JP7298519B2 - 温感拡張装置 - Google Patents

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Description

本明細書の技術分野は、温感拡張装置に関する。
屋内または自動車内の暖房器具としてエアコンやヒーターが用いられる。これらは屋内または自動車内の空気を加熱することにより、屋内または自動車内の空気の温度を上昇させる。そのため、屋内または自動車内にいる人は暖かい温度環境の中で活動することができる。
一方、視覚的な暖房効果についても研究開発されてきている。例えば、特許文献1には、光を生じない輻射体とは別に、輻射体近傍に光源を配置する技術が開示されている(特許文献1の段落[0006])。そして、輻射体の推定温度に応じてLEDの明るさを変える旨が開示されている(特許文献1の段落[0029])。これにより、人が視覚的な暖房効果を得られるとともに輻射体が高温であることを人が理解しやすい旨が記載されている(特許文献1の段落[0007])。
特開2003-65613号公報
暖房器具の運転開始直後においては、人の皮膚表面の温度は温感を生じさせるほど上がってはいない。特許文献1に記載の技術では、輻射体の推定温度が皮膚表面の温度を温感閾値以上に変温させられない程度に低い場合、暖房器具は人に温感を生じさせることができない。また、特許文献1以外の通常の暖房器具においても、同様である。
そのため、例えば、暖房開始直後においても、暖房器具が人に暖かみを感じさせることが好ましい。そのためには、実際の温度以上に人に暖かみを感じさせることができればよい。それによって、小さい熱出力で人に暖かみを感じさせることができる。この場合には、省エネルギー効果が得られる。
本明細書の技術が解決しようとする課題は、人体のある領域の実際の温度以上にその領域に温感を感じさせることができる温感拡張装置を提供することである。
第1の態様における温感拡張装置は、人体のある温感領域において人が感じる温度を、その温感領域の現実の温度以上とする温感拡張装置において、人体を支持する支持部と、人の皮膚表面の変温領域に熱を加えてその変温領域の温度を変化させる変温部と、変温領域と異なる皮膚表面の領域である加振領域に存在する、加振領域から最も近い第1の骨に骨伝導可能な振動を与えて、加振領域以外の領域に骨伝導により振動を伝搬させる加振部と、変温部と加振部とを制御する制御部と、を有し、変温部および加振部は、人の身体の少なくとも一部または衣類等と接触しており、制御部は、加振部を制御して加振領域に振動を与える第2制御を、変温部を制御して変温領域の温度を変温させる第1制御に連動させる制御部であり、人の上半身に温感領域を発生させる場合には、変温部は、人の上半身の一部と接触する位置に設けられており、加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨との少なくとも一つである第1の骨の近傍に接触して、第1の骨に振動を与えられる位置に設けられており、人の下半身に温感領域を発生させる場合には、変温部は、人の下半身の一部と接触する位置に設けられており、加振部は、腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つである第1の骨の近傍に接触して、第1の骨に振動を与えられる位置に設けられており、温感領域を、変温領域及び加振領域以外の領域に発生させることを特徴とする。
この温感拡張装置は、人の皮膚表面の変温領域の温度を変化させるとともに人の皮膚表面の加振領域に振動を与えることにより、人の温感領域に温感を生じさせることができる。温感領域は、変温領域および加振領域とは重ならない領域である。このように、人の身体の一部を加熱することにより、人の身体の様々な箇所に温感を生じさせることができる。
本明細書では、人体のある領域の実際の温度以上にその領域に温感を感じさせることができる温感拡張装置が提供されている。
第1の実施形態の温感拡張装置の概略構成を示す側面図である。 第1の実施形態の温感拡張装置の概略構成を示す背面図である。 第1の実施形態の温感拡張装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態の温感拡張装置の加熱パターンを示すグラフである。 実験結果を示す表である。 図5の温感面積の拡大率を示すグラフである。
以下、具体的な実施形態について、温感拡張装置を例に挙げて説明する。しかし、本明細書の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
1.温感拡張装置
図1は、第1の実施形態の温感拡張装置100の概略構成を示す側面図である。図2は、第1の実施形態の温感拡張装置100の概略構成を示す背面図である。図1および図2に示すように、温感拡張装置100は、人の身体を支持することができる。
