JP3013848U - 車両用コンデンサ - Google Patents

車両用コンデンサ

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JP3013848U
JP3013848U JP1994011924U JP1192494U JP3013848U JP 3013848 U JP3013848 U JP 3013848U JP 1994011924 U JP1994011924 U JP 1994011924U JP 1192494 U JP1192494 U JP 1192494U JP 3013848 U JP3013848 U JP 3013848U
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JP1994011924U
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Inventor
李仁準
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大宇機電工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質で、かつ組み立てが簡単であり、組立
てにおける欠陥の発生率を非常に低いレベルに抑えるこ
とができる車両用コンデンサを提供する。 【構成】 半円形の管状に形成され、外周方向に等間隔
を介して複数の分離窪み部3を有するヘッダータンク
1、ヘッダータンクよりも大きな曲率を有する半円形の
管状に形成され、ヘッダータンクと組み合わされるヘッ
ダー4、ヘッダーに外側に突出して形成されたチューブ
挿入孔に挿入されたチューブ10、コンデンサ内に流路
を形成するために分離窪み部に挿入されたセパレータ
2、チューブの間に配置された中央フィン20を備え、
これらの各構成部材は全て、それら自身が溶融炉内で溶
着される低融点金属で被覆される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、動車両に使用されるコンデンサに関し、特に性能の向上を実現する ために新規に設計された車両用コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、車両に使用される従来の車両用コンデンサは、非常に複雑な形状を 有し、またそのために多数のチューブやフィンを必要とすることから組み立てに 多大な費用を要する。このようなコンデンサにとって重要な点は、その品質が組 立の仕上げの良否によって決定することである。 上記した従来のコンデンサは、多くの溶接作業及び組立て工程が必要である。 また、上述した従来の構造のコンデンサを作製するために、作業者は、多くのチ ューブとフィンを組立てるために溶接用のトーチを用いなければならず、また溶 鉱炉のような高温環境で加熱作業をしなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように従来の車両用コンデンサにおいては、非常に複雑な形状を有し 、またそのために多数のチューブやフィン等の部品を必要とすることから、多く の溶接作業及び組立て工程が必要となる。従って、組み立て作業に多くの手間が かかり、かつ多大な費用を要するという問題があった。
【0004】 また、多くの溶接作業及び組立て工程が必要となり、かつ組み立てのために溶 接用のトーチを用い、また溶鉱炉のような高温環境で加熱作業を行うので、組み 立てにおける欠陥が発生しやすいといった欠点があった。
【0005】 本考案の目的は、高品質で、かつ組み立てが簡単な車両用コンデンサを提供す ることにある。 本考案の他の目的は、組立てにおける欠陥の発生率を非常に低いレベルに抑え ることができる車両用コンデンサを提供することにある。 本考案の他の目的並びに応用の範囲は、後述する詳細な説明から明らかとなる であろう。しかしながら、本考案の好ましい実施例を示した詳細な説明及び特別 な実例は例示だけのものであり、当業者にとって本考案の精神と範囲内における 種々の変形や変更がこの詳細な説明から明らかとなることは言うまでもない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案の車両用コンデンサは、半円形の管状に形成され、 軸方向に沿って外周に等間隔で形成した複数の分離窪み部3を有するヘッダータ ンク1と、半円形の管状に形成され、等間隔で形成した複数のチューブ挿入孔1 1を有し、前記ヘッダータンク1の開口端部に組付けられたヘッダー4と、前記 ヘッダー4上に等間隔で複数形成されたチューブ挿入孔11に挿入されたチュー ブ10と、コンデンサ内に流路を形成するために前記分離窪み部に挿入されたセ パレータ2と、前記チューブ10の相互間に配置された中央フィン20とを備え て構成され、前記各構成部材をそれら自身が溶融炉内で溶着それら自身が溶融炉 内で溶接されるされる低融点金属によって被覆したことを特徴とする。
