JP3012279B2 - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

Info

Publication number
JP3012279B2
JP3012279B2 JP2111737A JP11173790A JP3012279B2 JP 3012279 B2 JP3012279 B2 JP 3012279B2 JP 2111737 A JP2111737 A JP 2111737A JP 11173790 A JP11173790 A JP 11173790A JP 3012279 B2 JP3012279 B2 JP 3012279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
cooling water
pump chamber
hole
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2111737A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0412746A (ja
Inventor
貫司 松谷
正俊 福田
Original Assignee
株式会社松谷製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社松谷製作所 filed Critical 株式会社松谷製作所
Priority to JP2111737A priority Critical patent/JP3012279B2/ja
Priority to US07/691,398 priority patent/US5069620A/en
Priority to DE69107329T priority patent/DE69107329T2/de
Priority to EP91303862A priority patent/EP0455452B1/en
Publication of JPH0412746A publication Critical patent/JPH0412746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3012279B2 publication Critical patent/JP3012279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/02Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
    • A61C1/05Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive
    • A61C1/052Ducts for supplying driving or cooling fluid, e.g. air, water
    • A61C1/055Ducts for supplying driving or cooling fluid, e.g. air, water through the working tool, e.g. hollow burr
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、歯科用バーによって歯またはクラウン等
を切削するに際し、その歯科用バーが取り付けられる歯
科用ハンドピースに関するものである。
[従来の技術] 本出願人は多くの歯科用ハンドピースを開発してお
り、その一つが特開平1−99550号公報に開示されてい
る。第6図はこの歯科用ハンドピースの縦断面図であ
る。
この歯科用ハンドピースでは、本体ヘッド部50の内部
に形成された収納部51に保持体52が回転自在に設けられ
た構造をなしている。保持体52は回転体53とこの回転体
53に保持されたコレットチャック54とから構成されてい
る。回転体53は本体ヘッド部50の収納部51に固定された
軸受け55,56によって回転自在に支持され、回転体53の
外周面に設けた羽根57に空気供給孔58から噴き出される
圧縮空気を吹き付けることによって、回転体53は回転駆
動されるようになっている。又、この回転体53の中央部
には中心線に沿って延びる貫通孔59が形成されており、
この貫通孔59の奥部にコレットチャック54が収納されて
いる。コレットチャック54はその先端部に中心線に沿っ
て延びる取付孔60を有しており、この取付孔60に歯科用
バーAのシャンク部Bが挿入され、歯科用バーAは保持
される。尚、コレットチャック54の先端部は径方向に拡
縮可能なように、軸線方向に沿って延びる複数のスリッ
ト61によって周方向に複数に分割されている。又、コレ
ットチャック54はその後端部に上記取付孔60に連なる流
入孔62を有している。流入孔62の内面には突条63が螺旋
状に設けられている。この突条63は保持体52の回転方向
と同方向へ進むにしたがって上記取付孔60から離反する
方向に延びている。又、上記本体ヘッド部50に螺合する
本体キャップ部64の内面の中心部には、先端が上記流入
孔62に挿入された突起65が設けられている。この突起65
の先端面に、本体キャップ部64及び本体アーム部66の内
部に形成された冷却水用通路67の一端が開口している。