温感拡張装置100は、大腿部加熱部110a、110bと、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bと、支持部170と、床180と、制御部190と、を有する。
大腿部加熱部110aは、人の左大腿部の背面を加熱する。大腿部加熱部110bは、人の右大腿部の背面を加熱する。大腿部加熱部110a、110bは、人の大腿部の背面を加熱して温度を上昇させる加熱部である。人の左右の大腿部は、変温領域HR1である。大腿部加熱部110a、110bは、例えば、赤外線を照射する赤外線照射部、またはヒーターである。
大腿部加熱部110a、110bは、人の皮膚表面の変温領域HR1の温度を変化させるための変温部である。変温部は、変温領域HR1の温度を変化させる。変温領域HR1における変温前後の接触範囲の圧力変動は、人の弁別閾値未満であるとよい。
足裏振動部120aは、人の左足裏に振動を与える。足裏振動部120bは、人の右足裏に振動を与える。足裏振動部120a、120bは、人の左右の足裏に振動を与える加振部である。人の左右の足裏は、加振部により振動される加振領域VR1である。振動周波数は、例えば、1Hz以上1000Hz以下である。もちろん、これ以外の数値であってもよい。
臀部振動部130aは、人の左の臀部に振動を与える。臀部振動部130bは、人の右の臀部に振動を与える。臀部振動部160a、160bは、人の臀部に振動を与える加振部である。人の臀部は、加振部により振動される加振領域VR2である。振動周波数は、例えば、1Hz以上1000Hz以下である。もちろん、これ以外の数値であってもよい。
足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとは、人の皮膚表面の加振領域VR1、VR2に振動を与える加振部である。後述するように、加振部は、変温部と連動することにより、温感領域SR1に実際の局所皮膚温度以上に局所温感を感じさせることができる。
支持部170は、大腿部加熱部110a、110bと、臀部振動部130a、130bと、を支持する。
床180は、支持部170を支持する。また、床180は、足裏振動部120a、120bを有する。足裏振動部120a、120bは、床180の凹部に配置されている。床180は、振動部を支持する支持部の役割も兼ねている。
大腿部加熱部110a、110bと、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとは、人の身体の少なくとも一部または衣類等と接触し、接触箇所に熱、振動等の刺激を与えるためのものである。
制御部190は、大腿部加熱部110a、110bと、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bと、を制御する。制御部190は、上記以外のその他の各部を制御してもよい。
2.温感拡張装置の制御系
2-1.制御系
図3は、第1の実施形態の温感拡張装置100の制御系を示すブロック図である。図3に示すように、制御部190は、変温部H1と加振部V1とを制御する。変温部H1は、人の皮膚表面の変温領域HR1の温度を変化させるためのものである。加振部V1は、人の皮膚表面の加振領域VR1、VR2に振動を与えるためのものである。ここで、変温領域HR1は、加振領域と重ならない領域である。
変温部H1は、大腿部加熱部110a、110bを有する。変温部H1は、後述するように、変温領域HR1を加熱する加熱期間と変温領域HR1を加熱しない非加熱期間とを交互に繰り返しながら変温領域HR1を加熱する。
加振部V1は、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bと、を有する。加振部V1は、人の皮膚表面の加振領域VR1、VR2または衣類等に接触して加振領域VR1、VR2を振動させる。
2-2.第1制御および第2制御
制御部190は、変温領域HR1の温度を変温させる第1制御と、加振領域VR1、VR2に振動を与える第2制御と、を実行可能である。制御部190は、第2制御を第1制御に連動して実行する。第1制御は、第1変温制御である。第2制御は、第1振動制御である。第1制御は、変温領域HR1の温度を上昇させる。
第2制御の開始タイミングは、第1制御の開始タイミング以後のタイミングであり、かつ、第1制御の終了タイミングより前のタイミングである。
ここで、連動しているとは、第2制御が第1制御に追従していることを意味している。第1制御と第2制御とが同時に同じタイミングで実行されることを意味しているわけではない。つまり、第2制御は、第1制御がオン状態の間に開始されることを意味している。加振領域VR1、VR2は、変温領域HR1とは重ならない領域である。加振領域VR1、VR2は、変温領域HR1の近傍であるとよい。
