JP3011716B1 - 家 具 - Google Patents

家 具

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JP3011716B1
JP3011716B1 JP4356399A JP4356399A JP3011716B1 JP 3011716 B1 JP3011716 B1 JP 3011716B1 JP 4356399 A JP4356399 A JP 4356399A JP 4356399 A JP4356399 A JP 4356399A JP 3011716 B1 JP3011716 B1 JP 3011716B1
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栄二 高橋
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ニホンフラッシュ株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単かつ容易に、建物に固定している状態か
ら移動して配置を変更して、しかも極めて簡単に建物に
隙間なく設置する。 【解決手段】 家具は、移動用のキャスター1を底に備
える。キャスター1は、家具を移動させるための車輪2
と、この車輪2を一端に連結しているレバー3と、レバ
ー3を垂直面内で傾動できるように連結している基台4
と、レバー3の他端に連結されて上下に移動できるよう
に基台4に連結されている支持脚5と、基台4に垂直に
ねじ込まれて支持脚5を上下に移動させる調整ネジ6と
を備える。キャスター1は、家具の底面12に開口され
た貫通孔17にネジ回しを入れて、調整ネジ6を回転し
てレバー3を傾動させる。車輪2を支持脚5よりも降下
させる状態で家具を移動し、車輪2を上昇させる状態
で、家具を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャスターで簡単
に移動できると共に、設置する状態では簡単に高さを調
整できる家具に関する。
【0002】
【従来の技術】建物に固定するビルトインタイプの家
具、すなわち据え付け家具は、建物に隙間なく固定する
必要がある。ところで、ビルトインタイプの家具を固定
するための建物は、すべての場合において、柱や壁を正
確な垂直面とし、さらに、床等を正確な水平面としてい
るとは限らない。壁や床が正確な垂直、水平面でない
と、正確な直角に製造した箱物家具を設置すると、垂直
な壁面との間に隙間ができる。このため、建物に据え付
け家具を固定するとき、隙間をなくするために、家具の
底にスペーサーを入れて家具の垂直を調整しているのが
実状である。このため、据え付け家具の固定に手間がか
かっているのが実状である。
【0003】さらに、ビルトインタイプの据え付け家具
は、建物に隙間なく固定しているので、移動するのが極
めて難しい。家具は、頻繁に移動させるものではない。
しかしながら、子供が大きくなり、あるいは孫ができる
などによって、家族構成が変化し、あるいは、住む人が
変わるときには、家具の配置を変更する必要がある。こ
のとき、ビルトインタイプの据え付け家具も、建物内で
配置を変更する必要がある。とくに、建物の間仕切りに
併用している据え付け家具は、配置を変更することによ
って、建物の間取りを最適に変更できる。ところが、ス
ペーサー等を入れて調整し、建物と隙間なく固定してい
る家具は、簡単に移動できない。このため、間取りを変
更することは極めて難しく、住民が日曜大工で家具の配
置を変更できない。このため、ビルトインタイプの据え
付け家具は、配置を変更するために、専門の施工業者に
依頼する必要があり、手間と費用がかかる欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
欠点を解決することを目的に開発されたものである。本
発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも隙間なく
