JP3014422U - 節水バルブ - Google Patents
節水バルブInfo
- Publication number
- JP3014422U JP3014422U JP1995001216U JP121695U JP3014422U JP 3014422 U JP3014422 U JP 3014422U JP 1995001216 U JP1995001216 U JP 1995001216U JP 121695 U JP121695 U JP 121695U JP 3014422 U JP3014422 U JP 3014422U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- saving valve
- inner diameter
- inlet side
- saving
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐水量を節水した場合にも早い流速が維持し
うるようにし、また出水が散ばることなく、さらに水圧
や温水に対しても変形しない、安価な節水バルブを提供
する。 【構成】 水道蛇口5のジョイント部6に装着する節水
バルブにおいて、入口側Iの一端には円盤状の鍔部2を
有し、出口側Oの軸芯方向Aには通水孔3となる円柱筒
状の筒部4を有し、該筒状通水孔の内径を入口側R1 よ
り狭めR2 とし、節水時にも早い流速が保たれるように
した節水バルブ1を構成するものである。
うるようにし、また出水が散ばることなく、さらに水圧
や温水に対しても変形しない、安価な節水バルブを提供
する。 【構成】 水道蛇口5のジョイント部6に装着する節水
バルブにおいて、入口側Iの一端には円盤状の鍔部2を
有し、出口側Oの軸芯方向Aには通水孔3となる円柱筒
状の筒部4を有し、該筒状通水孔の内径を入口側R1 よ
り狭めR2 とし、節水時にも早い流速が保たれるように
した節水バルブ1を構成するものである。
Description
【0001】
本考案は、水道水の節水用バルブに関する。
【0002】
1994年の夏は、全国的な水不足が大きな社会的問題となり、現在でも各方 面で、節水が強く叫ばれている。そのための水道水の節水バルブとしては、従来 、流水量を抑えるための減圧絞り弁方式のものがあった。しかし、この絞り弁方 式のものは、絞り込んで少量の水を出す際、水がちよろちよろとしか出ないため 、使用者に満足感を与えず、つい多目に放水しがちであった。
【0003】 そのため、流水圧力を変えずに、もしくは流水圧力を強くして利用者の使用感 が変わらないようにして、流水量を節約する方式のものが開発されている。図5 の節水バルブ101は、鍔部102の通孔103a〜103dから水を流出させ るものである。また図6の節水バルブ201は、筒部204の周壁孔203b, 203dから水を流出させるものである。しかし何れも、出水が周壁に散らばる ことが欠点となっていた。さらに図7の節水バルブ301は、筒部304の周壁 孔303b,303dのほか底面孔303eからも水を流出させるものであるが 、鍔部302が別部材であるため、変形しがちであり、高価であった。また球体 を使用するものは、孔を塞ぎがちで不安定な点が欠点となっていた。
【0004】
上記の事情に鑑み、本考案は、吐水量を節水した場合にも早い流速が維持しう るようにし、また出水が散らばることなく、さらに水圧や温水に対しても変形し ない、そして安価な節水バルブの提供を目的とする。
【0005】
本考案は、上記目的を達成するために、水道蛇口のジョイント部に装着する節 水バルブにおいて、入口側の一端には円盤状の鍔部を有し、出口側の軸芯方向に は通水孔となる円柱筒状の筒部を有し、該筒状通水孔の内径を入口側より狭め、 節水時にも早い流速が保たれるようにしたことを特徴とする節水バルブを構成す るものである。
【0006】
本考案は、上記のように構成したので、入口側の内径より円弧凹状あるいは円 錐状に狭めた内径を通って流出させるため、所謂、球体原理により同一圧に対し て水量が減少しても流速を早めて吐出させることができた。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて、さらに詳しく説明する。図1は本 考案の節水バルブを水道蛇口のジョイント部に装着した使用状態の一実施例を示 す側面図であり、図2は本考案の節水バルブの一実施例を示す縦断面図であり、 図3は同平面図である。
【0008】 節水バルブ1は、SAS304からなるステンレス製で断面T字型の外形をな し、入口側Iの一端には15.5mmφ〜25.0mmφで1mm厚からなる円 盤状の鍔部2を有し、この鍔部2に続いて出口側Oの軸芯方向Aには垂直状に貫 通した通水孔3を穿設した外径11mmφで10mm〜20mm長の円柱筒状か らなる筒部4を有する。
【0009】 本実施例の場合の筒状通水孔3は、入口側Iの内径R1が9mmφあるが、中 央側Cの内径R2は5mmφと円弧凹状Nに狭められ、出口側Oの内径R3は再 び9mmφと広げられている。即ちこの本考案の節水バルブ1は、ステンレス鋼 を旋盤加工で切削した同一部材による一体物として製作されている。
【0010】 本考案の節水バルブ1は、水道蛇口5のジョイント部6に装着される。即ち、 流水用上側パイプ7aの下面に鍔部2の上面を当接し、鍔部2の下面にはパッキ ング8を挟んで流水用下側パイプ7bをフランジ9で螺合させて装着する。なお パッキング8は、予めジョイント部に設けられているものを使用すればよく、流 水用上側パイプ7aの下面と鍔部2の上面との間に挟んでもよい。