3.加熱パターン
大腿部加熱部110a、110bは、パルス状に人の各部を加熱する。変温部H1は、変温領域HR1の変温速度の絶対値を0.1℃/秒以上10℃/秒以下で温度変化させる。制御部190は、変温領域HR1の変温速度の絶対値を0.1℃/sec以上10℃/sec以下の範囲内とする第1制御を行う。好ましくは、0.2℃/秒以上9.9℃/秒以下である。
図4は、第1の実施形態の温感拡張装置100の加熱パターンを示すグラフである。図4の横軸は時刻である。図4の上側の縦軸は加熱のための電力である。図4の下側の縦軸は皮膚温度である。
説明のために、大腿部加熱部110a、110bを例に挙げて説明する。図4に示すように、大腿部加熱部110a、110bはパルス状に人の大腿部を加熱する。なお、変温部H1は、変温領域HR1の温度を上昇させる加熱部である。第1制御は、変温領域HR1の温度を上昇させる制御である。
図4に示すように、変温部H1は、加熱期間T1に変温領域HR1の温度を上昇させ、非加熱期間T2に変温領域HR1の温度を下降させる。つまり、非加熱期間T2では、皮膚を冷却するのである。そして、全体として、皮膚の平均温度はゆるやかに上昇している。
加熱期間T1は、例えば、1秒以上3秒以下である。非加熱期間T2は、例えば、2秒以上5秒以下である。これらの数値範囲は例示であり、上記以外の数値であってもよい。また、図4に示すように、非加熱期間T2は、加熱期間T1よりも長い。
図4において、加熱期間T1では皮膚温度は急速に立ち上がり、非加熱期間T2では皮膚温度は比較的緩やかに立ち下がる。非加熱期間T2における変温領域HR1の温度変化率の絶対値は、加熱期間T1における変温領域HR1の温度変化率の絶対値よりも小さい。
大腿部加熱部110a、110bは、図4の加熱パターンで人の各部を加熱する。このように、温感拡張装置100の変温部H1は、変温領域HR1を加熱する加熱期間T1と変温領域HR1を加熱しない非加熱期間T2とを交互に繰り返しながら変温領域HR1を加熱する。つまり、変温部H1は、パルス状に人の各部を加熱する。なお、加熱期間T1の直後であっても皮膚温度が上昇することがある。
4.温感領域
一方、加振部は、加振領域VR1、VR2から最も近い第1の骨に振動を伝導する。第1の骨として、例えば、趾節骨や踵骨が挙げられる。また、加振部は、第1の骨に隣接する第2の骨に骨伝導により振動を伝導する。第2の骨として、例えば、脛骨や腓骨が挙げられる。もちろん、骨伝導により、さらに離れた骨にも振動が伝わる可能性がある。そして、骨に伝わった振動が、周囲の筋肉等にも伝わる。これにより、振動が温感領域SR1に伝わり、変温部による変温領域HR1への熱刺激と相まって、温感領域SR1に温感を生じさせる。
このように、温感拡張装置100は、振動が伝わりやすい骨に振動を伝えるとともに、骨の周囲の筋肉等に振動を伝播させる。これにより、より広範囲に温感を生じさせることができる。
図1に示すように、温感領域SR1は、変温領域HR1および加振領域VR1、VR2と異なる領域である。また、温感領域SR1は、変温領域HR1および加振領域VR1、VR2のように必ずしも皮膚表面である必要はない。ただし、温度を感じる温度受容体は、皮膚表面付近に多く存在する。このため、温感領域SR1は、主に皮膚表面の領域であると考えられる。
5.第1の実施形態の効果
図1に示すように、温感拡張装置100においては、大腿部加熱部110a、110bが変温領域HR1を変温し、足裏振動部120a、120bが加振領域VR1を振動させるとともに臀部振動部130a、130bが加振領域VR2を振動させる。この振動は、皮膚表面の加振領域VR1、VR2から人体の骨に伝わり、骨伝導によりその他の骨に伝わる。これにより、人は、温感領域SR1に温感を感じる。温感領域SR1は、例えば、ふくらはぎのあたりである。ふくらはぎには熱も振動も直接与えていないにもかかわらず、人はふくらはぎに局所的な温感を感じる。なお、温感領域SR1には、個人差がある。
温感拡張装置100の変温部H1は、人の皮膚表面を加熱期間T1と非加熱期間T2との繰り返しにより加熱する。このように、人の皮膚表面を小刻みに温度変化させる。このため、加熱期間T1における皮膚の温度上昇速度を十分に大きくすることができる。このように皮膚の温度上昇速度が大きいと温感を生じやすい。
温感拡張装置100は、加熱部位に感じる温感を再分配し、または強調することにより、温感領域で実際の温度以上に温感を強く感じさせることができる。また、温感拡張装置100は、室内または自動車内の全容積に及ぶ空気を加熱することなく、人の皮膚の一部を局所的に加熱するだけでよい。
そのため、温感拡張装置100は、室内や自動車内において、加熱器具に電源を入れたばかりで室内や自動車内がそれほど暖まっていない段階において、人に暖かさをより感じさせることができる。つまり、人の快適性が向上する。
