JP3015082U - キーボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 売買・賃貸物件に鍵（キー）を常に備え付け
ておけるキーボックスの提供にある。 【構成】 キーの収納室を有するボックス本体と、該キ
ーの収納室の開口に開閉自在に設けられた蓋体と、ボッ
クス本体に施錠及び解錠自在に設けられたフック体とよ
りなるキーボックスであって、前記蓋体にはダイヤル式
又は符号式の錠が設けられ、かつ前記フック体の解錠手
段は、ボックス本体のキー収納室内に設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、キーを収納してドアのノブ等に吊下げて使用するキーボックスに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、貸金庫、貸ロッカーその他諸々の開閉部に適用する組合せ錠は、種々の ものが提案されている。ところが、キーを収納してドアのノブ等に吊り下げて使 用するキーボックスは、未だ提案されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

売買・賃貸物件は、依頼主より依頼された業者（元付）だけが仲介・斡旋をす るのではなく、最近は情報網の発達によりその業者よりいくつもの業者（客付） に依頼して情報の拡大を図り、売買・賃貸の取引が早くまとまるようにしている 。

【０００４】 この場合、物件の鍵（キー）は、元付業者が保管しているため、客に内見をさ せるのに客付業者は、元付業者まで鍵を取りに行ったり返しに行ったりしなけれ ばならず、また、元付業者も物件場所まで鍵を届けにいったりすることもあり、 非常に不便であると共に無駄な時間を費やす。

【０００５】 本考案は、このような点に鑑み前記不都合を解決せんと売買・賃貸物件に鍵を 常に備え付けておけるキーボックスを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案は、キーの収納室を有するボックス本体と、 該キーの収納室の開口に開閉自在に設けられた蓋体と、ボックス本体に施錠及び 解錠自在に設けられたフック体とよりなるキーボックスであって、 前記蓋体にはダイヤル式又は符号式の錠が設けられ、かつ前記フック体の解錠 手段は、ボックス本体のキー収納室内に設けられていることを特徴とする。

【０００７】

【作用】

本考案に係るキーボックスは、キー収納室を有すると共に、その収納室の蓋体 はダイヤル式又は符号式の錠が設けられているから、収納室にキーを収納できる し、蓋体はダイヤル番号（符号番号）で解錠できる。また、キーボックスはフッ ク体を具備するので、ドアのノブ等に掛けて吊り下げておくことができる。

【０００８】 従って、キーボックスは、キーを収納してドアのノブ等に吊り下げておけば、 客付業者より物件案内の電話が入れば、元付業者はキーボックスのダイヤル番号 を知らせるだけで、客付業者はキーボックスより鍵（キー）を出し部屋の内見を させることができ、内見後は鍵をキーボックスに戻し施錠すればよい。

【０００９】 また、キーボックスのフック体は、収納室内からしか解錠できないため、ドア のノブ等に吊下げておいても持ち去ることはできない。

【００１０】

【実施例】

以下、図示の実施例について本考案を詳細に説明する。 図１は本考案の実施例を示す斜視図、図２は本考案の実施例を示す開蓋状態の 斜視図である。 同図において、１は本考案に係るキーボックスを示し、ボックス本体２と、蓋 体３と、フック体４とで構成されている。

【００１１】 ボックス本体２は、容易に破壊できない強固な材料、例えば、合金鋼、セラミ ック等で形成され、その形状は特に限定されるわけではないが、本例では直方体 に形成されている。 上記ボックス本体２には、キー収納室５が設けられ、内部にキー（鍵）Ｋが収 納できるようになっている。キーは収納室５内に載置して収納してもよいし、収 納室５内にフック（図示省略）を設け、これに掛けて収納してもよい。

【００１２】 上記蓋体３は、上記キー収納室５の開口５ａに開閉自在となっており、取り外 し可能であっても、蝶番や枢軸で取り付けられていてもよい。 この蓋体３には、ダイヤル式又は符号式の錠６が設けられている。図１は符号 式錠６の場合を示し、図３はダイヤル式錠１６の場合を示す。

【００１３】 図１は符号式錠６の一例を示し、三個のダイヤル環７ａ，７ｂ，７ｃが設けら れ、このダイヤル環７ａ，７ｂ，７ｃのダイヤル番号が符合したとき、スイッチ ９で作動軸１０（図２）がスライド可能となり、作動軸１０のロックが解除でき るものである。

【００１４】 図３はダイヤル式錠１６の一例を示し、ダイヤル８を決められたダイヤル番号 に応じ正逆に回転することによって符号が一致しスイッチ１９がスライド可能と なりロックが解除されるものであり、ダイヤル８の回動はダイヤル用回転ノブ８ ａで行う。 尚、上記ダイヤル式又は符号式の錠６，１６は、一例であって上記実施例に限 定されるものではなく、従来公知の手段はすべて採用し得る。