【0011】 水道蛇口に本実施例の節水バルブ1を装着すると、入口側の内径9mmφから 入った水は、中央側の内径5mmφで一度絞られ流速を高めた状態で出口側から 吐出される。従って節水で水量を絞った場合にも、出口側からある程度勢いよく 水を吐出させることができる。
【0012】 図4は、本考案の節水バルブの、別の実施例を示す縦断面図である。この実施 例の節水バルブ11も、材質や外形寸法は先の実施例と同じであり、入口側iの 一端には円盤状の鍔部12を有し、出口側oの軸芯方向aには通水孔13となる 円柱筒状の筒部14を有する。
【0013】 この実施例の場合の筒状通水孔13も、入口側iの内径r1は9mmφである 。しかし本実施例の場合は、出口側oの内径r3が3mmφと円錐状に狭められ ている。この実施例の節水バルブも、ステンレス鋼を旋盤加工とボ−ル盤加工で 切削し堀削した同一部材による一体物として作られている。
【0014】 この実施例の節水バルブ11も、同様に水道蛇口のジョイント部に装着して使 用される。水道蛇口に、この実施例の節水バルブ11を装着すると、入口側iの 内径9mmφから入った水は、出口側oの内径3mmφと極端に絞られているた め、出口側oから出る水は水量が少なくても、先の実施例以上に流速を早めて吐 出される。
【0015】 本考案の節水バルブは、通水孔の内径を狭めて流速を高めるものであるが、例 えば入口側の内径が9mmφの場合、狭める内径は、3mmφと4.5mmφと 6mmφの如き3タイプを準備し、節水率や希望の吐出圧に応じて使い分けれる ようにしておくことが好ましい。
【0016】
本考案の節水バルブは、通水孔を入口側の内径より、中央ないし出口側の内径 を狭めたので、所謂、球体原理によって同一の水圧に対して水量が減少しても、 流速を早めて吐出させることができるようになり、水を絞った場合にも、ちよろ ちよろと出の悪い感じを抱かせなくなった。
【0017】 本考案の節水バルブは、蛇口の中央から吐出させるので、出水は散らばること はない。また同一部材による一体成形品としたため、変形して故障の原因となる こともない。さらに簡単な形状にしたので、安価に提供することができた。
【図1】本考案の節水バルブを水道蛇口のジョイント部
に装着した使用状態の一実施例を示す側面図である。
に装着した使用状態の一実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の節水バルブの一実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図3】図2の節水バルブの平面図である。
【図4】本考案の節水バルブの別の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図5】従来の節水バルブの一例を示す斜視図である。
【図6】従来の節水バルブの別な例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図7】従来の節水バルブのまた別な例を示す縦断面図
である。
である。
1 節水バルブ 2 鍔部 3 筒状通水孔 4 筒部 5 水道蛇口 6 ジョイント部 11 節水バルブ 12 鍔部 13 筒状通水孔 14 筒部 A 軸芯方向 C 中央側 I 入口側 i 入口側 N 円弧凹状 n 円錐状 O 出口側 o 出口側 R1 入口側の内径 r1 入口側の内径 R2 中央側の内径 R3 出口側の内径 r3 出口側の内径
Claims (3)
- 【請求項1】 水道蛇口のジョイント部に装着する節水
バルブにおいて、入口側の一端には円盤状の鍔部を有
し、出口側の軸芯方向には通水孔となる円柱筒状の筒部
を有し、該筒状通水孔の内径を入口側より狭め、節水時
にも早い流速が保たれるようにしたことを特徴とする節
水バルブ。 - 【請求項2】 筒状通水孔の内径が、入口側より中央側
を経て出口側を円弧凹状に形成したことを特徴とする請
求項1記載の節水バルブ。 - 【請求項3】 筒状通水孔の内径が、入口側より出口側
を円錐状に形成したことを特徴とする請求項1記載の節
水バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001216U JP3014422U (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 節水バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001216U JP3014422U (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 節水バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014422U true JP3014422U (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=43150028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001216U Expired - Lifetime JP3014422U (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 節水バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014422U (ja) |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP1995001216U patent/JP3014422U/ja not_active Expired - Lifetime
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