JP3015196B2 - 浴槽への肩当て用シャワー装置の取り付け構造 - Google Patents

浴槽への肩当て用シャワー装置の取り付け構造

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JP3015196B2
JP3015196B2 JP4094667A JP9466792A JP3015196B2 JP 3015196 B2 JP3015196 B2 JP 3015196B2 JP 4094667 A JP4094667 A JP 4094667A JP 9466792 A JP9466792 A JP 9466792A JP 3015196 B2 JP3015196 B2 JP 3015196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴しながら肩にシャ
ワー水の強い噴流を与えて肩をマッサージするのに用い
る肩当てシャワー装置を浴槽のフランジに取り付けるの
に用いる構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、肩当て用シャワー装置17は、図
5に示すように管状の台座27と、本体28と、筒状の
回転軸31と、肩当て用ノズル3とで主体が構成されて
いる。管状の台座27の下部は浴槽のフランジ2に挿通
され、台座27の段部40がフランジ2の上面に載置さ
れ、台座27の下部外周に設けた雄ねじ部41にナット
42が螺合されて台座27がフランジ2に取り付けられ
ている。この台座27の上端にはOリング29を介して
本体28の下部を被嵌して接続され、本体28の上部に
回転自在に取り付けられた回転軸31に肩当て用ノズル
3が取り付けられている。管状の台座27には肩当て用
シャワー給水管が接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の肩当て用シャワ
ー装置17では外観部品である本体28や肩当て用ノズ
ル上3は外観劣化したり損傷した場合、フランジ2上か
ら着脱して交換することができるが、フランジ2にナッ
ト42にて取り付けた台座27は簡単に交換できない。
つまり、台座27の本体28とフランジ2との間に位置
する部分の外周(図5の符号Aに示す)も外観上見える
外観部品であり、外観劣化したり、損傷したりした場合
交換する必要があるが、フランジ2の裏面に位置するナ
ット42に外して交換しなければならなく、簡単には交
換できない。フランジ2の裏面側から取り外しを行うた
めには専用の点検口が必要となる。また点検口を設ける
ことができない場合には浴槽を取り外して交換する必要
があるため多大な工事費が必要となるという問題があ
る。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは外観部品の交換
やメンテナンスを施工状態のまま点検口を設けずに容易
に行うことができる浴槽への肩当て用シャワー装置の取
り付け構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明浴槽への肩当て用シャワー装置の取り付け構造
は、浴槽1のフランジ2に肩当て用シャワー装置17の
台座27を貫通させて固定し、台座27の上端に肩当て
用シャワー装置17の本体28を着脱自在に連結した浴
槽への肩当て用シャワー装置の取り付け構造において、
上記本体28とフランジ2の上面との間で台座27の外
周に化粧リング43を着脱自在に被嵌して成ることを特
徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、台座27の外観上露出する
部分に化粧リング43を着脱自在に被嵌したことによ
り、台座27の外観部品である化粧リング43を簡単に
上から着脱でき、外観部品の交換やメンテナンスが容易
にできる。
【0007】
【実施例】図3は浴槽1の全体の斜視図であり、図4は
全体のシステムを示す管路図である。浴槽1の側方には
循環ポンプ8を配置してあり、浴槽1内の吸入口9と循
環ポンプ8とを吸入管10にて連結してあり、循環ポン
プ8にて浴槽1内の湯を吸入できるようになっている。
また浴槽1の内壁面には浴槽1に気泡混じりの浴湯を噴
射する背用の噴射ノズル11や足用の噴射ノズル12を
複数個設けてあり、この噴射ノズル11,12と循環ポ
ンプ8とがノズル給水管13,14にて連結してあり、
噴射ノズル11,12に浴湯を供給できるようになって
いる。浴槽1のフランジ2には空気吸入口15を設けて
あり、空気吸入口15と噴射ノズル11,12とを空気
配管16にて連結してあり、これにより噴射ノズル1
1,12に空気が供給できるようになっている。浴槽1
のフランジ2には入浴者の肩に対応する位置で1対の肩
当て用シャワー装置17を配置してあり、肩当て用シャ
ワー装置17と循環ポンプ8とを肩当て用シャワー給水
管18にて連結してあり、浴湯が肩当て用シャワー装置
17に供給されるようになっている。浴槽1の操作はリ
モコン20にて行われるようになっており、各運転パタ
ーンの選択、流量の強弱調節、及び噴流変化の周波数調
節などが行えるようになっている。リモコン20からの
信号はリモコン受光部21に送られ、循環ポンプ8に収
められた制御部22に伝えられるようになっている。
【0008】吸入口9から吸い込まれた浴湯は循環ポン
プ8から、ポンプユニット内部において循環流量を制御
する流量制御弁23を介してノズル給水管13,14、
肩当て用シャワー給水管18に供給されるようになって