尚、本体キャップ部64に設けられた押しボタン68は歯
科用バーAをコレットチャック54に対して着脱する際に
使用するものであり、押しボタン68を下方へ押し込むと
コレットチャック54が下方に押動され、その結果、コレ
ットチャック54の先端部が拡開して、コレットチャック
54の取付孔60に対して歯科用バーAのシャンク部Bが挿
脱可能となるようになっている。
上記歯科用ハンドピースにおいては、保持体53を回転
駆動して歯科用バーAを回転させ刃部Cで患者の切削を
行うが、これと同時に、冷却水が歯科用バーAの先端か
ら噴出され、切削部を冷却するようになっている。即
ち、冷却水は本体キャップ部64の突起65から放出され、
コレットチャック54の流入孔62を介して歯科用バーAの
冷却水用孔Dに流入し、歯科用バーAの先端面の開口か
ら切削部に噴出される。
ところで、上記冷却水が流入孔62から溢流して軸受け
に55入り込むと軸受け55が錆付き、ひいては保持体52の
回転が阻害される虞れがある。これを防止するために
は、冷却水用通路67と流入孔62とを完全なシール状態で
接続するのが望ましいが、コレットチャック54は30万回
転(r.p.m)程度の高速で回転するため、これを実現さ
せるのは極めて困難である。そこで、この歯科用ハンド
ピースでは、軸受け55にシール部材69を設けて冷却水の
侵入を防止している。しかしながら、この場合も軸受け
55が高速回転するので、完全なシール状態にすることは
できない。そこで、この歯科用ハンドピースでは更に別
のシール構造を併設することによってシールの完全を期
している。この別のシール構造はコレットチャック54の
流入孔62の内面に設けた前記突条63から構成されてい
る。即ち、コレットチャック54が回転すると螺旋状の突
条63がポンプ作用をなし、流入孔62に流入した冷却水を
積極的に取付孔60内へ送り込むというものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述シール構造では予想していたシー
ル性能が得られなかった。
突条63はコレットチャック54と同一の回転速度で回転
する。その回転速度は、前述したように、300000rpm程
度である。このような高速度で回転すると、突条63は流
入孔62内の冷却水を単に掻き混ぜるだけになってしまう
ためか、ほとんどポンプ作用をなさない。このため、冷
却水が流入孔62から溢流して軸受55に侵入する虞れが生
じた。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、シール性に優れ
た歯科用ハンドピースを提供しようとするところにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、 本体の内部に、回転駆動される保持体がその回転軸線
方向の先端部を本体の先端開口部側に位置させて回転自
在に設けられ、この保持体に、本体の上記先端開口部か
ら差し込まれた歯科用バーのシャンク部が挿入される取
付孔が、その中心線を保持体の回転軸線と一致させて形
成されてなる歯科用ハンドピースにおいて、 上記保持体にはその回転軸線方向の後端部に、内部径
が上記取付孔に連なる入口径よりも大きいポンプ室が設
けられ、上記本体の上記保持体の後端部と対向する部位
には、中心線を保持体の回転軸線とほぼ一致させて保持
体に接近する方向へ延び、先端部が上記ポンプ室内に挿
入されたノズル部が設けられ、ポンプ室に挿入された上
記ノズル部の外周には保持体の回転方向と同方向へ進む
にしたがって上記取付孔に接近するように延びる螺旋状
の突条が設けられ、この突条の少なくとも一部の外径が
上記ポンプ室の入口径よりも大きく、又、本体の内部に
は、一端が上記ポンプ室における上記ノズル部で開口し
他端が冷却水供給源に接続される冷却水用通路が形成さ
れていることを特徴とする歯科用ハンドピースにある。
[作用] 保持体が回転すると、ポンプ室を画成する保持体内壁
とポンプ室に流入した冷却水との間に生ずる摩擦によっ
て、この冷却水が保持体の回転方向と同方向に回転せし
められる。一方、螺旋状の突条は本体のノズル部に設け
られているので回転しない。したがって、ポンプ室内の
冷却水と突条とは相対回転する。この場合、冷却水は、
保持体の内壁との摩擦によって回転せしめられるもので
あるから、冷却水の回転速度は保持体の回転速度に比べ
れば大幅に低速である。つまり、突条が冷却水に対し保
持体の回転速度より大幅に遅い回転速度で相対回転す
る。したがって、突条はポンプ作用をなすことができ、
冷却水を取付孔へ送り込む。よって、冷却水がポンプ室
から溢流するのを抑制ないしは阻止することができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を第1図から第5図までの図
面に基づいて説明する。
第1図はこの発明に係る第1実施例の歯科用ハンドピ
ースの一部を省略して示す縦断面図である。図中符号1
は装置本体であり、装置本体1は本体アーム部2と本体
ヘッド部3と本体キャップ部4とを備えている。本体ア
ーム部2は術者によって把持される部分で棒状をなして
おり、本体アーム部2の先端に本体ヘッド部3が一体的
に設けられている。この本体ヘッド部3には下面から上
面まで貫通する収納孔5が形成されている。この収納孔
