JP3015197U - 浴室天井等の雫落下防止構造 - Google Patents
浴室天井等の雫落下防止構造Info
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- JP3015197U JP3015197U JP227095U JP227095U JP3015197U JP 3015197 U JP3015197 U JP 3015197U JP 227095 U JP227095 U JP 227095U JP 227095 U JP227095 U JP 227095U JP 3015197 U JP3015197 U JP 3015197U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】浴室の天井に結露する雫が、そのまま天井から
浴槽や洗い場に落下することがないようにした浴室天井
等の雫落下防止構造に関する。 【構成】浴室の天井部に対し、複数のボ−ドを階段状に
適度の隙間を持つよう段差を付けて吊設するとともに、
ボ−ド自体にも幅方向に傾斜を持たせ、かつ上下のボ−
ドの端部を重複させて形成したことを特徴とする。 【効果】天井と段階状に段差をつけて調節したボ−ドの
表と裏の両面に雫を結露させ、その雫をボ−ドの両面を
伝わらせて下方に移動させ、そしてボ−ドの最下部から
落下する雫は下段に吊設したボ−ドの裏面で次々と受け
て、最後に浴室の壁面に導びいて排出するようにしてい
る。したがって、雫がボ−ドの各部から落下する虞れが
ない。
浴槽や洗い場に落下することがないようにした浴室天井
等の雫落下防止構造に関する。 【構成】浴室の天井部に対し、複数のボ−ドを階段状に
適度の隙間を持つよう段差を付けて吊設するとともに、
ボ−ド自体にも幅方向に傾斜を持たせ、かつ上下のボ−
ドの端部を重複させて形成したことを特徴とする。 【効果】天井と段階状に段差をつけて調節したボ−ドの
表と裏の両面に雫を結露させ、その雫をボ−ドの両面を
伝わらせて下方に移動させ、そしてボ−ドの最下部から
落下する雫は下段に吊設したボ−ドの裏面で次々と受け
て、最後に浴室の壁面に導びいて排出するようにしてい
る。したがって、雫がボ−ドの各部から落下する虞れが
ない。
Description
【0001】
この考案は、浴室の天井に結露する雫が、そのまま天井から浴槽や洗い場に落 下することがないようにした浴室天井等の雫落下防止構造に関するものである。
【0002】
従来の浴室の天井は、その大部分が単に天井を構成するボ−ドを水平に張設し た構造を有するに過ぎなかったので、浴槽の湯気(水蒸気)が天井で冷却されて 結露し、雫となってポタポタと落下して入浴中の人に不快感を与えたり、洗い場 を汚す欠点があった。また、雫が落下しない場合においても、天井に水滴が付着 したまま乾燥せず、絶えず湿った状態に放置されるのでカビが成育し易く、衛生 的にも、さらに外観的にも好ましからざるものであった。
【0003】
従来例におけるこの欠点を解消するための浴室の天井構造等が、実開昭61− 197148号、実開昭61−205331号、実開昭62−73045号、実 開昭62−105217号公報等として公開されたが、浴室の天井に結露する水 滴を速やかに除去することができる、構造が簡単でしかも有効な天井構造が存在 しなかった。
【0004】
そこでこの考案は、浴室の天井部に対し、複数のボ−ドを階段状に適度の隙間 を持つよう段差を付けて吊設するとともに、ボ−ド自体にも幅方向に傾斜を持た せ、かつ上下のボ−ドの端部を重複させて形成したことを特徴とする浴室天井等 の雫落下防止構造である。
【0005】 そして、天井や浴室上部の湯気を天井と前記ボ−ドの表と裏の両面で結露させ て雫となし、天井部の雫はボ−ドの裏面に落下させて受け、この受けた雫とボ− ドの裏面に結露した雫はボ−ドの裏面を、またボ−ドの表面に結露した雫はボ− ドの表面を伝わらせて次々と下段に吊設したボ−ドの裏面に落下させ、最後に浴 室の壁面に導びいて排出するようにして、天井から雫が浴室内へ落下しないよう 、また雫が天井に残らないようにした浴室天井等の雫落下防止構造を提供するこ とを目的として開発したものである。
【0006】
この考案に係る浴室天井等の雫落下防止構造は、天井と段階状に段差をつけて 調節したボ−ドの表と裏の両面に雫を結露させ、その雫をボ−ドの両面を伝わら せて下方に移動させ、そしてボ−ドの最下部から落下する雫は下段に吊設したボ −ドの裏面で次々と受けて、最後に浴室の壁面に導びいて排出するようにしてい る。したがって、雫がボ−ドの各部から落下する虞れがない。
【0007】
次に、この考案に係る浴室天井等の雫落下防止構造の一実施例を図面に基いて 説明する。
【0008】 図1および図2において、1は浴槽11を収納した浴室、2は天井である。3 は、上記天井2の表面に取付けた階段状のボ−ド取付用基板で、このボ−ド取付 用基板3の各段の表面には、3枚のボ−ド4,5,6が階段状に取付けられてい る。そしてこれらのボ−ド4,5,6自体も一定の傾斜を有して、ボ−ド吊設用 パイプ7により吊設されている。ボ−ド4とボ−ド5、およびボ−ド5とボ−ド 6の段差部分は、隙間8の間隔に保持され、かつボ−ド4,5,6の端部が上下 に重なり合うようにして形成されている。
【0009】 なおボ−ド4,5,6の天井2への取り付け方法は、本実施例のみに限られる ものではなく、例えばボ−ド吊設用パイプ7の長さを適宜変えたものを使用する ことによって、本実施例に使用したボ−ド取付用基板3を省略してもよい。この 場合においても、ボ−ド4,5,6を階段状に、天井2に直接吊設することが可 能である。しかしながら、この場合においてもボ−ド4,5,6に結露した雫を 速やかに除去するためには、ボ−ド4,5,6は水平ではなく一定方向に傾斜を 有する方が、ボ−ド4,5,6自体を伝わって雫が下方に移動しやすいので望ま しい。
