JP3014746U - 被服、袋物などの掛支金具の座金 - Google Patents

被服、袋物などの掛支金具の座金

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JP3014746U JP1995000592U JP59295U JP3014746U JP 3014746 U JP3014746 U JP 3014746U JP 1995000592 U JP1995000592 U JP 1995000592U JP 59295 U JP59295 U JP 59295U JP 3014746 U JP3014746 U JP 3014746U
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JP1995000592U
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Inventor
富久雄 大石
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大石金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被服、鞄など繊維製の被取付体に掛支金具を取
り付ける際、繊維が取付脚と共に座金の裏側に引き込ま
れることを阻止し、商品の品質感を向上させる。また座
金が容易に形成できるようにし、その生産性を向上させ
ると共に、その生産コストを引き下げる。 【構成】雄(あるいは雌)の掛支金具7に突設された一
対の取付脚7aが貫通して内方に折り曲げられることに
より、この取付脚7aで抱持され、介在した被取付体6
に上記掛支金具7を固定保持するようにした座金1の表
面に、上記取付脚7aの間隔と等しい間隔で、それぞれ
内方に傾斜した上記取付脚7aの傾斜案内面2aを有す
る一対の凹所2をプレス成形により形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ズボン、スカートなどの被服や鞄などの袋物に定着してこの被服の はき口や、袋物の蓋などの開閉に使用する掛支金具の座金に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の掛支金具の座金5は、図9に示すように雄(あるいは雌)の掛 支金具7に突設された一対の取付脚7aが挿通可能なように、この取付脚7aの 間隔と等しい間隔で、一対の取付孔5aが穿設されていた。
【0003】 そして、その取り付けは、取付機(図示せず)の所定支持部位に座金5を定置 すると共に、その上に被取付体6を重ねて定置し、この状態で取付機を作動させ て被取付体6の上方から掛支金具7を座金5に打ち付けることによりなされた。 このことにより、掛支金具7の一対の取付脚7aは被取付体6を貫通すると共に 、座金5の取付孔5aを挿通して、座金5の裏側に突出し、ここで互いに内方に 屈曲されることにより、座金5を抱持する。よって、掛支金具7と座金5が被取 付体6を介在させた状態で一体的に連結され、掛支金具7が被取付体6に固定さ れるものであった。
【0004】 ところが、上記取付脚7aは尖鋭端を有してはいるが、厚さ、幅があって針の ように尖鋭ではない。また、座金5の取付孔5aは小孔ではあるが、所定大きさ の角孔であり、被取付体6も木綿織物や毛織物のような短繊維で構成したものや 、合成繊維製品のように長繊維で構成したものがある。従って、取付脚7aの打 ち込みの際、木綿などの短繊維では目立たないが長繊維は取付脚7aの尖鋭端で 切断しきれず、取付脚7a周囲の繊維をしばしば取付脚7aと共に取付孔5a内 に巻き込んでしまい被取付体6の表面に引きつりを生じる虞れがあった。
【0005】 そこで、図10に示す実開平5−95307号のように座金8の取付孔8aの 端縁を延展して突合わせ状の鍔縁8bを形成し、取付脚の貫通時にこの鍔縁8b と取付脚の尖鋭端とで被取付体の繊維を切断するようにしたものも考案されてい た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の掛支金具の座金では、まず単に座金の所定位置に取付孔を穿設 しただけのものであれば、上述したように取付脚の打ち込みの際にこの取付脚の 尖鋭端で繊維が切断しきれずに周囲の繊維を取付孔内に引き込んでしまい被取付 体の表面に引きつれを生じる虞れがあった。
【0007】 また取付孔の端縁を延展して突合わせ状の鍔縁を形成した座金は、取付脚の貫 通時に取付脚の尖鋭端と鍔縁との間で繊維が挟まれ、切断されるので、被取付体 の表面には引きつれが生じないが、この座金を製作するには、所定位置に取付孔 を穿設した後、その相対した端縁を叩打して延展しなくてはならず、作業工程数 が増加すると共に、その作業も細かい位置合わせなどを必要とし、生産性が悪く 、生産コストも高くなるという問題点を有していた。
【0008】 本考案は、これら従来の掛支金具の座金が有していた問題点の解決を課題とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では、被服、袋物などの繊維製の被取付体の一側面に雄あるいは雌の掛 支金具を配するとともに他側面に座金を配し、掛支金具に突設した一対の取付脚 が被取付体を貫通するとともに座金を貫通し、この貫通した取付脚が互いに内方 に折り曲げられて座金を抱持し、被取付体を介して掛支金具と合着され、このよ うにして掛支金具を被取付体の所定位置に固定するようにした座金において、掛 支金具と対向する面の上記取付脚が貫通する個所に、それぞれ内方に傾斜した取 付脚の傾斜案内面を有する一対の凹所を形成することにより、上記従来の課題を 解決した。
【0010】
【作用】
座金に形成された凹所は、傾斜案内面に沿って取付脚を案内し、取付脚の屈曲 及び貫通が確実かつ円滑に行われるようにする。またこの凹所は、掛支金具の打 ち込みにより、取付脚の先端でその側部が突き破られ、取付脚が強制的に貫通す るが、その際、取付脚の周囲に突き破られた凹所側部が密着して、この取付脚周 囲の被取付体の繊維が、取付脚と共に座金の裏側に引っ張られることを阻止する ように作用する。
【0011】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明する。なお図において従来 と同一のものについては、同一の符号を付している。