5の上端部に上記本体キャップ部4が螺合固定されてい
る。本体キャップ部4には上端が閉塞し下端が開口する
凹部6が形成されている。
上記本体ヘッド部3の収納孔5の下端部にはボールベ
アリングからなる軸受け7が固定され、本体キャップ部
4の凹部6の下端部にはボウルベアリングからなる軸受
け8が固定されている。これら二つの軸受け7,8の軸線
は一致している。そして、これら二つの軸受け7,8に挟
まれて収納孔5の下端部に下部空間9が形成され、軸受
け8と本体キャップ部4に囲まれて凹部6の上端部に上
部空間10が形成されている。
又、上記軸受け7,8によって保持体11が回転自在に支
持されている。保持体11は略円筒状をなす回転体12を備
えている。回転体12の内部には、中心線を保持体11の回
転軸線と一致させて下端面から上方に向かって延びる取
付孔13が形成されている。この取付孔13は下端側の大径
孔部14と上端側の小径孔部15とから構成されている。大
径孔部14には、弾性材からなる把持部材16が挿入固定さ
れている。この把持部材16は筒状をなし、その内径は小
径孔部15の内径よりも若干小径に形成されている。そし
て、小径孔部15とほぼ同径にされた歯科用バーAのシャ
ンク部Bが、小径孔部15に嵌合することによって位置決
めされるとともに、把持部材16によって把持固定されて
いる。
尚、歯科用バーAは、その先端部に砥粒層からなる刃
部Cが形成されるともに、その内部に後端面から先端面
まで延びる冷却水用孔Dが形成されている。そして、後
述するように、この冷却水用孔Dから冷却水が噴出する
ようになっている。
又、回転体12の上端部は上部空間10内に突出してお
り、この上端部には上端面から下方に向かって延び漸次
縮径するテーパ孔17が形成されている。テーパ孔17はス
トレート孔18を介して上記小径孔部15に連なっている。
更に、保持体11は、上記回転体12の上端部に固定され
た略円筒状のキャップ19を備えている。そして、このキ
ャップ19の内壁とテーパ孔17の内面とに画成されてポン
プ室20が形成されている。
又、前記下部空間9内に位置する上記回転体12の中間
部外周面には多数の羽根21が設けられている。この羽根
21に高圧空気を吹き付けて保持体11を回転駆動するため
に、本体アーム部2及び本体ヘッド部3の内部には、一
端が高圧空気供給源(図示せず)に接続され、他端が下
部空間9を区画する収納孔5の内周面に開口する高圧空
気供給通路22が形成されている。又、この高圧空気供給
通路22から下部空間9に供給された高圧空気を外部へ排
出するために、本体アーム部2及び本体ヘッド部3の内
部には排出通路23が形成されている。
又、本体キャップ部4の天井部の中央には、その中心
線を保持体11の回転軸線と一致させて保持体11に接近す
る方向へ延びるノズル部24が設けられている。ノズル部
24の先端部は保持体11のキャップ19に設けられた孔19a
を貫通してポンプ室20内に位置している。上記孔19aの
内径はノズル部24の外径よりも若干大きくされており、
孔19aの内周面とノズル部24の外周面との間に若干の隙
間が形成されるようになっている。又、上記孔19aの内
径はポンプ室20の内径に比べると充分に小さくされてい
る。ポンプ室20内に位置するノズル部24には、その外側
にスクリュウ部材25が取り付けられている。スクリュウ
部材25は、内部にノズル部24が挿入固定される円筒部26
と、円筒部26の外周面に設けられた螺旋状の突条27から
構成されている。突条27は、第2図に示すように保持体
11の回転方向と同方向へ進むにしたがって回転体12の取
付孔13に接近するように形成されており、又、保持体11
の回転方向と同方向へ進むにしたがって円筒部26の外周
面からの突出寸法が小さくなるようにされている。更
に、ポンプ室20を画成するテーパ孔17の内面及びキャッ
プ19の内壁と、上記突条27との間には僅かな隙間が形成
されている。
一方、装置本体1には冷却水用通路28が形成されてい
る。冷却水用通路28は、本体アーム部2及び本体ヘッド
部3に形成された通路29と、本体キャップ部4に形成さ
れた通路30とからなり、通路29が冷却水供給源(図示せ
ず)に接続され、通路30がノズル部24を通りスクリュウ
部材25の先端面に開口している。そして、冷却水供給源
から供給された冷却水が通路30の開口部からストレート
孔18に流入し、歯科用バーAの冷却水用孔Dを通ってそ
の先端開口部から噴出するようになっている。
又、装置本体1には上部空間10と排出通路23とを結ぶ
連通路31が形成されている。連通路31は、本体アーム部
2及び本体ヘッド部3に形成された通路32と、本体キャ
ップ部4に形成された通路33とからなっている。
更に、軸受け8の上部空間10に臨む部分にリング状を
なすシール部材34が設けられている。このシール部材34
の内周部は軸受け8の内輪8aに固定されている。一方、
シール部材34の外周部は、鋼球8cを越えて外輪8bまで延
びており、外輪8bをそれから若干離間した状態で覆って
いる。
尚、図中符号35,36は補助的に用いられる冷却水用通
路と圧縮空気用通路である。
上述構成の歯科用ハンドピースを用いて歯又はクラウ
ン等を切削する場合には、保持体11の取付孔13に歯科用
バーAを取り付ける。次に、高圧空気供給源から下部空
間9内に高圧空気を供給して保持体11を回転させる。こ
