JP3014260B2 - キーマトリックス回路 - Google Patents
キーマトリックス回路Info
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- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテンキー装置、インター
ホン装置等の機器に用いられるキーマトリックス回路に
係り、特に部品の簡素化、動作応答性の向上を図ったこ
の種のキーマトリックス回路に関する。
ホン装置等の機器に用いられるキーマトリックス回路に
係り、特に部品の簡素化、動作応答性の向上を図ったこ
の種のキーマトリックス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】キーマトリックス回路は、インターホン
装置、テンキー装置等の入力装置に用いられる回路で、
図2に示すようにマトリックス配列された複数のキース
イッチ10とこれらキーの操作を検出する制御回路(C
PU)20とを備えている。図では一例として4×4の
マトリックスを示している。
装置、テンキー装置等の入力装置に用いられる回路で、
図2に示すようにマトリックス配列された複数のキース
イッチ10とこれらキーの操作を検出する制御回路(C
PU)20とを備えている。図では一例として4×4の
マトリックスを示している。
【0003】従来、このようなキーマトリックス回路に
おいては、マトリックス配列されたキースイッチS11〜
S44は行の配線31〜34と列の配線41〜44を介し
て、CPU20の出力ポートP21〜P24及び入力ポート
P25〜P28にそれぞれ接続されている。更に出力ポート
P21〜P24に接続される行の配線31〜34には、電流
がキースイッチ側へ流れるのを防止するために、ダイオ
ード51〜54が挿入されている。また入力ポートP25
〜P28に接続される列の配線41〜44にはプルアップ
抵抗61〜64(以下、抵抗という)が接続されてい
る。
おいては、マトリックス配列されたキースイッチS11〜
S44は行の配線31〜34と列の配線41〜44を介し
て、CPU20の出力ポートP21〜P24及び入力ポート
P25〜P28にそれぞれ接続されている。更に出力ポート
P21〜P24に接続される行の配線31〜34には、電流
がキースイッチ側へ流れるのを防止するために、ダイオ
ード51〜54が挿入されている。また入力ポートP25
〜P28に接続される列の配線41〜44にはプルアップ
抵抗61〜64(以下、抵抗という)が接続されてい
る。
【0004】このような構成において、例えばCPU2
0の出力ポートP21のみを「L」レベルにした状態で、
キースイッチS11を押下すると電流は抵抗61→配線4
1→キースイッチS11→配線31→ダイオード51→出
力ポートP21へと流れ、入力ポートP25が「L」レベル
を検出し、キースイッチS11が押下されたことを検出す
る。同様にキースイッチS12、S13或いはS14を押下す
ると、入力ポートP26、P27或いはP28が「L」レベル
を検出し、これらのキースイッチのいずれかが押下され
たことを検出する。
0の出力ポートP21のみを「L」レベルにした状態で、
キースイッチS11を押下すると電流は抵抗61→配線4
1→キースイッチS11→配線31→ダイオード51→出
力ポートP21へと流れ、入力ポートP25が「L」レベル
を検出し、キースイッチS11が押下されたことを検出す
る。同様にキースイッチS12、S13或いはS14を押下す
ると、入力ポートP26、P27或いはP28が「L」レベル
を検出し、これらのキースイッチのいずれかが押下され
たことを検出する。
【0005】同様にCPU20の出力ポートP22のみを
「L」レベルにした状態では、キースイッチS21〜S24
が押下されたことを検出でき、出力ポートP23のみを
「L」レベルにした状態では、キースイッチS31〜S34
が押下されたことを検出でき、出力ポートP24のみを
「L」レベルにした状態では、キースイッチS41〜S44
が押下されたことを検出できる。従って出力ポートP21
〜P24を短時間のサイクルで、即ち時分割で順番に
「L」レベルにすることにより、すべてのキースイッチ
の押下を検出することができる。
「L」レベルにした状態では、キースイッチS21〜S24
が押下されたことを検出でき、出力ポートP23のみを
「L」レベルにした状態では、キースイッチS31〜S34
が押下されたことを検出でき、出力ポートP24のみを
「L」レベルにした状態では、キースイッチS41〜S44