建物に設置できる家具を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の大切な目的は、建物に
固定している状態から、簡単かつ容易に、床、壁、天井
を傷めることなく建物内で配置を変更して、しかも建物
に隙間なく設置できる家具を提供することにある。
【0006】さらにまた、本発明の他の大切な目的は、
極めて簡単な構造で、簡単かつ容易に移動して、しかも
隙間なく設置できる家具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の家具は、前述の
目的を達成するために下記の構成を備える。家具は、移
動用のキャスター1を底に備える。キャスター1は、家
具を移動させるための車輪2と、この車輪2を一端に連
結しているレバー3と、レバー3の中間をレバー3が垂
直面内で傾動できるように連結している基台4と、レバ
ー3の他端に連結されて上下に移動できるように基台4
に連結されてなる支持脚5と、基台4に垂直にねじ込ま
れて支持脚5を上下に移動させる調整ネジ6とを備えて
いる。キャスター1を固定している家具は、調整ネジ6
を回転するための貫通孔17を、底面12に開口してい
る。
【0008】さらに、本発明の家具は、家具の底面12
に開口された貫通孔17にネジ回しを入れて、このネジ
回しで調整ネジ6を回転し、回転される調整ネジ6でも
ってレバー3を傾動させる。傾動するレバー3は、支持
脚5と車輪2とを、上下反対方向に移動させる。車輪2
を支持脚5よりも降下させる状態で家具を移動する。車
輪2を上昇させる状態で家具を設置する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための家具を例示するものであ
って、本発明は家具を下記のものに特定しない。
【0010】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0011】図1に示す家具は、底の四隅にキャスター
1を固定している。キャスター1は、図2と図3に示す
ように、家具を移動させるための車輪2と、家具の垂直
を調整して設置する支持脚5とを備えている。これ等の
図に示すキャスター1は、家具を移動させるための車輪
2と、この車輪2を一端に連結しているレバー3と、レ
バー3の中間をレバー3が垂直面内で傾動できるように
連結している基台4と、レバー3の他端に連結されて上
下に移動できるように基台4に連結している支持脚5
と、基台4に垂直にねじ込まれて支持脚5を上下に移動
させる調整ネジ6とを備えている。
【0012】車輪2は、レバー3の一端を貫通する回転
軸7の両側に回転できるように連結される。この図のキ
ャスター1は、レバー3の両側に車輪2を設けているの
で、ふたつの車輪2で、重い家具をスムーズに移動でき
る。ただ、本発明の家具は、レバーの一端に単一の車輪
を連結することもできる。また、レバーの一端に、水平
面内で回転して、自由に首振りできる自在車輪を連結す
ることもできる。自在車輪のキャスターは、家具を自由
な方向に移動できる。ただ、図2と図3に示すように、
家具の移動方向が特定される車輪2によっても、家具を
簡単に移動できる。このキャスター1は、図1に示すよ
うに、家具を前後に移動できるように、キャスター1を
家具の底に固定する。家具を定位置に押し込んで設置
し、あるいは、定位置の家具を引き出して移動できるか
らである。
【0013】レバー3は、シーソーのように傾動して、
車輪2と支持脚5を上下反対方向に移動させる。レバー
3は、水平軸8を介して基台4に連結される。図のレバ
ー3は、ほぼ中央を水平に貫通する水平軸8を介して、
基台4に傾動できるように連結している。中央を基台4
に連結しているレバー3は、両端に連結している車輪2
と支持脚5を、同じストロークで上下反対に移動でき
る。レバー3は、基台4に連結する位置を中央からずら
せて、支持脚5と車輪2を上下に移動させるストローク
の比率を調整できる。たとえば、支持脚5に対して車輪
