JP3011946U - 冷却塔用のブローダウン装置 - Google Patents

冷却塔用のブローダウン装置

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JP3011946U
JP3011946U JP1994015914U JP1591494U JP3011946U JP 3011946 U JP3011946 U JP 3011946U JP 1994015914 U JP1994015914 U JP 1994015914U JP 1591494 U JP1591494 U JP 1591494U JP 3011946 U JP3011946 U JP 3011946U
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JP
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lids
saucer
water
cooling tower
flat
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JP1994015914U
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English (en)
Inventor
重次郎 小宮
政美 関水
信一 加賀谷
透 長谷川
Original Assignee
株式会社荏原シンワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体の開閉度合いに係らずに消音マットで受
皿の上部開口面を覆い、ゴミなどの侵入を阻止し、適宜
なブローダウンを可能とする 【構成】 受皿10は平面矩形であり、上部開口面はこ
の受皿10側辺に対して平行に進退可能で、相互接近離
反可能な平面矩形の一対の蓋体11a、11bにより開
閉される。これら蓋体11a、11bの上面にわたり連
続して延びる一方の蓋体11aの上面に透水性消音マッ
ト12の一部が一体に接着剤などの固着具で固着されて
いる。この透水性消音マット12はこれら蓋体11a、
11bの進退により開閉する上部開口面にまたがり、か
つ一対の蓋体11a、11bが相互接近した状態におい
て少なくともこれら蓋体11a、11b全面を覆う寸法
に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷却塔用のブローダウン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍機及び各種産業機器などで一度使用され昇温した水を冷却塔を用いて冷却 し再度冷却水として使用する冷却水系統において、冷却塔の熱交換機能に従い、 冷却水の一部の蒸発潜熱を利用して残りの冷却水を冷却しているために、冷却水 中のカルシウムイオン、マグネシウムイオンなどが濃縮されスケールが析出し易 くなり、また大気汚染地域における亜硫酸ガスなどにより冷却水の水質が変化し 、悪化し、延いては冷凍機などの故障、破損を招来する原因となる。
【0003】 このようなスケールの析出、水質の変化を抑制し冷却水の水質を一定に維持す るために、種々のブローダウン装置が開発されており、その一つのブローダウン 装置においては、冷却塔の上部水槽にブローダウン装置を設け、このブローダウ ン装置のブローダウン量を調整するための開口面積調整具を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術のものにおいては、上部水槽の底部を孔明けし、ブローダ ウン装置本体を組み込んだり、上部水槽の外側壁に垂直な排水管を接続し、この 排水管の一部にバルブを取付けてブローダウン装置としてあるため、このブロー ダウン装置の設備を通常の冷却塔に付加しなくてはならず、その設備費が嵩む。