温感拡張装置100が実際に加熱するのは人の皮膚表面の一部に過ぎない。そのため、各加熱部は小さくてよい。また、温感拡張装置100が出力する熱量は小さくてよい。これらのことから、ヒーターやエアコン等の加熱器具の消費電力を抑制し、省エネルギー効果が期待できる。
また、非加熱期間T2は加熱期間T1よりも長い。非加熱期間T2では、皮膚を自然冷却するため、加熱期間T1では皮膚温度は急速に立ち上がり、非加熱期間T2では皮膚温度は比較的緩やかに立ち下がる。非加熱期間T2は加熱期間T1よりも長いため、皮膚の温度を全体的にゆるやかに上昇させることができる。つまり、皮膚の過剰な加熱を抑制できる。
6.従来のThermal Referralとの関係
人に触刺激と温度刺激とを同時に異なる箇所に提示した場合に、触刺激を提示した箇所に温感を生じさせる現象をThermal Referralという。Thermal Referralは、実際には熱を与えていない領域に温感を生じさせる錯覚現象の一種である。
従来のThermal Referralでは、人に温度刺激と振動刺激とを同時に異なる箇所に提示した場合に、加振領域に温感を感じる。つまり、従来においては、加振領域と温感領域とは重なっている。一方、第1の実施形態の温感拡張装置100では、加振領域VR1、VR2とは異なる温感領域SR1に温感を感じる。このような温感領域の拡張は、振動の骨伝導により生じると考えられる。このため、第1の実施形態の温感拡張装置100は、従来のThermal Referralとは異なる効果を奏する。
7.変形例
7-1.変温部
変温部は、必ずしも大腿部加熱部110a、110bに限らない。変温部は、人体のその他の箇所を加熱してもよい。つまり、変温領域は、図1の変温領域HR1に限らない。また、変温部は、加熱部以外に人の皮膚表面の温度を変化させるものであれば、その他のものを用いてよい。
7-2.加振部
加振部は、必ずしも足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとに限らない。加振部は、人体のその他の箇所に振動を与えてもよい。つまり、加振領域は、図1の加振領域VR1、VR2に限らない。ただし、加振領域は、骨に近い皮膚表面であることが好ましい。つまり、加振部V1は、人の骨の近傍に配置されているとよい。標準体重の人を対象として、加振部から骨までの距離は、例えば、1mm以上1cm以下である。好ましくは、5mm以下である。
加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨と腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられているとよい。
7-3.温感領域
温感領域は、変温部H1および加振部V1の位置等により変化する。そのため、温感領域は、図1の温感領域SR1に限らない。
7-4.変温部および加振部の組み合わせ
変温部H1および加振部V1は、種々の組み合わせが可能である。表1は、変温部H1および加振部V1の箇所を例示する表である。表2は、変温部H1および加振部V1の連動性の組み合わせを例示する表である。
表1には、変温領域および加振領域の候補となる人体部位と、その人体部位に近い骨と、が記載されている。また、その人体部位を変温領域または加振領域とする場合に、その変温部H1または加振部V1が記号で表されている。
表2には、どの変温部とどの加振部とを連動させるかが示されている。表2の「○」は「連動あり」の場合を示しており、「-」は「連動なし」の場合を示している。表2は、例示である。そのため、表2において「連動なし」とされている組み合わせに対して、「連動あり」としてもよい。
[表1]
人体部位 骨 変温部 加振部
肩 上腕骨 - Va
背部 肩甲骨 Hb Vb
腰 腸骨 - Vi
臀部 坐骨 Hh Vh
大腿部 大腿骨 Ht -
膝 膝蓋骨 Hk Vk
下腿部 脛骨 Hc -
足部 踵骨 - Vf
[表2]
Va Vb Vi Vh Vk Vf
Hb ○ ○ - - - -
Hh - - ○ ○ ○ ○
Ht - - ○ ○ ○ ○
Hk - - ○ ○ ○ ○
Hc - - ○ ○ ○ ○
○:連動あり -:連動なし
7-4-1.上半身
変温部は、人の上半身の一部と接触する位置に設けられており、加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられているとよい。上半身に温感を感じさせることができるからである。
7-4-2.下半身
変温部は、人の下半身の一部と接触する位置に設けられており、加振部は、腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられているとよい。下半身に温感を感じさせることができるからである。
