JP3013387U - 車両用ヒータ装置 - Google Patents

車両用ヒータ装置

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敦 大石
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冬季において、効果的な暖房を行うことを可
能とし、それによって、運転環境を向上させることがで
きるとともに、単に、暖房するたけでなく、さらに付加
価値の高い機能を備えた車両用ヒータ装置を提供するこ
と。 【構成】 車両の座席に設置され着座部と背部とからな
り、上記着座部には暖房用のヒータ部が設置され、上記
背部にはマッサージを施すマッサージ部が設置されてい
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、車両の運転席に設置される車両用ヒータ装置に係り、特に 、運転者が座る着座部にヒータ部を備えるとともに、背部にマッサージ機能を発 揮するマッサージ部を備え、単に暖房するだけでなくマッサージをも施して、運 転環境をより向上させることができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両における冬季の暖房は、車両に備えられているエアーコンディシ ョナによって行われるのが一般的である。このようなエアーコンディショナによ る暖房の場合には、車両内の雰囲気が全体的に暖まることになり、局部的、例え ば、運転者の腰部等については効果的に暖房されないような場合があった。
【0003】 このような問題に対しては、運転席等の座席に設置される「車両用ヒータ装置 」なるものが提案されている。そのようなものとしては、例えば、特公昭63− 19068号公報、特開昭61−143012号公報、特開平2−52608号 公報、等各種のものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、特公昭63−1 9068号公報、特開昭61−143012号公報、特開平2−52608号公 報、等各種のものに示されている「車両用ヒータ装置」は、単に、車両に座席に 設置されて暖房を施すだけであり、それ以上の機能はなかった。 これに対して、車両を運転している場合、特に、長時間にわたって運転してい る場合には、運転者が「肩こり」等を感じることがあり、通常、そのような場合 には、いわゆる片手運転を行いながら、残りの手で自ら体を揉んだり、或いは、 一旦、運転を停止して車両を駐車させて、体を揉みほぐすようなことをしており 、これを何らかの手段によって解消することが要求されていた。 しかしながら、従来提案されている各種の「車両用ヒータ装置」の場合には、 上記したように、単に、暖房機能を発揮するだけであって、上記したような問題 を解消できるような機能を備えていなかった。 又、それとは別の問題として、従来提案されている「車両用ヒータ装置」の中 には、暖房の強さを「強」、「弱」で切り換えることができるようなものがある が、その際、例えば、「弱」にした場合に、座席の左右何れか半分だけが加熱さ れるようなものがあり、座席の全面を使用した暖房ができないものがあった。又 、それに対しては、暖房の強さを「強」、「弱」何れに切り換えても、座席の全 面を使用して暖房できるようなものも提案されているが、そのために多くのヒー タ線を使用しなければならない等、構成が複雑化してコストが上昇してしまうと いう問題があった。
【0005】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、単 に暖房機能を発揮するだけでなく、こった身体を揉みほぐすことができるような 機能を備えていて、又、構成を複雑化させてコストを上昇させることなく、暖房 の強さを切り換えた場合にも、常に、座席の全面を介して暖房を行うことができ る機能を備えた車両用ヒータ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案による車両用ヒータ装置は、車両の座席に設 置され着座部と背部とからなり、上記着座部には暖房用のヒータ部が設置され、 上記背部にはマッサージを施すマッサージ部が設置されていることを特徴とする ものである。 その際、ヒータ部を、二本の線状ヒータを二重であって且つ蛇行した状態で配 設して構成することが考えられる。 又、ヒータ部の二本の線状ヒータを、着座部を左右に二分割した場合に、左部 において二重であって且つ蛇行した状態で配設し、そこから右部に延長して該右 部においても二重であって且つ蛇行した状態で配設することが考えられる。 又、ヒータ部を「強」、「弱」の切換ができるように構成して、「強」の場合 には、二本の線状ヒータの一方のみを使用し、「弱」の場合には、二本の線状ヒ ータを使用し、何れの場合も、着座部の全面において加熱するように構成するこ とが考えられる。 又、ヒータ部に、温度過昇防止手段を設けることが考えられ、その場合には、 予め設定された過昇温度になった場合にヒータ部による加熱を停止するようにす る。 さらに、温度過昇防止手段を、サーモスタットと該サーモスタットに接続され た抵抗とから構成することが考えられる。
