ステップS2で入力されたバーコ
ードがコラムコードであることを判別すると、ステップ
S18の処理に進む。このステップS18においては、商品コ
ードバッファに商品コードを格納しているかを判別し、
格納しているとステップS19の処理に進む。ステップS19
においては、CPU21は、RAM23の記憶領域23cにおいて、
コラムコードにて示されている商品収納コラム2に対応
するアドレスにこの商品コードを格納する。一方、商品
コードバッファに商品コードを格納していないと、ステ
ップS20にてエラー処理を行ってステップS1の処理に復
帰する。
ステップS5において、ステップS2で入力されたバーコ
ードが販売価格コードであることを判別すると、ステッ
プS21の処理に進む。ステップS21においては、商品コー
ドバッファに商品コードを格納しているかを判別し、格
納しているとステップS22の処理に進むが、格納してい
ないとステップS23にてエラー処理を行う。
ステップS22においては、CPU21は、商品コードバッフ
ァに格納している商品コードとバーコードリーダー1に
て読み取った販売価格を表すバーコードとをRAM23の記
憶領域23dに格納する。このように、販売価格を設定し
たい商品18に印刷されているバーコードをバーコードリ
ーダー1にて読み取り、続いてシート30の中から設定す
べき販売価格を表示しているバーコードを選び出しバー
コードリーダー1により読み取ることで商品と販売価格
の対応がRAM23に格納される。
ステップS6において、ステップS2で入力されたバーコ
ードが商品選択スイッチコードであることを判別する
と、ステップS8の処理に進む。
しかして、商品選択スイッチ8の指定は、バーコード
リーダー1にて商品選択スイッチコードを読み取る以外
に、直接、商品選択スイッチ8を操作することでも行え
る。従って、ステップS6において商品選択スイッチコー
ドでないことを判別するとステップS7の処理となり、こ
こで商品選択スイッチ8が操作されたかを判別する。そ
して商品選択スイッチ8が操作されていると、ステップ
S8の処理に進む。
ステップS8においては、商品コードバッファに商品コ
ードを格納しているかを判別し、格納しているとステッ
プS9の処理に進むが、格納していないとステップS20に
てエラー処理を行う。
ステップS9においては、CPU21は選択スイッチインジ
ケータ表示バッファに記憶している表示データから、こ
の商品選択スイッチ8に対応する選択スイッチインジケ
ータ20を駆動しているかを判別する。そして、該当の選
択スイッチインジケータ20を駆動していると、ステップ
S10の処理に進む。このステップS10では、RAM23の記憶
領域23bについて、この商品選択スイッチ8に対応する
アドレスに格納している内容をクリアする。次のステッ
プS11においては、CPU21は、この商品選択スイッチ8に
対応している選択スイッチインジケータ20を消灯する表
示データを、選択スイッチインジケータ表示バッファに
格納し表示装置14に出力する。
しかるに、指示された商品選択スイッチ8に対応する
選択スイッチインジケータ20を駆動していない場合はス
テップS12の処理となる。このステップS12においては、
CPU21は、RAM23の記憶領域23bにおいて、この商品選択
スイッチ8に対応するアドレスに商品コードバッファに
記憶している商品コードを格納する。そして、次のステ
ップS13においてCPU21は、この商品選択スイッチ8に対
応している選択スイッチインジケータ20を点灯する表示
データを選択スイッチインジケータ表示バッファに格納
し表示装置14に出力する。
このように、バーコードリーダー1によりJANコード
を読み取らせ、続いて、この商品を収納する商品コラム
に該当するコラムコードを全て読み取らせることによ
り、指定の商品収納コラム2に対応する記憶領域23cの
アドレスにはJANコードに含まれている商品コードが格
納される。また、バーコードリーダー1によりJANコー
ドを読み取らせ、続いて、バーコードリーダー1により
この商品に対応させたい商品選択スイッチ8に該当する
商品選択スイッチコードを全て読み取らせるか、または
直接商品選択スイッチ8を操作することにより、指定の
商品選択スイッチ8に対応する記憶領域23bのアドレス
にはJANコードに含まれている商品コードが格納され
る。このとき、バーコードリーダー1によりJANコード
を読み取らせ、続いて商品選択スイッチ8の指定と商品
収納コラム2の指定を連続して行えば、商品選択スイッ
チと商品コードとの対応と、商品収納コラムと商品コー
ドとの対応とを一緒に行うことができる。また、このと
きシート30からのバーコードの読み取りも行えば、商品