7-5.刺激の同期
加振部V1が加振領域VR1、VR2に与える振動は、変温部H1が変温領域HR1に温度変化を与える周期Tと同期しているとよい。
また、制御部190は、第2制御を第1制御に連動して実行する。そして、第2制御の開始タイミングは、第1制御の開始タイミング以後のタイミングであり、かつ、第1制御の終了タイミングより前のタイミングである。そのため、足裏振動部120a、120bは、大腿部加熱部110a、110bに連動して振動を与える。また、臀部振動部130a、130bは、大腿部加熱部110a、110bに連動して振動を与える。
足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとは、必ずしも連動していなくてもよい。実際には、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとは、大腿部加熱部110a、110bを介して、結果的に連動することが多い。もちろん、意図的に、足裏振動部120a、120bと、臀部振動部130a、130bとを同期させてもよい。
7-6.調整部
温感拡張装置100は、調整部を有するとよい。ユーザーが調整部により出力を調整することにより、ユーザーが変温部H1および加振部V1の出力を調整できる。人により快適な温度は異なるため、バス等の乗り合い車両の内部において、各人がそれぞれにとって好ましい温感を得ることができる。
7-7.加熱期間および振動期間
第2制御の開始タイミングは、第1制御の終了タイミングより後であってもよい。このとき、加熱期間と振動期間とは重なっていない。ただし、加熱期間の終了後から振動期間の開始までの期間は短いほうがよい。そして、振動期間の開始時刻において、皮膚温度が上昇していることが好ましい。例えば、第2制御の開始タイミングは、第1制御の開始タイミング以後のタイミングであり、かつ、第1制御の終了タイミングから3秒経過した後の時刻より前のタイミングであってもよい。好ましくは、第1制御の終了タイミングから2秒経過した後の時刻より前のタイミングである。第2制御は、第1制御がオン状態の終了後まもない時刻に開始されてもよい。
7-8.組み合わせ
上記の変形例を自由に組み合わせてもよい。
(実験)
1.実験方法
1-1.実験装置
図1および図2に示す温感拡張装置100に類する実験装置を用いた。ただし、この実験装置においては、変温部および振動部は左半身に接触する箇所にのみ配置されている。また、変温部は左大腿部の裏を加熱し、振動部は左足裏(左足底)に振動を与える。変温部は左臀部を直接加熱しない。
変温部は5cm×5cmのポリイミドフィルムヒーターである。変温部の配置箇所は、左大腿部の裏側に接触する領域である。振動部は触覚刺激用のボイスコイル型スピーカーである。ボイスコイル型スピーカーの天頂部はユニバーサルジョイントを介して床面に接続されている。その接続箇所は踵骨に近い位置である。オーディオアンプが振動波形を発生させる。この振動する床面の上に被験者の左足の裏が載せられることとなる。
1-2.実験条件
被験者は、4名の成人男性であった。室温は27.1±0.5℃であった。湿度は49.1±7.9%であった。被験者はフリースズボンを着用し、下着、靴下、靴は被験者自身のものを使用した。また、被験者は中腰姿勢で実験を行った。
ポリイミドフィルムヒーターの電力は28.8Wであった。1秒間の加熱と7秒間の非加熱とを1周期とし、この周期を繰り返した。振動波形は100Hzの正弦波であった。オーディオアンプの出力は-20dBであり、1.5Wに相当する。また、加熱の開始時刻から1.5秒経過後に振動の入力を開始し、加熱の終了時刻から1.5秒経過後に振動を終了させた。ここでは、加熱期間の終了後に振動期間を開始している。
2.評価方法
熱傷の評価法であるLund&Browderの法則を参考にして、温感面積の定量化を図った。そのために、次のStepを実行した。
Step1 被験者の身長H(cm)、体重W(kg)を用いて高比良の式により全身の皮膚表面積Swhole(cm2 )を求める。
Swhole = 72.46 × H0.725 × W0.425 …(1)
Step2 Lund&Browderの法則から全身の皮膚表面積Swholeに占める各部位の割合ρを求めるとともに、各部位の皮膚面積Sseg(cm2 )を求める。
Sseg = Swhole × ρ …(2)
Step3 部位の名称と百分率pn (%)を用いて被験者自身に温感が生じた範囲を申告させる。
Step4 申告された内容から温感面積Ssensを求める。
Ssens = Σn(Ssegn × pn ) …(3)
Step5 足裏の部位面積Ssoleを分母にして温感の拡大率M(%)を算出する。
