JP3011481B2 - サイクルスチル回路 - Google Patents

サイクルスチル回路

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JP3011481B2
JP3011481B2 JP12390691A JP12390691A JP3011481B2 JP 3011481 B2 JP3011481 B2 JP 3011481B2 JP 12390691 A JP12390691 A JP 12390691A JP 12390691 A JP12390691 A JP 12390691A JP 3011481 B2 JP3011481 B2 JP 3011481B2
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充伸 浅野
浩 前田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリアクセスのための
サイクルスチル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ等の電子機器において、CRT(陰極管)、
LCD(液晶表示器)の様に非蓄積型の表示器を用いる
場合、リフレッシュメモリに格納されている表示データ
を一定周期で読出し表示器に供給しなければならない
(リフレッシュ動作)。また、表示データは固定ではな
く常に変化するため、上記リフレッシュメモリに対する
書替えも必要となる。
【0003】現在、この種機器ではその処理速度を高め
るために、上記リフレッシュメモリに対する表示データ
の書込みは主制御部が行ない、一方上記メモリからの表
示データの読出しは主制御部とは別個に設けられた表示
制御部が行なう構成となっている。このため、上記両制
御部から同時アクセスを防ぐために、上記リフレッシュ
メモリに対するアクセスにはサイクルスチルという方法
が用いられている(例えば、特開昭55−34778号
公報参照)。
【0004】図3は、従来のサイクルスチル方法を説明
するためのブロック回路図であり、図中(1)は例えば
マイクロコンピュータからなる主制御部であり、該主制
御部はアドレスデータ及び表示データを出力するデータ
出力端子AD0〜AD19と、リフレッシュメモリ
(3)に対するアクセスを要求するためのMEMWR信
号(アクセス要求時の出力は論理値0のローレベル信
号)を出力するための端子と、同期信号LCDOSCを
出力する端子とを備える。(2)はスーパーインテグレ
ーション(SI)回路であり、該回路は主制御部(1)
のデータ出力端子より出力されたデータを主制御部
(1)からのコントロール信号(図示せず)に基づいて
アドレスデータと表示データとに分け、夫々アドレスバ
スAB及びデータバスDBに出力する。
【0005】(3)はリフレッシュメモリとしてのビデ
オ・ランダム・アクセスメモリ(VRAM)であり、該
VRAMは64KB(バイト)の記憶容量を有し、その
うち第0バイト目〜第32Kバイト目までが表示データ
を格納するリフレッシュメモリとして機能する。また、
このVRAM(3)はライト・イネーブル端子WEに論
理値1のハイレベル信号が入力されている際には、A0
〜A14端子より入力されるアドレス信号に対応したア
ドレスより表示データを読出し、I01−I08端子を
介してデータバスDBに出力する。そして、WE端子に
論理値0のローレベル信号が入力されている際には、A
0〜A14端子より入力されるアドレス信号に対応した
アドレスに、I01−I08端子を介してデータバスD
Bより供給される表示データを格納する。
【0006】(4)は例えば液晶表示器からなる表示
部、(5)は例えば沖電気(株)製のMSM6355G
Sからなる表示制御部であり、該表示制御部は主制御部
(1)より出力され、CLK端子を介して入力される同
期信号LCDOSCに基づいて、主制御部(1)からの
VRAM(3)に対する表示データの書込み期間(以
下、CPU期間と称す)と、表示部(4)上の表示のた
めのVRAM(3)からの表示データの読出し期間(以
下、リフレッシュ期間と称す)とを適切に切換える。ま
た、上記表示制御部(1)は上記CPU期間中には、ア
ドレスバスABを介してAB0〜AB15端子に供給さ
れるアドレスデータをMA0〜MA15端子より出力す
ることにより主制御部(1)のVRAM(3)に対する
アクセスを可能とする。一方、上記リフレッシュ期間中
には、内蔵のカウンタ(図示せず)のカウント値を順次
MA0〜MA14端子よりアドレスデータとして出力
し、そのアドレスデータに対応したVRAM(3)中の
アドレス位置より表示データをデータバスDBを介して
RD0〜RD7端子より受取り、かつその受取ったデー
タを表示部(4)に出力することにより表示部(4)の
リフレッシュを行なう。