いる。ノズル給水管13,14及び肩当て用シャワー給
水管18には夫々モータバルブのような背用流路切換弁
24、足用流路切換弁25、肩用流路切換弁26を設け
てあり、浴湯の供給を切り換えられるようになってい
る。背用流路切換弁24及び足用流路切換弁25を通っ
てノズル給水管13,14を介して循環してきた浴湯
は、噴射ノズル11,12で空気配管16からの空気と
混合され、浴槽1内に気泡混じりの噴流が噴射される。
肩用流路切換弁26を通って肩当て用シャワー給水管1
8を介して循環してきた浴湯は、肩当て用シャワー装置
17に供給され、肩当て用シャワー装置17の肩当て用
ノズル3から噴射される。噴射ノズル11,12、肩当
て用シャワー装置17に循環供給する浴湯の流量は制御
部22で、ステッピングモータを用いて弁開度にて流量
を制御できる流量制御弁23を制御することにより循環
流量を調節することができ、噴射ノズル11,12、肩
当て用シャワー装置17の肩当て用ノズル3から噴射さ
れる噴流の強弱調節や、様々なバリエーションの噴流が
得られる。
【0009】肩当て用シャワー装置17は図1、図2に
示すように形成されている。フランジ2には管状の台座
27を貫通させて取り付けてあり、台座27の上端には
本体28の下端を被嵌して回転自在に装着してある。台
座27の下部はフランジ2の取り付け孔45に挿通して
あり、台座27の段部40がフランジ2の上面に当接し
てある。台座27の下部外周には雄ねじ部41を設けて
あり、この雄ねじ部41に螺合したナット42を締め付
けることによりナット42と段部40でフランジ2を挟
持して台座27を取り付けてある。段部40にはOリン
グ46を介装してあり、フランジ2とナット42との間
にはパッキン47を介装してある。台座27と本体28
とを回転自在に連結する部分にはOリング29を介装し
てあり、Oリング29にて水密的に接続してある。台座
27と本体28との間にはごみを除去するためのストレ
ーナ30を介装してある。本体28の下端とフランジ2
との間で台座27の外周には化粧リング43を着脱自在
に被嵌してある。しかして本体28を上に抜き取って本
体28を外すことにより、外観部品である化粧リング4
3を外して交換やメンテナンスができ、またストレーナ
30やOリング29の交換やメンテナンスもできる。本
体28の上部には筒状の回転軸31を水平に配置して回
転自在に装着してある。この回転軸31を回転自在に接
続する部分にもOリング32を介装して水密的に接続し
てある。この回転軸31には肩当て用ノズル3を装着し
てあり、この肩当て用ノズル3の先端の噴射口33から
シャワー水の噴流を噴射できるようになっている。この
肩当て用ノズル3内にはフィードバック発振型純流体素
子のような発振型純流体素子34を内装してあり、発振
型純流体素子34の発振にて噴流の向きを交互に切り換
えるようになっている。つまり発振型純流体素子34の
主ノズル35から噴射される噴流がフィードバック管路
36の負圧にて切り換わり、交互に噴射される。この肩
当て用シャワー装置17は本体28を回転することによ
り水平面内で肩当て用ノズル3を回転でき、肩当て用ノ
ズル3を回転軸31にて上下に回転でき、肩当て用ノズ
ル3の向きを自在に変えることができるようになってい
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のように本体とフランジの
上面との間で台座の外周に化粧リングを着脱自在に被嵌
してあるので、本体を上に抜いて外すだけで台座の外観
部品である化粧リングを簡単に上から着脱できるもので
あって、外観部品の交換やメンテナンスが施工状態のま
ま点検口を設けずに容易に行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の肩当て用シャワー装置の断
面図である。
【図2】同上の要部の分解斜視図である。
【図3】同上の浴槽全体を示す斜視図である。
【図4】同上の全体のシステムの管路図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 フランジ 3 肩当て用ノズル 17 肩当て用シャワー装置 27 台座 28 本体 43 化粧リング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−304084(JP,A) 特開 平3−221044(JP,A) 特開 平2−211149(JP,A) 実開 平2−141282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 9/00 A47K 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽のフランジに肩当て用シャワー装置
    の台座を貫通させて固定し、台座の上端に肩当て用シャ
    ワー装置の本体を着脱自在に連結した浴槽への肩当てシ
    ャワー装置の取り付け構造において、上記本体とフラン
    ジの上面との間で台座の外周に化粧リングを着脱自在に
    被嵌して成ることを特徴とする浴槽への肩当て用シャワ
    ー装置の取り付け構造。
JP4094667A 1992-04-15 1992-04-15 浴槽への肩当て用シャワー装置の取り付け構造 Expired - Fee Related JP3015196B2 (ja)

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