2をより大きなストロークで上下に移動させるには、レ
バー3を基台4に連結する位置を、車輪2から離して、
支持脚5に接近させる。この構造の基台4は、車輪2と
レバー3で、支持脚5の耐荷重を大きくできる。また、
家具を移動させるときに、車輪2を速やかに上下に移動
できる。逆に、レバー3を基台4に連結する位置を、車
輪2に接近させると、てこの原理で調整ネジ6を回す力
を小さくして、車輪2を降下させることができる。
【0014】レバー3は、支持脚5に連結する端部、図
において左端部を2分岐して、支持脚5の両側を挟む形
状としている。2分岐した端部にスリット9を設け、こ
のスリット9に支持脚5に固定しているピン10を摺動
できるように案内して、支持脚5に連結している。この
構造で連結されるレバー3は、上下に移動する支持脚5
に無理なく連結できる。スリット9が、ピン10の横移
動を吸収するからである。さらに、レバー3を支持脚5
の両側に配設するので、レバー3をバランスよく支持脚
5に連結できる特長もある。ただ、本発明の家具は、レ
バー3の2分岐した端部を、支持脚5のピン10に連結
する構造をスリット9に特定しない。レバー3は、図6
に示すように、2分岐した端部に連結孔22を設けてピ
ン10を摺動できるように案内することもできる。連結
孔22は、楕円形、あるいは、長円形に開口して、ピン
10の横移動を吸収できる。
【0015】基台4は、レバー3を連結する部分を下方
に延長してアーム部4Aとしている。アーム部4Aの下
端に水平軸8を水平に貫通させて、水平軸8の両端にレ
バー3を連結している。さらに、基台4は、上面に、家
具の底面12に固定する固定プレート11を有する。図
の基台4は、固定プレート11を一体的に設けている。
固定プレート11は、四隅に貫通孔(図示せず)を有す
る。この貫通孔に止ネジを入れて、基台4を家具の底面
12に固定する。さらに、基台4は、調整ネジ6を上下
に移動させる雌ネジ穴13を垂直に設けている。雌ネジ
穴13は固定プレート11のほぼ中央に設けている。
【0016】支持脚5は、調整ネジ6を介して基台4に
上下に移動できるように連結される。調整ネジ6が基台
4に下向きにねじ込まれると、支持脚5は下方に移動さ
れる。支持脚5は、図4の断面図に示すように、調整ネ
ジ6を回転できるが上下に相対的に移動しないように連
結している。この図の調整ネジ6は、下端に鍔6aを有
する。鍔6aを回転できるように保持する空洞を支持脚
5に設けている。調整ネジ6を回転させると、鍔6aが
空洞内で摺動しながら回転して、支持脚5を上下に移動
させる。
【0017】支持脚5は、図5に示すように、外周に凸
条5aを設けて、この凸条5aをレバー3の先端に設け
たスリット9に連結することもできる。この構造の支持
脚5は、調整ネジ6の下端に固定することができる。支
持脚5が調整ネジ6と一緒に回転しながら、レバー3に
連結できるからである。
【0018】調整ネジ6は、基台4に設けた雌ネジ穴1
3にねじ込まれる雄ネジを設けたネジである。調整ネジ
6は、上端にドライバー等を連結して回転するために、
+−の溝や角穴6bを設けている。
【0019】以上の構造のキャスター1が固定される家
具は、調整ネジ6を回転するために貫通孔17を底面1
2に開口している。貫通孔17は、固定プレート11の
中心に設けている雌ネジ穴13に連通して開口される。
【0020】以上の構造の家具は、底面12に開口され
た貫通孔17にネジ回しを入れて、このネジ回しで調整
ネジ6を回転する。回転される調整ネジ6はレバー3を
傾動させる。傾動するレバー3は、支持脚5と車輪2と
を上下反対方向に移動させる。車輪2を支持脚5よりも
降下させる状態で家具を移動する。支持脚5を車輪2よ
りも降下させる状態で、家具を設置する。家具を設置す
るとき、調整ネジ6で支持脚5の上下の高さを調整し
て、家具を隙間なく壁等に密着させる。
【0021】さらに、本発明の家具は、キャスターを、
図6と図7に示す構造として、基台4を水平面内で回転
できるように固定プレート11に連結することもでき