【0007】 他の好ましい態様によれば、前記ヘッダー4の断面の曲率を、前記ヘッダータ ンク1の曲率よりも大きく形成し、かつ前記ヘッダー4のチューブ挿入孔11を 外側に突出させた構成としている。また、好ましくは、前記ヘッダータンク1は 、前記低融点金属で被覆しない金属素材によって成形される。さらに、好ましく は、前記チューブ10は、前記低融点金属を被覆した金属素材によって形成され 、前記中央フィン20は、前記低融点金属を被覆しない金属素材によって形成さ れる。 本考案は、後述する実施例並びに添付図面から、より完全に理解される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1〜 図6に示すように、本実施例による車両用コンデンサは、半円形の管状に形成さ れ、かつその外周面に軸方向に沿って等間隔で複数の分離窪み部3が形成された ヘッダータンク1と、ヘッダータンク1の曲率よりも大きな曲率を有する半円形 の管状に形成され、前記ヘッダータンク1の開口する側に組付けられたヘッダー 4と、ヘッダー4の外側に突出したチューブ挿入孔11に挿入されたチューブ1 0と、コンデンサ内に流路を形成するために分離窪み部3に挿入されたセパレー タ2と、チューブ10相互間に配置された複数の中央フィン20とを備えて構成 されている。上記の各構成部材は全て、低融点金属で被覆されており、これによ り各構成部材が溶融炉内で溶着される。
【0009】 本実施例のヘッダータンク1は、半円形で開口した管状に形成されており、従 来のコンデンサに備えれる長方形の管あるいは円形の管状に形成されたヘッダー とは非常に異なるものである。図4は、本実施例のチューブ10とヘッダー4の 組立状態の断面図を示したものである。本考案のヘッダータンク1と中央フィン 20を除く全ての部材は、部材の主要な材料よりも比較的に低い温度で溶融する 低融点金属によって被覆されている。なお、符号30と40は、それぞれ入口チ ューブと出口チューブである。
【0010】 複数の分離窪み部3は、ヘッダータンク1の外周面に沿って等間隔を介して配 置されている。セパレータ2は、コンデンサ内にジグザグの流路を形成するため のものであり、図3に示すように、ヘッダータンク1とヘッダー4との間に配置 されている。図5に示すように、セパレータ2には、突起状の挿入部12が形成 され、ヘッダータンク1には、図2に示すように、セパレータ2の挿入部12が 挿入固定される挿入孔13が形成されている。この挿入部12と挿入孔13によ って、セパレータ2がヘッダータンク1に対してしっかりと位置決めされて固定 される。
【0011】 本実施例のヘッダータンク1が上述のような構造を有する主な理由は、次の通 りである。 (1)コンデンサユニットを組立てる時に、分離窪み部3が案内溝としての役目 を持たせるため。 (2)ヘッダータンク1の外周面の軸方向に複数の分離窪み部3を形成すること により、ヘッダータンク1自身の強度を増大させるため。 (3)溶接による突出部分を最小限の大きさとすることで、コンデンサの有効空 間を最大限とすることを可能とするため。
【0012】 ヘッダー4は、ヘッダータンク1の開口端部両側に沿って形成された凹状の保 持端部1’に嵌められてヘッダータンク1に組み込まれる。また、チューブ挿入 孔11は、ヘッダー4の表面上に等間隔を介して複数貫通して設けられる。
【0013】 図3に示すように、チューブ挿入孔11の断面は、チューブ10の端部を挿入 できる長孔状に形成されており、またチューブ挿入孔11の両端はチューブ10 の端部を容易に挿入することができるように外側に突出させてある。
【0014】 チューブ挿入孔11の両端部が外側に突出していることから、溶融炉(図示せ ず)内で加熱して低融点金属を溶融させてチューブ10とヘッダー4を水密に組 立てる時に、チューブ10とヘッダー4とを完全に溶着することができる。また 、半田付けされる時においても、チューブ挿入孔11内に適切な量のフラックス を容易に流すことができるようになる。
【0015】 図4に、上述した工程によってチューブ10とヘッダー4を組立てた際のより 詳細な断面図を示す。ヘッダータンク1の断面は、半円形の開口した管状に形成 されており、また、ヘッダー4の断面は、ヘッダータンク1より大きな曲率を有 した円弧の形状を有している。これにより、ヘッダー4とヘッダータンク1を組 立てた状態の断面形状は、欠けていく月に似た形状を成している。
【0016】 本実施例の車両用コンデンサは、ヘッダー4がヘッダータンク1よりも大きな 断面の曲率を持つという、重要な技術的特徴を備える。チューブ10は、チュー ブ挿入孔11内に挿入されて組立てられる。中央フィン20は、チューブ10相 互間に配列された状態で溶融炉内で溶着される。これら全ての工程は自動機械に より行われる。本実施例のコンデンサを構成する全ての部材は、溶融炉内で加熱 され、それらに被覆された低融点金属の窪みによって自動的に溶融される。