の後、冷却水供給源から冷却水を供給する。冷却水は冷
却水用通路28を通ってスクリュウ部材25の先端から放出
され、ストレート孔18を介して歯科用バーAの冷却水用
孔Dに流入し、歯科用バーAの先端開口部から噴出され
る。
このように、スクリュウ部材25から放出された冷却水
は、その大部分が歯科用バーAの冷却水用孔Dに流入す
ることになるが、残る一部がポンプ室20内に流れ込み、
このポンプ室20内を上昇してキャップ19の孔19aから上
部空間10内に隘流しようとする。しかしながら、この歯
科用ハンドピースの場合にはスクリュウ部材25の突条27
がポンプ作用をなし、上記隘流を抑制ないし阻止する。
詳述すると、保持体11が回転すると、ポンプ室20を画成
するテーパ孔17の内面及びキャップ19の内壁と、ポンプ
室20内に流入した冷却水との間に生ずる摩擦によって、
ポンプ室20内に侵入した冷却水が保持体11の回転方向と
同方向に高速回転をする。一方、スクリュウ部材25は本
体キャップ部4のノズル部24に固定されているので回転
不能である。この固定系のスクリュウ部材25の突条27は
保持体11の回転方向と同方向に進むにしたがって取付孔
13に接近するように形成されているので、冷却水がスク
リュウ部材25の周りを回転すると、冷却水は突条27によ
って取付孔13に接近する方向へ送り出されることにな
る。これがポンプ作用である。したがって、ポンプ室20
内に流入した冷却水がキャップ19の孔19aから上部空間1
0内に隘流することは殆どあるいは全くない。
又、万一、冷却水がポンプ室20から上部空間10に隘流
した場合にも、この冷却水は連通路31を通って排出通路
23内に吸引され、排出空気とともに外部へ排出される。
更に、軸受け8の内輪8aにシール部材34が固定されて
いるので、内輪8aと外輪8bとの間から下部空間9内へ侵
入しようとする冷却水は、シール部材34の遠心力によっ
て弾き飛ばされ、上述同様に連通路31から排出される。
したがって、冷却水が内輪8aと外輪8bとの間に入り込む
のを防止することができるとともに、内輪8aと外輪8bと
の間を通って下部空間9内に侵入するのを防止すること
ができる。
尚、下部空間9内に吹き出された高圧空気の一部は軸
受け7の内輪7aと外輪7bとの間を通って上部空間10内に
吹き出されるので、冷却水が下部空間9内に侵入するの
をより一層確実に防止することができる。
第3図及び第4図はスクリュウ部材25の他の実施例の
正面図と平面図である。第1実施例のスクリュウ部材25
では、一本の連続的な突条27が円筒部26の回りをほぼ一
周していたが、このスクリュウ部材25の場合には、円筒
部26の回りをほぼ半周する二本の突条27,27を具備し、
これら突条27,27が円筒部26を間に挟んで対向するよう
に配置されている。このスクリュウ部材25でも第1実施
例のものと同様にポンプ作用がある。
又、第5図はこの発明に係る歯科用ハンドピースの他
の実施例である。この歯科用ハンドピースの基本的な構
成は前述のものと同様であり、第1実施例の歯科用ハン
ドピースと同一態様部分には同一符号を付してその説明
を省略し、相違する点についてのみ以下に説明する。
前述第1実施例の歯科用ハンドピースの場合には、本
体ヘッド部3あるいは本体キャップ部4に軸受け7ある
いは8が直接取り付けられた構造になっているので、消
耗品である軸受け7,8を使用者側(歯科医師側)におい
て交換するということは非常に難しく非現実的であり、
製造元に修理を依頼せざるを得なかった。この第5図に
示す歯科用ハンドピースでは、軸受け7,8が消耗した時
に、使用者側においてこれを簡単に修復することができ
るように工夫されている。
この歯科用ハンドピースの装置本体1は、本体アーム
部2と、本体ヘッド部3と、本体ヘッド部3の収納孔5
内に挿脱自在に収納された上部インナーケース40及び下
部インナーケース41と、本体ヘッド部3の上端部に螺合
固定された固定環42とから構成されている。上部インナ
ーケース40と下部インナーケース41は本体ヘッド部3と
固定環42とにより挟み込まれて固定されている。上部イ
ンナーケース40は前述第1実施例の本体キャップ部4に
対応するものであり、上部インナーケース40に、冷却水
用通路28の一部をなす通路30とノズル部24が設けられる
とともに、スクリュウ部材25と軸受け8が取り付けられ
ている。下部インナーケース41は筒状をなし、その下端
開口部に軸受け7が固定され、上端開口部が上部インナ
ーケース40の下端開口部に嵌合固定されている。軸受け
7,8に支持された保持体11は上部インナーケース40と下
部インナーケース41の内部空間に収容されている。そし
て、上部インナーケース40と下部インナーケース41と軸
受け7,8と保持体11は分離不能に一体化されていて、カ
ートリッジユニット43にされている。この歯科用ハンド
ピースにおいて、消耗した軸受け7,8を交換したい場合
には、上記カートリッジユニット43をそっくり交換す
る。その作業は、固定環42を本体ヘッド部3から取り外
し、装着されていたカートリッジユニット43を本部ヘッ
ド部3から取り外し、新しいカートリッジユニット43を
挿入し、再び固定環42を螺合させるだけであるので、非
常に簡単である。したがって、予備のカートリッジユニ
