JPH077679Y2 - 圧力調整装置 - Google Patents

圧力調整装置

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JPH077679Y2
JPH077679Y2 JP843491U JP843491U JPH077679Y2 JP H077679 Y2 JPH077679 Y2 JP H077679Y2 JP 843491 U JP843491 U JP 843491U JP 843491 U JP843491 U JP 843491U JP H077679 Y2 JPH077679 Y2 JP H077679Y2
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JP
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gas
pressure
communication passage
adjusting device
inflow
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JP843491U
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JPH058198U (ja
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高橋  清
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高橋 清
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスの供給源である
高圧ボンベ内の高圧ガスを所定の圧力まで減圧させて燃
焼器具に送り出す圧力調整装置に関するものである。
【従来の技術】
【0002】例えば、都市ガスを利用できない地域にお
いて、プロパンガス等を充填した高圧ボンベと、この高
圧ボンベと室内の燃焼器具との間に設けた圧力調整装置
とを備え、各家庭毎に個別にガスを供給させることがで
きるようにしたシステムが広く普及している。
【0003】この圧力調整装置は、図5において、高圧
ボンベ(図略)側と接続した本体100左方の流入部1
00a側に流量調整機構を備えている。即ち、この流量
調整機構101は、流入部100a側に設けた連通路1
00dに、ガス室100cの圧力状態に応じて回動する
レバー103により左右に変位する弁軸104を有して
おり、この弁軸104の左端面とこれに対向する弁体1
05とで弁部を構成している。従って、この流量調整機
構101は、本体100右方の流出部100b側と接続
した燃焼器具(図略)を使用してガスを燃焼させると、
そのガスを消費した分だけガス室100c内の圧力が低
下する。すると、レバー104が時計方向に回動して弁
軸103を右方へ移動し、これによって弁部が開放して
高圧ボンベからガスがその弁部を通り燃焼器具に向けて
供給されていく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
圧力調整装置は、燃焼器具側に供給する単位時間当りの
ガス供給量を増大させるのが困難である。つまり、これ
は、連通口に形成したガスが通過するための溝の幅を大
きくすると、その連通口を形成している本体流入部の強
度が構造的に低下を招く等、耐久性に問題を生じる。こ
のような事情からガスの供給量を増大させるには、どう
しても圧力調整装置自体の大型化が避けられず、製造コ
スト高や運搬コスト高を招き問題となっている。そこ
で、この考案は、上記した従来の問題に鑑み、小型で、
しかも単位時間当りの処理能力(Kg/時)が大きな圧力
調整装置を低コストで提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、高圧
ボンベの吐出口に接続する本体流入部に、本体内部のガ
ス室の圧力に応じて開閉する弁部と、この弁部から流入
したガスを前記ガス室内へ流入させる連通路とを有し、
前記高圧ボンベ内の高圧ガスを減圧させて送り出す圧力
調整装置において、前記連通路の少なくとも一部が前記
ガスの流入方向に向けて窄まった形状を有するものであ
る。
【0006】
【作用】この考案の圧力調整装置は、連通路における開
口断面積を流体力学的な原理にもとづいてそのガス流入
口側よりもガス流出口側の方を狭めることにより連通路
を通過するガスの流速を速め、これによって小型のもの
であっても単位時間当りのガス供給量を増大させること
ができる。
【0007】
【実施例】以下この考案の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る圧力調整
装置を示すものであり、この圧力調整装置は、本体1の
流入部2においてガス取入口1aとガス室1bとを連通
する連通路1cの一部がガス流入方向に向けて窄まった
形状を有している。なお、図中符号4は弁体、5は弁軸
を示すものであり、これら弁体4及び弁軸5が弁部を構
成している。
【0008】連通路1cは、図2乃至図4に示すよう
に、断面真円形状の丸孔1dと、この丸孔1dの内周面
の一部に断面略扇形に切欠いたテーパ孔1eと、その丸
孔1dの内周面の一部に略矩形状に切欠いたキー孔1f
とから構成されている。丸孔1dは、図2に示すよう
に、流入口1gと流出口1hとの間に亙り内径が一定の
大きさに開口されており、ここに弁軸3が嵌合されるよ
うになっている。テーパ孔1eは、弁軸3が嵌合された
連通路1cにおいてガスが通過するものであり、流入口
1g側の方の内径寸法D1 よりも流出口1h側の内径寸
法D2 の方が小さくなるように内径を徐々に狭めたテー
パ状に形成されており、ガスが流入するにつれて通過断
面積が狭まり、これによって流速の増大を図るようにな
っている。キー孔1fは、テーパ孔1eとともにガスが
通過するものであり、流入口1g側から流出口1h側に
亙って同一形状に形成されている。
【0009】従ってこの実施例によれば、ガスが連通路
1cのテーパ孔1eを通過する際に、ガス流入方向に向
けて通過断面積を徐々に狭めることにより、流体力学的
な原理からそのガスの流速を高めることができる。な
お、この圧力調整装置における連通路は、ガス流入口側
の断面積を広くし、ガス流出側断面積を狭くすることが
必要であるが、所定の効果を奏するものであれば良く、
その形状は丸形,角形,扇形等何れであっても良い。
【0010】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
る圧力調整装置によれば、連通路の一部がガス流入方向
に向けてテーパ状に窄まる形状に形成されており、これ
によってその部分をガスが通過するとガスの流速が速め
られ、単位時間当りのガス供給量を大幅に増大させるこ
とができるので、小型のものであっても高性能化を図る
ことができ、換言すれば製造コストを抑えたまま高性能
のものが提供できる。また、この考案に係る圧力調整装
置によれば、連通路の開口面積を増大させることなく流
量の増加が図れるので、小型のものであっても開口面積
を増大させる必要がない分構造的に強度が確保でき、耐
久性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る圧力調整装置を示す要部断面
図。
【図2】 図1に示す圧力調整装置の要部拡大断面図。
【図3】 図2におけるI−I矢視断面図。
【図4】 図2におけるII−II矢視断面図。
【図5】 従来の圧力調整装置を示す断面図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧ボンベの吐出口に接続する本体流入
    部に、本体内部のガス室の圧力に応じて開閉する弁部と
    この弁部から流入したガスを前記ガス室内へ流入させる
    連通路とを有し、前記高圧ボンベ内の高圧ガスを減圧さ
    せて送り出す圧力調整装置において、 前記連通路の少なくとも一部が前記ガスの流入方向に向
    けて窄まった形状を有することを特徴とする圧力調整装
    置。
JP843491U 1991-01-31 1991-01-31 圧力調整装置 Expired - Lifetime JPH077679Y2 (ja)

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JPH058198U JPH058198U (ja) 1993-02-05
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