JP3013001U - プリペイドカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの識別データと印刷文字、図形を多重
印刷することができ、カード表面の印刷領域が有効利用
されるプリペイドカードを提供するものである。 【構成】 赤外線反射材料の基材上に、順次に、コ−ド
化される識別デ−タと、文字又は図形とを、それぞれ赤
外線を吸収する透明インキと赤外線を透過する有色イン
キとを用いて、印刷したことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は表面に、識別デ−タ・図形などが印刷されたプリペイドカ−ドに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、プリペイドカ−ドの発行者や発行番号などの識別デ−タは、カ−ドの基 材表面に、コ−ド（例えば、バ−コ−ド）を用いて印刷する。また、基材表面に は、文字や図形なども印刷されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、カ−ドの識別デ−タと印刷文字，図形はそれぞれ表面に印刷するため の専用の領域を設ける必要があるので、その他の領域、例えば、残高を印刷する ための領域を減少させたり、文字や図形の一部を削除しなければならないという 問題があった。 この考案の目的は、カードの識別データと印刷文字、図形を多重印刷すること ができ、カード表面の印刷領域が有効利用されるプリペイドカードを提供するも のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、赤外線反射材料の基材上に、順次に、コ−ド化される識別デ−タと 、文字又は図形とを、それぞれ赤外線を吸収する透明インキと赤外線を透過する 有色インキとを用いて、印刷したことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案は、識別データと文字及び図形とが重ねて印刷されているため、カード 表面の他の印刷領域が拡大し、全印刷領域が有効利用される。 又は、文字及び図形は赤外線を透過する有色インキ、つまり、可視色を有し、 且つ赤外線を透過する特性を有するインキで印刷されて、目視できる。赤外線を 吸収する透明インキで印刷された識別データは赤外線を用いて読取りするときに 、カードの基材は赤外線反射材料であり、識別データの上層の文字、図形は赤外 線を透過することができるため、識別データは容易に読取りすることができる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の実施例のプリペイドカードの平面図である。プリペイドカード Ｃは、赤外線を反射する紙材１と磁気記録層５とを積層してなるものであり、紙 材１の上部に、バーコードの識別データ２と文字３とを順次に重ねて印刷されて いて、紙材１の他の領域に、残高を印刷するための印刷記録部４が設けられてい る。

【０００７】 紙材１は赤外線を反射する性質を有し、また、文字３は、可視の物体色を有し 、かつ赤外線を透過する特性を有するインキを用いて、印刷する。バ−コードの 識別データ２は赤外線を吸収する特性を有するインキ（例えば、カーボン顔料を 含むインキ）を用いて印刷する。

【０００８】 バ−コード識別データ２を読み取るためのスキャナは赤外線を発し、バ−コー ドに照射すると、スキャナは紙材１から赤外線が反射される部分とバ−コードの 識別データ２で吸収される部分とからの受光量に応じた信号によって識別データ を解読する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、識別データと文字及び図形とが重ねて印刷されているため、カード 表面の他の印刷領域が拡大し、全印刷領域が有効利用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案によるプリペイドカードの平面図
である。

【図２】図は図１のＡ−Ａ線の断面図である。

【符号の説明】

１ 紙材 ２ 識別データ ３ 文字

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１１Ｂ 5/80

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 赤外線反射材料の基材上に、順次に、コ
   −ド化される識別デ−タと、文字又は図形とを、それぞ
   れ赤外線を吸収する透明インキと赤外線を透過する有色
   インキとを用いて、印刷したことを特徴とするプリペイ
   ドカ−ド。