【0012】 図1は実施例の座金1に掛支金具7が合着される前の状態を示す斜視図である 。図示したようにこの座金1は、雄の掛支金具7取付用のものであり、その外観 形状は、図2に示すように従来の雄の掛支金具用の座金と何ら変わることはない 。ここにおいて本考案の座金1では、従来取付孔が形成されていた位置に取付孔 に代え、凹所2を形成している。つまり、この凹所2は、掛支金具7に突設され た一対の取付脚7aが貫通するようにこの取付脚7aの間隔とほぼ等しい間隔で 一対設けられている。そして、その形状は図3に示すようにそれぞれ内方に傾斜 した傾斜案内面2aを有する形状、即ち断面がほぼ鋭角三角形を呈する形状に形 成されている。
【0013】 なお上記凹所2は、プレス成形により形成されるものである。このプレス成形 は、所定形状に形成された座金1に後加工により行っても良いが、座金1を打ち 抜き形成する際、あるいは座金1の形状を成形する際に同時に行っても良い。
【0014】 上記構成を有する本考案の被服、袋物などの掛支金具の座金1は、従来のもの と全く同様に図4に示すように繊維製の被取付体6の裏面側に配置され、その上 方から取付機(図示せず)で掛支金具7を打ち付けることにより、被取付体6を 挟んで掛支金具1と一体的に連結されるものである。
【0015】 この時、本考案の座金1では、掛支金具7の取付脚7aと向き合った個所に傾 斜案内面2aを有する凹所2が形成されているので、被取付体6を貫通した一対 の取付脚7aは、まず凹所2の傾斜案内面2aに沿ってそれぞれ内方に案内され 、次いで、その先端が凹所側部2bを突き破り、座金1の裏面側に突出する。そ の後は、従来と全く同様にこの一対の取付脚7aが座金1を抱持し、掛支金具7 は図5に示すように座金1と一体的に合着され、被取付体6に固定されるもので ある。
【0016】 このようにして本考案の座金1は、従来のものと全く同様に掛支金具7と一体 的に合着され、この掛支金具7を被取付体6に固定保持するものであるが、上述 の通り、掛支金具7の打ち付けの際、取付脚7aが座金1の凹所側部2bを突き 破り、強制的にこの座金1を貫通するため、取付脚7aと座金1との間には隙間 が生ぜず、取付脚7a周囲の被取付体6を座金1の裏側に巻き込む虞れはない。 よって、被取付体6の表面には引きつれを生じない。
【0017】 また取付脚7aは、まず凹所2の傾斜案内面2aで屈曲方向に案内され、次い で凹所側部2bを突き破るが、この凹所側部2bはプレス成形の際、必然的に薄 肉となるため取付脚7aの貫通が容易である。よって、取付機による掛支金具7 の打ち込みが円滑かつ確実になされる。
【0018】 図6乃至図8は、本考案の他の実施例を示している。図示したようにこの座金 3は、雌の掛支金具9取付用のものである。
【0019】 この座金3も上記雄掛支金具取付用のものと同様に、掛支金具9に突設された 一対の取付脚9aの間隔とほぼ等しい間隔で、それぞれ内方に傾斜した傾斜案内 面4aを有する一対の凹所4が形成されている。
【0020】 そして、この凹所4の働きも、上述した座金1の凹所2と全く変わることはな く、掛支金具9の打ち付けの際、傾斜案内面4aが取付脚9aを案内し、凹所側 部4bがこの取付脚9aで突き破られることにより、被取付体6の引きつれを防 止すると共に、掛支金具9と座金3の連結が円滑かつ確実になされるようにする ものである。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案の被服、袋物などの掛支金具の座金では、間に繊維製の被 取付体を介在させて雄あるいは雌の掛支金具を打ち付け、取付脚を貫通させた際 に取付脚周囲の繊維が座金の裏面側に引き込まれる虞れがない。よって、被取付 体の表面に引きつれを生じることなく、掛支金具を取り付けることができ、この 座金を用いた製品の品質感が向上する。
【0022】 しかもこの座金は、表面の所定位置にプレス成形により凹所を形成するだけで あるので、作業工程数を増やすことなく、容易に形成でき、従来のように取付孔 を穿設したり、この取付孔の端縁を延展したりする作業が不要である。よって、 生産性に優れると共に、コスト低廉に提供できるという実用価値の高いものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の座金と、雄の掛支金具との合着前の状
態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す座金の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1の拡大断面図である。
【図5】座金と掛支金具が合着された状態の断面図であ
る。
【図6】他の実施例の座金と、雌の掛支金具との合着前
の状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す座金の平面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】従来の座金と、雄掛支金具との合着前の状態を
示す斜視図である。
【図10】座金の他の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1,3 座金 2,4 凹所 2a,4a 傾斜案内面 2b,4b 凹所側部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被服、袋物などの繊維製の被取付体の一
    側面に雄あるいは雌の掛支金具を配するとともに他側面
    に座金を配し、掛支金具に突設した一対の取付脚が被取
    付体を貫通するとともに座金を貫通し、この貫通した取
    付脚が互いに内方に折り曲げられて座金を抱持し、被取
    付体を介して掛支金具と合着され、このようにして掛支
    金具を被取付体の所定位置に固定するようにした座金に
    おいて、掛支金具と対向する面の上記取付脚が貫通する
    個所に、それぞれ内方に傾斜した取付脚の傾斜案内面を
    有する一対の凹所が形成されたことを特徴とする被服、
    袋物などの掛支金具の座金。
JP1995000592U 1995-02-14 1995-02-14 被服、袋物などの掛支金具の座金 Expired - Lifetime JP3014746U (ja)

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