【0007】
【作用】
すなわち、本願考案による車両用ヒータ装置の場合には、着座部には暖房用の ヒータ部が設置され、背部にはマッサージを施すマッサージ部が設置されていて 、暖房機能を発揮するだけでなく、マッサージ機能をも発揮するように構成され ているものである。 又、ヒータ部の構成としては、例えば、二本の線状ヒータを二重であって且つ 蛇行した状態で配設することが考えられ、さらに、着座部を左右に二分割した場 合に、左部において二重であって且つ蛇行した状態で配設し、そこから右部に延 長して該右部においても二重であって且つ蛇行した状態で配設することが考えら れる。 又、ヒータ部を「強」、「弱」の切換ができるように構成して、「強」の場合 には、二本の線状ヒータの一方のみを使用し、「弱」の場合には、二本の線状ヒ ータを使用し、何れの場合も、着座部の全面において加熱するように構成した場 合には、「強」、「弱」何れの場合においても、着座部の全面において暖房機能 を発揮することができる。 又、ヒータ部に、温度過昇防止手段を設けた場合には、それによって、温度の 異常な上昇を未然に防止することができ、安全性を向上させることができる。 さらに、温度過昇防止手段を、サーモスタットと該サーモスタットに接続され た抵抗とから構成した場合には、抵抗を取付けることにより、温度過昇検知の感 度を高めることができるようになる。そして、サーモスタットとして容量の低い 安価なものを使用することが可能になる。
【0008】
【実施例】
以下、図1乃至図8を参照して本考案の一実施例を説明する。図1は、本実施 例による車両用ヒータ装置1を、車両の座席3(図1中仮想線で示す)に取付け た様子を示す斜視図である。車両用ヒータ装置1は、着座部5と、背部7とから 構成されていて、これら着座部5と背部7とは自由に回動できるように連結され ている。そして、上記着座部5が、座席3の着座部9上に載置され、背部7が座 席3の背部11に当てられることになる。
【0009】 まず、車両用ヒータ装置1の着座部5の構成から説明する。着座部5は、図2 に示すように、フェルト製の下側生地13を備えていて、この下側生地13上に 、図2に示すように、ヒータ部15が設置されている。そして、このヒータ部1 5の上側に、図1に示すように、同じくフェルト製の上側生地17が設置されて いる。図2中、下側生地13と上側生地17については、仮想線で示しており、 ヒータ部15のみを実線で示している。又、上側生地17の上には、図1に示す ように、カバー18が取付けられることになる。
【0010】 上記ヒータ部15は、図2に示すような状態で配設されている。すなわち、二 本の線状ヒータ19、21を、二重であって且つ蛇行した状態で設置している。 さらに、詳しく説明すると、着座部5を左右に二分割して、図2中、左部5aと 、右部5bとに分ける。そして、上記線状ヒータ19、21を、まず、上記左部 5aにおいて、二重の状態で且つ蛇行した状態で、図中上側から下側に向かって 配設していく。図2中、最も下端まで来たところで、、右部5b側に延長され、 この右部5b側においても、二重の状態で且つ蛇行した状態で、図中下側から上 側に向かって配設していく。そして、図2中、最も上端に来たところで、図中左 側に延長されているものである。又、図2中、上端及び下端において、左部5a と右部5bとの境界部においては、上記線状ヒータ19、21が夫々半円状に湾 曲した状態で配設されている。その部分を湾曲部23、25として示す。このよ うな湾曲部23、25を設けた趣旨は、実際に車両用ヒータ1上に運転者が着座 した場合に、線状ヒータ19、21が左右外側に夫々引っ張られることになり、 そのような引張現象によって、線状ヒータ19、21が不用意に断線しないよう にするためである。つまり、上記湾曲部23、25によって、上記引張を吸収す るものである。 尚、上記線状ヒータ19、21の電気的接続関係等については、後で詳細に説 明する。
【0011】 次に、車両用ヒータ1の背部7の構成を説明する。背部7は、図3に示すよう な構成になっている。まず、表カバー31があり、この表カバー31の後方には 、裏カバー32が取付けられている。そして、これら表カバー31及び裏カバー 32の間には、ウレタン製の上部材33、マッサージ部としてのバイブレータユ ニット35、ウレタン製の下部材37が、いわゆる「サンドイッチ構造」になっ た状態で介挿されている。上記裏カバー32には、左右に夫々引っ掛け紐34、 34が取付けられていて(図中片側のみ示している)、これら引っ掛け紐34、 34によって、図1の座席3の背部11の肩部に引っ掛けるものである。
