JP3012486B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

Info

Publication number
JP3012486B2
JP3012486B2 JP7154671A JP15467195A JP3012486B2 JP 3012486 B2 JP3012486 B2 JP 3012486B2 JP 7154671 A JP7154671 A JP 7154671A JP 15467195 A JP15467195 A JP 15467195A JP 3012486 B2 JP3012486 B2 JP 3012486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverted
shaped portion
circuit breaker
wiring
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7154671A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH097489A (ja
Inventor
透 黒野
正一 斉田
秀晃 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Corp filed Critical Nitto Kogyo Corp
Priority to JP7154671A priority Critical patent/JP3012486B2/ja
Publication of JPH097489A publication Critical patent/JPH097489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3012486B2 publication Critical patent/JP3012486B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイメタルを利用した
過電流引き外し部を持つ配線用遮断器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】バイメタルを利用した過電流引き外し部
を持つ従来の配線用遮断器としては、図4に示すような
構造のものが知られている。これは、基部がケース50に
固定された電線接続用端子金具51の先端を上方に傾斜さ
せ、この傾斜部52の上端にバイメタル53の上端を溶接に
より固定するとともに、ケース50に埋設したナット54に
螺合させた調整ねじ55の先端を、電線接続用端子金具51
の傾斜部52に当接させたものである。
【0003】この構造のものは、調整ねじ55を締付ける
と電線接続用端子金具51の傾斜部52が押されて撓み、バ
イメタル53の下端をBの方向へ移動させることにより、
過電流引き外し特性の調整ができるようになっている。
ところが、この構造はナット54、調整ねじ55の位置がケ
ース50により決定されているため、ケース50を構成する
フェノール樹脂等の熱収縮により調整ねじ55と電線接続
用端子金具51との相対位置が変化し、バイメタル53の位
置が変動してしまうという問題があった。このため、温
度変化によって過電流引き外し特性が変化するおそれが
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、ケースを構成するフェノール樹脂等
の熱膨脹や熱収縮によってバイメタルの位置が変動する
ことのない配線用遮断器を提供するためになされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の配線用遮断器は、基部がケースに
固定された電線接続用端子金具の先端を逆U字状に曲げ
るとともに、この逆U字状部の上辺から垂直上方に形成
された切り起こし部に、逆U字状部の先端側の壁面と平
行としたバイメタルの上端を溶接により固定し、この逆
U字状部の2枚の壁面間に調整ねじを設けたことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】本発明の配線用遮断器は、電線接続用端子金具
の先端の逆U字状部の上端に垂直上方に形成された切り
起こし部に逆U字状部の先端側の壁面と平行なバイメタ
ルの上端を溶接により固定するとともに、逆U字状部に
調整ねじを設けたので、従来のようにケースの熱膨脹や
熱収縮によってバイメタルの位置が変動することがな
い。従って過電流引き外し特性を安定させることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は第1の実施例の配線用遮断器の全
体を示す断面図、図2はその要部の断面図である。これ
らの図中、1はフェノール樹脂等よりなるケース、2は
基部3がケース1に固定された金属製の電線接続用端子
金具である。
【0008】この電線接続用端子金具2はL字状に屈曲
され、更にその先端は逆U字状に折り曲げられて逆U字
状部4を形成している。図示のように、この逆U字状部
4の上辺から垂直上方に切り起こし部5が形成されてお
り、この切り起こし部5にバイメタル6の上端が溶接さ
れている。図示のように、バイメタル6は逆U字状部4
の先端側の壁面9と平行となっている。またこの逆U字
状部4の2枚の壁面間には、調整ねじ7が設けられてい
る。第1の実施例では、調整ねじ7が逆U字状部4の基
部3に近い側の壁面8に螺合され、調整ねじ7を締め付
けたときその先端で逆U字状部4の先端側の壁面9を押
圧する構造となっている。
【0009】このため、調整ねじ7を締め付ければ調整
ねじ7の先端が逆U字状部4の先端側の壁面9を押圧
し、これとともに切り起こし部5も撓むので、バイメタ
ル6の下端はCの方向に移動することとなる。この調整
ねじ7は逆U字状部4の壁面8、9の間隔を直接調整す
る機能を有するものであるから、従来のようにケース1
の熱膨脹や熱収縮の影響を受けることがなく、安定した
過電流引き外し特性を得ることができる。
【0010】図3は第2の実施例を示すものである。こ
の実施例では、調整ねじ7が逆U字状部4の基部3に近
い側の壁面8を貫通してその先端が逆U字状部4の先端
側の壁面9に螺合されている。このため、調整ねじ7を
締め付けたとき逆U字状部4の先端側の壁面9は引き寄
せられ、これとともに切り起こし部5も撓むので、バイ
メタル6の下端はBの方向に移動することとなる。この
第2の実施例の場合にも、調整ねじ7は逆U字状部4の
壁面8、9の間隔を直接調整する機能を有するものであ
るから、従来のようにケース1の熱膨脹や熱収縮の影響
を受けることがない。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の配線用
遮断器は逆U字状部の2枚の壁面間に調整ねじを設けた
ことにより、ケースを構成するフェノール樹脂等の熱膨
脹や熱収縮によってバイメタルの位置が変動することを
防止し、過電流引き外し特性を安定させることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の配線用遮断器の全体を示す断面