【0007】(6)は第1のD型フリップフロップ(D
−FF)であり、該D−FFはそのCLK端子に入力さ
れるLCDOSC信号を1/2分周してなるLCDCA
C信号をQ端子より出力する。(7)は反転回路であ
り、該回路は主制御部(1)より出力されるMEMWR
信号を反転する。(8)はアンド回路であり、該回路は
第1D−FF(6)のQ出力と反転回路(7)の出力と
の論理積を出力する。(9)は第2D−FFであり、該
D−FFはそのCLK端子より入力されるLCDOSC
信号に基づいてアンド回路(8)の出力を遅延する。
(10)はナンド回路で、該回路はアンド回路(8)の
出力と第2D−FF(9)の反転Q出力との論理積の反
転出力をVRAM(3)のWE端子にVRAMWE信号
として供給する。
【0008】図4は図3に示した回路のタイムチャート
を示し、以下ではこのチャートに基づいて動作を説明す
る。
【0009】主制御部(1)は常にLCDOSC信号と
して所定周期の信号を出力する。従って、LCDCAC
信号(第1D−FF(6)のQ出力)はこのLCDOS
C信号の2倍の周期を有する信号となる。また、上記L
CDOSC信号は表示制御部(5)に入力されるが、こ
の制御部(5)はLCDOSC信号1周期を夫々CPU
期間及びリフレッシュ期間とし交互に割当てる。従っ
て、図4に示す如く上記LCDCAC信号のハイレベル
期間は表示制御部(5)のCPU期間と同期し、ローレ
ベル期間は表示制御部(5)のリフレッシュ期間と同期
することとなる。
【0010】この様に、表示制御部(5)のCPU期間
はLCDCAC信号のハイレベル期間と一致するので、
VRAM(3)への書込みが必要な際には上記ハイレベ
ル期間中VRAM(3)のWE端子にローレベル信号を
供給し、かつ同時に主制御部(1)よりアドレスデータ
及び表示データを供給すれば上記VRAM(3)のデー
タは簡単に書替えられると考える。しかしながら、アド
レスバスABを介して表示制御部(5)に供給され、こ
こからMA0〜MA14を介してVRAM(3)に供給
されるアドレスデータのタイミングは、表示制御部
(5)中での回路遅延により図4に示す如くLCDCA
C信号に較べてわずかに(td)遅れる。従って、単に
LCDCAC信号と要求信号MEMWRのみでVRAM
(3)のWE端子への信号供給を制御したのでは、表示
制御部(5)のリフレッシュ期間中にもかかわらず、V
RAM(3)が書込み状態となり不所望なデータが書込
まれることとなる。
【0011】そこで、図3に示す如くLCDCAC信号
とMEMWR信号との論理積である信号Aを第2D−F
F(9)でLCDOSC信号の周期の半分の時間だけ遅
延させた信号と上記信号Aとの論理積の反転出力をVR
AMWE信号としてVRAM(3)のWE端子に供給し
た。
【0012】これにより、上記回路遅延が発生したとし
ても、上記WE端子にはそれよりも遅延してローレベル
信号が入力されるので、不所望なデータの書込みは生じ
ない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4からも明
らかな様にVRAMWE信号のローレベル期間は信号A
の立下りに同期して終了する。これは、表示制御部
(5)がリフレッシュ期間に移行し、MA0〜MA14
端子より表示部(4)に対するリフレッシュ動作のため
のアドレスデータが出力される前にVRAM(3)への
書込みを禁止するためである。
【0014】この結果、主制御部(1)がVRAM
(3)をアクセスできる時間は、LCDOSC信号の半
周期分の時間となってしまい、実際に表示制御部(5)
が割当たCPU期間を有効に利用できない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題を
解決するためになされたもので、その構成的特徴は、表
示部と、該表示部の表示データが格納されるリフレッシ
ュメモリと、該メモリに対するアクセス要求及びアドレ
スデータを出力する主制御部と、上記リフレッシュメモ
リから表示データを読出し上記表示部に出力するための
リフレッシュ期間と上記アクセス要求に応答して上記主
制御部から出力されるアドレスデータを上記リフレッシ
ュメモリに出力し上記主制御部の上記リフレッシュメモ
リに対するアクセスを可能とするCPU期間とを供給さ
れる同期信号に基づいて交互に切換える表示制御部と、
上記表示制御部の上記切換に同期した信号を上記表示制
御部に出力する手段と、該手段より出力され上記表示制
御部の回路的遅延により遅延された信号と上記主制御部
より出力されるアクセス要求信号とから上記リフレッシ
ュメモリに対するライト・イネーブル信号を作成し出力
する手段とを有することにある。
【0016】
【作用】上記構成によれば、リフレッシュメモリに供給
されるライトイネーブル信号は表示制御部の回路的遅延