M = 100 × Ssens / Ssole …(4)
3.実験結果
図5は、実験結果を示す表である。図5には、被験者A、B、C、Dについて実験データが示されている。高比良の式を用いることにより、各被験者の身長および体重から、全身の表面積が算出されている。Lund&Browderの法則を用いることにより、全身の表面積から、左大腿部等の各部位の面積が算出されている。
図5において、被験者Aの左足底の温感申告値は100%である。これは、被験者Aが左足裏の全体に温感を感じたことを示している。被験者Aの左下腿部の温感申告値は30%である。これは、被験者Aが左大腿部の面積の30%の領域に温感を感じたことを示している。
図5において、被験者Aの左下腿部の部位面積が702.1cm2 であり、温感申告値が30%であるため、被験者Aの温感面積は210.6cm2 (=702.1cm2 ×0.3)である。
図5に示すように、被験者によって温感を感じる部位は異なっている。なお、左大腿部の裏に加熱を受けているにもかかわらず、被験者Aは左大腿部に温感を感じなかったと申告した。
図5に示すように、被験者A、B、C、Dのそれぞれは、加熱した箇所以外の箇所に温感を感じた。被験者Aは、加熱していない左下腿部および左足底に温感を感じた。被験者Bは、加熱していない左臀部に温感を感じた。被験者Cは、加熱していない左臀部、左下腿部、左足底に温感を感じた。被験者Dは、加熱していない左下腿部に温感を感じた。
被験者Aは、熱も振動も直接与えていない左下腿部に温感を感じた。被験者Bは、熱も振動も直接与えていない左臀部に温感を感じた。被験者Cは、熱も振動も直接与えていない左臀部、左下腿部に温感を感じた。被験者Dは、熱も振動も直接与えていない左下腿部に温感を感じた。
これは以下のように考えられる。例として左下腿部を挙げる。左足底に与えられた振動は、まず、左踵骨に伝わる。振動は、骨伝導により、左踵骨から左脛骨または左腓骨に伝わる。振動は、これらの骨から周囲の筋肉を伝わり皮膚表面に伝わる。このように、骨伝導により、振動は人体内を伝導することができる。その結果、広範囲な領域に温感を感じさせることができる。
図6は、図5の温感面積の拡大率を示すグラフである。図6の横軸は被験者である。図6の縦軸は温感面積の拡大率である。温感面積の拡大率は、各部位の温感面積の合計を左足底の面積で割った値である。つまり、振動の入力面積に対して、温感を感じた面積を示している。
図6に示すように、振動を与えた面積に対して、それよりも十分に広い面積に温感を感じた。被験者が温感を感じる領域(温感領域)の部位および面積については、個人差がある。振動は骨伝導により伝達するが、その伝播する領域が体格その他の個体差に起因して変わるからと考えられる。
4.実験のまとめ
このように、変温領域を加熱し、加振領域に振動を与えることにより、加振領域とは異なる温感領域に温感を感じさせることができた。温感領域には多少の個人差がある。このとき、足裏に与えられた振動は、骨伝導により脛骨または腓骨を伝わり、その先に伝達されたと考えられる。これにより、直接振動を与えていない領域(温感領域)に温感を生じさせたと考えられる。
(付記)
第1の態様における温感拡張装置は、人の皮膚表面の変温領域の温度を変化させるための変温部と、人の皮膚表面の加振領域に振動を与える加振部と、変温部と加振部とを制御する制御部と、を有する。加振領域は、変温領域と重ならない領域である。変温部および加振部は、人の身体の少なくとも一部または衣類等と接触するためのものである。制御部は、変温領域の温度を変温させる第1制御と、加振領域に振動を与える第2制御と、を実行可能である。制御部は、第2制御を第1制御に連動して実行する。
第2の態様における温感拡張装置においては、加振部は、加振領域から最も近い第1の骨に振動を伝導する。
第3の態様における温感拡張装置においては、加振部は、第1の骨に隣接する第2の骨に骨伝導により振動を伝導する。
第4の態様における温感拡張装置は、変温部および加振部を支持する支持部を有する。
第5の態様における温感拡張装置においては、変温部は、変温領域の変温速度の絶対値を0.1℃/sec以上10℃/sec以下の範囲内とする。
第6の態様における温感拡張装置においては、第2制御の開始タイミングは、第1制御の開始タイミング以後のタイミングであり、かつ、第1制御の終了タイミングから3秒経過した後の時刻より前のタイミングである。
第7の態様における温感拡張装置においては、変温部は、変温領域の温度を上昇させる加熱部である。第1制御は、変温領域の温度を上昇させる制御である。
第8の態様における温感拡張装置においては、変温領域における変温前後の接触範囲の圧力変動が、人の弁別閾値未満である。