【0005】 この考案は、前記従来技術の欠点を解決し、冷却塔の循環水系外に連通する配 管部に設けた開閉バルブを操作することなく、充分なブローダウン量を運転継続 中得られ、冷却水の水質を改善し、スケールの析出を回避する構造簡易な冷却塔 用のブローダウン装置を市場に提供することを目的とする。 この考案の他の目的は、簡易な構造でブローダウン量を適切に調整可能な冷却 塔用のブローダウン装置を市場に提供することである。 この考案の他の目的は、蓋体の開閉度合いに係らずに消音マットで開口部を覆 い、ごみなどの侵入を阻止可能とする冷却塔用のブローダウン装置を市場に提供 することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、特定考案は、循環冷却水の一部を、受皿内に受け 、循環冷却水系外へ排出する冷却塔用のブローダウン装置において、 前記受皿は平面矩形であり、この上部開口面はこの受皿両側辺に対して平行に 進退可能で、相互接近離反可能な平面矩形の一対の蓋体により開閉され、かつこ れら蓋体の上面にわたり連続して延びる透水性消音マットの一部がこれら蓋体の うちの一方の蓋体に一体に固定してあり、この透水性消音マットはこれら蓋の進 退により開閉する前記上部開口面にまたがり、かつ一対の蓋体が相互接近した状 態において少なくともこれら蓋体全面を覆う寸法に形成されていることを特徴と する冷却塔用のブローダウン装置である。
【0007】 前記課題を解決するためにこのブローダウン装置における前記受皿両側の長辺 は平坦面とこれより下向きに折り曲げられた垂直面を有し、前記各蓋体には前記 受皿の平坦面と摺合する平坦滑り面と、前記受皿の垂直面と摺合する折り曲げ面 を有するとともに、前記各蓋体には、摺動中の蓋体が受皿の長辺に沿い摺動する ことを案内するフック片が取り付けてあり、そのフック片の先端は受皿の垂直面 の下縁に折り曲げて形成してあることを特徴とすることが、蓋体の開閉操作上好 ましい。
【0008】
【作用】
請求項1に記載された特定考案においては、先ず前記一対の蓋体を受皿に対し て左右に開き、受皿の開口面積を調整し、全循環冷却水に対して強制ブローダウ ンする割合を決める。 前記受皿及び蓋体は矩形であり、その移動寸法は、受皿の開口面積と正確に比 例する。 この際、一方の蓋体に一体に固着された消音マットはこの一方の蓋体と共に、 他方の蓋体上面に沿い移動させられ、この受皿の上部開口面はこの透水性消音マ ットで常時覆われる。 このようにして、受皿の開口面積を調整した後、冷却塔を運転し、冷凍機など の負荷部から送られてくる循環冷却水をこの冷却塔において冷却する。 この際、循環冷却水の一部を前記透水性消音マット及び受皿の上部開口面を通 してこの受皿で受取り、循環冷却水を循環冷却水系外へ排出する。
【0009】 請求項2記載の考案においては、請求項1記載の考案の作用に加えて、前記各 蓋体は、前記フック片により受皿の長辺に沿い摺動案内される。
【0010】
【実施例】
この実施例は請求項1、請求項2に記載された考案であるブローダウン装置の 代表的な実施例であり、向流式の冷却塔に使用した場合として説明する。 図1において、Aは向流式の冷却塔であり、この冷却塔A本体内の充填材Bの 一部下方に受皿10が位置し、この充填材B上に散布される循環冷却水の一部を 、受皿10内に受け、循環冷却水系外へ排出するブローダウン装置Cが、この冷 却塔Aの本体内に配置されている。 前記受皿10は平面四角形であり、この上部開口面はこの受皿10両側辺に対 して平行に進退可能で、相互接近離反可能な平面矩形の一対の蓋体一対の蓋体1 1a、11bにより開閉される。これら蓋体11a、11bの上面にわたり連続 して延びる一方の蓋体11aの上面に透水性消音マット12の一部が一体に接着 剤などの固着具(図示せず)で固着されている(図3参照)。 この透水性消音マット12はこれら蓋体11a、11bの進退により開閉する 前記上部開口面にまたがり、かつ一対の蓋体11a、11bが相互接近した状態 において少なくともこれら蓋体11a、11b全面を覆う寸法に形成されている 。消音マットとしては、例えば粗い不織布様又は連通孔スポンジ体厚さ10mm 〜30mmが好ましい。 この受皿10と蓋体11a、11bは合成樹脂製、殊に塩化ビニール製として ある。 前記受皿10の底部にその上端で接続された垂直な連通パイプ13の下端は、 排水管15に接続されている。 前記排水管15はL字状を呈し、そのコーナー部にオーバーフロー用の排水小 孔14aがその直径方向に穿設され、この垂直部の上端に前記連通パイプ13の 下端が嵌め込まれている(図1参照)。
