JP3014864U - 自動車のガラス凍結防止カバー - Google Patents

自動車のガラス凍結防止カバー

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JP3014864U
JP3014864U JP1995001796U JP179695U JP3014864U JP 3014864 U JP3014864 U JP 3014864U JP 1995001796 U JP1995001796 U JP 1995001796U JP 179695 U JP179695 U JP 179695U JP 3014864 U JP3014864 U JP 3014864U
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JP
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glass
sheet
gap
synthetic resin
cover
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JP1995001796U
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Inventor
良正 大橋
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良正 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの内面に複数の間隙部材を配列固着し
て、カバーをガラスにかぶせた時ガラス面とシート間に
僅かな間隙を形成して雪、霜等による凍結時にシートと
ガラスとの固着をなくし、シートを簡単に取除くことが
できるようにする。 【構成】 自動車のフロントガラス等ガラスAと略同じ
大きさの合成樹脂製シート1の内面に複数の紐状体、管
状体等細長い合成樹脂製間隙部材2…を上端より下端ま
で適宜間隔を存して縦方向に配列して固着手段3で固着
し、該シート1の周囲に間隙mを存してガラスAに被着
可能としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車のフロントガラス等のガラスに凍結防止のために被着するガ ラス凍結防止カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の窓ガラス凍結防止カバーとしては合成樹脂製シートの周囲に磁 石を取付けてガラスの周囲の車体に吸着するもの、或いはシートの外周にフック 付きゴム紐を取付け、フックを車体の側方に引掛けるようにしたもの等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記ガラスカバーはガラスにかぶせた時ガラス面にカバーのシートがぴったり と接触状態となるため、雨、雪、霜でガラスとシートが濡れてくっついてしまい 、雪、霜等で気温が氷点下となる凍結時にかぶせたシートがガラスと広い面積で 凍結固着してしまい、カバーをめくろうとしても簡単には取除くことができない という不都合がある。
【0004】 カバーをガラスより若干大きくして周囲に磁石を取付けて車体に吸着するもの では、磁石を吸着する車体の表面にすり傷をつける恐れがあり、又フック付きゴ ム紐を取付けてフックを車体の下方に引掛けるものでも風でシートが動くことに よりフックが動いて車体にすり傷をつける恐れがあり、さらには磁石等はシート に固定してあるので吸着力が弱くなっても取替えは困難である等の問題点があっ た。
【0005】 この考案はこのような問題点を解決するもので、合成樹脂製シートの内面に複 数の合成樹脂製間隙部材を配列して止め、カバーをガラスにかぶせた時ガラスと シートとの間に僅かな間隙を形成しシートをガラスに密着しないようにして雪、 霜等による凍結時でもシートとガラスの固着をなくして、シートを簡単に取除く ことができ、雪、霜の日にも敏速に車を発進させることができるようにした自動 車のガラス凍結防止カバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
この考案の自動車のガラス凍結防止カバーにおける請求項1の考案は自動車の フロントガラス等ガラスAと略同じ大きさの合成樹脂製シート1の内面に複数の 紐状体、管状体等の細長い合成樹脂製間隙部材2…を上端より下端まで適宜間隔 を存して縦方向に配列して鳩目、ねじ等固着手段3で固着し、該シート1の周囲 に複数の吸盤等の吸着手段4を備え、該シート1をガラスAとシート間に間隙m を存してガラスAに被着可能としたことを特徴とするものである。
【0007】 又請求項2の考案は前記シート1の周囲適所に鳩目5を設けて吸着手段4とし て合成樹脂製吸盤4aを掛止めリング等装着リング6で着脱自由としたことを特 徴とするものである。
【0008】
【作用】
この考案によれば自動車のフロントガラス等ガラスAにシート1を吸着手段4 で吸着する際に、シート1の内面の合成樹脂製間隙部材2…がガラスに当接して ガラス面とシート間に間隙mを形成するので、シート全面がガラスに密着するこ とはなくなり、雪、霜等で気温が低下し凍結する時にガラスに当てる間隙部材2 がガラスにたとえ凍結固着してもその固着する接触面積が甚だ小さいので、シー トをめくると間隙部材をガラスより簡単に剥がすことができ、シートを容易に取 除くことができる。
【0009】 又シート1の外周の鳩目5に合成樹脂製吸盤4aを掛止めリング等装着リング 6で装着してあるので、吸盤4aでガラスAに強固に吸着することができ、かつ 複数の吸盤4aのうち吸着力が弱いものがあるとき、その吸盤を簡単に取替えで きる。
【0010】
【実施例】
以下にこの考案を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0011】 図1乃至図6に示す第1実施例において、1は自動車のフロントガラスAと略 同じ大きさの合成樹脂製シートで、その内面に複数の合成樹脂製間隙部材2とし てビニールパイプ2aを上端より下端まで適宜間隔を存して縦方向に配列し、そ の上下および中間を鳩目3aで固着してある。
【0012】 このシート1をフロントガラスAに吸着する吸着手段4として図6に示すよう に合成樹脂製吸盤4aを用い、その吸盤4aの基部に例えば先端を掛止めする形 式の掛止めリング6を通して、シート1の四隅の鳩目5、前記間隙部材2を止め る鳩目3aのうち上下端のものを利用して装着してある。鳩目5を設ける個所は 上記に限られるものではなくシート1の周囲の所要の個所に設けることができる 。 なお、シート1はフロントガラス用について説明しましたが、これに限られる ものではなく、リヤーガラス、側面の窓ガラス用も同様にできる。
