JP3012968B2 - 包装袋用逆止弁 - Google Patents

包装袋用逆止弁

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JP3012968B2 JP7297850A JP29785095A JP3012968B2 JP 3012968 B2 JP3012968 B2 JP 3012968B2 JP 7297850 A JP7297850 A JP 7297850A JP 29785095 A JP29785095 A JP 29785095A JP 3012968 B2 JP3012968 B2 JP 3012968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末コーヒー、米
などの穀物類、その他の良好な保存性が要求される物
品、或は保存中に気体を発生し易い粉末状、顆粒状の各
種物品を包装袋内に収納した際に、包装袋内の余剰気体
のみを外部に放出し得ると共に、外気が包装袋内に侵入
するのを確実に防止し得る逆止弁に関し、就中、濾過体
を使用したこの種の包装袋用逆止弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、濾過体を使用したこの種の包装袋
用逆止弁としては、例えば、本発明の出願人の一人によ
って先に出願され、公告された実公平6−39179号
公報に記載された逆止弁が知られており、その基本構成
と本願発明の基本構成は、一見する限りでは良く似てい
るが、この従来の逆止弁で使用されている濾過用フィル
ムは相当の長さを備えていて、その上端縁は逆止片の逆
止作用部の中間位置付近まで延びており且つ逆止片自体
には、特に外気の逆流入を防止するための積極的手段は
施されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の逆止弁によれば、包装袋内に収容した前記粉末状物
質、顆粒状物の放出を濾過用フィルムにより防止して包
装内の余剰気体のみを外部に放出でき、且つ外気が包装
袋内に逆流入するのを逆止片により可成り防止できるこ
とはできるが、次のような問題があり、その作用、効果
はなお不充分であった。
【0004】即ち、上記の逆止弁の場合は、濾過用フィ
ルムの上端縁が逆止片の逆止作用部の中間位置付近まで
延びているため、該逆止片が長方形状の外側のプラスチ
ックフィルムの内面に密接する面積が狭くて逆止効果が
余り十分でなく、且つ逆止片と上記外側のプラスチック
フィルムの密接効果を十分に保持するための特別の手段
が施されていないため、これらの理由により外気が包装
袋内に侵入するのを完全に防止でき難い問題があり、更
に、濾過用フィルムが相当上方まで延びているため、包
装袋の辺縁にこの逆止弁の下半部を挿入して接着する際
に、包装袋の両面フィルム間に加熱接着する該逆止弁の
両側接着部には必ず濾過用フィルムも介在することにな
り、したがって該接着部が分厚くなるのを避け難く、包
装袋に対する逆止弁の加熱接着が不完全になり易いとい
った問題あった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するために研
究開発されたもので、包装袋内の余剰気体を、収容物で
ある粉末状物質や顆粒状物を全く放出することなく外部
に排出できることは勿論、逆止片による外気侵入効果を
格段に向上でき、且つ包装袋に対する逆止弁の装設を確
実容易に行い得る包装袋用逆止弁を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、長方形状の
プラスチックフィルムの片面に、この長方形状のプラス
チックよりも短寸法であって同巾の、微細孔を備えた濾
過用フィルムを夫々の下側辺縁を合致させて重ね合わせ
ると共に、上記長方形状のプラスチックフィルムよりも
短寸法であって同巾の二枚のプラスチックフィルムの下
側辺縁を上記濾過用フィルムの上側辺縁に若干重ね合わ
せた状態で上記長方形状のプラスチックフィルムの片面
に重ね合わせて各フィルムにより扁平な積層体を形設
し、この積層体の両側辺縁及び下側辺縁を加熱接着する
と共に、上記濾過用フィルムの上側辺縁と上記短寸法の
二枚のプラスチックフィルムの下側辺縁の重ね合わせ部
を加熱接着して、上端に開口部を備えると共に、下方部