コードと販売価格との対応も同時に行うことができる。
そして、ステップS14においては、設定モード指定キ
ーF1以外のファンクションキーが操作されたかを判別
し、操作されていると設定モードを終了する。
(販売モード) 販売モード指定キーF4の操作により始まる販売モード
での動作を第6図のフローチャートにより説明する。
ステップS30においては、カードリーダー17にカード
が投入されたかを判別する。カードリーダー17は、カー
ド投入口4にカードが差し込まれるとこれを取り込み、
カード情報を読み取ってCPU21に出力する。従っで、CPU
21はカードリーダー17からのカード情報の有無を判別す
ることにより、カードが投入されたかを判別する。そし
て、カードが投入されていないときはステップS31の処
理に進む。
ステップS31においては、CPU21は、硬貨処理装置11か
ら投入硬貨の金額を示す信号が送られているかを判別
し、送られてきていると次のステップS32で投入金額バ
ッファに格納している金額にこの金額を加算する。次
の、ステップS33では、商品選択スイッチ8が操作され
て商品の選択が行われたかを判別し、商品選択スイッチ
8が操作されているとステップS34の処理に進む。この
ステップS34においては、RAM23の記憶領域23bから選択
された商品選択スイッチ8に対応する商品コードを検出
し、商品コードバッファに格納する。次のステップS35
においては、商品コードバッファに格納した商品コード
に基づき、RAM23の記憶領域23dから当該商品の販売価格
を検索し、この販売価格と投入金額バッファに格納して
いる投入金額との比較を行って選択された商品が販売可
能であるかを判別する。
選択された商品が販売可能であるとステップS36の処
理となり、商品コードバッファに格納している商品コー
ドに基づいて、RAM23の記憶領域23cから当該商品を収納
している商品収納コラム2を検索する。次のステップS3
7では販売制御処理となり、CPU21は、検索した商品収納
コラム2に対応している商品送出用の駆動モータに駆動
信号を与えて商品送出動作を制御すると共に、釣銭を演
算し必要に応じて硬貨処理装置11の釣銭払い出し動作を
制御する。そして、販売制御処理の終了により、ステッ
プS30の処理に戻る。
しかして、ステップS30の処理にて、カードリーダー1
7にカードが投入されたかを判別すると、ステップS40の
処理となる。このステップS40においては、投入金額バ
ッファの内容から投入金額が0円であるかを判別する。
投入金額が0円ということは、自動販売機が販売待機状
態にあることでありカードによる販売が可能なためにス
テップS41の処理に進む。ステップS41では、カードリー
ダー17が読み取ったカードの記録情報からそのセキュリ
ティーをチェックする。そして、このチェックにより投
入カードが適正であることを判別すると、ステップS43
に進む。ステップS43においては、CPU21はカードリーダ
ー17に対して投入カードの受け入れを指示し、これによ
り投入カードはカードリーダー17内に収納されることに
なる。次のステップS44においては、カード情報に含ま
れている商品コードを商品コードバッファに格納してス
テップS36の処理に進む。以下、投入カードに記録され
ている商品コードに基づく販売動作を行った後、ステッ
プS30の処理に復帰する。
しかしながら、ステップS40の処理にて投入金額が0
円であることを判別すると、自動販売機には既に硬貨が
投入されて販売動作が始まっているためにカードによる
販売を禁止する。従って、次のステップS45において
は、CPU21はカードリーダー17に対して投入カードの返
却を指示する。また、セキュリティーチェックの結果、
ステップS42で投入カードが不適正であることを判別し
た場合も、ステップS45の処理となって投入カードは返
却される。
(販売テストモード/商品回収モード) 販売テストモード指定キーF2または商品回収モード指
定キーF3の操作により始まる販売テストモード/商品回
収モードでの動作を第7図のフローチャートにより説明
する。
ステップS50では、CPU21はバーコードリーダー1に駆
動信号を与え、これにより、バーコードリーダー1はバ
ーコードを読み取ることができる。そして、次のステッ
プS51にてJANコードが入力されるとステップS52に進
む。このステップS52においては、CPU21はこのJANコー
ドに含まれている商品コードを取り出して商品コードバ
ッファに格納する。次のステップS53においては、商品
コードバッファに格納した商品コードに基づいて、RAM2
3の記憶領域23cから当該商品を収納している商品収納コ
