JP3012762U - 抗菌性を有する装飾品 - Google Patents

抗菌性を有する装飾品

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JP3012762U JP1994011249U JP1124994U JP3012762U JP 3012762 U JP3012762 U JP 3012762U JP 1994011249 U JP1994011249 U JP 1994011249U JP 1124994 U JP1124994 U JP 1124994U JP 3012762 U JP3012762 U JP 3012762U
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裕徳 木村
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有限会社福信鍍金工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い抗菌性を長期間にわたって維持し得る抗
菌性有する装飾品を提供する。 【構成】 装飾品たる眼鏡フレームの形状に成形した基
材1上に、無機質の担体たるリン酸カルシウムの一部
に、抗菌性金属イオンたる銀を置換させてなる粉末状抗
菌剤2を均一に混合した複合メッキ層3を形成する。抗
菌性金属イオンは、前記銀のほか銅、亜鉛、錫、ビスマ
ス及びクロムからなる群より選ばれた少なくとも1種を
用いてもよい。前記粉末状抗菌剤はルチル形の酸化チタ
ンを主成分とするものを用いてもよい。 【作用効果】 前記複合メッキ層3を形成した装飾品
は、高い抗菌性を長期間にわたって維持し得るととも
に、メッキ本来の色調及び光沢に悪影響を与えない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面に複合メッキ層を形成した眼鏡フレーム、指輪、時計、ライタ ー、万年筆及びブローチ等の装飾品に係り、特に複合メッキ層に抗菌性をもたし たものに関する。ところで、本明細書において、抗菌性とは、細菌および/また はカビの繁殖をも抑える性質をいうものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種装飾品は、眼鏡フレーム等の装飾品のメッキ処理を施した表面に 、抗菌剤を混入させた塗料を吹付塗装や電着塗装によって塗布したものが一般的 であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例は、抗菌剤が塗料に混入することにより塗料の眼鏡 フレーム等への密着性が低くなるうえ、該塗料は元来、紫外線、汗、磨耗、アル コール等に極端に弱いため、使用開始後3か月程で剥離して抗菌効果が消滅して しまうという問題点があった。
【0004】 また、前述の装飾品は、商品価値の点からもメッキ処理を施した表面の色調が 重視されるが、前記塗料は、完全な透明体ではないので、紫外線、汗、磨耗、ア ルコール等による剥離及び損傷を防止すべく厚く形成すると、メッキ処理を施し た装飾品表面が前記塗料及び抗菌剤で被覆されるので、メッキ本来の色調が変化 して商品価値が低下するという問題点があった。特に、貴金属メッキを施した装 飾品の場合はこの問題点が顕著に現れてしまう。
【0005】 さらに、抗菌剤は塗料よりも比重が大きいため、該抗菌剤を塗料中に均一に分 散させることが困難で、装飾品各部位の抗菌剤の分布にバラツキが出て、不良品 になるものが多いという問題点があった。
【0006】 本考案は、前述の問題点を解消することを課題とし、該課題を解決すべくなさ れたもので、紫外線、汗、磨耗、アルコール等に強い抗菌性を有する装飾品を提 供することを目的とする。
【0007】 また、本考案は、抗菌性を長期間にわたって維持し得るとともに、メッキ本来 の色調や光沢を損なわない抗菌性を有する装飾品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記各目的を達成するために、例えば、眼鏡フレーム等の形状をも つ基材1に、無機質の担体の一部を抗菌性金属イオンで置換させてなる粉末状抗 菌剤2、あるいはルチル形の酸化チタンを主成分とする粉末状抗菌剤を均一に混 合した複合メッキ層3を形成したものである。