が押下されたことを検出できる。従って出力ポートP21
〜P24を短時間のサイクルで、即ち時分割で順番に
「L」レベルにすることにより、すべてのキースイッチ
の押下を検出することができる。
【0006】ところで、このような従来のキーマトリッ
クス回路では、キースイッチが同時に2つ以上押された
場合に電流が出力ポートに流れないようにするために、
逆流防止用のダイオード51〜54が挿入されている。
例えば、ダイオードがない場合には、出力ポートP21が
「L」レベル(他の出力ポートは「H」レベル)のとき
にキースイッチS11及びS21が同時に押されると、キー
スイッチS11には上述したように電流が流れるが、更に
出力ポートP22からもキースイッチS21→S11を介して
出力ポートP21へと電流が流れ、結果として入力ポート
P25の電圧は中間となり、キーが正しく押し下げられて
いるか検出できなくなる。
クス回路では、キースイッチが同時に2つ以上押された
場合に電流が出力ポートに流れないようにするために、
逆流防止用のダイオード51〜54が挿入されている。
例えば、ダイオードがない場合には、出力ポートP21が
「L」レベル(他の出力ポートは「H」レベル)のとき
にキースイッチS11及びS21が同時に押されると、キー
スイッチS11には上述したように電流が流れるが、更に
出力ポートP22からもキースイッチS21→S11を介して
出力ポートP21へと電流が流れ、結果として入力ポート
P25の電圧は中間となり、キーが正しく押し下げられて
いるか検出できなくなる。
【0007】
【発明が解決すべき課題】このように従来のキーマトリ
ックス回路において逆流防止用のダイオードは不可欠で
あり、このため部品点数が増え、低コスト化、機器の小
型軽量化の妨げになっていた。さらに従来のキーマトリ
ックス回路ではダイオードが挿入されているために、出
力ポートを「L」レベルから「H」レベル或いは「H」
レベルから「L」レベルに切換える際に時間がかかると
いう問題があった。即ち、例えば出力ポートP24が
「L」レベルのときにキースイッチS41が押されると電
流が抵抗61→キースイッチS41→ダイオード54→出
力ポートP24と流れ、入力ポートP25が「L」レベルと
なりキースイッチS41の押下が検出されるが、これに次
いで出力ポートP24を「H」レベル、出力ポートP23を
「L」レベルに切換えると、このとき入力ポートP25は
ダイオードの逆方向回復特性により直ちに「H」レベル
とはならず、図3に示すような電圧変化をして「H」レ
ベルとなる。従って、この入力ポートP25が「L」レベ
ルから「H」レベルに変る過渡期において、キースイッ
チS41が押下された状態であると、キースイッチS31が
押下されていないにも拘らず、入力ポートP25は「L」
レベルを検出してしまい、これによりキースイッチS31
が押下されていると認識してしまう。このようなダイオ
ードによる切換時間のずれによる誤動作を防ぐために
は、時分割で出力ポートの状態を切換えていく際に、切
換時の過渡期の状態を待つ必要があり、キースキャンの
速度が遅くなり、キーを押してからの反応が遅くなると
いう問題があった。
ックス回路において逆流防止用のダイオードは不可欠で
あり、このため部品点数が増え、低コスト化、機器の小
型軽量化の妨げになっていた。さらに従来のキーマトリ
ックス回路ではダイオードが挿入されているために、出
力ポートを「L」レベルから「H」レベル或いは「H」
レベルから「L」レベルに切換える際に時間がかかると
いう問題があった。即ち、例えば出力ポートP24が
「L」レベルのときにキースイッチS41が押されると電
流が抵抗61→キースイッチS41→ダイオード54→出
力ポートP24と流れ、入力ポートP25が「L」レベルと
なりキースイッチS41の押下が検出されるが、これに次
いで出力ポートP24を「H」レベル、出力ポートP23を
「L」レベルに切換えると、このとき入力ポートP25は
ダイオードの逆方向回復特性により直ちに「H」レベル
とはならず、図3に示すような電圧変化をして「H」レ
ベルとなる。従って、この入力ポートP25が「L」レベ
ルから「H」レベルに変る過渡期において、キースイッ
チS41が押下された状態であると、キースイッチS31が
押下されていないにも拘らず、入力ポートP25は「L」
レベルを検出してしまい、これによりキースイッチS31
が押下されていると認識してしまう。このようなダイオ
ードによる切換時間のずれによる誤動作を防ぐために
は、時分割で出力ポートの状態を切換えていく際に、切