る。この図の基台4は、環状の溝を設けた上下のリング
部材14と、これらのリング部材14で挟着された鋼球
15と、調節ネジ6が上下に貫通する連結筒16とを介
して回転できるように固定プレート11に連結してい
る。固定プレート11は、一端に貫通孔11Aを有し、
この貫通孔11Aに、連結筒16の上端に設けた鍔16
Aを固定している。固定プレート11の貫通孔11A
は、図7の二点鎖線で示すように、車輪2を水平面内で
回転できる位置に開口される。
【0022】連結筒16は、鋼球15を挟着したリング
部材14を貫通して、基台4の上面4Bに連結されてい
る。連結筒16は、基台4の上面4Bを、回転できるが
抜けないように連結している。さらに、連結筒16は、
調節ネジ6をねじ込む雌ネジ穴13を中心に設けてい
る。この構造の基台4を備えるキャスター1は、家具を
移動させる方向に車輪2の向きが変わるので、家具を自
由な方向にスムーズに移動できる特長がある。
【0023】さらに、図6に示す固定プレート11は、
図において左端を下方に折曲して折曲部11Bを設けて
いる。折曲部11Bは、複数の貫通孔を有し、この貫通
孔に止ネジ18を入れて、固定プレート11を家具の垂
直面19の内側に固定している。固定プレート11は、
たとえば、図に示すように、家具の垂直面19の内面に
固定された補強板20を介して、垂直面19に固定され
る。さらに、図に示す固定プレート11は、両側を折曲
して補強リブ11Cを設けて補強している。
【0024】この構造のキャスター1を備える家具も、
図6に示すように、底面12に開口された貫通孔17に
ネジ回しを入れて、このネジ回しで調整ネジ6を回転さ
せてレバー3を傾動させる。傾動するレバー3は、支持
脚5と車輪2とを上下反対方向に移動させる。家具を移
動するときは、支持脚5を上昇させて車輪2を降下し、
車輪2を床面21に接触させて、家具を床面21から浮
かせた状態とする。この状態で、家具は簡単に移動でき
る。移動した家具を設置するときは、支持脚5を降下さ
せて車輪2を上昇させて、家具の垂直面19の下端を床
面21に接触させる。このようにして、家具を設置する
構造は、垂直面19の下面全体で、いいかえると、広い
面で家具を支持できるので、床面21にかかる圧力を小
さくできる特長がある。さらに、家具の設置場所の床や
壁が完全な垂直、水平面でないときには、調整ネジ6で
支持脚5をさらに降下させて高さを調整して、家具を隙
間なく壁等に密着させ、あるいは、床面に安定して設置
することができる。
【0025】さらに、図1に示す家具は、上面に、家具
を隙間なく天井に密着させる隙間調整機構23を備え
る。隙間調整機構23は、図8の拡大断面図に示すよう
に、家具の上面24から上方に突出して固定される固定
廻縁25と、この固定廻縁25に沿って上下に移動され
る移動廻縁26と、移動廻縁26を上下に移動させる上
下機構27とを備える。
【0026】固定廻縁25は、板材を方形状に連結した
もので、家具の上面24に固定されている。固定廻縁2
5は、家具の上面24とほぼ等しい大きさに成形され
る。ただ、固定廻縁は、上面よりも小さく成形すること
もできる。たとえば、図1に示す固定廻縁25は、家具
とほぼ等しい幅を有すると共に、奥行きを家具よりもや
や小さくして、固定廻縁25の前面を、家具の前面より
もやや後退させている。
【0027】移動廻縁26は、図9に示すように、板材
を方形状に連結して成形された2つの大きさの異なる枠
材の端部をラップさせて固定したものである。移動廻縁
26の内枠26Aは、固定廻縁25の内面に沿う大きさ
に成形されており、外枠26Bは、固定廻縁25とほぼ
等しい大きさに成形されている。移動廻縁26は、図8
に示すように、内枠26Aの上端部と外枠26Bの下端
部とを積層して固定し、段差を有する形状としている。
この構造の移動廻縁26は、内枠26Aを固定廻縁25
の内側に嵌入して、固定廻縁25に連結される。さら
に、移動廻縁26は、内枠26Aを固定廻縁25の内面
に沿って摺動させて、上下に移動できる構造となってい
る。
【0028】上下機構27は、固定廻縁25の内側であ
って、家具の上面24に固定される固定プレート28
と、移動廻縁26の下端に当接して移動廻縁26を上下
に移動させる移動プレート29と、固定プレート28と
移動プレート29に挿通されて、移動プレート29を上
下に移動させる調整ネジ30とを備える。
【0029】固定プレート28は、板状の金属板で、中
央に調整ネジ30を貫通させる中心孔28Aを開口して
いる。さらに、固定プレート28は、調整ネジ30の案
内筒31を上面に固定している。案内筒31は、中心に
挿通孔31Aを有し、この挿通孔31Aを中心孔28A
に連通している。挿通孔31Aの内径は、調整ネジ30
の外径とほぼ等しく、あるいは、やや大きく設計され
る。案内筒31を備える固定プレート28は、調整ネジ
30を垂直の姿勢に保持できる特長がある。さらに、固
定プレート28は、両端部に貫通孔を有し、この貫通孔
に止ネジ32を入れて、図9に示すように、家具の上面
24に固定される。
【0030】移動プレート29は、板状の金属板で、中
央に調整ネジ30を貫通させる中心孔29Aを開口して
いる。さらに、移動プレート29は、ナット部材33を
中心孔29Aに位置して固定している。ナット部材33
は、中心孔29Aに連通して、調整ネジ30がネジ込ま
れる雌ネジ穴33Aを有する。
【0031】調整ネジ30は、固定プレート28と移動
プレート29に挿通されるネジで、下端のネジ頭30A
に、ドライバー等を連結して回転するために、+−の溝
や角穴を設けている。調整ネジ30は、下端に固定プレ
ート28が挿通され、先端が移動プレート29のナット
部材33にねじ込まれて、図8に示すように、固定プレ
ート28と移動プレート29とを平行に配設している。
調整ネジ30が回転されると、移動プレート29に固定
されたナット部材33が上下に移動して、内枠26Aの
下端縁に当接する移動プレート29を介して、移動廻縁
26が上下に移動される。
【0032】上下機構27は、図9に示すように、固定
廻縁25の内側であって、家具の上面24に複数個が固
定される。図に示す上下機構27は、固定廻縁25の前
面、背面及び両側面の内側であって、ほぼ中央に位置し
て、4カ所に配設されている。それぞれの上下機構27
は、調整ネジ30で移動プレート29を上下させて、移
動廻縁26を上下に移動できる構造としている。ただ、
図示しないが、上下機構は、2〜3カ所、あるいは、5
カ所以上設けることもできる。
【0033】さらに、隙間調整機構23が設けられる家
具は、図8に示すように、上面24に調整ネジ30を回
転するための貫通孔34を開口している。図に示す貫通
孔34は、上側と下側で開口面積の異なる段差形状に開
口している。貫通孔34は、上側の開口面積を、調整ネ
ジ30の鍔状のネジ頭30Aよりもやや大きくし、下側
の開口面積をネジ頭30Aよりもやや小さくしている。
この形状の貫通孔34は、図8に示すように、調整ネジ
30を、家具の上面24の内側に突出させることなく貫
通孔34に配設できると共に、調整ネジ30が下に抜け
落ちるのを防止できる特長がある。
【0034】以上の構造の隙間調整機構23は、上面2
4に開口された貫通孔34にネジ回しを入れて、このネ
ジ回しで調整ネジ30を回転する。回転される調整ネジ
30は移動プレート29を介して移動廻縁26を上昇さ
せる。移動廻縁26の上端が、天井35に当接するまで
移動廻縁26を上昇させて、所定の位置に隙間なく家具
を設置する。
【0035】
【発明の効果】本発明の家具は、簡単かつ容易に、しか
も隙間なく建物に設置できると共に、建物に固定してい
る状態から、簡単かつ容易に、配置を変更して移動で
き、しかも、移動した後にも極めて簡単に隙間なく設置
できる特長がある。それは、本発明の家具が、移動用の
キャスターを底に備えており、このキャスターが、両端
に車輪と支持脚とを備えるレバーを傾動できるように基
台に連結する構造としており、調整ネジでこのレバーを
傾動させて、車輪と支持脚とをシーソーのように互いに
上下に移動させる独特の構造としているからである。
【0036】この構造のキャスターを備える家具は、底
面に開口した貫通孔にネジ回しを入れて調整ネジを回転
し、回転される調整ネジでもってレバーを傾動させて、
支持脚と車輪とを、極めて簡単に上下反対方向に移動で
きる。このため、車輪を支持脚よりも降下させることに
よって、家具を車輪で支える状態として、簡単かつ容易
に家具を移動して、配置を変更できる特長がある。さら
に、家具を移動した後は、車輪を上昇させて、極めて簡
単に家具を設置できる特長がある。さらに、調整ネジで
支持脚の上下の高さを調整し、家具を隙間なく壁等に密
着させることによって、極めて簡単に家具を隙間なく設
置できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の家具の斜視図
【図2】図1に示す家具のキャスターの一部断面側面図
【図3】図2に示すキャスターの一部断面平面図
【図4】図2に示すキャスターの支持脚の拡大断面図
【図5】支持脚とレバーの連結構造の他の一例を示す側
面図
【図6】本発明の他の実施例にかかる家具のキャスター
の断面図
【図7】図6に示すキャスターの底面図
【図8】図1に示す家具の隙間調整機構を示す拡大断面
【図9】図1に示す家具の隙間調整機構の平面図
【符号の説明】
1…キャスター 2…車輪 3…レバー 4…基台 4A…アーム部 4
B…上面 5…支持脚 5a…凸条 6…調整ネジ 6a…鍔 6
b…角穴 7…回転軸 8…水平軸 9…スリット 10…ピン 11…固定プレート 11A…貫通孔 1
1B…折曲部 11C…補強リブ 12…底面 13…雌ネジ穴 14…リング部材 15…鋼球 16…連結筒 16A…鍔 17…貫通孔 18…止ネジ 19…垂直面 20…補強板 21…床面 22…連結孔 23…隙間調整機構 24…上面 25…固定廻縁 26…移動廻縁 26A…内枠 2
6B…外枠 27…上下機構 28…固定プレート 28A…中心孔 29…移動プレート 29A…中心孔 30…調整ネジ 30A…ネジ頭 31…案内筒 31A…挿通孔 32…止ネジ 33…ナット部材 33A…雌ネジ穴 34…貫通孔 35…天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 91/00 - 97/08 B60B 33/00 - 33/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動用のキャスター(1)を底に備える家
    具において、キャスター(1)が、家具を移動させるため
    の車輪(2)と、この車輪(2)を一端に連結しているレバー
    (3)と、レバー(3)の中間をレバー(3)が垂直面内で傾動
    できるように連結している基台(4)と、レバー(3)の他端
    に連結されて上下に移動できるように基台(4)に連結さ
    れてなる支持脚(5)と、基台(4)に垂直に設けている雌ネ
    ジ穴(13)にねじ込まれて支持脚(5)を上下に移動させる
    調整ネジ(6)とを備えており、 このキャスター(1)を固定している家具は、調整ネジ(6)
    を回転するための貫通孔(17)を底面(12)に開口してお
    り、 家具の底面(12)に開口された貫通孔(17)にネジ回しを入
    れて、このネジ回しで調整ネジ(6)を回転し、回転され
    る調整ネジ(6)でもってレバー(3)を傾動させ、傾動する
    レバー(3)でもって、支持脚(5)と車輪(2)とを上下反対
    方向に移動させ、車輪(2)を支持脚(5)よりも降下させる
    状態で家具を移動し、車輪(2)を上昇させた状態で家具
    を設置するように構成してなることを特徴とする家具。
JP4356399A 1999-02-22 1999-02-22 家 具 Expired - Lifetime JP3011716B1 (ja)

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