【0009】 そして、前記各無機質の担体は、リン酸カルシウムを用いるのが、また抗菌性 金属イオンは、銀、銅、亜鉛、錫、ビスマス及びクロムからなる群より選ばれた 少なくとも1種であることが、それぞれ粉末状抗菌剤2に高い抗菌性をもたせる 観点から好ましい。
【0010】 また、各粉末状抗菌剤の粒径が1μm以下であることが、複合メッキ層3中お よび複合メッキ層3外面部分に露出した状態で均一に分布させる観点と、光沢の 低下をより起こさせない観点から好ましい。特に優れた光沢が要求される場合に は、この粒径は0.1μm以下にすることが望ましい。さらに、各粉末状抗菌剤 は、装飾品の使用環境に拘らず、安定した密着力を持続し剥離させないことによ り抗菌性を長期間に渡って維持するという観点と、メッキ本来の色調への悪影響 をより確実に阻止するという観点とから、複合メッキ層3中に0.05重量%〜 20重量%含有されていることが好ましい。
【0011】
【作用】 本願考案の装飾品は、メッキ処理を施した表面に抗菌剤を混入した塗装皮膜を 有さず、粉末状抗菌剤が複合メッキ層3中及びその表面に均一に分布するので、 抗菌性が高いほか、メッキ本来の色調と光沢を維持し得る。また、該装飾品は、 複合メッキ層3中に粉末状抗菌剤を0.05重量%〜20重量%含有すると、使 用環境に拘らず、複合メッキ層3の基材1に対する密着性がより高くなって剥離 し難いから高い抗菌性をより長期間にわたって維持し、必要な抗菌力を安定して 発揮するとともに、前記粉末状抗菌剤の混入による色調の変化がより起こらない 。またさらに、粉末状抗菌剤の粒径を1μm以下にすると、複合メッキ層3によ り均一に分布するとともに、前記粉末状抗菌剤の混入による複合メッキ層3表面 がより木目細かくなって、光沢の低下をより確実に阻止し得る。
【0012】
【実施例】
以下に、眼鏡フレームに適用した本考案の好適な実施例を添付図面の図1〜図 3に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1は、眼鏡フレームの正面図、 図2は眼鏡フレームの拡大部分縦断面図、図3は眼鏡フレームを作成するための イオンプレーティング装置の概略的な縦断面図である。
【0013】 本実施例に係る装飾品たる眼鏡フレームA1は、金属線材を眼鏡フレームA1 の形状に成形した基材1表面に、無機質の担体たるリン酸カルシウムの一部を、 抗菌性金属イオンたる銀で置換してなる粒径0.3μmの粉末状抗菌剤2を均一 に分布させた状態で約1重量%含んだ約0.5μm厚のTiを主成分とする複合 メッキ層3を形成して構成する。
【0014】 図2に示したように、前記粉末状抗菌剤2は、複合メッキ層3中に均一に分布 され、かつ複合メッキ層3外面に露出した状態で均一に分布している。
【0015】 次に、上記眼鏡フレームA1の製造例について説明する。
【0016】 上記眼鏡フレームA1は、イオンプレーティング法により製造するもので、図 3に示したように、真空処理槽4内に、上部のカソード電極5と下部の蒸発源ボ ード6を、互いに対向するように配置し、カソード電極5に前述の基材1を取り 外し可能に吊持し、前記蒸発源ボード6には、可変式の直流電源7の陽極に接続 した加熱ヒーター8を設け、該直流電源7の出力を加減することによって蒸発源 ボード6を所望の温度に制御できるように構成されたイオンプレーティング装置 を用いる。前記直流電源7の陰極は前記カソード電極5に接続してある。
【0017】 そして、前述の蒸発源ボード6に、90重量%のTi粉末と、10重量%の粉 末状抗菌剤2とを均一に混合して得た混合粉末を載せ、真空処理槽4内に反応ガ スとして窒素とアセチレンガスを流し込みながら蒸発源ボード6を所望の温度に 加熱して、基材1に粒径が0.3μmの粉末状抗菌剤2を均一に分布した状態で 約1重量%含んだ0.5μm厚の複合メッキ層3を形成する。