ットを用意しておけば、使用者側においても簡単に交換
することができる。尚、この歯科用ハンドピースにおい
てもスクリュウ部材25が優れたポンプ作用をなすことに
変わりはない。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
例えば、従来と同様に保持体にコレットチャックを装
備し、コレットチャックで歯科用バーのシャンク部を把
持するようにしてもよく、又、このコレットチャックか
ら歯科用バーを取り外すために従来と同様の押しボタン
からなる解除機構を設けてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、螺旋状の突
条を本体のノズル部に設けて固定系としたことによっ
て、ポンプ室内の冷却水が保持体と同方向へ回転した
時、上記突条が冷却水に対して極めて効果的なポンプ作
用をなし、冷却水を取付孔に接近する方向へ積極的に送
り込むので、ポンプ室のシール性が極めて向上し、ポン
プ室からの冷却水の隘流を抑制あるいは阻止することが
できる。したがって、軸受け部分への冷却水の侵入を防
止することができ、軸受け部分が錆付くのを防止するこ
とができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面はこの発明の実施例を示す
ものであり、第1図は歯科用ハンドピースの一部省略縦
断面図、第2図はスクリュウ部材の正面図、第3図、第
4図はスクリュウ部材の他の実施例を示す正面図及び平
面図、第5図は歯科用ハンドピースの他の実施例の一部
省略縦断面図である。 又、第6図は従来の歯科用ハンドピースの一部省略縦断
面図である。 1……本体、11……保持体、13……取付孔、 20……ポンプ室、24……ノズル部、 27……突条、28……冷却水用通路、 A……歯科用バー、B……シャンク部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の内部に、回転駆動される保持体がそ
    の回転軸線方向の先端部を本体の先端開口部側に位置さ
    せて回転自在に設けられ、この保持体に、本体の上記先
    端開口部から差し込まれた歯科用バーのシャンク部が挿
    入される取付孔が、その中心線を保持体の回転軸線と一
    致させて形成されてなる歯科用ハンドピースにおいて、 上記保持体にはその回転軸線方向の後端部に、内部径が
    上記取付孔に連なる入口径よりも大きいポンプ室が設け
    られ、上記本体の上記保持体の後端部と対向する部位に
    は、中心線を保持体の回転軸線とほぼ一致させて保持体
    に接近する方向へ延び、先端部が上記ポンプ室内に挿入
    されたノズル部が設けられ、ポンプ室に挿入された上記
    ノズル部の外周には保持体の回転方向と同方向へ進むに
    したがって上記取付孔に接近するように延びる螺旋状の
    突条が設けられ、この突条の少なくとも一部の外径が上
    記ポンプ室の入口径よりも大きく、又、本体の内部に
    は、一端が上記ポンプ室における上記ノズル部で開口し
    他端が冷却水供給源に接続される冷却水用通路が形成さ
    れていることを特徴とする歯科用ハンドピース。
JP2111737A 1990-05-01 1990-05-01 歯科用ハンドピース Expired - Fee Related JP3012279B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2111737A JP3012279B2 (ja) 1990-05-01 1990-05-01 歯科用ハンドピース
US07/691,398 US5069620A (en) 1990-05-01 1991-04-25 Dental handpiece
DE69107329T DE69107329T2 (de) 1990-05-01 1991-04-29 Zahnärztliches Handstück.
EP91303862A EP0455452B1 (en) 1990-05-01 1991-04-29 Dental handpiece

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2111737A JP3012279B2 (ja) 1990-05-01 1990-05-01 歯科用ハンドピース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0412746A JPH0412746A (ja) 1992-01-17
JP3012279B2 true JP3012279B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=14568909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2111737A Expired - Fee Related JP3012279B2 (ja) 1990-05-01 1990-05-01 歯科用ハンドピース

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5069620A (ja)
EP (1) EP0455452B1 (ja)
JP (1) JP3012279B2 (ja)