第9の態様における温感拡張装置においては、加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨と腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられている。
第10の態様における温感拡張装置においては、変温部は、人の上半身の一部と接触する位置に設けられている。加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられている。
第11の態様における温感拡張装置においては、変温部は、人の下半身の一部と接触する位置に設けられている。加振部は、腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つの近傍と接触する位置に設けられている。
100…温感拡張装置
110a、110b…大腿部加熱部
120a、120b…足裏振動部
130a、130b…臀部振動部
170…支持部
180…床
190…制御部

Claims (8)

  1. 人体のある温感領域において人が感じる温度を、その温感領域の現実の温度以上とする温感拡張装置において、
    人体を支持する支持部と、
    人の皮膚表面の変温領域に熱を加えてその変温領域の温度を変化させる変温部と、
    前記変温領域と異なる皮膚表面の領域である加振領域に存在する、前記加振領域から最も近い第1の骨に骨伝導可能な振動を与えて、前記加振領域以外の領域に骨伝導により振動を伝搬させる加振部と、
    前記変温部と前記加振部とを制御する制御部と、
    を有し、
    前記変温部および前記加振部は、人の身体の少なくとも一部または衣類等と接触しており、
    前記制御部は、前記加振部を制御して前記加振領域に振動を与える第2制御を、前記変温部を制御して前記変温領域の温度を変温させる第1制御に連動させる制御部であり、
    人の上半身に前記温感領域を発生させる場合には、前記変温部は、人の上半身の一部と接触する位置に設けられており、前記加振部は、上腕骨と尺骨と肩甲骨との少なくとも一つである前記第1の骨の近傍に接触して、前記第1の骨に前記振動を与えられる位置に設けられており、
    人の下半身に前記温感領域を発生させる場合には、前記変温部は、人の下半身の一部と接触する位置に設けられており、前記加振部は、腸骨と坐骨と膝蓋骨と踵骨との少なくとも一つである前記第1の骨の近傍に接触して、前記第1の骨に前記振動を与えられる位置に設けられており、
    前記温感領域を、前記変温領域及び前記加振領域以外の領域に発生させる
    ことを特徴とする温感拡張装置。
  2. 請求項1に記載の温感拡張装置において、
    前記加振領域は足裏であり、前記変温領域は大腿部の裏側であり、前記温感領域を、下腿部または臀部に発生させる
    ことを特徴とする温感拡張装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の温感拡張装置において、
    前記加振部は正弦波の振動を前記加振領域に与えることを特徴とする温感拡張装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の温感拡張装置において、
    前記加振部はボイスコイル型スピーカーの出力する正弦波の振動を前記加振領域に与えることを特徴とする温感拡張装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の温感拡張装置において、
    前記変温部は、加熱期間と、非加熱期間とを有するパルス状の周期的加熱であり、前記変温領域の変温速度の絶対値を0.1℃/sec以上10℃/sec以下の範囲内とし、
    前記第2制御の開始タイミングは、前記第1制御の開始タイミング以後のタイミングであり、かつ、前記第1制御の終了タイミングから3秒経過した後の時刻より前のタイミングである
    ことを特徴とする温感拡張装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の温感拡張装置において、
    前記加振部は、前記第1の骨に隣接する第2の骨に、前記第1の骨を介する骨伝導により振動を伝導させることを特徴とする温感拡張装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の温感拡張装置において、
    前記変温領域における変温前後の接触範囲の圧力変動が、人の弁別閾値未満であることを特徴とする温感拡張装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の温感拡張装置において、
    前記変温部および前記加振部は、前記支持部により支持されていることを特徴とする温感拡張装置。
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