【0018】 この眼鏡フレームA1と、基材1にTiを用いたイオンプレーティング法によ るメッキを施した後、粉末状抗菌剤2を混入した塗料で電着塗装を施した眼鏡フ レームB1(従来例、図示せず)と、基材1に抗菌剤を使用しないでTiを用い たイオンプレーティング法によるメッキ処理を施した眼鏡フレームC1(図示せ ず)との減菌率及び経時的減菌率の変化を比較するためにキャス試験を行った。 その結果を表1に示す。
【表1】
【0019】 この結果から、眼鏡フレームA1と眼鏡フレームB1とはキャス試験前におい ていずれも減菌率99.9%であるが、該試験24時間後には、眼鏡フレームA 1が該試験前と同じ99.9%であるのに対し、眼鏡フレームB1では52.0 %に低下している。すなわち、眼鏡フレームA1は眼鏡フレームB1に比べて、 長期間高減菌率(抗菌性有無の目安になる)が維持されることが判明した。また 、色調、光沢について肉眼で観察したところ、眼鏡フレームA1は眼鏡フレーム C1と比較して遜色がない一方、眼鏡フレームB1は前記両フレームA1,C1 よりも劣ることが確認された。
【0020】 他の眼鏡フレームA2(図示せず)の製造例を説明する。
【0021】 この製造例は、スパッタリング法によるもので、先ず、3.0μm厚のパラジ ウムメッキ(耐磨耗用)処理を施した洋白線材を眼鏡フレームの形状に成形して 基材(図示せず、図1参照)とする。
【0022】 続いて、スパッタリング装置(図示せず)に、メッキ用金属たるTi粉末90 重量%と、第1実施例の粉末状抗菌剤2と同一組成の粒径0.3μmの粉末状抗 菌剤10重量%を均一に混合した混合粉末から粉末冶金法により作成したスパッ タリングターゲットをセットし、反応ガスとして窒素を流し込みながら、前記基 材に粒径が0.3μmの前記と同様の粉末状抗菌剤を均一に分布した状態で約1 重量%含んだ0.3μm厚の複合メッキ層を施し、眼鏡フレームA2を得る。
【0023】 次に、この眼鏡フレームA2と、基材にTiを用いたスパッタリング法による メッキを施した後、上述の粉末状抗菌剤を混入した塗料で電着塗装を施した眼鏡 フレームB2(従来例、図示せず)と、基材に抗菌剤を使用しないでTiを用い たスパッタリング法によるメッキ処理を施した眼鏡フレームC2(図示せず)と の減菌率及び経時的減菌率の変化を比較するためにキャス試験を行った。その結 果を表2に示す。
【表2】
【0024】 この結果から、眼鏡フレームA2と眼鏡フレームB2とはキャス試験前におい ていずれも減菌率99.9%であるが、該試験24時間後には、眼鏡フレームA 2が該試験前と同じ99.9%であるのに対し、眼鏡フレームB2では52.0 %に低下している。すなわち、眼鏡フレームA2は眼鏡フレームB2に比べて、 長期間高減菌率(抗菌性有無の目安になる)が維持されることが判明した。また 、色調、光沢について肉眼で観察したところ、眼鏡フレームA2は眼鏡フレーム C2と比較して遜色がない一方、眼鏡フレームB2は前記両フレームA2,C2 よりも劣ることが確認された。
【0025】 その他の眼鏡フレームA3(図示せず)の製造例を説明する。
【0026】 この製造例は、先ず、0.45dm2 のTi線材を眼鏡フレームの形状に成形 して基材(図示せず)とする。
【0027】 次に、Au−Pd−Cuを主成分とするメッキ液中に、メッキ液に対して無機 質の担体たるリン酸カルシウムの一部を、抗菌性金属イオンたる銀で置換させて なる粒径0.1μmの粉末状抗菌剤を約20g/lの割合で添加し、前記基材を メッキ液中にセットし、該メッキ液に、攪拌と超音波照射を併用しながら、電流 密度0.5A/dm2 で3分間通電し、該基材に粒径が0.1μmの粉末状抗菌 剤を均一に分布した状態で約4重量%含んだ0.5μm厚のAu−Pd−Cu合 金の複合メッキ層を形成して眼鏡フレームA3を得た。
【0028】 続いて、上記眼鏡フレームA3と、基材にAu−Pd−Cuを主成分とするメ ッキ液による湿式メッキ処理を施した後、上述の粉末状抗菌剤を混入した塗料で 電着塗装を施した眼鏡フレームB3(従来例、図示せず)と、基材に抗菌剤を使 用せずにAu−Pd−Cuを主成分とするメッキ液による湿式メッキ処理を施し た眼鏡フレームC3(図示せず)との減菌率及び経時的減菌率を比較するために 減菌試験を行った。この減菌試験は、眼鏡フレームを人工汗溶液に24時間浸漬 後に行った。なお、このように眼鏡フレームを人工汗溶液に24時間浸漬すると 、実際の使用において1年経過後とほぼ同じ状態になる。また、減菌率はシェイ クフラスコ法で測定した。テスト結果を表3に示す。
