JPH0668944U - 自動車用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、以上の問題点を解消し、取り付
け、取り外しが簡単で、しかも、確実に車体に固定でき
て風雨によっても簡単に外れる事がなく、また収納場所
をとらず、日除けを防止すると共に、フロント、サイド
ガラス、バックミラーの霜、雨、ほこりの汚れを防止
し、ワイパーを長持ちさせる自動車用カバーを提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 本考案は自動車の屋根、及び前面窓部分を覆
うカバー１に、外側車体部分に着脱自在に取り付ける複
数の取り付け部材２を、適宜箇所に配設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車に付着するほこり等の汚れを防止する他、寒冷時の霜の付着 等を防止するための自動車用カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より自動車に付着するほこりや日除け用品には、各種の部材が提供されて いるが、いずれも自動車の外部から全体を覆うシート製のカバーに係止具で取り 付け、取り外して用いるのが、一般的に知られ使用されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の方法では外部より自動車全体を覆う構成なので、乗用自 動車に限定され、また全体を覆うには大型になって、取り付け、取り外し等が面 倒であるばかりでなく、折り畳んで収納するには広い場所をとるという問題点を 有していた。 本考案は、以上の問題点を解消し、取り付け、取り外しが簡単で、しかも、確 実に車体に固定できて風雨によっても簡単に外れる事がなく、また収納場所をと らず、日除けを防止すると共に、フロント、サイドガラス、バックミラーの霜、 雨、ほこりの汚れを防止し、ワイパーを長持ちさせる自動車用カバーを提供する ことを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は自動車の屋根、及びフロントガラス、サイ ドガラスの半分程度を覆うカバー１に、外側車体の部分に着脱自在に取り付ける 複数の取り付け部材２を、適宜箇所に配設した。

【０００５】

【作用】

本考案に係わる自動車用カバー１にあっては、乗用自動車、トラック等の屋根 の適宜箇所に置き、ワイパー、バックミラー、フロントガラス全体、サイドガラ スの半分程度を覆い、取り付け部材２のベルト４に取り付けてある長さ調整金具 ５で適宜な長さに調整し、先端に取り付けてあるフック６でタイヤフェンダー、 ボデイのサイド等に引っ掛けて取り付け使用する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明すると、本考案はカバー体 １と取り付け部材２より構成されている。 １、カバー体 図において示される符号１は、自動車の屋根部分、ワイパー、バックミラー、 前面のフロントガラス全体とサイドガラスの半分程度を覆うカバー体であり、形 状は四角形に形成されているが、長方形でも良く、前記部分を覆う形状とする。 また本カバー体は、テント生地等の布材、塩化ビニール樹脂等のシート状の合 成樹脂材、防水処理が施された化学繊維生地、その他の適当なシート素材によっ て形成されている。 またカバー体１は、取り付け部材２を取り付けるため、上下及び中央の両端に 穴をあけ、この穴に取り付け部材２のベルトを通し、この時シートがほつれない ように円形のほつれ止め３を穴に取り付ける。

【０００７】 ２、取り付け部材 ２は取り付け部材全体を示すもので、ベルト４、長さ調整金具５、フック６等 で構成されていて、ベルト４は伸縮性の良いゴム製を使用し、片端は前記カバー 体１のほつれ止め３を取り付けてある穴に通し、片方は長さ調整金具５に取り付 け、片方はベルト４を咬んでいて、該ベルト４の先端に車体に取り付けるフック ６を取り付け、フックはボディを傷付けにくい合成樹脂製の材質を使用する。 また長さ調整金具５は、通常ズボンのベルト等に使用されているバックルを使 用するのが良く、片方はベルトを咬んでいて、片方はベルトを通し長さを調整し 閉まる構成なので、ベルトを痛めることなく固く固定され、材質は合成樹脂等の 硬質材を使用するのが良いが、ボディやガラス等を傷付けないように両側にラバ ーを付着させても良い。

【０００８】 また、その他の部材として、前記ほつれ止め３の箇所に吸盤、磁石等を取り付 け、磁石は、これを適当な素材の生地によって被装し、車体表面に対する損傷防 止を図れるようにする事も可能である。

【００９】

【考案の効果】

本考案は以上のような構成なので、下記のように多数の効果を奏する。 １、夏期における日除け、室内への温度上昇、ウインド表面への水滴の付着、冬 期におけるウインド表面への結露等の防止が出来る。 ２、フックをタイヤフェンダー、ボデイ側面に掛止するだけなので、取り付け、 取り外し等の、取り扱いが容易であり、確実に固定することが出来る。 ３、収納場所が小さくてすみ、乗用車のトランクの中に収納する場合にも邪魔に ならず、またレジャーマットとしても使用することが出来る。 ４、雨、ほこり、霜、雪等の汚れを防ぎ、悪天候時の走行時必要なワイパーを長 持ちさせることが出来る。 ５、乗用車、トラック、バン、バス等の全車種に適用可能であり、しかも、夏期 においては炎天下での駐車時における室内の温度上昇、夜間の屋外駐車時にお けるウインド表面への水滴の付着、冬期におけるウインド表面への結露等を防 止できる等年間を通じて使用することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す平面図。

【図２】本考案の係止具を示す斜視図。

【図３】本考案の一使用例を示す斜視図。

【図４】本考案の一使用例を示す側面図。

【符号の説明】

１ カバー ２ 取り付け部材 ３ ほつれ止め ４ ベルト ５ 長さ調整金具 ６ フック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車車体の屋根、及び前面窓部分を覆
   うカバーの外側の車体部分に着脱自在に取り付ける複数
   の取り付け部材を、適宜箇所に配設したことを特徴とす
   る自動車用カバー。