JPS5920407Y2 - 視線誘導標 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は道路に設置するガードレール、ガードケーブル
等の支柱に取付けて使用する視線誘導標に関するもので
ある。

従来よりこの種の視線誘導標は、反射レンズを有するレ
ンズ支持体とガードレール等の支柱に固定する取付用脚
とによって構成されているが、製造するに当っては、レ
ンズ支持体に取付用脚を挿入し、ネジ等で両者を締付は
固定した後、レンズ支持体に反射レンズを内部が湿気で
曇るのを防止するために超音波接着により密着して完成
させていた。

このように従来例においては、レンズ支持体と取付用脚
とを固定した後に、反射レンズを取付けていたため、使
用中に反射レンズが破損等によって交換の必要性が生じ
ても、設置現場においては超音波接着が不可能であるた
め、反射レンズのみを交換することはできず、取付用脚
と共に取外さなければならない難点があった。

本考案は上記の難点に対処し、反射レンズを取付けたレ
ンズ支持体を、ガードレール等の支柱に固定する取付用
脚に嵌合可能に設けることによって、現場において取付
用脚にレンズ支持体を簡単な操作によって取付けること
ができ、又反射レンズが破損した場合にレンズ支持体を
取付用脚より取外すことができる視線誘導標を提供しよ
うとするものである。

本考案の構成を以下において実施例として示した図面に
おいて説明す、る。

１は合成樹脂よりなるレンズ支持体で、仕切壁２の両側
に設けた開口部３の内周面にはレンズ接着用の凹部４が
形成され、仕切壁２の中央には下端が開口した筒部５が
形成されている。

この筒部５の内壁には、下端から上方へ連続する凹溝６
が形成され、凹溝６内には壁部を切起こして弾発力を付
与した係合突片７が設けられ、この係合突片７の直上部
には係合孔８が穿設されている。

９は合成樹脂よりなる反射レンズで、レンズ支持体１の
凹部４に嵌合し、超音波接着によって密着されている。

１０はガードレール等の支柱に固定する取付用脚で、上
部にはレンズ支持体１の筒部５に嵌合可能な嵌合杆１１
が設けられ、この嵌合杆１１の外側には筒部５の凹溝６
を滑動し、係合突片７を押圧して係合突片７と係合孔８
に係合可能な突起１２が突設されている。

本考案は上記の構成であるため、反射レンズ９を取付け
たレンズ支持体１の筒部５に取付用脚１０の嵌合杆１１
を、凹溝６に突起１２を嵌合して挿入すると、突起２が
係合突片７の弾発力に抗して保合孔８に嵌まり、係合突
片７と係合孔８に係合してレンズ支持体１が取付用脚１
０に取付けられる。

このように取付用脚１０に対し、反射レンズ９を取付け
たレンズ支持体１を嵌合操作によって簡単に取付けるこ
とができるため、設置現場までレンズ支持体１と取付用
脚１０を分離し、た状態で運搬し、取付用脚１０をガー
ドレール等の支柱に固定した後に取付用脚１０にレンズ
支持体１を取付ければ良く、最初から両者を取付けたも
のに比べ運搬が容易である。

又使用中に反射レンズ９が被損した場合には、露出状態
となった突起１２と係合突片７および係合孔８との係合
を解けば、レンズ支持体１を取付用脚１０から抜取るこ
とができるため、設置現場において反射レンズ９を有す
るレンズ支持体１と交換が可能である等の特徴を有して
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る視線誘導標の正面図、第２図は分
解正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線の拡大断面図であ
る。 １・・・・・・レンズ支持体、２・・・・・・切仕壁、
３・・・・・・開口部、４・・・・・・凹部、５・・・
・・・筒部、６・・・・・・凹溝、７・・・・・・係合
突片、８・・・・・・係合孔、９・・・・・・反射レン
ズ、１０・・・・・・取付用脚、１１・・・・・・嵌合
杆、１２・・・・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両側に開口部を有する合成樹脂製のレンズ支持体の内部
   に、下端が開口した筒部を設け、この筒部の内壁に下端
   から上方へ連続する凹溝を形成し、この凹溝内に１．切
   起こしによって係合突片を設けると共に、この係合突片
   の直上部に保合孔を穿設し、上記開口部に合成樹脂製の
   反射レンズを超音波接着によって固着し、取付用脚の上
   部に上記筒部に嵌合可能な嵌合杆娑設けると共に、この
   嵌合杆の外側に上記凹溝内を滑動し、係合突片と係合孔
   に係合可能な突起を突設したことを特徴とする視線誘導
   標。