換時の過渡期の状態を待つ必要があり、キースキャンの
速度が遅くなり、キーを押してからの反応が遅くなると
いう問題があった。
【0008】本発明は上述した問題に鑑みなされたもの
で、部品数が少なく簡素な構成で且つ応答性の優れたキ
ーマトリックス回路を提供することを目的とする。
で、部品数が少なく簡素な構成で且つ応答性の優れたキ
ーマトリックス回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明のキーマトリックス回路は、マトリックス
配列された複数のキースイッチと、キースイッチに行の
配線及び列の配線を介して接続される制御回路とから成
り、制御回路は、行の配線が接続される入出力ポート
と、列の配線が接続される入力ポートとを備え、入出力
ポートは、制御回路の指令によって第1のプルアップ抵
抗が接続された入力ポート側又はレベルがそれぞれ
「L」レベル又は「H」レベルに切換可能の出力ポート
側のいずれかに切換える切換手段を備え、入力ポート
は、キースイッチに電流を印加するための第2のプルア
ップ抵抗が接続され、入出力ポートの出力ポート側にお
ける「L」レベルの電流の引込能力は入力ポートのレベ
ルが低い「L」レベルとなるように第1、第2のプルア
ップ抵抗に流れる電流に比べ大きくしたものである。
るため本発明のキーマトリックス回路は、マトリックス
配列された複数のキースイッチと、キースイッチに行の
配線及び列の配線を介して接続される制御回路とから成
り、制御回路は、行の配線が接続される入出力ポート
と、列の配線が接続される入力ポートとを備え、入出力
ポートは、制御回路の指令によって第1のプルアップ抵
抗が接続された入力ポート側又はレベルがそれぞれ
「L」レベル又は「H」レベルに切換可能の出力ポート
側のいずれかに切換える切換手段を備え、入力ポート
は、キースイッチに電流を印加するための第2のプルア
ップ抵抗が接続され、入出力ポートの出力ポート側にお
ける「L」レベルの電流の引込能力は入力ポートのレベ
ルが低い「L」レベルとなるように第1、第2のプルア
ップ抵抗に流れる電流に比べ大きくしたものである。
【0010】
【作用】このキーマトリックス回路において、入出力ポ
ートの状態を制御回路のプログラマブル指令によって入
力ポート側或いは出力ポート側のいずれかに切換えるこ
とにより、同時に2つのキースイッチが押下された場合
でもこれらキースイッチを介して電流が入出力ポートに
流れるのを防止することができる。しかも、この切換は
ダイオードを用いることなく、ソフト処理によって行う
ようにしているので入出力ポートの状態を直ちに切換え
ることができ、キー操作の応答性を向上することがで
き、これによりキースキャンの速度を上げることができ
る。
ートの状態を制御回路のプログラマブル指令によって入
力ポート側或いは出力ポート側のいずれかに切換えるこ
とにより、同時に2つのキースイッチが押下された場合
でもこれらキースイッチを介して電流が入出力ポートに
流れるのを防止することができる。しかも、この切換は
ダイオードを用いることなく、ソフト処理によって行う
ようにしているので入出力ポートの状態を直ちに切換え
ることができ、キー操作の応答性を向上することがで
き、これによりキースキャンの速度を上げることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明のキーマトリックス回路の一実
施例について図1を参照して詳述する。図1に示すキー
マトリックス回路は、マトリックス配列(図では簡単の
ために4×4マトリックスを示した)された複数のキー
スイッチ1(S11〜S44)と、これらキースイッチ1
(S11〜S44)が接続され、キースイッチ1(S11〜S
44)の押下を検出して特定の処理を行う制御回路(以
下、CPUという)2とを備え、キースイッチ1(S11
〜S44)は行の配線31〜34及び列の配線41〜44
によってCPU2に接続されている。
施例について図1を参照して詳述する。図1に示すキー
マトリックス回路は、マトリックス配列(図では簡単の
ために4×4マトリックスを示した)された複数のキー
スイッチ1(S11〜S44)と、これらキースイッチ1
(S11〜S44)が接続され、キースイッチ1(S11〜S
44)の押下を検出して特定の処理を行う制御回路(以
下、CPUという)2とを備え、キースイッチ1(S11
〜S44)は行の配線31〜34及び列の配線41〜44
によってCPU2に接続されている。
【0012】行の配線31〜34は、CPU2の入出力
ポート21〜24に接続され、これら入出力ポート21