【0012】 上記バイブレータユニット35は、図4に示すような状態になっている。まず 、樹脂製の枠体39があり、この筐体39の中央部には、モータユニット41が 取付られるモータユニット取付部43が形成されている。上記モーターユニット 41は、樹脂製の枠体45と、この枠体45に取付けられた駆動モータ47と、 上記駆動モータ47の回転軸に偏心した状態で取付けられた図示しない負荷体と から構成されている。上記モーターユニツト41は、図4に示すように、図示し ない複数本の取付ネジ(この実施例の場合には6本)によって、枠体39側のモ ータユニット取付部43に取付けられることになる。そして、上記駆動モータ4 7が回転すると、その回転軸に偏心した状態で取付けられた負荷体が偏心した状 態で回転することになり、それによって、「振動」が発生する。この「振動」の 発生によって所望のマッサージ機能が発揮されることになる。又、上記枠体39 のモーターユニット取付部43の図4中上側には、図3に示すようなカバー49 が取付けられる。このカバー49は、表面側に4箇所にわたって(図3中2箇所 のみ示している)突起49aを備えていて、これら4個の突起49aが、運転者 の背中に効果的に当たって所望の指圧効果を施すことになる。
【0013】 次に、図5乃至図8を参照して、車両用ヒータ装置1における着座部5及び背 部7の電気的接続関係を説明する。まず、図5を参照して着座部5の線状ヒータ 19、21、背部7の駆動モータ47を駆動させるための制御回路の構成から説 明する。まず、電源取出用プラグ61があり、この電源取出用プラグ61を、車 両のシガーライタ用ソケット63に差し込むことにより、12Vの電源を得るこ とになる。上記電源取出用プラグ61には回路63が接続されていて、この回路 63に、既に説明した線状ヒータ19、21が直列に接続されている。又、上記 線状ヒータ19、21の間には回路65が分岐・接続されていて、この回路65 は上記回路63側に接続されている。そして、回路65と回路63との接続部に は、スイッチ67が介挿されている。
【0014】 上記スイッチ67は、接点67a、67bを備えていて、接点67a側にスイ ッチを切り換えると「強」となり、接点67b側に切り換えると「弱」に切り換 わるようになっている。これを図2を参照しながらみてみると、まず、スイッチ 67を接点67a側に切り換えて「強」にした場合には、線状ヒータ21にのみ 電流が流れることになり、そのままアース69に流れる。この場合、線状ヒータ 21は、図2に示すように、着座部5において、左部5a、右部5bの両側にお いて配設されているので、着座部5の全面においてヒータ機能が発揮されること になる。又、スイッチ67を接点67b側に切り換えて「弱」にした場合には、 線状ヒータ19、21の両側に電流が流れることになり、そのままアース69に 流れる。そして、この場合にも、着座部5において、左部5a、右部5bの両側 においてヒータ機能が発揮されることになる。
【0015】 上記線状ヒータ21とアース69との間には、温度過昇防止手段71が介挿さ れている。この温度過昇防止手段71は、サーモスタット73と、このサーモス タット73に接続された抵抗75とから構成されている。そして、温度が予め設 定された温度を越えて異常に上昇した場合には、サーモスタット73が作動して 回路を切るものであり、又、温度が正常に戻った時点でサーモスタット73が作 動して、回路をつなげるものである。又、上記抵抗75を設けたのは、サーモス ット73が隣接するヒータ線の発熱量だけでは感度が悪いことが懸念されるから であり、逆にいうと、抵抗75を設けることにより、サーモスタット73として 容量が小さくて安価なものを使用することができることになる。
【0016】 次に、駆動モータ47側の制御回路を説明する。まず、回路63には回路81 が分岐・接続されていて、この回路81にはスイッチ83が介挿されているとと もに、逆流防止用のダイオード85、4端子レギュレータ87が順次介挿されて いて、さらに、既に説明した駆動モータ47が介挿されている。図中符合89は アースを示している。上記ダイオード85と4端子レギュレータ87の「1番端 子」との間には回路91が分岐・接続されていて、この回路91にはコンデンサ 93が介挿されている。又、4端子レギュレータ87の「4番端子」には回路9 5が接続されていて、この回路95には抵抗97が介挿されている。上記「4番 端子」4と抵抗97との間及び4端子レギュレータ87の「2番端子」側との間 には、回路99が接続されている。この回路99には、ボリューム101と、抵 抗103が順次介挿されている。又、4端子レギュレータ87の「3番端子」と 抵抗97及びアース89との間には回路105が設けられいて、この回路105 はさらに延長されて、回路81に接続されている。上記回路105にはコンデン サ107が介挿されている。上記回路81には回路109が分岐・接続されてい て、この回路109にはダイオード111が介挿されている。