の片面に濾過用フィルムから成る濾過面を備え、且つ長
方形状のプラスチックフィルムと、濾過用フィルムと該
濾過用フィルムに加熱接着した二枚のプラスチックフィ
ルムのうちの内側のプラスチックフィルムとの間に気体
放出用流路を形設すると共に、上記短寸法の二枚のプラ
スチックフィルムのうち内側のプラスチックフィルムに
より逆止片を形設し、また、該短寸法の二枚のプラスチ
ックフィルムの間に上記逆止片の作動用ポケット部を形
設し、更に上記長方形状のプラスチックフィルムの上方
内側面か、上記逆止片の内側面のうちの、少なくとも一
方の内側面にシリコンオイル、その他の低粘度の不活性
液体を塗布して、該不活性液体の薄膜により上記両フィ
ルム面の密接性を良好に保ち得るように構成したことを
特徴とする包装袋用逆止弁を提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記のように構成した包
装袋用逆止弁において、短寸法の二枚のプラスチックフ
ィルムのうちの内側のプラスチックフィルムを外側のプ
ラスチックフィルムより短く形成して、この外側のプラ
スチックフィルムの上方部内面に段差面を形設した包装
袋用逆止弁、及び短寸法の二枚のプラスチックフィルム
のうちの内側のプラスチックフィルムを外側のプラスチ
ックフィルムよりも肉薄に形成した包装袋用逆止弁、並
びに包装袋の辺縁内側面に対する逆止弁の加熱接着部を
濾過用フィルムの上端辺の上位置に設定した包装袋用逆
止弁をそれぞれ提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、この実施の形態の包装袋
用逆止弁Vは、加熱接着性のある縦長の長方形状のプラ
スチックフィルム1と、該長方形状のプラスチックフィ
ルム1よりも短寸法であって同巾の、微細孔を備えた加
熱接着性の不織布から成る濾過用フィルム2(加熱接着
性のプラスチック或は紙製不織布の周側辺縁に加熱接着
性のプラスチックを塗布したフィルム等)と、上記長方
形状のプラスチックフィルム1よりも短寸法であって同
巾の二枚の加熱接着性のプラスチックフィルム3,4の
四枚のフィルム積層体及び該積層体の特定個所に塗布さ
れた外気の逆流防止用薄膜5とから構成されている。
【0009】而して、上記の積層体は、長方形状のプラ
スチックフィルム1の片面に、短寸法の濾過用フィルム
2を、それぞれの下側辺縁を合致させた状態で重ねあわ
せると共に、上記短寸法の二枚の加熱接着性のプラスチ
ックフィルム3,4の下側辺縁を上記濾過用フィルム2
の上側辺縁に重ね合わせた状態で上記長方形状のプラス
チックフィルム1の片面に重ね合わて構成されている。
【0010】そして、この積層体は片面の全長が長方形
状のプラスチックフィルム1で構成され、該長方形状の
プラスチックフィルム1の片面の略々下半面に濾過用フ
ィルム2が重ね合わされ、且つ該長方形状のプラスチッ
クフィルム1の片面の略々上半面に短寸法の二枚のプラ
スチックフィルム3,4が重ね合わされた構造となって
おり、この積層体の内側辺縁の重ね合わせ部a,aを全
長にわたって加熱接着すると共に、下側辺縁の重ね合わ
せ部bを全長にわたって加熱接着し、且つ濾過用フィル
ム2の上側辺縁と二枚のプラスチックフィルム3,4の
下側辺縁の重ね合わせ部cを全長にわたって加熱接着し
てあり、このようにして包装袋用逆止弁Vが構成されて
いる。
【0011】したがって、この包装袋用逆止弁Vは、上
端に開口部6を備えると共に、下方部の片面に濾過用フ
ィルム2から成る濾過面7を備え、且つ長方形状のプラ
スチックフィルム1と、該濾過用フィルム2の上端辺に
接着した二枚のプラスチックフィルム3,4のうちの内
側のプラスチックフィルム3との間に、包装袋内の気体
放出用の放出流路8を備えると共に、この二枚の、プラ
スチックフィルム3,4の間に、プラスチックフィルム
3から成る逆止片3aの作動用ポケット部9を備えてい
る。
【0012】また、この包装袋用逆止弁Vは、上記短寸
法の二枚のプラスチックフィルム3,4の内側のプラス
チックフィルム3に、外側のプラスチックフィルム4よ
りも若干肉薄で且つ短いプラスチックフィルムを使用す
ることにより、プラスチックフィルム4の上方部内面に
段差面4aを備えている。
【0013】更に、この包装袋用逆止弁Vの長方形状の
プラスチックフィルム1の上方部内側面と短い内側のプ