〜24にはそれぞれ、入出力ポート21〜24における
電流の流れを入力ポート側又は出力ポート側のいずれか
に切換えるための切換手段として切換スイッチSw1〜
Sw4が備えられている。各切換スイッチSw1〜Sw4
の一方の端子に接続された各入力ポート側は、第1のプ
ルアップ抵抗R1〜R4が内蔵されている。他方の端子に
接続された出力ポート側のレベルはそれぞれ「L」レベ
ル又は「H」レベルに切換可能になっている。出力ポー
ト側のレベル及び切換スイッチSw1〜Sw4の駆動は、
CPU2からの指令によって切換えられる。
ポート21〜24に接続され、これら入出力ポート21
〜24にはそれぞれ、入出力ポート21〜24における
電流の流れを入力ポート側又は出力ポート側のいずれか
に切換えるための切換手段として切換スイッチSw1〜
Sw4が備えられている。各切換スイッチSw1〜Sw4
の一方の端子に接続された各入力ポート側は、第1のプ
ルアップ抵抗R1〜R4が内蔵されている。他方の端子に
接続された出力ポート側のレベルはそれぞれ「L」レベ
ル又は「H」レベルに切換可能になっている。出力ポー
ト側のレベル及び切換スイッチSw1〜Sw4の駆動は、
CPU2からの指令によって切換えられる。
【0013】一方、列の配線41〜44は、それぞれC
PU2の入力ポート25〜28に接続され、CPU2内
には入力ポート25〜28を介してキースイッチ1に電
流を印加するための第2のプルアップ抵抗R5〜R8が内
蔵されている。以上のような構成におけるキーマトリッ
クス回路の動作について説明する。まず、入出力ポート
21のみを切換スイッチSw1の出力ポート側に切換
え、そのレベルを「L」レベルにする。このとき他の入
出力ポート22〜24の切換スイッチSw2〜Sw4は図
示するように第1のプルアップ抵抗R1〜R4内蔵の入力
ポート側に設定されている。
PU2の入力ポート25〜28に接続され、CPU2内
には入力ポート25〜28を介してキースイッチ1に電
流を印加するための第2のプルアップ抵抗R5〜R8が内
蔵されている。以上のような構成におけるキーマトリッ
クス回路の動作について説明する。まず、入出力ポート
21のみを切換スイッチSw1の出力ポート側に切換
え、そのレベルを「L」レベルにする。このとき他の入
出力ポート22〜24の切換スイッチSw2〜Sw4は図
示するように第1のプルアップ抵抗R1〜R4内蔵の入力
ポート側に設定されている。
【0014】この状態で、キースイッチS11が押される
と、電流iは第2のプルアップ抵抗R5→キースイッチ
S11→入出力ポート21と流れ、入力ポート25は
「L」レベルを検出できる。またキースイッチS11が押
されなければ、第2のプルアップ抵抗R5からキースイ
ッチS11へと電流iは流れないので、入力ポート25は
「H」レベルとなる。入出力ポート21のみを出力ポー
トの「L」レベルに切換えた状態では、同様にして同じ
行の配線31に接続されたキースイッチS12、S13、S
14のいずれかが押下されたときには、入力ポート26、
27、28のいずれかが「L」レベルとなり、これらの
キースイッチのいずれかが押下されたことが検出され
る。この場合に同じ行の配線31に接続されたキースイ
ッチS11、S12、S13、S14のいずれか2つ以上が同時
に押下された場合でも対応する入力ポート25〜28の
「L」レベルによって同時に押下されたキースイッチの
検出が可能である。
と、電流iは第2のプルアップ抵抗R5→キースイッチ
S11→入出力ポート21と流れ、入力ポート25は
「L」レベルを検出できる。またキースイッチS11が押
されなければ、第2のプルアップ抵抗R5からキースイ
ッチS11へと電流iは流れないので、入力ポート25は
「H」レベルとなる。入出力ポート21のみを出力ポー
トの「L」レベルに切換えた状態では、同様にして同じ
行の配線31に接続されたキースイッチS12、S13、S
14のいずれかが押下されたときには、入力ポート26、
27、28のいずれかが「L」レベルとなり、これらの
キースイッチのいずれかが押下されたことが検出され
る。この場合に同じ行の配線31に接続されたキースイ
ッチS11、S12、S13、S14のいずれか2つ以上が同時
に押下された場合でも対応する入力ポート25〜28の
「L」レベルによって同時に押下されたキースイッチの
検出が可能である。
【0015】次に、入出力ポート21を出力ポート側の
「H」レベルに切換える。このときキースイッチS11、
S12、S13、S14のいずれかが押下されて、入力ポート
25、26、27、28のいずれかが「L」レベルとな
