JPS63301111A - 車輌タイヤにおける滑り止めシ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は凍結路面や雨雪路面等の走行、脱出等に使用さ
れる車輌タイヤにおける滑り止めシート、殊に車輌タイ
ヤ接地面に貼付して使用し得るようにした滑り止めシー
トに関する。

従来技術 凍結路面や雨雪路面等の車輌走行時におけるタイヤ滑り
止め手段として、スパイクピンを打込んだスパイクタイ
ヤや、必要時にタイヤへ着脱できるようにしたタイヤチ
ェーン等の頚が知られている。

発明が解決しようとする問題点 黙しながら、前者のスパイクタイヤにおいては凍結路面
等のスリップ防止効果が大である反面、一旦スパイクタ
イヤを装着すると、路面が凍結してない走行時において
も路面を損傷する欠点かあり粉塵公害等の原因となり、
随時タイヤへ着脱して使用できない欠点がある。

又後者のタイヤに着脱するチェーン等の類は、着脱は可
能であるものの、総じて装着が繁雑で高重量、高価なる
欠点があり、軽便性に欠ける。

問題点を解決するための手段 本発明は上記実情に鑑みなされたものであって、タイヤ
滑り止め手段として、可撓性を有するシート表面に摩擦
面を保有させると共に、同裏面に接着面を保有させ、該
接着面を以って車輌タイヤ接地面に簡便に貼付して使用
できるようにした車輪タイヤにおける滑り止めシートを
提供するものである。

作用 本発明によれば滑り止めシートをタイヤ接地面に貼付す
るのみで凍結路面や雨雪路面に迅速に対応でき、タイヤ
への装着が頗る簡便である。又不必要時には剥離し除去
することも可能である。

又シート体であるから、走行感を悪化せず、走行時にお
いては滑り止めシートに引離し方向の力は殆ど加わらず
、タイヤ周面方向への引張力と垂直荷重が加わるのみで
あるから、接着面積を広くし或は接着面をタイヤ周面方
向に充分に長くする等してタイヤ表面に強固に密着捕持
させることができる。又シート体であるから、テープ状
等外形を任意に設定でざる等、製作が非常に容易で且つ
安価である。

実施例 図面は上記に基いて具体化された本発明の実施例を掲げ
る。

一実施例として第１図乃至第３図に示すように、タイヤ
接地面へ貼付するための基材として可撓性を有するプラ
スチック製のシート１を形成し、該可撓性シート１を図
示のようにテープ状にし、該テープ状可撓性シート１の
表面に摩擦粒子２を付着させて摩擦面３を形成すると共
に、裏面に剥離テープ６で被覆された両面接着テープ４
を貼付して接着面５とする。

上記摩擦粒子２としては研磨剤や砥粒等として用いられ
る金剛砂やカーボランダム等を適用する。該摩擦粒子２
は上記可撓性シート１の表面に接着剤を介して固着する
か、又は図示のようにプラスチック成形時にプラスチッ
ク母材表面に部分埋没させて固着しシート表面より露出
した状態とする。この場合摩擦粒子２をシート表面の全
面に付着させるか、又は図示のように可撓性シート１の
両端即ち、タイヤ回転時における始端及び終端部となる
端部表面には摩擦粒子を付着させずに導入端部７を形成
し、該導入端部の端面を傾面８とする。

又上記接着面５は上記の如く接着テープを用いる他、シ
ート裏面に常粘性接着剤を塗布し、剥離テープで覆うよ
うにしても良い。

斯くして形成された滑り止めシートを可撓性シート１の
可撓性を利用してタイヤ接地面９に順応させつつ、接着
面５を構成する接着テープ４を以って同タイヤ接地面９
に貼付する。

これによってタイヤ接地面９にスパイク効果を具備させ
るものである。

更に他側として第４図は、上記可撓性シート１の表面に
金属性の網材１０を上記成形等の手段にて付着させ摩擦
面３としている。

その他上記摩擦面３として鋸歯状等のスパイク効果を有
する多数のリブや突起等の凹凸を形成することも可能で
ある。

尚、上記各実施例におけるプラスチック製シートに代え
ゴムシート等の他の基材を可撓性シートとして用いても
良い。

発明の効果 本発明は以上説明したように、滑り止めシートをタイヤ
接地面に貼付するのみで直ちにタイヤ接地面にスパイク
効果を具備させることができ、凍結路面や雨雪路面に迅
速に対応でき頗る軽便性に富む長所がある。又単に貼付
するのみであるから、タイヤへの装着が極めて簡便なる
利点があり、不必要時には剥離し除去することも可能で
ある。

又シート体であるから、車輌走行感を悪化せず、走行時
においては滑り止めシートに引離し方向の力は殆ど加わ
らず、タイヤ周面方向への引張力と垂直荷重が加わるの
みであるから、接着面積を広くし或は接着面がタイヤ周
面方向に充分に長くなるようにテープ化する等してタイ
ヤ表面に強固に密着捕持させることができる。又シート
体であるから、テープ状等外形を任意に形成でき、製作
が非常に容易で且つ安価に提供できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す滑り止めシートの斜視
図、第２図は同断面図、第３図は車輌タイヤへの貼付状
態を示す同シート斜視図、第４図は他側を示す滑り止め
シート斜視図である。 １・・・可撓性シート、２・・・摩擦粒子、３・・・摩
擦面、４・・・接着テープ、５・・・接着面、６・・・
利殖テープ、７・・・導入部、８・・・傾面、９・・・
タイヤ接地面、１０・・・網材。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）可撓性を有するシート表面に摩擦面を保有させる
   と共に、同裏面に接着面を保有させ、該接着面を以って
   車輌タイヤ接地面に貼付する構成としたことを特徴とす
   る車輌タイヤにおける滑り止めシート。
2. （２）上記シート表面に摩擦粒子を付着させて上記摩擦
   面を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の車輌タイヤにおける滑り止めシート。
3. （３）上記シート表面に網材を付着して上記摩擦面とし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車輌タ
   イヤにおける滑り止めシート。