【0017】 上記回路構成において、スイッチ83によって、駆動モータ47のオン・オフ を制御するとともに、ボリューム101によって、駆動モータ47の回転数を制 御し、それによって、駆動モータ47により発生する「振動」の強・弱、ひいて は、マッサージ機能の強・弱を制御するものである。
【0018】 次に、図6乃至図8を参照して、図5で説明した制御回路における主要各部の 実際の接続構造を説明する。まず、サーモスタット73及びその近傍の接続構造 をみてみると、図6に示すような構成になっている。図6中符合121で示す部 分は、圧着端子による接続処理を施した部分である。又、サーモスタット73と 抵抗75との関係は図7に示すようなものになっている。又、スイッチ67、ス イッチ83、ボリューム101等は、図8に示すような状態で、樹脂製のケース 123内に収められていて、全体として、コントローラ125になっている。
【0019】 以上の構成を基にその作用を説明する。 まず、本実施例による車両用ヒータ装置1を、図1に示すような状態で、例え ば、車両の運転席等の座席3に設置する。次に、電源取出プラグ61を、シガー ライター用ソケット63に差し込む。 尚、ここまでの作業は、一旦、行っておけば、後はそのままの状態にしておけ ばよい。 次に、コントローラ125より突出配置している各種スイッチ、すなわち、ス イッチ67、83、ボリューム101を操作して、着座部5のヒータ部15をオ ンにするとともに、「強」、「弱」の設定を行う。それと同時に、必要に応じて 、背部7におけるマッサージ部のオン・オフを設定するとともに、その強さを設 定する。。それによって、着座部5においては所望のヒータ機能を得ることがで きるとともに、背部7においては所望のマッサージ機能を得ることができる。
【0020】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。 まず、本実施例による車両用ヒータ装置1によると、着座部5のヒータ部15 によって、所望のヒータ機能を得ることができるとともに、背部7のマッサージ 部によって、所望のマッサージ機能を得るとこができ、より快適な運転環境を得 ることができる。 又、従来のように、車両に取付けられているエアークンディショナによる暖房 の場合には、車両内の全体の空気が暖房され、又、場合によっては、温かい空気 が車両内の上方に溜まってしまうことになるので、局部的、例えば、運転者の腰 部等についは、良好な環境を得られないという問題があった。これに対して、本 実施例の場合には、座席3の着座部5において暖房を行うものであり、上記した ような問題を解消することができる。 又、線状ヒータ19、21の両方を使用した「弱」の運転、線状ヒータ21の みを使用した「強」の運転の両方の場合において、着座部5の全面においてヒー タ機能を発揮できるように、線状ヒータ19、21を配設しているので、「弱」 の運転及び「強」の運転の両方の場合において、腰部全体を暖房することができ る。これによっても、運転環境の向上を図ることができる。又、そのような効果 を得るための構成も極めて簡単であり、従来のように、多数本の線状ヒータを必 要としたり、複雑な制御回路を必要とするようなこともない。 又、温度過昇防止手段71が設けられているので、加熱により温度が異常に上 昇してしまうような事態を未然に防止することができ、安全性を高めることがで きる。 又、線状ヒータ19、21の配設構成において、図2に示すように、左部5a 、右部5bの境界部において、湾曲部23、25を設けているので、運転者が着 座した場合に、線状ヒータ19、21が左右に引っ張られることがあっても、上 記湾曲部23、25によって、それを吸収することができるので、線状ヒータ1 9、21が不用意に断線してしまうようなことはない。
【0021】 尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではない。まず、線状ヒータの配 設方法としては、図2に示すようなものに限定されない。又、ヒータとしては、 線状ヒータだけでなく、いわゆるフィルムヒータのようなものを使用してもよい 。その他、図示した構成に限定されないことは勿論である。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案による車両用ヒータ装置によると、まず、着座部に は暖房用のヒータ部が設置され、背部にはマッサージを施すマッサージ部が設置 されているので、暖房機能を発揮するだけでなく、マッサージ機能をも発揮する ことができ、運転環境を大幅に向上させることができる。 又、従来のエアーコンディショナによる暖房だけの場合に比べて、最も寒さを 感じる腰部における局部的な暖房が可能になり、冬季においても快適な運転環境 を早期に得ることができる。 