DE (1) DE69107329T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101871721B (zh) * 2009-04-21 2014-04-30 芝浦机械电子株式会社 基板的处理装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0227586B1 (de) * 1985-12-20 1990-07-04 Siemens Aktiengesellschaft Elektrische Schalteinrichtung mit einem Einschubrahmen und einem darin einsetzbaren Schaltgerät
WO1994012117A1 (de) * 1992-11-27 1994-06-09 Imtec Innovative Medizintechnik Gesellschaft M.B.H. Zahnärztliches handstück
US5275558A (en) * 1992-12-15 1994-01-04 Seney John S Dental handpiece, bur mount operating system
DE4304515C2 (de) * 1993-02-15 1997-01-30 Siemens Ag Für hochtourigen Antrieb geeignetes, in Rotation versetzbares zahnärztliches Fräserwerkzeug
DE4304514C1 (de) * 1993-02-15 1994-02-24 Siemens Ag Ärztliches, insbesondere zahnärztliches Instrument mit innen gekühltem Werkzeug
WO1994022387A1 (de) * 1993-04-05 1994-10-13 Janert, Rolf Winkelstück für den zahnärztlichen bedarf
DE4423222A1 (de) * 1994-07-01 1996-01-04 Kaltenbach & Voigt Ärztliches oder zahnärztliches Behandlungsinstrument
JP3261602B2 (ja) * 1994-07-20 2002-03-04 光洋精工株式会社 磁気軸受スピンドル装置
US5692901A (en) * 1996-06-05 1997-12-02 Roth; Noah M. Disposable adjustable flow prophy angle (DAFPA)
US5762498A (en) * 1996-06-18 1998-06-09 Gonzalez; Arnaldo Dental drill bit
US20020168612A1 (en) * 2000-09-14 2002-11-14 Novak Eugene J. Bearing for dental handpiece
US20030209072A1 (en) * 2002-03-28 2003-11-13 Lu He Method and apparatus for balancing the rotating elements of a dental handpiece
AT413330B (de) * 2002-04-18 2006-02-15 W & H Dentalwerk Buermoos Gmbh Drehmomentübertragung für ein chirurgisches oder dentales, rotierendes werkzeug
US7815433B2 (en) * 2005-06-10 2010-10-19 Tti Turner Technology Instruments Inc. Adjustable tool drive arrangement
IL179539A (en) 2006-11-23 2010-11-30 Redent Nova Ltd Dental irrigator
US8556922B2 (en) 2007-02-28 2013-10-15 Medtronic Ps Medical, Inc. Motor assembly for a powered surgical instrument
US8056120B2 (en) 2007-06-11 2011-11-08 Ricoh Company, Limited Authentication apparatus, authentication method, and computer program product
KR200455067Y1 (ko) 2009-06-11 2011-08-12 대구보건대학산학협력단 방진 모터 구동형 핸드피스
TWI469848B (zh) * 2012-11-30 2015-01-21 Vision Wide Tech Co Ltd 具有中心出水機構之加工機之附加頭
KR101638324B1 (ko) * 2014-10-02 2016-07-12 한국생산기술연구원 유체 동시분사장치