【表3】
【0029】 この結果から、眼鏡フレームA3と眼鏡フレームB3とは試験前においていず れも減菌率99.9%であるが、24時間浸漬後の試験後では、眼鏡フレームA 3が99.0%であるのに対し、眼鏡フレームB3では18.0%と急激に低下 しており、眼鏡フレームA3は眼鏡フレームB3に比べて、長期間にわたって減 菌率が高く維持されることが判明した。また、色調、光沢について肉眼で観察し たところ、眼鏡フレームA3は眼鏡フレームC3と比較して遜色がない一方、眼 鏡フレームB3は前記両フレームA3,C3よりも劣ることが確認された。
【0030】 以下に、本考案を指輪に適用した場合の実施例をその製造方法とともに図4及 び図5に基づいて説明する。
【0031】 先ず、図4に示す指輪の形状に成形した真鍮リング(図示せず)を基材11と する。
【0032】 次に、前記基材11を、Au−Niが1.0重量%添加されたメッキ液中に、 無機質の担体たるリン酸カルシウムの一部を、抗菌性金属イオンたる銀で置換し てなる粒径0.05μmの粉末状抗菌剤12(図5参照)を10g/lの割合で 添加する。
【0033】 続いて、該メッキ液に対して、攪拌と超音波照射を併用しながら電流密度1A /dm2 で5分間通電し、図5に示すように、基材に粒径が0.05μmの粉末 状抗菌剤を均一に分布した状態で約3重量%含んだ0.5μm厚のAu−Ni合 金の貴金属メッキ層たる複合メッキ層13を形成した指輪A4を得る。
【0034】 そして、上記指輪A4と、基材11にAu−Niのメッキ液による湿式メッキ 処理を施した後、上述の粉末状抗菌剤を混入した塗料で電着塗装を施した指輪B 4(従来例、図示せず)と、基材11に抗菌剤を使用せずにAu−Niのメッキ 液による湿式メッキ処理を施した指輪C4(図示せず)との減菌率及び経時的減 菌率を比較するために減菌試験を行った。この減菌試験は、指輪A4,B4,C 4を人工汗溶液に24時間浸漬後に行うものである。このように各指輪を人工汗 溶液に24時間浸漬すると、それぞれ実際の使用において1年経過後とほぼ同じ 状態になる。また、減菌力はシェイクフラスコ法で測定した。その結果を表4に 示す。
【表4】
【0035】 この結果で、指輪A4と指輪B4とは試験前においていずれも減菌率99.9 %であるが、24時間浸漬後の試験後では、指輪A4が99.0%であるのに対 し、指輪B4では13.0%と急激に低下しており、指輪A4は指輪B4に比べ て、経時的減菌率が高いこと、すなわち、高い抗菌性を長期間にわたって維持で きることが判明した。また、色調、光沢について肉眼で観察したところ、指輪A 4は指輪C4と比較して遜色がない一方、指輪B4は前記両指輪A4,C4より も劣ることが確認された。
【0036】 また、上記指輪A4,B4を用いて、Niアレルギーを持つ5人を対象として パッチテストを行ったところ表5のような結果が得られた。
【表5】
【0037】 この結果から、指輪A4は、指輪B4に比べてNiアレルギーを起こしにくい ということが判明した。この理由は、指輪A4の複合メッキ層13外面に粉末状 抗菌剤12の粒子が均一に分布しメッキ中のNiが皮膚に直接触れる面積を少な くしているためと考えられる。このように、この実施例は、Niアレルギーを防 止するという他の利点がある。
【0038】 前記各実施例の変形例としては、それぞれで用いる粉末状抗菌剤が、ルチル形 の酸化チタンを主成分とするものがある。そして、該粉末状抗菌剤は、前記各実 施例と同様に、その粒径が1μm以下であり、かつ複合メッキ層中に0.05重 量%〜20重量%含有すると好適である。このルチル形の酸化チタンを主成分と した粉末状抗菌剤は、粒径を小さく形成することが容易である。