【００１５】 また、前記フック体４は、従来公知の手段と同様に構成されるが、本例はキー 収納室５内に解錠手段（図示省略）が設けられる。従って蓋体３を解放しないと フック体４の解錠ができない。この解錠は手動で可能な構成が好ましいが、キー 収納室５内に収納したキー（鍵）において解錠する構成であってもよい。

【００１６】 図４は本考案の使用状態を示す正面図で、ドア１１のノブ１２のフック体４を 掛けて吊下げた場合を示している。

【００１７】 しかして、キーボックス１はキー収納室５にキー（鍵）Ｋを収納して図４に示 すようにドア１１のノブ１２にフック体４を掛けて吊下げておけば、客付業者よ り物件案内の電話が入っても、元付業者はキーボックス１のダイヤル番号を知ら せるだけで、客付業者はキーボックス１よりキー（鍵）Ｋを出して内見をさせる ことができ、内見後はキーＫをキーボックス１に戻し施錠すればよい。

【００１８】 この時、キーボックス１は、フック体４がノブ１２に掛けられ、フック体４は 収納室５内からしか解錠できないので蓋体３を開放しないと解錠できず、持ち去 られることはない。 尚、キーボックス１の装着場所はドアのノブに限定されるものではなく、ドア 近傍の適宜の部分でよい。例えば、窓の外部に設けられる格子状の防止柵の如く である。

【００１９】

【考案の効果】

以上詳細に説明した通り、本考案によれば元付業者は売買・賃貸物件の部屋を 開けに行ったり閉めに行ったりしなくても済むし、客付業者は鍵（キー）を取り に行ったり返しに行ったりしなくて済むから便利であり、無駄な時間が省けるし 、面倒がなくなるので物件の案内回数も増え取引の促進が図れる、等の効果を奏 するものである。

【提出日】平成７年１月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、キーを収納してドアのノブ等に吊下げて使用するキーボックスに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、貸金庫、貸ロッカーその他諸々の開閉部に適用する組合せ錠は、種々の ものが提案されている。ところが、キーを収納してドアのノブ等に吊り下げて使 用するキーボックスは、未だ提案されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

売買・賃貸物件は、依頼主より依頼された業者（元付）だけが仲介・斡旋をす るのではなく、最近は情報網の発達によりその業者よりいくつもの業者（客付） に依頼して情報の拡大を図り、売買・賃貸の取引が早くまとまるようにしている 。

【０００４】 この場合、物件の鍵（キー）は、元付業者が保管しているため、客に内見をさ せるのに客付業者は、元付業者まで鍵を取りに行ったり返しに行ったりしなけれ ばならず、また、元付業者も物件場所まで鍵を届けにいったりすることもあり、 非常に不便であると共に無駄な時間を費やす。

【０００５】 本考案は、このような点に鑑み前記不都合を解決せんと売買・賃貸物件に鍵を 常に備え付けておけるキーボックスを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案は、キーの収納室を有するボックス本体と、 該キーの収納室の開口に開閉自在に設けられた蓋体と、ボックス本体に施錠及び 解錠自在に設けられたフック体とよりなるキーボックスであって、 前記蓋体にはダイヤル式又は符号式の錠が設けられ、かつ前記フック体の解綻 手段は、ボックス本体のキー収納室内に設けられていることを特徴とする。

【０００７】

【作用】

本考案に係るキーボックスは、キー収納室を有すると共に、その収納室の蓋体 はダイヤル式又は符号式の錠が設けられているから、収納室にキーを収納できる し、蓋体はダイヤル番号（符号番号）で解錠できる。また、キーボックスはフッ ク体を具備するので、ドアのノブ等に掛けて吊り下げておくことができる。

【０００８】 従って、キーボックスは、キーを収納してドアのノブ等に吊り下げておけば、 客付業者より物件案内の電話が入れば、元付業者はキーボックスのダイヤル番号 を知らせるだけで、客付業者はキーボックスより鍵（キー）を出し部屋の内見を させることができ、内見後は鍵をキーボックスに戻し施錠すればよい。

【０００９】 また、キーボックスのフック体は、収納室内からしか解錠できないため、ドア のノブ等に吊下げておいても持ち去ることはできない。

【００１０】

【実施例】

以下、図示の実施例について本考案を詳細に説明する。 図１は本考案の実施例を示す斜視図、図２は本考案の実施例を示す開蓋状態の 斜視図である。 同図において、１は本考案に係るキーボックスを示し、ボックス本体２と、蓋 体３と、フック体４とで構成されている。

【００１１】 ボックス本体２は、容易に破壊できない強固な材料、例えば、合金鋼、セラミ ック等で形成され、その形状は特に限定されるわけではないが、本例では直方体 に形成されている。 上記ボックス本体２には、キー収納室５が設けられ、内部にキー（鍵）Ｋが収 納できるようになっている。キーは収納室５内に載置して収納してもよいし、収 納室５内にフック（図示省略）を設け、これに掛けて収納してもよい。