【0013】 図7乃至図10に示す第2実施例では前記実施例と同じシート1の内面に配列 する間隙部材2としてビニール紐2bを用い、かつ固着手段3としてねじ、ナッ ト3bを用い、シート1にビニール紐2bの上下端と中間をねじ、ナット3bで 固定してある。又、吸着手段4の吸盤4aは前記実施例と同様にシート1の四方 の鳩目5に掛止めリング6で装着する他、シートの中間のビニール紐2bの上下 に設けた鳩目に吸盤4aを掛止めリング6で装着する。
【0014】 図11乃至図13に示す第3実施例では前記実施例と同じシート1の内面に配 列する間隙部材2として断面凹凸状とした紐状体2cを用い、第1実施例と同じ く鳩目3aでシート1に固定してある。この実施例の吸着手段4も第1実施例と 同じである。なお、上記した実施例で間隙部材2として、ビニールパイプ2a、 ビニール紐2b、断面凹凸状紐状体2cを示しましたが、これに限られるもので はなく、ガラスとの接触面積を少なくした断面形状とすればよい。
【0015】 図16に示す第4実施例では車のフロントガラス用シート1、側面窓ガラス1 用シート1を前記のように構成し、各シート1の適所の鳩目を利用して連結紐7 で連結してある。
【0016】 この考案の請求項1の考案によれば図14及び図15に示すように自動車のフ ロントガラスA等にカバーをかぶせて吸盤4aを吸着して止めることにより、内 面にある間隙部材2がガラスAに当接してガラス面とシート間に僅かな間隙mを 形成し、シート1をガラス面に密着させないので、雨はその間隙を流れ落ち、雪 、霜等でガラス、シートが濡れ、気温が低下して凍結しても、ガラスに凍結する のは細長い間隙部材2であり、しかも間隙部材2はビニールパイプ、ビニール紐 、断面凹凸状の紐状体でいずれもガラスとの接触面積が少ないので、凍結力は弱 く、シートをめくると間隙部材をガラス面より簡単に剥がすことができ、カバー を容易に取除くことができる。
【0017】 又請求項2の考案によれば吸盤4aをシート1の周囲の鳩目5に着脱自由に備 え、シートをガラスに強固に吸着し、かつ、その吸盤のうち吸着不良のものがあ れば取替えることができる。シート1をガラス面よりめくるときは吸盤4aの吸 着面に針等先の尖った治具を差込むことにより吸盤4aを剥がしてシートを取除 くことができる。
【0018】
【考案の効果】
この考案のガラス凍結防止カバーの請求項1の考案によれば、シートの内面に 複数の間隙部材を間隔を存して配列固着したので、このカバーをガラスにかぶせ た時にガラス面とシートとの間に僅かな間隙を形成でき、雨が降ったとき雨はそ の間隙を流下し、シートがガラスにくっつくことはなく、従って雪や霜等で気温 が低下する凍結時に、かぶせたシートの間隙部材のガラスとの接触面が凍結して も、その間隙部材の接触面は甚だ小さいので、シートをめくる時あまり力をかけ なくとも間隙部材をガラス面より簡単に剥してシートを取除くことができる利便 がある。従って、雪、霜等の日にも敏速に車を発進させることができる。
【0019】 又シートの周囲に備えた吸着手段でガラスに強固に固着することができるので 、車体には傷をつけることはなく、又その吸着手段は凍結時でも釘等で簡単に剥 すことができるので便利である。
【0020】 請求項2の考案によれば合成樹脂製吸盤をシートの周囲の鳩目に掛止めリング で着脱自由としたので、シートへの装着が簡単で、かつ吸盤のうち吸着力不足の ものは簡単に取替えできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例のガラス凍結防止カバー
を示す背面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同要部拡大背面図である。
【図5】同一部破断側面図である。
【図6】シートの鳩目に装着した吸盤を示す一部破断側
面図である。
【図7】第2実施例のガラス凍結防止カバーを示す背面
図である。
【図8】同正面図である。
【図9】同要部拡大背面図である。
【図10】同一部破断側面図である。
【図11】第3実施例のガラス凍結防止カバーを示す背
面図である。
【図12】同要部拡大背面図である。
【図13】同横断面図である。
【図14】第1実施例のガラス凍結防止カバーを自動車
のフロントガラスに被着した斜視図である。
【図15】シートとガラスの要部拡大横断面図である。
【図16】フロントガラス、リヤーガラスおよび側面ガ
ラス用凍結防止カバーを連結した概略図である。
【図17】自動車のフロントガラス、リヤーガラス、側
面ガラスに凍結防止カバーを被着した側面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 間隙部材 3 固着手段 4 吸着手段 4a 吸盤 5 鳩目 6 装着リング A ガラス m 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロントガラス等ガラス(A)
    と略同じ大きさの合成樹脂製シート(1)の内面に複数
    の紐状体、管状体等の細長い合成樹脂製間隙部材(2)
    …を上端より下端まで適宜間隔を存して縦方向に配列し
    て鳩目、ねじ等固着手段(3)で固着し、該シート
    (1)の周囲に複数の吸盤等の吸着手段(4)を備え、
    該シート(1)をガラス(A)とシート間に間隙(m)
    を存してガラス(A)に被着可能としたことを特徴とす
    る自動車のガラス凍結防止カバー。
  2. 【請求項2】 前記シート(1)の周囲適所に鳩目
    (5)を設けて吸着手段(4)として合成樹脂製吸盤
    (4a)を掛止めリング等装着リング(6)で着脱自由
    とした請求項1記載の自動車のガラス凍結防止カバー。
JP1995001796U 1995-02-17 1995-02-17 自動車のガラス凍結防止カバー Expired - Lifetime JP3014864U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180028600A (ko) * 2016-09-09 2018-03-19 방극오 착탈식 차량용 적설 방지 장치

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