【0039】 なお、本考案は前記実施例および製造例になんら限定されるものではなく、例 えば、無機質の担体は、抗菌性金属イオンで置換し得る物質であればリン酸カル シウムでなくてもよく、また、抗菌性金属イオンは、銀のほか銅、亜鉛、錫、ビ スマス及びクロムからなる群より選ばれた少なくとも1種を用いてもよい。上述 の実施例のように銀を用いた場合には、硬度が高いので通常のメッキ層と比べて 数分の1の厚みで十分な耐磨耗性を有するから、特に、メッキ材料として貴金属 を使用する場合に経済性に優れて有効であるという利点がある。
【0040】
【考案の効果】
以上のように本考案は、均一に分布した粉末状抗菌剤を含む複合メッキ層を有 するので、抗菌性と密着性を兼ね備えるとともに、紫外線、汗、磨耗、アルコー ル等に強く、また、メッキ本来の色調や光沢に悪影響を与えないとともに、高い 抗菌性を長期間にわたって維持し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼鏡フレームの正面図。
【図2】眼鏡フレームの拡大部分縦断面図。
【図3】イオンプレーティング装置の概略的な縦断面
図。
【図4】指輪状の基材の斜視図。
【図5】指輪の拡大部分縦断面図。
【符号の説明】
1,11 基材 2,12 粉末状抗菌剤 3,13 複合メッキ層

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、無機
    質の担体の一部を抗菌性金属イオンで置換してなる粉末
    状抗菌剤を均一に混合した複合メッキ層を形成した抗菌
    性を有する装飾品。
  2. 【請求項2】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、リン
    酸カルシウムの一部を抗菌性金属イオンで置換してなる
    粉末状抗菌剤を均一に混合した複合メッキ層を形成した
    抗菌性を有する装飾品。
  3. 【請求項3】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、無機
    質の担体の一部を、銀、銅、亜鉛、錫、ビスマス及びク
    ロムからなる群より選ばれた少なくとも1種の抗菌性金
    属イオンで置換してなる粉末状抗菌剤を均一に混合した
    複合メッキ層を形成した抗菌性を有する装飾品。
  4. 【請求項4】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、リン
    酸カルシウムの一部を、銀、銅、亜鉛、錫、ビスマス及
    びクロムからなる群より選ばれた少なくとも1種の抗菌
    性金属イオンで置換してなる粉末状抗菌剤を均一に混合
    した複合メッキ層を形成した抗菌性を有する装飾品。
  5. 【請求項5】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、無機
    質の担体の一部を抗菌性金属イオンで置換してなる粉末
    状抗菌剤を均一に混合した貴金属を主成分とする複合メ
    ッキ層を形成した抗菌性を有する装飾品。
  6. 【請求項6】 基材に、イオンプレーティング法あるい
    はスパッタリング法あるいは湿式メッキ法により、ルチ
    ル形の酸化チタンを主成分とする粉末状抗菌剤を均一に
    混合した複合メッキ層を形成した抗菌性を有する装飾
    品。
  7. 【請求項7】 粉末状抗菌剤が、その粒径が1μm以下
    であり、かつ複合メッキ層中に0.05重量%〜20重
    量%含有されている前記請求項1〜6のいずれか1項に
    記載された抗菌性を有する装飾品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3534072B2 (ja) 1995-05-26 2004-06-07 東陶機器株式会社 浴室用部材
JP2008524440A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 エージーシー フラット グラス ユーロップ エスエー 抗微生物性を持つ基板
JP2009541189A (ja) * 2006-06-21 2009-11-26 エージーシー フラット グラス ユーロップ エスエー 抗菌性を持つ基板

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