分だけ遅延されることとなる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック回路
図であり、また図2は上記実施例のタイムチャートであ
る。尚、図1中図3と同一箇所には同一番号を付した。
【0018】本実施例と図3及び図4に示した従来例と
の相違は、従来例において第1D−FF(6)を用いて
作成していたLCDCAC信号を主制御部(1)で作成
し、SI回路(2)及びアドレスバスABを介して表示
制御部(5)のAB15端子に供給すると共に、表示制
御部(5)のMA15端子の出力と主制御部(1)より
出力され反転回路(7)により反転されたMEMWR信
号の反転信号とをナンド回路(10)に供給し、かつそ
のナンド回路(10)の出力をVRAMWE信号として
VRAM(3)のWE端子に供給したことにある。
【0019】即ち、表示制御部(5)のAB15端子に
入力される信号は図4に示したLCDCAC信号と全く
同一であるので、図2に示す如くそのハイレベル期間及
びローレベル期間は表示制御部(5)のCPU期間及び
リフレッシュ期間に完全に同期している。また、上記A
B15端子より供給された信号はAB0〜AB14端子
から入力されたアドレスデータと同様に表示制御部
(5)の回路的遅延により遅延されるので、図3に示す
如くMA0〜MA14端子より出力されるアドレスデー
タと同期してMA15端子より出力される。この結果、
MEMWR信号がローレベルとなっているアクセス要求
期間中におけるVRAM(3)のCPU期間の全期間に
亘ってVRAMWE信号はローレベルとなる。
【0020】この様に本実施例では、表示制御部(5)
がCPU期間である間は主制御部(1)はその全期間に
亘ってVRAM(3)をアクセスできる。
【0021】尚、本実施例では従来のLCDCAC信号
に相当する信号を主制御部(1)で作成し、アドレスバ
スAB等を介して表示制御部(5)のAB15端子に供
給する様構成したが、図3に示した様に第1D−FF
(6)等を用いて同期信号であるLCDOSC信号を分
周し、その分周信号を上記AB15端子に入力する様に
構成しても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、表示制御部により割当
てられるCPU期間の全期間に亘って主制御部がリフレ
ッシュメモリをアクセスできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本実施例の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図3】従来例を示すブロック回路図である。
【図4】従来例の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 主制御部 3 VRAM(リフレッシュメモリ) 4 表示部 5 表示制御部 10 ナンド回路 MEMWR アクセス要求信号 LCDOSC 同期信号 VRAMWE ライト・イネーブル信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−110597(JP,A) 特開 昭64−42691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 G06F 3/153 G06F 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、該表示部の表示データが格納
    されるリフレッシュメモリと、該メモリに対するアクセ
    ス要求及びアドレスデータを出力する主制御部と、上記
    リフレッシュメモリから表示データを読出し上記表示部
    に出力するためのリフレッシュ期間と上記アクセス要求
    に応答して上記主制御部から出力されるアドレスデータ
    を上記リフレッシュメモリに出力し、上記主制御部の上
    記リフレッシュメモリに対するアクセスを可能とするC
    PU期間とを、供給される同期信号に基づいて交互に切
    換える表示制御部と、上記表示制御部の上記切換に同期
    した信号を上記表示制御部に出力する手段と、該手段よ
    り出力され上記表示制御部の回路的遅延により遅延され
    た信号と上記主制御部より出力されるアクセス要求信号
    とから上記リフレッシュメモリに対するライト・イネー
    ブル信号を作成し出力する手段とを有することを特徴と
    するサイクルスチル回路。
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JPH04350695A JPH04350695A (ja) 1992-12-04
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