っている場合には、この電位は強制的に「L」レベルか
ら「H」レベルへ切換わる。これにより速やかに次の検
出の待機状態に復帰する。これらキースイッチのいずれ
もが押下されていない場合には、当然入力ポート25〜
26の電位は「H」レベルのままである。
「H」レベルに切換える。このときキースイッチS11、
S12、S13、S14のいずれかが押下されて、入力ポート
25、26、27、28のいずれかが「L」レベルとな
っている場合には、この電位は強制的に「L」レベルか
ら「H」レベルへ切換わる。これにより速やかに次の検
出の待機状態に復帰する。これらキースイッチのいずれ
もが押下されていない場合には、当然入力ポート25〜
26の電位は「H」レベルのままである。
【0016】次いで、今度は入出力ポート21を切換ス
イッチSw1の入力ポート側に切換えるとともに、入出
力ポート22のみを切換スイッチSw2の出力ポート側
に切換え、そのレベルを「L」レベルにする。この場合
には、行の配線32に接続されたキースイッチS21、S
22、S23、S24のいずれかが押下されたときに、入力ポ
ート25〜28のいずれかが「L」レベルとなり、これ
らのキースイッチのいずれかが押下されたことが検出さ
れる。同様に入出力ポート23のみを切換スイッチSw
3の出力ポート側の「L」レベルに切換えた場合には、
行の配線33に接続されたキースイッチS31、S32、S
33、S34の押下を、入出力ポート24のみを切換スイッ
チSw4の出力ポート側の「L」レベルに切換えた場合
には、行の配線34に接続されたキースイッチS41、S
42、S43、S44の押下をそれぞれ検出できる。
イッチSw1の入力ポート側に切換えるとともに、入出
力ポート22のみを切換スイッチSw2の出力ポート側
に切換え、そのレベルを「L」レベルにする。この場合
には、行の配線32に接続されたキースイッチS21、S
22、S23、S24のいずれかが押下されたときに、入力ポ
ート25〜28のいずれかが「L」レベルとなり、これ
らのキースイッチのいずれかが押下されたことが検出さ
れる。同様に入出力ポート23のみを切換スイッチSw
3の出力ポート側の「L」レベルに切換えた場合には、
行の配線33に接続されたキースイッチS31、S32、S
33、S34の押下を、入出力ポート24のみを切換スイッ
チSw4の出力ポート側の「L」レベルに切換えた場合
には、行の配線34に接続されたキースイッチS41、S
42、S43、S44の押下をそれぞれ検出できる。
【0017】このような入出力ポート21〜24の切換
設定、即ち出力ポート側「L」→出力ポート側「H」→
入力ポート側への切換を、各入出力ポートについて時分
割的に順次切換えることにより、すべてのキースイッチ
の押下を検出することができる。一方、このような状態
で、それぞれ異なる行の配線31〜34に接続された2
つ以上のキースイッチが押下された場合には、1つの行
の配線が接続される入出力ポート以外はすべて切換スイ
ッチの入力ポート側に接続されていて、第1のプルアッ
プ抵抗R1〜R4でプルアップされた状態なので、不要な
電流の回り込みがない。例えば、入出力ポート21のみ
が出力ポート側に切換えられ、他の入出力ポート22〜
24が第1のプルアップ抵抗R1〜R4内蔵の入力ポート
側に設定されている場合、キースイッチS11及びS21が
同時に押下されると、キースイッチS21が接続される入
出力ポート22は入力ポート側に切換えられているの
で、電流iは第1のプルアップ抵抗R2→入出力ポート
22→キースイッチS21→キースイッチS11→入出力ポ
ート21と流れる。入出力ポート21の出力ポート側に
おける「L」レベルの電流I0の引込能力は第1のプル
アップ抵抗R2、第2のプルアップ抵抗R5に流れる電流
i+iに比べ十分に大きいので、入力ポート25のレベ
ルが十分低い「L」レベルとなり、入出力ポート22と
キースイッチS21との間に電流回り込み防止用のダイオ
ードがなくても、キースイッチS11が押下されたことを
検出することができる。
設定、即ち出力ポート側「L」→出力ポート側「H」→
入力ポート側への切換を、各入出力ポートについて時分
割的に順次切換えることにより、すべてのキースイッチ
の押下を検出することができる。一方、このような状態
で、それぞれ異なる行の配線31〜34に接続された2
つ以上のキースイッチが押下された場合には、1つの行
の配線が接続される入出力ポート以外はすべて切換スイ
ッチの入力ポート側に接続されていて、第1のプルアッ
プ抵抗R1〜R4でプルアップされた状態なので、不要な
