JP3014969B2 - 埋設管の布設替装置及び布設替工法 - Google Patents

埋設管の布設替装置及び布設替工法

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JP3014969B2
JP3014969B2 JP8185438A JP18543896A JP3014969B2 JP 3014969 B2 JP3014969 B2 JP 3014969B2 JP 8185438 A JP8185438 A JP 8185438A JP 18543896 A JP18543896 A JP 18543896A JP 3014969 B2 JP3014969 B2 JP 3014969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋設管の布設替装
置及び布設替工法に関し、特に、既設管と同等の径の新
管に交換する、埋設管の布設替装置及び布設替工法に関
する。
【0002】
【発明の背景】地下には水道管等の管渠が布設されてい
る。この管渠に亀裂や破損が生じたり、長期の使用によ
って劣化して、修復ができない場合には、新しい管渠に
布設替しなければならない。布設替工法として行われて
来たのが開削工法であるが、溝堀りを行うために地上環
境に影響を与える。
【0003】そこで、非開削工法によって布設替する工
法が提案されている。例えば、特開平6−288181
号公報には、布設替するためのシールド装置について説
明されている。このシールド装置によれば、既設管の径
を拡大するように掘削して、さらに大きな径の新管を布
設することができる。つまり、既設管よりも径の大きな
新管を布設するには、この装置は有効である。
【0004】しかし、このシールド装置にて掘削された
トンネルに、既設管と同等の径の新管を布設すると、ト
ンネルの径が大きいため、新管の外周に多量の裏込材を
注入しなければならない。
【0005】本発明の目的は、既設管と同等の径の新管
に布設替する、埋設管の布設替装置及び布設替工法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、既設管の外周側で地山に圧
入されるシールド殻と、このシールド殻を前進させるジ
ャッキと、前記シールド殻内で内側から前記既設管を切
るカッタと、前記既設管の端部を破砕する破砕手段と、
高圧ポンプと、を有し、前記シールド殻の圧入側の先端
には、前記高圧ポンプに接続される液体の噴射口が形成
されることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、シールド殻の先端から高
圧の液体が噴射され、これによって圧入に必要な程度に
地山を崩すことができる。そして、ジャッキによってシ
ールド殻を前進させることができる。また、シールド殻
の内側では、カッタで既設管を切って破砕手段によって
既設管の端部を破砕できる。こうして、既設管が除去さ
れると、シールド殻内で新設管を布設することができ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の布
設替装置において、前記シールド殻内にエレクタを有
し、このエレクタによって組み立てられたセグメントに
て反力をとって前記ジャッキが前記シールド殻を前進さ
せることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、エレクタによって自動的
にセグメントが組み立てられ、組み立てられたセグメン
トによってジャッキの反力をとることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の布設替装置において、前記シールド殻は、前
記既設管との間を止水するシール部材を有することを特
徴とする。
【0011】本発明によれば、シール部材によって止水
されるので、シールド殻の内側に液体が流入することを
防止できる。
【0012】請求項4記載の発明は、既設管の外周側で
高圧の液体を噴射してシールド殻を地山に圧入させ、こ
のシールド殻を前進させ、前記シールド殻内で内側から
前記既設管を切り、前記既設管の端部を破砕することを
特徴とする。
【0013】例えば、上述した布設替装置を用いて、こ
のように埋設管の布設替を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る布
設替装置を用いた埋設管の布設替工法を示す図である。
図2は、図1におけるII−II線断面図であり、図3
は、図1におけるIII−III線断面の主要部を示す
図である。
【0015】図1に示すように、布設替装置は、シール
ド掘進機10と、カッタ装置20と、高圧ポンプ30
と、を含み、既設管100を同等の径の新設管200に
布設替するために用いられる。
【0016】シールド掘進機10は、シールド殻12、
ジャッキ14、破砕アーム16及びエレクタ18を含
む。
【0017】シールド殻12は、既設管100の外径よ
りもやや大きく形成されて、既設管100の外周側で地
山の崩壊を防ぐようになっている。また、シールド殻1
2の先端には、複数の噴射口40が開口している(図3
参照)。この噴射口40には、シールド殻12の内部に
設けられたパイプ42が接続されている。パイプ42
は、高圧ポンプ30に接続されており、噴射口40から
高圧の液体を噴射できるようになっている。こうして、
噴射された液体によって、シールド殻12の前方の地山
が削られ、シールド殻12が前進しやすくなる。なお、
高圧ポンプ30は、シールド掘進機10の後方に配置さ
れる設備台車(図示せず)に載せられる。
【0018】また、シールド殻12の先端には、ズリ流
入防止板44が設けられている。このズリ流入防止板4
4は、シールド殻12と既設管100との間の隙間を塞
ぐように設けられる。詳しくは、図3に示すように、複
数のズリ流入防止板44が端部を重ね合わせて、リング
を形成するように設けられ、シールド殻12の内側に土
砂が入り込むことを防止する。さらに、ズリ流入防止板
44の後方には、グリスを保持したブラシ46が設けら
れて止水が図られる。なお、シールド殻12の後端部に
もブラシ47が設けられて、ここでも止水が図られる。
【0019】シールド殻12の内側には、保持ローラ4
8が設けられており、シールド殻12と既設管100と
の間の間隔をほぼ一定に保つようになっている。
【0020】ジャッキ14は、シールド殻12の内側に
設けられた支持板13に固定されており、新設管200
の先端面で反力をとって、シールド殻12を押し出すよ
うにピストンロッド14aが伸縮する。新設管200
は、エレクタ18によってセグメント202が自動的に
組み立てられることで構築される。エレクタ18につい
ては、周知であるので説明を省略する。
【0021】破砕アーム16も、支持板13に取り付け
られ、旋回や回転が自在に行えるようになっている。破
砕アーム16は、クラッシャ16aを有し、シールド殻
12と既設管100との間の隙間を利用して、既設管1
00の後端部を挟んで破砕することができる。ただし、
既設管100の強度を考慮すると、クラッシャ16aの
みでは破砕が困難である。そこで、カッタ装置20が用
いられる。
【0022】カッタ装置20は、シールド掘進機10と
は別体のもので、車輪を有して既設管100内を移動す
る移動部22に、アーム24が設けられ、このアーム2
4にカッタ26が設けられてなる。アーム24は、図2
に示すように、トンネル軸に沿った中心軸の回りを回転
できるとともに、その長さを調整できるようになってい
る。カッタ26は、このアーム24の先端部で回転する
ように設けられているので、既設管100の内周面を円
周に沿って切ることができる。ここで、既設管100を
カッタ26によって切断することは必ずしも必要ではな
く、クラッシャ16aによって既設管100の後端部を
破砕できる程度に傷をつけることができればよい。
【0023】本実施形態に係る布設替装置は、上記のよ
うに構成されており、以下布設替工法について説明す
る。
【0024】まず、既設管100の内部にカッタ装置2
0を配置し、既設管100の入り口にシールド掘進機1
0を配置する。そして、高圧ポンプ30から送り込まれ
た高圧の液体をシールド殻12の先端から噴射して、地
山を削りながら、ジャッキ14によってシールド殻12
を押してシールド掘進機10を掘進させる。このとき、
ジャッキ14は、新設管200の先端面にて反力をと
る。
【0025】こうして、シールド殻12は、既設管10
0の外周側を徐々に掘進して行き、既設管100に代わ
って地山の崩壊を防ぐ。そして、セグメント202の1
ピース分の掘進が完了すると、次のセグメント202を
組み立てる。また、セグメント202の外周側には、裏
込材204を注入する。
【0026】この間に、既設管100を破砕する。詳し
くは、まず、カッタ装置20によって少なくとも既設管
100の内面に傷をつけ、破砕アーム16によって、既
設管100の後端部を破砕して除去する。
【0027】以上の工程を繰り返すことで、既設管10
0を新設管200に布設替することができる。この工法
によれば、シールド掘進機10は、既設管100よりも
やや大きい程度のトンネルを構築して行くので、既設管
100と同等の径の新設管200を布設するときに、ト
ンネルが大きすぎるということがない。したがって、新
設管200と地山との間に注入される裏込材204は、
一般的なシールド工法によるトンネル構築のときと同程
度の量で足りる。また、本実施形態に係る布設替工法に
よれば、地山の掘削にカッタビット等を使用しないの
で、砂や粘土層の地層に適用することが有効である。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る布設替装置を用いた埋設管の布設
替工法を示す図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面の主要部を
示す図である。
【符号の説明】
12 シールド殻 14 ジャッキ 16 破砕アーム(破砕手段) 18 エレクタ 26 カッタ 30 高圧ポンプ 40 噴射口 46 ブラシ(シール部材) 100 既設管 200 新設管 202 セグメント

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設管の外周側で地山に圧入されるシー
    ルド殻と、このシールド殻を前進させるジャッキと、前
    記シールド殻内で内側から前記既設管を切るカッタと、
    前記既設管の端部を破砕する破砕手段と、高圧ポンプ
    と、を有し、 前記シールド殻の圧入側の先端には、前記高圧ポンプに
    接続される液体の噴射口が形成されることを特徴とする
    埋設管の布設替装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の布設替装置において、 前記シールド殻内にエレクタを有し、このエレクタによ
    って組み立てられたセグメントにて反力をとって前記ジ
    ャッキが前記シールド殻を前進させることを特徴とする
    埋設管の布設替装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の布設替装置
    において、 前記シールド殻は、前記既設管との間を止水するシール
    部材を有することを特徴とする埋設管の布設替装置。
  4. 【請求項4】 既設管の外周側で高圧の液体を噴射して
    シールド殻を地山に圧入させ、このシールド殻を前進さ
    せ、前記シールド殻内で内側から前記既設管を切り、前
    記既設管の端部を破砕することを特徴とする埋設管の布
    設替工法。
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