【0011】 前記垂直な連通パイプ13の下端はこの冷却塔Aの下部水槽20の水面上位に 張設された第2の消音マット40を貫通して伸び、この第2の消音マット40の 下方に配管された前記排水管15の一部に着脱自在に接続されている(図1参照 )。 図2において、100は、各蓋11a、11bを受皿10の長辺に対してスラ イド案内するためのフック片を示す。 更に、詳述すれば、受皿10両側の長辺は平坦面16とこれより下向きに折り 曲げられた垂直面17を有し、蓋11a、11bには前記受皿10の平坦面16 と摺合する平坦滑り面18と、前記受皿10の垂直面17と摺合する折り曲げ面 19を有する。 前記蓋11a、11bには、摺動中の蓋11a、11bが受皿10からはずれ ないように前記フック片100が取り付けてあり、そのフック片100の先端は 受皿10の垂直面17の下縁に折り曲げて形成してある。
【0012】
【考案の効果】
請求項1に記載された考案においては、先ず前記平面矩形の一対の蓋体を受皿 側辺に対して進退させ接近離反させ、前記受皿の上部開口部の開度即ち、受皿の 開口面積を調整し、全循環冷却水に対して強制ブローダウンする割合を決めるこ とができる。 更に、一方の蓋体に一体に固着された消音マットをこの一方の蓋体と共に、他 方の蓋体上面に沿い移動させ、この上部開口面をこの透水性消音マットで覆い、 この開口された受皿内に循環冷却水の一部をこの透水性消音マットを通して支障 なくごみなどの異物を伴わずに落下流入させブローダウンできる。
【0013】 請求項2記載の考案においては、請求項1記載の考案の効果に加えて、前記受 皿両側の長辺は平坦面とこれより下向きに折り曲げられた垂直面を有し、前記各 蓋体には前記受皿の平坦面と摺合する平坦滑り面と、前記受皿の垂直面と摺合す る折り曲げ面を有するとともに、前記各蓋体には、摺動中の蓋体が受皿の長辺に 沿い摺動することを案内するフック片が取り付けてあり、そのフック片の先端は 受皿の垂直面の下縁に折り曲げて形成してあるため、各蓋体を受皿の長辺に対し て脱落なく、摺動案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のものを向流式の冷却塔に組み込んだ状
態を示す概略図である。
【図2】図1におけるブローダウン装置のフック片部分
を示す拡大断面図である。
【図3】図1におけるブローダウン装置における一方の
蓋を若干開いた状態を示す半断面図である。
【符号の説明】
A 向流式冷却塔 C ブローダウン装置 12 透水性消音マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷川 透 神奈川県藤沢市本藤沢5丁目6番8号 株 式会社荏原シンワ藤沢工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環冷却水の一部を、受皿内に受け、循環
    冷却水系外へ排出する冷却塔用のブローダウン装置にお
    いて、 前記受皿は平面矩形であり、この上部開口面はこの受皿
    両側辺に対して平行に進退可能で、相互接近離反可能な
    平面矩形の一対の蓋体により開閉され、かつこれら蓋体
    の上面にわたり連続して延びる透水性消音マットの一部
    がこれら蓋体のうちの一方の蓋体に一体に固定してあ
    り、この透水性消音マットはこれら蓋の進退により開閉
    する前記上部開口面にまたがり、かつ一対の蓋体が相互
    接近した状態において少なくともこれら蓋体全面を覆う
    寸法に形成されていることを特徴とする冷却塔用のブロ
    ーダウン装置。
  2. 【請求項2】前記受皿両側の長辺は平坦面とこれより下
    向きに折り曲げられた垂直面を有し、前記各蓋体には前
    記受皿の平坦面と摺合する平坦滑り面と、前記受皿の垂
    直面と摺合する折り曲げ面を有するとともに、前記各蓋
    体には、摺動中の蓋体が受皿の長辺に沿い摺動すること
    を案内するフック片が取り付けてあり、そのフック片の
    先端は受皿の垂直面の下縁に折り曲げて形成してあるこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷却塔用のブローダウン
    装置。
JP1994015914U 1994-12-01 1994-12-01 冷却塔用のブローダウン装置 Expired - Lifetime JP3011946U (ja)

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