電流の回り込みがない。例えば、入出力ポート21のみ
が出力ポート側に切換えられ、他の入出力ポート22〜
24が第1のプルアップ抵抗R1〜R4内蔵の入力ポート
側に設定されている場合、キースイッチS11及びS21が
同時に押下されると、キースイッチS21が接続される入
出力ポート22は入力ポート側に切換えられているの
で、電流iは第1のプルアップ抵抗R2→入出力ポート
22→キースイッチS21→キースイッチS11→入出力ポ
ート21と流れる。入出力ポート21の出力ポート側に
おける「L」レベルの電流I0の引込能力は第1のプル
アップ抵抗R2、第2のプルアップ抵抗R5に流れる電流
i+iに比べ十分に大きいので、入力ポート25のレベ
ルが十分低い「L」レベルとなり、入出力ポート22と
キースイッチS21との間に電流回り込み防止用のダイオ
ードがなくても、キースイッチS11が押下されたことを
検出することができる。
【0018】このように入出力ポート21〜24の状態
をCPU2においてソフトウェアによって任意に切換え
ることにより、直ちに切換えが可能になる。尚、以上の
実施例では第1のプルアップ抵抗R1〜R4及び第2のプ
ルアップ抵抗R5〜R8はいずれもCPUに内蔵された構
成としたが、これらは外付けとすることも可能である。
また、以上の実施例では4×4マトリックス配列した場
合について説明したが、本発明はさらに大きなマトリッ
クスにも適用できることは言うまでもない。
をCPU2においてソフトウェアによって任意に切換え
ることにより、直ちに切換えが可能になる。尚、以上の
実施例では第1のプルアップ抵抗R1〜R4及び第2のプ
ルアップ抵抗R5〜R8はいずれもCPUに内蔵された構
成としたが、これらは外付けとすることも可能である。
また、以上の実施例では4×4マトリックス配列した場
合について説明したが、本発明はさらに大きなマトリッ
クスにも適用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明のキーマトリックス回路によれば、マトリックス配
列されたキースイッチを選択するためにCPUに設けら
れたポートを、入力ポート側、出力ポート側のいずれか
にソフトウェアによって切換え可能にしたので、これら
ポートへの電流の回り込みを防止するための逆流防止用
のダイオードを不要とし、これによりキー操作の応答性
をよくし、キースキャンの高速化を図ることができる。
また、ダイオードが不要であるため、装置全体の小型
化、部品点数の削減、コストダウンを図ることができ
る。
発明のキーマトリックス回路によれば、マトリックス配
列されたキースイッチを選択するためにCPUに設けら
れたポートを、入力ポート側、出力ポート側のいずれか
にソフトウェアによって切換え可能にしたので、これら
ポートへの電流の回り込みを防止するための逆流防止用
のダイオードを不要とし、これによりキー操作の応答性
をよくし、キースキャンの高速化を図ることができる。
また、ダイオードが不要であるため、装置全体の小型
化、部品点数の削減、コストダウンを図ることができ
る。
【図1】本発明によるキーマトリックス回路の一実施例
を示す回路図。
を示す回路図。
【図2】従来のキーマトリックス回路の回路図。
【図3】従来のキーマトリックス回路における出力ポー
トの電圧レベルの時間的変化を示すグラフ。
トの電圧レベルの時間的変化を示すグラフ。
1、S11〜S44・・・・・・キースイッチ 2・・・・・・制御回路(CPU) 21〜24・・・・・・入出力ポート 25〜28・・・・・・入力ポート 31〜34・・・・・・行の配線 41〜44・・・・・・列の配線 R1〜R4・・・・・・第1のプルアップ抵抗 R5〜R8・・・・・・第2のプルアップ抵抗 Sw1〜Sw4・・・・・・切換スイッチ(切換手段) I0・・・・・・入出力ポートの出力ポート側における「L」
レベルの電流 i・・・・・・第1、第2のプルアップ抵抗に流れる電流
レベルの電流 i・・・・・・第1、第2のプルアップ抵抗に流れる電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 保雄 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番 地 アイホン株式会社内 (72)発明者 武田 雅彦 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番 地 アイホン株式会社内 (72)発明者 榊 隆広 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番 地 アイホン株式会社内 (72)発明者 沼田 晃 東京都足立区足立4−13−6−604号 (56)参考文献 特開 平7−152468(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/023 H03K 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】マトリックス配列された複数のキースイッ