ラム2を検索する。次のステップS54においては、販売
テストモード指定キーF2または商品回収モード指定キー
F3のいずれが操作されたものであるかを判別する。
そして、商品回収モード指定キーF3の操作であった場
合にはステップS55の処理となり、CPU21は、検索した商
品収納コラム2に対応している商品送出用の駆動モータ
に駆動信号を与えて商品一個を払い出すよう販売装置16
を制御する。次のステップS56においては、CPU21は売切
検知装置19からの信号に基づいて、商品の払い出しを行
った商品収納コラム2が商品切れとなったかを判別す
る。このとき売り切れでないとステップS55の処理に復
帰して再び商品一個の払い出しを制御し、かかる処理を
当該商品収納コラム2の中が空となるまで繰り返す。そ
して、当該商品収納コラム2内が空となりステップS58
の処理となると、別のファンクションキーが操作された
かを判定し、操作されていないとステップS51の処理に
復帰する。これにより次の商品の回収動作を行うことが
できる。
しかして、ステップS54にて販売テストモード指定キ
ーF2の操作であることを判別するとステップS57の処理
となり、CPU21は、検索した商品収納コラム2に対応し
ている商品送出用の駆動モータに駆動信号を与えて商品
一個を払い出すよう販売装置16を制御する。販売テスト
モードの場合は、商品一個を払い出すと当該商品のテス
ト払い出しを終了してステップS58の処理となる。
以上、この自動販売機5は販売モードにおいては、入
力装置としてのカードリーダー17に商品コードを記録し
ているカードを投入することにより、制御装置であるCP
U21は入力された商品コードの商品の払い出しを制御す
る。また、販売テストモードまたは商品回収モードにお
いては、入力装置としてのバーコードリーダー1にて商
品コードを読み取らせることにより、CPU21は入力され
た商品コードの商品の払い出しを制御する。従って、前
面扉3を開けて行う作業である販売テストや商品回収
は、テストあるいは回収を行う商品の指定を前記扉3の
表に回って商品選択スイッチ8を操作する必要が無くな
るために管理上の操作性が向上する。
(ト)発明の効果 本発明によれば、商品コードを入力することにより自
動販売機が払い出す商品を直接指定するために、特定の
商品を誤り無く確実に払い出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の自動販売機の全体斜視図、
第2図は前面扉を開けた状態を示す図、第3図は電気的
な構成をブロックにて示す図、第4図はRAMの記憶フォ
ーマットを模式的に示す図、定5図,第6図,第7図は
それぞれ設定モード・販売モード・販売テストモード/
商品回収モードでの動作を説明するフローチャートであ
る。 1……バーコードリーダー、3……前面扉、17……磁気
カードリーダー、21……CPU、23……RAM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 啓太 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−234295(JP,A) 特開 昭59−183485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の前面に開閉自在に設けられた前面扉
    を備え、商品バーコードが印刷されている商品を販売す
    る自動販売機において、前記商品コードを入力するため
    の入力装置と、販売テストモードまたは商品回収モード
    においては商品に印刷されているバーコードから商品コ
    ードを読み取らせることにより前記入力装置に入力され
    た商品コードの商品の払い出しを制御する制御装置とを
    備えたことを特徴とする自動販売機の商品送出装置。
JP2262520A 1990-09-28 1990-09-28 自動販売機の商品送出装置 Expired - Lifetime JP3015439B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102548073B1 (ko) * 2021-11-12 2023-06-28 한국도로공사 집수정 덮개의 개방장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102548073B1 (ko) * 2021-11-12 2023-06-28 한국도로공사 집수정 덮개의 개방장치

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