【0010】 天井2からボ−ド4ヘ落下する雫とボ−ド4の表と裏に付着した雫はボ−ド4 の裏面と表面を伝わってボ−ド5の裏面に落下し、同様にボ−ド6および樋9を 経て、最後に壁面10に伝わって落下することとなる。
【0011】 図3および図4にこの考案の浴室天井等の雫落下防止構造の他の実施例を示す 。
【0012】 浴室1の天井2には所定の方向に複数本のレ−ル21が配設されている。各レ −ル21は両端をL字形の固定金具31,31’により固定されている。なお、 固定金具31’は一対のL型金具32,32’を連結した構造となっており、一 方のL型金具32の連結部分には、上下に長径の取付孔33が形成されていて、 他方のL型金具32の取付高さを調整できるようになっている。なおこの固定金 具は、必要に応じてレ−ル21の中間にも設けることができる。
【0013】 上記各レ−ル21にはそれぞれ前後に一対のスライダ22が内挿され、各スラ イダ22にはボ−ド24の取付部34を備えた吊金具23が取り付けられている 。そしてレ−ル21の長さ方向に所定の間隔で取り付けられた上記一対の吊金具 23には、取付部34において上記レ−ル21と直角にボ−ド24が吊り下げら れている。35はボ−ド24の上面に設けた受け金具で、上記取付部34のネジ 孔36に取り付けたビス37を、受け金具35に形成したネジ孔38にねじ込む ことによって、ボ−ド24と吊金具23とを連結する。
【0014】 上記のスライダ22〜ボ−ド24までを1ユニットとして、上記レ−ル21と 直角に複数のユニットを並べて行けば良い。その際、各ユニットは徐々に高さを 変えるとともに、隣接する各ボ−ド24,25,26の端部が上下に重なり合う ようにしておくことが必要である。またそれぞれのボ−ドは低い方のボ−ドに向 けて傾斜させておくことが望ましい。
【0015】 39は浴室1の壁面に設けた樋状のしずく受けで、最終のしずくを床面に導く ためのものである。
【0016】 上記実施例においては本願考案を浴室天井に適用した例を示したが、他の用途 、例えば蒸留機構やその他の結露によるしずくを防止することが必要な用途に応 用することができることはもちろんである。
【0017】
この考案の浴室天井等の雫落下防止構造は以上のように構成したので、浴室の 天井に結露する雫がそのまま天井から浴槽や洗い場に落下して入浴中の人に不快 感を与えることがない。
【0018】 また、天井に水滴が付着したまま放置されることもないのでカビの発生を防止 することができ、衛生的にも外観的にも好ましい浴室を容易に構成することがで きるという効果を有する。
【図1】この考案の浴室天井等の雫落下防止構造の断面
図である。
図である。
【図2】その要部拡大断面図である。
【図3】他の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図4】その要部分解斜視図である。
1 浴室 2 天井 3 ボ−ド取付用基板 4,5,6, ボ−ド 7 ボ−ド吊設用パイプ 8 隙間 9 樋 10 壁 11 浴槽 21 レ−ル 22 スライダ 23 吊金具 24,25,26 ボ−ド 31,31’ 固定金具 32,32’ L型金具 33 取付孔 34 取付部 35 受け金具 36 ネジ孔 37 ビス 38 ネジ孔 39 しずく受け
Claims (1)
- 【請求項1】 浴室の天井部に対し、複数のボ−ドを階
段状に適度の隙間を持つよう段差を付けて吊設するとと
もに、ボ−ド自体にも幅方向に傾斜を持たせ、かつ上下
のボ−ドの端部を重複させて形成したことを特徴とする
浴室天井等の雫落下防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP227095U JP3015197U (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室天井等の雫落下防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP227095U JP3015197U (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室天井等の雫落下防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015197U true JP3015197U (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=32983365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP227095U Expired - Lifetime JP3015197U (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 浴室天井等の雫落下防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015197U (ja) |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP227095U patent/JP3015197U/ja not_active Expired - Lifetime
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