【００１２】 上記蓋体３は、上記キー収納室５の開口５ａに開閉自在となっており、取り外 し可能であっても、蝶番や枢軸で取り付けられていてもよい。 この蓋体３には、ダイヤル式又は符号式の錠６が設けられている。図１は符号 式錠６の場合を示し、図３はダイヤル式錠１６の場合を示す。

【００１３】 図１は符号式錠６の一例を示し、三個のダイヤル環７ａ，７ｂ，７ｃが設けら れ、このダイヤル環７ａ，７ｂ，７ｃのダイヤル番号が符合したとき、スイッチ ９で作動軸１０（図２）がスライド可能となり、作動軸１０のロックが解除でき るものである。

【００１４】 図３はダイヤル式錠１６の一例を示し、ダイヤル８を決められたダイヤル番号 に応じ正逆に回転することによって符号が一致しスイッチ１９がスライド可能と なりロックが解除されるものであり、ダイヤル８の回動はダイヤル用回転ノブ８ ａで行う。 尚、上記ダイヤル式又は符号式の錠６，１６は、一例であって上記実施例に限 定されるものではなく、従末公知の手段はすべて採用し得る。

【００１５】 また、前記フック体４は、従来公知の手段と同様に構成されるが、本例はキー 収納室５内に解錠手段（図示省略）が設けられる。従って蓋体３を解放しないと フック体４の解錠ができない。この解錠は手動で可能な構成が好ましいが、キー 収納室５内に収納したキー（鍵）において解錠する構成であってもよい。

【００１６】 図４は本考案の使用状態を示す正面図で、ドア１１のノブ１２のフック体４を 掛けて吊下げた場合を示している。

【００１７】 しかして、キーボックス１はキー収納室５にキー（鍵）Ｋを収納して図４に示 すようにドア１１のノブ１２にフック体４を掛けて吊下げておけば、客付業者よ り物件案内の電話が入っても、元付業者はキーボックス１のダイヤル番号を知ら せるだけで、客付業者はキーボックス１よりキー（鍵）Ｋを出して内見をさせる ことができ、内見後はキーＫをキーボックス１に戻し施錠すればよい。

【００１８】 この時、キーボックス１は、フック体４がノブ１２に掛けられ、フック体４は 収納室５内からしか解錠できないので蓋体３を開放しないと解錠できず、持ち去 られることはない。 尚、キーボックス１の装着場所はドアのノブに限定されるものではなく、ドア 近傍の適宜の部分でよい。例えば、窓の外部に設けられる格子状の防止柵の如く である。

【００１９】 尚、前記説明においては、売買・賃貸物件の例について説明したが、本考案は これに限定されるものではなく、使用可能な広い範囲で適用が可能である。例え ば、各家庭のキーの収納用としても、また、自動車のスペアキーの収納用として 自動車の適所に取り付けて使用することもできる。

【００２０】

【考案の効果】

以上詳細に説明した通り、本考案によれば元付業者は売買・賃貸物件の部屋を 開けに行ったり閉めに行ったりしなくても済むし、客付業者は鍵（キー）を取り に行ったり返しに行ったりしなくて済むから便利であり、無駄な時間が省けるし 、面倒がなくなるので物件の案内回数も増え取引の促進が図れる、等の効果を奏 するものである。

【００２１】 また、各家庭においては、キーの収納用として使用でき保管場所に苦慮する必 要がなく、自動車のスペアキーの収納用として自動車に取付けておけば、キーを 紛失したり、車内やトランクにキーを置いたままロックして閉めてしまった場合 等に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す開蓋状態の斜視図であ
る。

【図３】本考案の他の実施例を示す正面図である。

【図４】本考案の使用状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ キーボックス ２ ボックス本体 ３ 蓋体 ４ フック体 ５ キー収納室 ６ 符号式錠 １６ ダイヤル式錠

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成７年１月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 キーボックス

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す開蓋状態の斜視図であ
る。

【図３】本考案の他の実施例を示す正面図である。

【図４】本考案の使用状態を示す正面図である。

【符号の説明】 １ キーボックス ２ ボックス本体 ３ 蓋体 ４ フック体 ５ キー収納室 ６ 符号式錠 １６ ダイヤル式錠

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キーの収納室を有するボックス本体と、
   該キーの収納室の開口に開閉自在に設けられた蓋体と、
   ボックス本体に施錠及び解錠自在に設けられたフック体
   とよりなるキーボックスであって、 前記蓋体にはダイヤル式又は符号式の錠が設けられ、か
   つ前記フック体の解錠手段は、ボックス本体のキー収納
   室内に設けられていることを特徴とするキーボックス。