ラスチックフィルム3、即ち逆止片3aの内側面との間
には、上記開口部6から適量のシリコンオイル、その他
の低粘度の不活性液体が供給され塗布されていて、二枚
のプラスチックフィルム1及び3の外側から気圧が加わ
った際には両プラスチックフィルム1,3(逆止片3
a)を確実に密接にさせると共に、両プラスチックフィ
ルム1及び3(逆止片3a)の合わせ面間に気圧が加わ
った際には両プラスチックフィルム1,3(逆止片3
a)を確実に離隔させる性質、即ち、密接性と離隔性を
備えたシリコンオイル、その他の低粘度の不活液体から
成る外気の逆流防止用薄膜5が層成されている。
【0014】また、この包装袋用逆止弁Vにおける濾過
用フィルム2の上側辺縁と二枚のフィルム3,4の下側
辺縁との加熱接着部の上部には、濾過用フィルム2の上
端辺から外れた上位置に、包装袋の辺縁内側面に逆止弁
Vを加熱接着する際に、濾過用フィルム2が存在しない
が故に、逆止弁Vを容易確実に包装袋に接着できるよう
にするための所要巾の接着部Sが設定されている。な
お、図1において、符号10は気体の流路を狭めて放出
流量を低減調節するために、開口部5の近傍適所に設け
た加熱接着部である。
【0015】上記のように構成された逆止弁は、例え
ば、これをプラスチックフィルム製のコーヒー粉末包装
袋Pの周縁適所に空気及びコーヒー粉末から発生するガ
ス抜き用の逆止弁として使用するものであって、その先
端開口部6を外部に突出させた状態で、図4及び図5に
示すように、濾過用フィルム2が存在しない位置まで逆
止弁Vを包装袋P内に挿入し、該濾過用フィルム2が存
在しない所要巾の逆止弁Vの加熱接着部Sの位置で包装
袋Pの周縁に逆止弁Vを加熱接着して挿設し、コーヒー
粉末包装袋Sの内外を該逆止弁Vの気体放出流路8のみ
を介して連通させ、コーヒー粉末袋としてのコーヒー粉
末の保存性を向上させるために使用するものであり、以
下に、上記実施の形態の作用効果を図4及び図5に基づ
いて説明する。
【0016】例えば、コーヒー粉末を収納したコーヒー
粉末袋P内には、相当量の空気が入っており、且つコー
ヒー粉末自体からもガスを発生する。そこで、包装袋P
を外部から加圧するか、或いは図示していないが、バキ
ューム装置の吸引ノズルを逆止弁Vの開口部6から気体
放出流路8内に挿通して吸引すると、包装袋P内の気体
は、濾過用フィルム2の濾過面7を経て放出流路8に導
かれ、開口部6から外部に放出される。この時、収納さ
れたコーヒー粉末は濾過面7により阻止されて外部に放
出されるおそれが全くなく、また、長方形状のプラスチ
ックフィルム1の上方部内面及びプラスチックフィルム
3(逆止片3a)の内面に塗布形成されているシリコン
オイル、その他の低粘度の不活性液体から成る薄膜5
は、内圧に対しては優れた離隔性をそなえているので、
気体の放出に少しも悪影響をおよぼすことがなく、且つ
該濾過用フィルム2にはシリコンオイル等の薄膜5を設
けていないので、該濾過用フィルム2の通気性を些かも
阻害しない。
【0017】また、包装袋P内の気体が放出されて包装
袋P内のが減圧状態になるか、或いは外気圧が高まる
と、外気が逆止弁Vの開口部6が放出流路8を経て包装
袋内に逆流しようとするが、この時、プラスチックフィ
ルム4の上部に段差面4aが形成されている関係から、
ポケット部4a内にも同時に外気が確実に流入し、その
流入空気圧を肉薄のプラスチックフィルム3から成る逆
止片3aが敏感に受圧して図5に略示するように、該逆
止片3aは外方に向い拡張膨出して長方形状のプラスチ
ックフィルム1の内面に密着し、放出流路8を密閉する
ので、外気がコーヒー包装袋P内に逆流するおそれがな
い。
【0018】特に、この発明の実施の形態にしたがえ
ば、長方形状のプラスチックフィルム1の上方部内面と
プラスチックフィルム3(逆止片3a)の内面には、シ
リコンオイル、その他の低粘度の不活性流体から成る塗
布拡散された薄膜5が形成されていて、前記したよう
に、両プラスチックフィルム1及び3の外側に相対的に
高い気圧が加わった際には、両フィルム1,3をピッタ
リと密接させる特性を備えているので、上記の外気の逆
流防止効果を一層向上できる利点がある。
【0019】以上、本発明の主要な実施の形態について
詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるも
のではなく、発明の目的を達成でき、且つ発明の要旨を
逸脱しない範囲内で、種々の設計変更が可能であること
は当然であって、例えば、不織布以外の濾過用フィルム
2を使用できることは勿論、この包装袋用逆止弁はコー
ヒー粉末以外の各種の粉末状、及び顆粒状食品、並びに
米、その他の諸種の食品の密封保存用手段及び食品以外
の気体発生物質の密封保存用手段として有効に活用でき
るものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、長方形状のプラスチックフィ
ルムの片面に、この長方形状のプラスチックよりも短寸
法であって同巾の、微細孔を備えた濾過用フィルムを夫
々の下側辺縁を合致させて重ね合わせると共に、上記長
方形状のプラスチックフィルムよりも短寸法であって同
巾の二枚のプラスチックフィルムの下側辺縁を上記濾過
用フィルムの上側辺縁に若干重ね合わせた状態で上記長
方形状のプラスチックフィルムの片面に重ね合わせて各
フィルムにより扁平な積層体を形設し、この積層体の両
側辺縁及び下側辺縁を加熱接着すると共に、上記濾過用
フィルムの上側辺縁と上記短寸法の二枚のプラスチック
フィルムの下側辺縁の重ね合わせ部を加熱接着して、上
端に開口部を備えると共に、下方部の片面に濾過用フィ
ルムから成る濾過面を備え、且つ長方形状のプラスチッ
クフィルムと、濾過用フィルムと該濾過用フィルムに加
熱接着した二枚のプラスチックフィルムのうちの内側の
プラスチックフィルムとの間に気体放出用流路を形設す
ると共に、上記短寸法の二枚のプラスチックフィルムの
うち内側のプラスチックフィルムにより逆止片を形設
し、また、該短寸法の二枚のプラスチックフィルムの間
に上記逆止片の作動用ポケット部を形設し、更に上記長
方形状のプラスチックフィルムの上方内側面か、上記逆
止片の内側面のうちの、少なくとも一方の内側面にシリ
コンオイル、その他の低粘度の不活性液体を塗布して、
該不活性液体の薄膜により上記両フィルム面の密接性を
良好に保ち得るように構成したことを特徴とする包装袋
用逆止弁に係わるものであるから、既述した従来技術
(実公平6−39179号)の効果を含めて、次の優れ
た諸効果を奏する。
【0021】(1) この逆止弁を使用した物品の包装
袋の内外は、濾過用フィルムを介在させた放出流路のみ
を介して連通されているので、包装内容物の大きさより
も小さい濾過孔を備えた濾過用フィルムを使用すること
により、包装袋内の不要な気体のみを外部に排出して、
必要な包装内容物を排出することがない。
【0022】(2) また、濾過用フィルムによる気体
の濾過放出作用は、従来のこの種の逆止弁と違って、相
当に広い面から成る濾過面を介して行なわれるので、包
装袋内の気体の排出時に包装内容物によって全体が目詰
まりすることがなく、吸引器を使用して気体を排出する
場合でも、包装袋を加圧して気体を排出する場合でも、
その排出を支障なく円滑に達成できると共に、濾過用フ
ィルムにはシリコンオイル等の薄膜が設けられていない
ので、濾過用フィルムの通気性に悪影響を及ぼすことが
ない。
【0023】(3) 逆止片を作動するポケット部の存
在により、包装袋内部の減圧状態によって外気が逆止弁
の開口部から放出流路を経て包装袋内に逆流しようとし
ても、ポケット部に流入した外気の流入圧により逆止片
を長方形状のプラスチックフィルム面側に向って鋭敏に
拡張膨出させ、該フィルムに密着させて放出流路の出口
を閉塞するので、外気が包装袋内に侵入するおそれがな
く、外気の侵入による包装内容物への悪影響を確実に防
止できる。
【0024】(4) 長方形状のプラスチックの上方部
内面と短寸法の二枚のプラスチックフィルムのうちの内
側のプラスチックフィルムの内面(逆止片の内面)に
は、シリコンオイル、その他の低粘度の不活性流体から
成る、外圧を受けた際に両フィルムを確実に密接にさせ
る薄膜が形成されているので、両フィルムの外側に相対
的に高い外圧が加わっても、両フィルムはピッタリと密
接し、包装袋への外気の侵入を確実に防止でき、上記
(3)の効果を一層向上できる。
【0025】(5) また、上記のシリコンオイル、そ
の他の低粘度の不活性流体から成る薄膜は、二枚の密接
したプラスチックフィルム面間に加わる内圧に対して
は、優れた離隔性を備えているので、包装袋内の気体の