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3092908A (en) * 1959-07-20 1963-06-11 Lloyd P Flatland Aspirating dental drill
US3136059A (en) * 1961-05-24 1964-06-09 Milton E Nelson Dental handpiece
US3609058A (en) * 1969-09-08 1971-09-28 Balazs K Tarsoly Turbine motor having balanced gas lubricated rotor
US3762052A (en) * 1971-12-06 1973-10-02 C Melde Dentist drill
US4021920A (en) * 1973-06-18 1977-05-10 Horst Kirschner Drilling or milling apparatus for the working of live bone, particularly for dentistry
US4266933A (en) * 1979-07-30 1981-05-12 Fuller Warden Rotary dental polishing apparatus
FR2473303A1 (fr) * 1980-01-14 1981-07-17 Micro Mega Sa Tete de contre-angle avec spray de refroidissement
JPH0199550A (ja) * 1987-10-13 1989-04-18 Matsutani Seisakusho Co Ltd 歯科用ハンドピース
JPH01110358A (ja) * 1987-10-26 1989-04-27 Matsutani Seisakusho Co Ltd 歯科用ハンドピース
US4869668A (en) * 1988-05-12 1989-09-26 Seney John S Dental bur cooling and control systems

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101871721B (zh) * 2009-04-21 2014-04-30 芝浦机械电子株式会社 基板的处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69107329D1 (de) 1995-03-23
DE69107329T2 (de) 1995-06-14
EP0455452A1 (en) 1991-11-06
EP0455452B1 (en) 1995-02-15
JPH0412746A (ja) 1992-01-17
US5069620A (en) 1991-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3012279B2 (ja) 歯科用ハンドピース
JP5011365B2 (ja) 空気駆動回転切削器
US5423678A (en) Handpiece having bearing protective member
EP0746261A1 (en) Dental handpiece with disposable drill head assembly
US5334013A (en) High speed dental drill with positive pressure air drive
JPH10234746A (ja) エアータービンハンドピース
JPH02114954A (ja) 歯科用切削器
EP0527473A1 (en) Cartridge type dental handpiece
US5655907A (en) Rotatable tool suitable for high speed drive
JP2000316875A (ja) 歯科用ハンドピース
US5692903A (en) Exchangeable cartridge for dental handpiece
JP4122174B2 (ja) 歯科用切削装置
US4185386A (en) Holder for turbine-driven dental drill
JPH0115492Y2 (ja)
JP7224932B2 (ja) 歯科用タービンハンドピース
JPH0464353A (ja) 歯科用ハンドピース
JPH0199550A (ja) 歯科用ハンドピース
JP4048264B2 (ja) 交換容易なバイブレータを備えた空気動式歯科用振動装置
JP7225065B2 (ja) 歯科用タービンハンドピース
US2685737A (en) Dental drill hand-piece with spray attachment
JPH07275259A (ja) 歯科用ハンドピース
JP4175827B2 (ja) 洗浄具
JP6714041B2 (ja) 歯科用タービンハンドピース
JPH02189143A (ja) 歯科用ハンドピース
JP4185034B2 (ja) セミドライ式スピンドルユニット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees