JP3014807U - コーン用工事灯取付具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事灯をコーンに簡単な操作で安定した状態
に取付けることができるコーン用工事灯取付具を得るこ
とにある。 【構成】 コーン２の頂部３を被覆する台座１の側面
に、外方へ突出した複数本の膨出部４を上下方向に設
け、この台座１の上部に設けた電池収納筒５の下方に
は、コーン２の上端部に残存する突出部８が嵌入可能な
嵌入筒９を形成し、前記台座１にネジ孔１１を穿設した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、道路等に設置するコーンに工事灯を取付ける際に用いるコーン用工 事灯取付具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から工事灯をコーンに取付ける専用の取付具は存在せず、必要時にはコー ンの上端部に穿孔し、この孔に工事灯の電池収納筒を嵌入して取付けていた。し かしながら、かかる従来例では、その都度コーンに穿孔しなければならず、しか も取付け状態が不安定であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した従来例の難点に対処したもので、コーンに穿設する必要が なく、簡単な操作で安定した状態に工事灯をコーンに取付けることができるコー ン用工事灯取付具を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のコーン用工事灯取付具は、コーンの頂部を被覆する台座の側面に、外 方へ突出した複数本の膨出部を上下方向に設け、この台座の上部に設けた電池収 納筒の下方には、コーンの上端部に残存する突出部が嵌入可能な嵌入筒を形成し 、前記台座にネジ孔を穿設したものである。

【０００５】

【作用】

本考案に係るコーン用工事灯取付具は、台座をコーンの頂部に被せ、嵌入筒に コーンの突出部を嵌合し、ネジをネジ孔よりコーンに締付けて取付ける。

【０００６】

【実施例】

以下、実施例について詳細に説明する。 １は合成樹脂からなる台座で、コーン２の頂部３を被覆可能な円錐台形に形成さ れ、側面には外方へ突出した複数本の膨出部４が上下方向に設けられている。こ の膨出部４は、台座１をコーン２の頂部３に被覆する際に、コーン２の径が台座 １の径よりも大の場合に伸展して円弧状に変形し、若干大径のコーン１にも被覆 できるようになっている。５は工事用の電池６を収納する筒状の電池収納筒で、 台座１の上部に一体的に設けられ、この電池収納筒５の下方には、収納した電池 ６を所定の位置に止定する止定環７が電池収納筒５の側壁を環状に内方へ凹ませ て形成されている。この止定環７の下方には、コーン２の上端部に存在する突出 部８が嵌入可能な嵌入筒９が電池収納筒５の側壁を内方へ凹ませて形成されてい る。この突出部８は、コーンの成形時に金型のケードより突出するもので、コー ンの上端部に残存する。１０はネジ孔で、台座１の下方に穿設されており、ネジ １１をネジ孔１０より締付けて台座１をコーン２の頂部３に固定する。

【０００７】 １２は工事灯で、取付筒１３の上部に発光部１４を固定して設けられており、 取付筒１３にはネジ１５を有する締付片１６が設けられ、発光部１４の内部には 発光ダオードが配設されている。 この工事灯１２は、電池６の上部を取付筒１３に挿入してソケットに螺着した 後、電池６の下部を電池収納筒５に止定環７の位置まで挿入すると共に、電池収 納筒６の上部を取付筒１３内に挿入し、締付片１６のネジ１５を締付けて本コー ン用工事灯取付具に取付け、本取付具は、その台座１をコーン２の頂部３に被せ 、嵌入筒９にコーン２の突出部８を嵌合し、ネジ１１をネジ孔１０よりコーン２ に締付けて固定する。 本コーン用工事灯取付具のコーンへの取付けは、上記の説明においては、工事 灯を取付具に取付けた後にコーンに取付けたが、取付具を先にコーンに取付けた 後、工事灯を取付けることも可能である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係るコーン用工事灯取付具は、上記の実施例の説明によって明らかな ように、台座をコーンの頂部に被せると共に、嵌入筒にコーンの突出部を嵌合し ネジをネジ孔よりコーンに締付けると、簡単にコーンに取付けることができ、こ のように台座によるコーン頂部の被覆、嵌入筒とコーンの突出部の嵌合、コーン へのネジ締めによって取付けるので、取付け状態が安定しており、傾斜，揺動の おそれはない。又本考案は、コーンに穿孔等の加工を施すことなくコーンに取付 けることができる等の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面図である。

【図２】本考案の拡大底面図である。

【図３】本考案の図１Ａ−Ａ線の拡大断面図である。

【図４】本考案の使用状態の斜視図である。

【符号の説明】

１…台座 ２…コーン ３…頂部 ４…膨出部 ５…電池収納筒 ６…工事用の電池 ７…止定環 ８…突出部 ９…嵌入筒 １０…ネジ孔 １１…ネジ １２…工事灯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コーンの頂部を被覆する台座の側面に、
   外方へ突出した複数本の膨出部を上下方向に設け、この
   台座の上部に設けた電池収納筒の下方には、コーンの上
   端部に残存する突出部が嵌入可能な嵌入筒を形成し、前
   記台座にネジ孔を穿設したことを特徴とするコーン用工
   事灯取付具。