図である。
【図2】第1の実施例の配線用遮断器の要部の断面図で
ある。
【図3】第2の実施例の配線用遮断器の要部の断面図で
ある。
【図4】従来の配線用遮断器の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 金属製の電線接続用端子金具 3 基部 4 逆U字状部 5 切り起こし部 6 バイメタル 7 調整ねじ 8 逆U字状部の基部に近い側の壁面 9 逆U字状部の先端側の壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−61329(JP,A) 特開 昭55−81433(JP,A) 実開 昭63−186045(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/24 H01H 71/74 H01H 73/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部がケースに固定された電線接続用端
    子金具の先端を逆U字状に曲げるとともに、この逆U字
    状部の上辺から垂直上方に形成された切り起こし部に、
    逆U字状部の先端側の壁面と平行としたバイメタルの上
    端を溶接により固定し、この逆U字状部の2枚の壁面間
    に調整ねじを設けたことを特徴とする配線用遮断器。
  2. 【請求項2】 調整ねじが逆U字状部の基部に近い側の
    壁面に螺合され、締め付けたときその先端で逆U字状部
    の先端側の壁面を押圧する構造とした請求項1に記載の
    配線用遮断器。
  3. 【請求項3】 調整ねじが逆U字状部の基部に近い側の
    壁面を貫通してその先端が逆U字状部の先端側の壁面に
    螺合され、締め付けたとき逆U字状部の先端側の壁面を
    引き寄せる構造とした請求項1に記載の配線用遮断器。
JP7154671A 1995-06-21 1995-06-21 配線用遮断器 Expired - Fee Related JP3012486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7154671A JP3012486B2 (ja) 1995-06-21 1995-06-21 配線用遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7154671A JP3012486B2 (ja) 1995-06-21 1995-06-21 配線用遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH097489A JPH097489A (ja) 1997-01-10
JP3012486B2 true JP3012486B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=15589364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7154671A Expired - Fee Related JP3012486B2 (ja) 1995-06-21 1995-06-21 配線用遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3012486B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103719037A (zh) * 2013-12-20 2014-04-16 铜陵桂生生态养殖有限公司 一种蝎子养殖中气温突降的调节方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3875658B2 (ja) * 2003-07-18 2007-01-31 泰 春田 ステレオ写真撮影装置
JP2009277524A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Kawamura Electric Inc 過電流引外し調整機構
JP2009283379A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Kawamura Electric Inc 過電流引外し調整機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103719037A (zh) * 2013-12-20 2014-04-16 铜陵桂生生态养殖有限公司 一种蝎子养殖中气温突降的调节方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH097489A (ja) 1997-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5486653A (en) Crimp-style terminal
JPS6032293B2 (ja) 消弧装置
US6756876B2 (en) Circuit interrupter and method
US4059335A (en) Electric connector
JP3012486B2 (ja) 配線用遮断器
JP2599797B2 (ja) 密封三相保護装置
US4389630A (en) Snap action thermally responsive switch
JP3322808B2 (ja) ヒューズ及びその取付方法
US4695814A (en) Circuit breaker
US6215080B1 (en) Switch device with AC inlet and AC switch
US4914414A (en) Thermally responsive switch
US4675640A (en) Line terminal assembly for a circuit breaker
US4827096A (en) Universal switch with integral contact tabs
JPH08335432A (ja) 配線用遮断器
JPH04174989A (ja) 雄端子の製造方法
GB2228829A (en) Circuit breaker
JPS5911398Y2 (ja) 熱動装置
JP2539617B2 (ja) 熱過電流動作形しや断器
JPS6350764Y2 (ja)
CN216849824U (zh) 热磁脱扣器和塑壳断路器
JPH089878Y2 (ja) バイメタル支持装置
JP3298389B2 (ja) 熱形過負荷継電器
JP3518101B2 (ja) 回路遮断器
JP3230197B2 (ja) 回路遮断器
EP0291835A2 (en) Temperature responsive device and circuit breaker

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991130

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees