JP3011507B2 - 冷蔵庫の扉開放方法及び扉開放装置 - Google Patents

冷蔵庫の扉開放方法及び扉開放装置

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JP3011507B2
JP3011507B2 JP3300527A JP30052791A JP3011507B2 JP 3011507 B2 JP3011507 B2 JP 3011507B2 JP 3300527 A JP3300527 A JP 3300527A JP 30052791 A JP30052791 A JP 30052791A JP 3011507 B2 JP3011507 B2 JP 3011507B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回動式扉の開放操作を補
助する開放装置及びその開放方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する特開平3−8438
4号公報には、野菜収納室自体を引き出し方式とし、こ
の収納室を引き出し及び収納する機構即ち引き出し・収
納機構を備えた冷蔵庫が開示されている。この公報に記
載された引き出し・収納機構は、モータの回転を歯車、
ピニオン、ラックを介して収納室に伝達するように構成
されている。即ち収納室側に設けたラックに、モータの
回転に応じて回転駆動されるピニオンが噛み合うように
ラック及びピニオンが配置されたものであり、収納室の
引き出し及び収納の自動化を図ったものである。
【0003】また本発明に先行する特開平2−157
581号公報には、扉開放時にあって、初期段階即ちパ
ッキングが開口縁から引き離されるまでの段階には短ス
トロークの扉押し出し動作を行なわせ、その後の段階に
は長ストロークの扉押し出し動作を行なうようにした引
き出し式扉開放装置が開示されている。特に短ストロー
クの動作時は高トルク出力となり、長ストロークの動作
時は低トルク出力となるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
及びの公報に記載された引き出し機構は、ラックとピ
ニオンとが常時噛み合っているため、野菜収納室を手動
で出し入れする場合に、使用者はこのラックとピニオン
との噛み合わせに伴なうモータの回転動作を行なわせる
ための余分な力が必要となり、手動作業では野菜収納室
の出し入れ作業が行ないにくい不具合があった。特に、
の公報に示す引き出し装置はモータは一定速度で回転
することから、至急収納室を開閉操作したい場合でも、
この自動開閉機構の動作終了を待たなければならず、自
動開閉操作が行なえる利便さの反面手動開閉が行ないづ
らい欠点があった。一方、の公報に示す引き出し扉
は、短ストローク扉押し出し手段と長ストローク扉押し
出し手段の両者が必要なことから、扉開放装置自体の構
成が複雑化しやすく、組み立て作業性が悪い不具合があ
った。また、常時ラックとピニオンを噛み合わせるため
には、組み立て時の寸法誤差がないようにしなければな
らず、製作面での制約が多く、寸法誤差があった場合の
誤差を吸収する工夫がなされていない。
【0005】他方、手動操作と自動開放操作とを使い分
けられるようにすべく、ラックとピニオンの噛み合わせ
を切り換えられる切り換え部材を設けることが考えられ
るが、部品点数の増加はもとより、構造が更に複雑化
し、扉開放装置の配置スペースが広くなって、収納容積
を減少してしまう不具合があった。また、扉と開放装置
との間に間隔を設けておくことで常には扉と扉開放装置
とが接触しない状態にしておくことが考えられるが、ラ
ックとピニオンとを噛み合わせる構造のものに対して
は、不向きである。
【0006】そこで本発明では、扉開放装置を開放時に
補助的に動作させ手動操作との組み合わせで扉開放を行
ないやすくする扉開放装置を提供することに加え、この
扉開放装置を効果的に動作させるための扉開放方法を提
示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前面開口の断
熱箱と、この断熱箱に前後回動可能に枢支される扉と、
この扉の非枢支側の面と間隔をあけて配置され扉を押し
出す非駆動部を有する駆動装置と、この駆動装置を動作
させる扉開放スイッチとを備えた冷蔵庫に関するもので
あり、被駆動部を後退させた後、第1の速度で前進させ
前記非枢支側の面に当接させて停止し、扉開放スイッチ
の操作に基づき被駆動部を第1の速度より速い第2の速
度で前進させるようにした冷蔵庫の扉開放方法を提示す
るものである。
【0008】また、本発明は、前面開口の断熱箱と、こ
の断熱箱に前後回動可能に枢支される扉と、この扉の非
枢支側の面を押し出す駆動装置と、駆動装置を動作させ
る開放信号を出力する扉開放スイッチとを備えた冷蔵庫
において、前記駆動装置は、前後に進退自在な被駆動部
と、この被駆動部の位置を検出して検出信号を出力する
位置検出部と、前記被駆動部を前進或いは後退させる駆
動部とからなり、前記被駆動部と前記扉の非枢支側の面
との接触を検知して前記被駆動部を停止させる信号を出
力する停止スイッチと、前記扉の閉塞を検出して待機信
号を出力する扉スイッチとを備え、前記駆動部は、前記
扉スイッチの待機信号により前記被駆動部を第1の速度
で前進させ、前記停止スイッチの停止信号により前記被
駆動部を停止させ、前記扉開放スイッチの開放信号によ
り前記被駆動部を第1の速度より速い第2の速度で前進
させ、前記位置検出部の検出信号により前記被駆動部を
後退させる冷蔵庫の扉開放装置を提供するものである。
【0009】
【作用】請求項1の扉開放方法によれば、扉開放スイッ
チの操作がなければ駆動装置の被駆動部は扉の非枢支側
の面に当接したままで待機している。この状態では被駆
動部が非枢支側の面に接するだけであり、扉を手動に開
放する場合には駆動装置とは関係なく動かせるので、操
作が行ないやすい。
【0010】また、扉開放スイッチの操作に基づいて被
駆動部は第1の速度より速い第2の速度で前進すること
から、待機状態に至る場合の前進動作よりも大きな力で
扉の非枢支側を押し出すことができ、扉開放操作時には
扉開放スイッチを操作するだけで、扉を断熱箱開口縁か
ら引き離すことができる。
【0011】一方、請求項2の扉開放装置によれば、扉
スイッチの待機信号に基づいて停止スイッチから停止信
号が出力されるまで被駆動部が第1の速度で前進するこ
とから、駆動装置の取付位置のずれや被駆動部の動作ス
トロークの違い等寸法誤差があっても、被駆動部を確実
に非枢支側の面に接した状態で待機させることができ
る。
【0012】また、開放信号で被駆動部が第1の速度よ
り速い第2の速度で動き、検出信号で後退することか
ら、被駆動部は扉開放の初期段階だけ開放操作に関与
し、扉が閉められる場合には後退しているため扉の非枢
支側の面が被駆動部に衝突することはない。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0014】1は家庭用冷蔵庫であり、前面開口の断熱
箱2と、断熱箱の内部を上下に仕切る仕切壁と、仕切壁
で仕切られた下部空間を更に上下に仕切る仕切板4と、
上中下3段に仕切られた空間を閉塞する扉5,6,7と
から成る。本実施例では上段を冷凍室、中段を冷蔵室、
下段を野菜室とし、扉5及び6は向かって右側を前後回
動可能に枢支した回動式の扉であり、扉7は引き出し式
の扉である。
【0015】11は冷蔵室の扉6を開放させるための扉
開放装置であり、以下のものからなる。即ち、13は扉
6の把手12近傍に設けられた扉開放スイッチであり、
本例では使用者がこのスイッチに触れると静電容量が変
化して扉開放信号としてのON信号を出力するタッチセ
ンサーを採用しており、以下タッチセンサーと称する。
14は扉開放装置11に何らかの異常があったことを表
示する警報表示部としての警報ランプ、15はこの表示
部14の表示を終了させるリセットスイッチであり、そ
の押圧操作によりON信号を出力する。
【0016】16は扉6が閉塞されたことを検知して後
述する被駆動部を所定位置で待機させるための待機信号
としてのON信号を出力する扉スイッチであり、通常扉
の枢支側の一部で押されて出没するように断熱箱の側壁
前部に設けられており、以下スイッチDと称する。
【0017】17は扉6の非枢支側の面を押し出すこと
で扉の開放を補助する駆動装置であり、断熱箱の左側壁
内面に取りつけられ後述する各部品を収納するケース1
8と、このケースに前後方向に進退自在に配置される被
駆動部19と、この被駆動部19の位置を検出して検出
信号を出力する位置検出部20と、前記被駆動部19を
前進又は後退させる駆動部21とからなる。
【0018】駆動部21は、図示しないがモータとモー
タの回転運動を前後往復運動に変換するカム及びこのモ
ータの動作を制御する制御部材とからなる。被駆動部1
9は、後退運動で後端がケース18よりも後方へ突出
し、前進運動で前端がケース18よりも前方へ突出する
棒状のものを採用しており、その可動範囲を図4に示し
てある。
【0019】位置検出部20は、本実施例においては被
駆動部19が最大限後退したことを検知し第1の検知信
号としてのON信号を出力する後退検知スイッチ(以下
スイッチAと称す)20Aと、被駆動部19が最大限前
進したことを検知し、第2の検知信号としてのON信号
を出力する前進検知スイッチ(以下スイッチBと称す)
20Bとからなる。尚、スイッチ20A,20Bは、最
大限後退したとき(図4の破線位置参照)スイッチ20
AがON、スイッチ20BがOFFとなり、最大限前進
したとき(図4の一点鎖線位置参照)スイッチA20A
がOFF,スイッチB20BがONとなり、途中位置に
あるとき(図4の実線位置参照)両スイッチA,BがO
FFとなるようにケース18に取り付けてある。22は
駆動装置17を断熱箱2の左側壁に固定するための固定
部である。尚、固定時において、被駆動部の先端と停止
スイッチの没入位置との間には所定間隔Gをあけてお
く。
【0020】24は扉6の非枢支側の面でかつ被駆動部
の動作範囲内で被駆動部と対峙する位置に設けられた停
止スイッチであり、この停止スイッチ24は、常時突出
位置にあり被駆動部に押し付けられたときに没入位置と
なり被駆動部と扉の非枢支側の面とが接触したことを検
知して停止信号としてのON信号を出力するものであ
り、以下スイッチEと称する。
【0021】以上の構成に基づき扉開放装置11の動作
を説明する。
【0022】冷蔵庫1のプラグをコンセント(共に図示
せず)に差し込むと、扉開放装置11は以下の動作を実
行する。
【0023】即ち、ステップS1で後退検知スイッチと
してのスイッチAがON信号を出力しているか否かを判
断し、スイッチAがON信号を出力していなければ制御
部材がステップS2で被駆動部(以下アクチュエータと
称する)19を後退動作させてステップS1へ復帰す
る。この動作によりアクチュエータ19は最大限後退し
た位置まで移動する。この結果、スイッチAがこの位置
を検出して第1の検知信号としてのON信号を出力する
ことから、ステップS1でON信号の出力が判断され、
ステップS3でアクチュエータ19を停止させる。この
ため、アクチュエータ19は最大限後退した位置で一度
停止する(ここまでの動作が図4の(ア)の動作であ
る)。
【0024】次にステップS4で扉スイッチであるスイ
ッチDが閉扉状態を示すON信号を出力しているか否か
を判断し、ON信号が出力されるまで停止を継続し、O
N信号が出力されればステップS5でアクチュエータ1
9を第1の速度でゆっくりと前進動作させる。この第1
の速度で前進したときに通常は1秒以内に次の一旦停止
位置まで到達するため、ステップS6で1秒の待機時間
をとり、ステップS7で停止スイッチとしてのスイッチ
Eから停止信号としてのON信号が出力されているか否
かを判断し、ON信号が出力されていればステップS8
でアクチュエータを停止させ(ここまでの動作が図4の
(イ)の動作である)、出力されてなければステップS
10へ移行する。
【0025】ステップS9では、再度スイッチがON
信号を出力しているか否かを判断し、ON信号が出力さ
れていればステップS11へ移行し、ON信号が出力さ
れなければステップS1へ復帰する。
【0026】ステップS10では、前進検出スイッチと
してのスイッチBが第2の検知信号としてのON信号を
出力しているか否かを判断し、出力されていればアクチ
ュエータ19のゆっくりとした前進中に扉が開放された
ものと判断してステップS1ー復帰する。この復帰によ
り、アクチュエータは後退動作するため、閉扉によりケ
ースから前方へ突出したアクチュエータに扉が衝突する
ことはなく、アクチュエータ或いは扉の破損が防止でき
る。ON信号が出力されてなければ駆動装置17にロッ
クが生じたりスイッチE或いはスイッチBに異常が生じ
たと判断してステップS23へ移行する。
【0027】ステップS11では、タッチセンサー13
の反応があったか否か(即ち、ON信号が出力されたか
否か)が判断され、反応がなければステップS9へ戻
り、反応があればステップS12でアクチュエータ19
を第1の速度よりも速い第2の速度で前進動作させる。
第1の速度と第2の速度との切り換えは、通常モータへ
の印加電圧を高くすればトルクが高くなる特性を利用す
ることで簡単に対応できる。尚、第2速度で前進したと
き通常1秒以内にアクチュエータは最大ストローク(最
大限に前進した位置)に達することから、ステップS1
3で1秒の待機時間をとり、ステップS14でスイッチ
BがON信号を出力しているか否かを判断し、出力して
いればステップS16でアクチュエータを停止させる
(ステップS11〜S16までの動作が図4の(ウ)の
動作である)。
【0028】次にステップS17で1.5秒間待機さ
せ、ステップS18でアクチュエータを後退させる。ス
テップS19ではスイッチAがON信号を出力している
か否かを判断し、ON信号が出力されるまで後退を継続
し、出力されればステップS20でアクチュエータを停
止させる(ステップS17〜S20までの動作が図4の
(エ)の動作である)。尚、ステップS21でスイッチ
DがON信号を出力しているか否かを判断し、ON信号
が出力されるまで停止を継続し、出力されればステップ
S22で3秒間待機させた後、ステップS4へ戻る。
【0029】一方、ステップS14でスイッチBがON
信号を出力していなければ、ステップS15で停止スイ
ッチであるスイッチEがON信号を出力しているか否か
を判断し、出力されていればステップS16へ移行し、
出力されてなければ駆動装置17のロック異常やスイッ
チB或いはスイッチEの異常と判断してステップS23
へ移行する。
【0030】ステップS23では警告ランプ14を点灯
させ、ステップS24でリセットスイッチ15がON信
号を出力しているか否かを判断し、ON信号が出力され
るまでこの点灯を継続し、リセットスイッチが押されて
ON信号が出力されたら、ステップS25で警告ランプ
14を消灯させ、ステップS1へ復帰する。
【0031】以上のような扉開放装置11の動作によれ
ば、タッチセンサー13が操作されない状態であれば、
被駆動部19が停止スイッチ24を没入させた状態のま
ま停止している(この状態を待機状態と称する)。そし
てタッチセンサー13が操作されることで被駆動部19
は第2の速度で前進するため、第1の速度で前進した待
機段階に至るまでの過程に比して高いエネルギー(即ち
強い押し出し力)でもって扉の非枢支側を押し出すこと
ができる。ただし、待機状態にあってタッチセンサーが
操作されることなく扉6が開放された場合には、スイッ
チDがこの開放を検知してOFF信号を出力するため、
アクチュエータは後退動作を行なう。この後退動作でア
クチュエータはケースから突出しないので、扉がアクチ
ュエータに当たりいずれか一方が破損する不具合は回避
される。
【0032】また本発明の扉開放装置11によれば、ス
イッチDのON信号(待機信号)に基づき、停止スイッ
チ(スイッチE)から停止信号(ON信号)が出力され
るまで被駆動部19がゆっくりと前進することから、駆
動装置17の取付位置にずれがあったり被駆動部19の
長さにバラツキがあったとしても、停止スイッチにより
このバラツキを吸収することができこのスイッチにより
被駆動部19を確実に一旦停止させることができる。し
かもゆっくり前進するので扉を開放させるトルク以下に
しやすい。さらに扉開放スイッチ13の開放信号で被駆
動部が第2の速度で前進し、位置検出部20の前進検知
スイッチ20Bの検出信号で被駆動部を停止させた後後
退させるので、被駆動部19は扉開放時の最初の段階だ
けしか関与せず、その後の扉開閉操作は駆動装置17に
関係なく行なえる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、扉開放スイッチの操作がなければ被駆動部は扉の非
枢支側の面に接する状態で待機しているため、手動操作
で扉を開放するに際して駆動装置と扉との噛み合せを解
除する必要はない。しかも、この待機状態に至るまでは
第1の速度で前進することから、この速度を小さくすれ
ば扉を開放することはない。またこの待機状態に扉開放
スイッチが操作されると、被駆動部が第1の速度より速
い第2の速度で前進するため、その運動エネルギーが高
められ大きな力で扉を押し出すことができる。
【0034】一方、請求項2の扉開放装置によれば、扉
スイッチの待機信号に基づいて停止スイッチから停止信
号が出力されるまで被駆動部が第1の速度で前進するこ
とから、駆動装置の取付位置のずれや被駆動部の動作ス
トロークの誤差等寸法誤差があっても、確実に非枢支側
の面に接した状態で被駆動部を停止させることができ
る。また、扉開放スイッチの開放信号により被駆動部を
第2の速度で前進させることから、前述の停止までのと
きよりも大きなエネルギーで扉を押し出すことができ
る。さらに、位置検出部の検出信号により被駆動部を後
退させることから、扉開放装置にて扉を開放した後、手
動操作にて扉を閉める場合に扉が被駆動部に衝突するこ
とはなく、扉或いは駆動装置の破損が未然に防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の斜視図である。
【図2】冷蔵庫の扉開放装置を示す要部斜視図である。
【図3】駆動装置と停止スイッチの関係を示す一部切欠
状態の側面図である。
【図4】駆動装置の動作を説明する動作説明図である。
【図5】本発明の扉開放装置の動作流れを説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱箱 6 扉 11 扉開放装置 13 扉開放スイッチ 16 扉スイッチ 17 駆動装置 19 被駆動部 20A,20B 位置検出部 21 駆動部 24 停止スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/02 F25D 29/00 E05F 15/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口の断熱箱と、この断熱箱に回動
    可能に枢支され前記開口を閉塞する扉と、この扉の非枢
    支側の面と間隔をあけて配置され扉を押し出す被駆動部
    を有する駆動装置と、この駆動装置を動作させる扉開放
    スイッチとを備え、被駆動部を後退させた後、第1の速
    度で前進させ前記非枢支側の面に当接させて停止し、扉
    開放スイッチの操作に基づき被駆動部を第1の速度より
    速い第2の速度で前進させることを特徴とする冷蔵庫の
    扉開放方法。
  2. 【請求項2】 前面開口の断熱箱と、この断熱箱に回動
    可能に枢支され前記開口を閉塞する扉と、この扉の非枢
    支側の面を押し出す駆動装置と、駆動装置を動作させる
    開放信号を出力する扉開放スイッチとを備えた冷蔵庫に
    おいて、前記駆動装置は、前後に進退自在な被駆動部
    と、この被駆動部の位置を検出して検出信号を出力する
    位置検出部と、前記被駆動部を前進或いは後退させる駆
    動部とからなり、前記被駆動部と前記扉の非枢支側の面
    との接触を検知して前記被駆動部の停止信号を出力する
    停止スイッチと、前記扉の閉塞を検出して待機信号を出
    力する扉スイッチとを備え、前記駆動部は、前記扉スイ
    ッチの待機信号により前記被駆動部を第1の速度で前進
    させ、前記停止スイッチの停止信号により前記被駆動部
    を停止させ、前記扉開放スイッチの開放信号により前記
    被駆動部を第1の速度より速い第2の速度で前進させ、
    前記位置検出部の検出信号により前記被駆動部を後退さ
    せることを特徴とする冷蔵庫の扉開放装置。
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