【0017】 図6に、本考案の他の実施例を示す。この実施例において、ヘッダータンク1 とヘッダー4は、押出し成形の技術によって1部品として形成されている。すな わち、ヘッダータンク1とヘッダー4は、互いの端部が接続された1つの部品と して形成され、これによってその断面が欠けていく月に似た形状の部品として組 立てられている。
【0018】 上述した本実施例の車両用コンデンサは、コンデンサ組立て生産における大き な欠陥の発生を抑えることができる。また、コンデンサ内の液体の流れがヘッダ ータンク1の丸みのある壁で向きを変えることによりチューブ内に流れるため、 このコンデンサの効率が向上する。さらに、ヘッダータンク1の外周に複数の分 離窪み部3を有することから、ヘッダータンク及びチューブの強度を高めること ができる。
【0019】 本考案は上述した通りであり、多くの方法において変形されることは明らかで ある。このような変形は、本考案の精神と範囲から逸脱したものであるとはみな されず、また当業者には自明である全てのこの種の変更は、添付された請求の範 囲の範疇に含まれるものである。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用コンデンサによれば、各構成部材をそれ ら自身が溶融炉内で溶着される低融点金属によって被覆したことにより、従来の ような多くの溶接作業及び組立て工程が不要となり、組み立て作業が非常に簡単 に済み、かつ費用も削減することができる効果が得られる。
【0021】 また、コンデンサユニットを組立てる時に、ヘッダータンクの分離窪み部が案 内溝としての役目を果たすために、組み立てが容易となり、複数の分離窪み部に よってヘッダータンク及びチューブの強度を増大させることができる。
【0022】 また、多くの溶接作業及び組立て工程が不要となることから、組み立てにおけ る欠陥の発生を最小限に抑えることが可能となり、高品質のコンデンサを提供す ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による車両用コンデンサの
一部を省略した斜視図である。
【図2】 図1に示すコンデンサの一部の分解斜視図で
ある。
【図3】 図1に示すコンデンサのヘッダータンクとヘ
ッダー及びチューブの部分における縦断面図である。
【図4】 図1に示すコンデンサのヘッダータンクとヘ
ッダー及びチューブの部分における横断面図である。
【図5】 図1のコンデンサに設けられるセパレータの
正面図である。
【図6】 本考案の他の実施例による車両用コンデンサ
の一部を省略した斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッダータンク 2 セパレータ 3 分離窪み部 4 ヘッダー 10 チューブ 11 チューブ挿入孔 20 中央フィン 30 入口チューブ 40 出口チューブ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円形の管状に形成され、軸方向に沿っ
    て外周に等間隔で形成した複数の分離窪み部3を有する
    ヘッダータンク1と、 半円形の管状に形成され、等間隔で形成した複数のチュ
    ーブ挿入孔11を有し、前記ヘッダータンク1の開口端
    部に組付けられたヘッダー4と、 前記ヘッダー4上に等間隔で複数形成されたチューブ挿
    入孔11に挿入されたチューブ10と、 コンデンサ内に流路を形成するために前記分離窪み部に
    挿入されたセパレータ2と、 前記チューブ10の相互間に配置された中央フィン20
    とを備えて構成され、 前記各構成部材をそれら自身が溶融炉内で溶着される低
    融点金属によって被覆したことを特徴とする車両用コン
    デンサ。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダー4の断面の曲率を、前記ヘ
    ッダータンク1の曲率よりも大きく形成し、かつ前記ヘ
    ッダー4のチューブ挿入孔11を外側に突出させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダータンク1は、前記低融点金
    属を被覆しない金属素材にて成形されることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用コンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記チューブ10は、前記低融点金属を
    被覆した金属素材にて形成され、前記中央フィン20
    は、前記低融点金属を被覆しない金属素材にて形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用コンデン
    サ。
JP1994011924U 1993-10-13 1994-08-31 車両用コンデンサ Expired - Lifetime JP3013848U (ja)

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