放出は円滑に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用逆止弁の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】本逆止弁による包装袋内の流体の放出作動説明
図である。
【図5】本逆止弁による外気の逆流入防止作動説明図で
ある。
【図6】本逆止弁を装設した包装袋により物品を収容し
た状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 長方形状のプラスチックフィルム 2 濾過用フィルム 3 短寸法のプラスチックフィルム 3a 逆止片 4 短寸法のプラスチックフィルム 4a 段差面 5 外気の逆流防止用薄膜 6 開口部 7 濾過面 8 気体の放出流路 9 ポケット部 10 加熱接着部 V 包装袋用逆止弁 a,a 両側辺縁の重ね合わせ部 b 下側辺縁の重ね合わせ部 c フィルム2,3,4の重ね合わせ部 S 包装袋に対する逆止弁の加熱接着部 P 包装袋
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−6265(JP,U) 実開 平3−7578(JP,U) 実開 平6−20963(JP,U) 実開 平3−8105(JP,U) 実公 平6−39179(JP,Y2) 実公 平3−14612(JP,Y2) 実公 平6−1191(JP,Y2) 実公 平6−19499(JP,Y2) 実公 昭46−13909(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 15/00 - 15/20 F16K 24/00 - 24/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状のプラスチックフィルムの片面
    に、この長方形状のプラスチックよりも短寸法であって
    同巾の、微細孔を備えた濾過用フィルムを夫々の下側辺
    縁を合致させて重ね合わせると共に、上記長方形状のプ
    ラスチックフィルムよりも短寸法であって同巾の二枚の
    プラスチックフィルムの下側辺縁を上記濾過用フィルム
    の上側辺縁に若干重ね合わせた状態で上記長方形状のプ
    ラスチックフィルムの片面に重ね合わせて各フィルムに
    より扁平な積層体を形設し、この積層体の両側辺縁及び
    下側辺縁を加熱接着すると共に、上記濾過用フィルムの
    上側辺縁と上記短寸法の二枚のプラスチックフィルムの
    下側辺縁の重ね合わせ部を加熱接着して、上端に開口部
    を備えると共に、下方部の片面に濾過用フィルムから成
    る濾過面を備え、且つ長方形状のプラスチックフィルム
    と、濾過用フィルムと該濾過用フィルムに加熱接着した
    二枚のプラスチックフィルムのうちの内側のプラスチッ
    クフィルムとの間に気体放出用流路を形設すると共に、
    上記短寸法の二枚のプラスチックフィルムのうち内側の
    プラスチックフィルムにより逆止片を形設し、また、該
    短寸法の二枚のプラスチックフィルムの間に上記逆止片
    の作動用ポケット部を形設し、更に上記長方形状のプラ
    スチックフィルムの上方内側面か、上記逆止片の内側面
    のうちの、すくなくとも一方の内側面にシリコンオイ
    ル、その他の低粘度の不活性液体を塗布して、該不活性
    液体の薄膜により上記両フィルム面の密接性を良好に保
    ち得るように構成したことを特徴とする包装袋用逆止
    弁。
  2. 【請求項2】 短寸法の二枚のプラスチックフィルムの
    うちの内側のプラスチックフィルムを外側のプラスチッ
    クフィルムより短く形成して、この外側のプラスチック
    フィルムの上方部内面に段差面を形設した請求項1に記
    載の包装袋用逆止弁。
  3. 【請求項3】 短寸法の二枚のプラスチックフィルムの
    うちの内側のプラスチックフィルムを外側のプラスチッ
    クフィルムよりも肉薄に形成した請求項1に記載の包装
    袋用逆止弁。
  4. 【請求項4】 包装袋の辺縁内側面に対する逆止弁の加
    熱接着部を濾過用フィルムの上端辺の上位置に設定した
    請求項1に記載の包装袋用逆止弁。
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