又、ヒータ部を「強」、「弱」の切換ができるように構成して、「強」の場合 には、二本の線状ヒータの一方のみを使用し、「弱」の場合には、二本の線状ヒ ータを使用し、何れの場合も、着座部の全面において加熱するように構成した場 合には、「強」、「弱」何れの場合においても、着座部の全面において暖房機能 を発揮することができ、例えば、「弱」の場合には、着座部の左右片面側しか暖 房されないといった問題をなくすことができる。 又、ヒータ部に、温度過昇防止手段を設けた場合には、それによって、温度の 異常な上昇を未然に防止することができ、安全性を向上させることができる。 さらに、温度過昇防止手段を、サーモスタットと該サーモスタットに接続され た抵抗とから構成した場合には、抵抗を取付けることにより、温度過昇検知の感 度を高めることができるようになる。そして、サーモスタットとして容量の低い 安価なものを使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
を車両の運転席に設置した様子を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の着座部のヒータ部の構成を示す平面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の背部の構成を示す分解斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の背部のマッサージ部の構成を示す分解斜視図である。
【図5】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の制御回路の構成を示す回路図である。
【図6】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の着座部のヒータ部の電気的接続構造を示す平面図であ
る。
【図7】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
の着座部のヒータ部の電気的接続構造を示すで、特に、
サーモスタットとそこに接続される抵抗との関係を示す
図である。
【図8】本考案の一実施例を示す図で車両用ヒータ装置
のコントローラの構成を示す図である。
【符合の説明】
1 車両用ヒータ装置 3 車両の座席 5 車両用ヒータ装置の着座部 7 車両用ヒータ装置の背部 15 ヒータ部 19 線状ヒータ 21 線状ヒータ 35 バイブレータユニット(マッサージ部) 71 温度過昇防止手段 73 サーモスタット 75 抵抗

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の座席に設置され着座部と背部とか
    らなり、上記着座部には暖房用のヒータ部が設置され、
    上記背部にはマッサージを施すマッサージ部が設置され
    ていることを特徴とする車両用ヒータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ヒータ装置におい
    て、ヒータ部は、二本の線状ヒータを二重であって且つ
    蛇行した状態で配設したものであることを特徴とする車
    両用ヒータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用ヒータ装置におい
    て、ヒータ部の二本の線状ヒータは、着座部を左右に二
    分割した場合に、左部において二重であって且つ蛇行し
    た状態で配設され、そこから右部に延長されて該右部に
    おいても二重であって且つ蛇行した状態で配設されてい
    ることを特徴とする車両用ヒータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用ヒータ装置におい
    て、ヒータ部は「強」、「弱」の切換ができるように構
    成されていて、「強」の場合には、二本の線状ヒータの
    一方のみを使用し、「弱」の場合には、二本の線状ヒー
    タを使用し、何れの場合も、着座部の全面において加熱
    するようにしていることを特徴とする車両用ヒータ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用ヒータ装置におい
    て、ヒータ部には温度過昇防止手段が設けられていて、
    予め設定された過昇温度になった場合にヒータ部による
    加熱を停止するようにしていることを特徴とする車両用
    ヒータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両用ヒータ装置におい
    て、温度過昇防止手段は、サーモスタットと該サーモス
    タットに接続された抵抗とから構成されていることを特
    徴とする車両用ヒータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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