チ(1、S11〜S44)と、前記キースイッチに行の配線
(31〜34)及び列の配線(41〜44)を介して接
続される制御回路(2)とから成り、 前記制御回路は、前記行の配線が接続される入出力ポー
ト(21〜24)と、前記列の配線が接続される入力ポ
ート(25〜28)とを備え、 前記入出力ポートは、前記制御回路の指令によって第1
のプルアップ抵抗(R1〜R4)が接続された入力ポート
側又はレベルがそれぞれ「L」レベル又は「H」レベル
に切換可能の出力ポート側のいずれかに切換える切換手
段(Sw1〜Sw4)を備え、前記入力ポートは、前記キースイッチに電流を印加する
ための第2のプルアップ抵抗(R5〜R8)が接続され、 前記入出力ポートの前記出力ポート側における「L」レ
ベルの電流(I0)の引込能力は前記入力ポートのレベ
ルが低い「L」レベルとなるように前記第1、第2のプ
ルアップ抵抗に流れる電流(i)に比べ大きくした こと
を特徴とするキーマトリックス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337178A JP3014260B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | キーマトリックス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5337178A JP3014260B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | キーマトリックス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202660A JPH07202660A (ja) | 1995-08-04 |
JP3014260B2 true JP3014260B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=18306186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5337178A Expired - Fee Related JP3014260B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | キーマトリックス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014260B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6744386B2 (en) * | 2000-06-02 | 2004-06-01 | Thomson Licensing, S.A. | Prevention of incompatible keyboard selections from being entered during power initialization |
KR100395947B1 (ko) * | 2000-12-11 | 2003-08-27 | 주식회사 엘지이아이 | 전자레인지의 키입력회로 |
JP4772329B2 (ja) * | 2005-01-19 | 2011-09-14 | 京セラ株式会社 | 電子装置、キー検出装置およびキー検出方法 |
JP2019205072A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | スタンレー電気株式会社 | 入力装置、入力装置の制御方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5337178A patent/JP3014260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07202660A (ja) | 1995-08-04 |
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