JP3011421U - 容器収納用段ボール箱 - Google Patents

容器収納用段ボール箱

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JP3011421U
JP3011421U JP1994014353U JP1435394U JP3011421U JP 3011421 U JP3011421 U JP 3011421U JP 1994014353 U JP1994014353 U JP 1994014353U JP 1435394 U JP1435394 U JP 1435394U JP 3011421 U JP3011421 U JP 3011421U
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JP
Japan
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container
cardboard box
flaps
annular
flap
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Application number
JP1994014353U
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English (en)
Inventor
祥人 古田
正秋 大木
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Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器収納用段ボール箱を積み上げて運搬又は
保管する際、段ボール箱の積み倒れを防止し、かつ容器
の保護を図ることである。 【構成】 複数個の容器を収納する段ボール箱におい
て、前記容器の底面側の内フラップ4、4’の前記容器
の底面と対応する位置に、前記容器の底面の突出形状に
相応して環状凹部8を設ける。または、前記容器の底面
と対応する内フラップに前記容器の底面の突出形状に相
応して環状弱体部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数個のペットボトル等の容器を収納する段ボール箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数個の容器を収納する段ボール箱に容器を収納し他の場所へ運搬したり又は 保管する際、その段ボール箱を複数段に積み上げるのが一般的である。
【0003】 従来の段ボール箱は、角筒状胴部の上下開口端にそれぞれ外フラップと内フラ ップを連設し、それらの外フラップと内フラップとを重ね合わせて封緘している 。
【0004】 そして、多数の容器が収納された上記の如き段ボール箱を高く積み上げると、 下方の段ボール箱には積載荷重が加わり、段ボール箱の胴部が膨らむと共に、容 器上下面が内フラップに圧接することになり、その圧接部に潰れが生じる。
【0005】 このとき、この潰れの状態に差があると、積み上げられた段ボール箱の積載状 態が不安定となり、傾倒し易い問題がある。
【0006】 また、容器の収納状態が縦方向と横方向とで列の長さが異なる段ボール箱の場 合には、一般的に外フラップと内フラップとの重なりが部分的となり、段ボール 箱の中央部に内フラップの存在しない部分が生じる。
【0007】 上記の如き段ボール箱に容器を収納すると、内フラップに接する容器が内フラ プの厚みにより集中的に荷重を受けることとなり、積載状態が更に不安定となる 。
【0008】 また、内フラップに圧接する容器が集中的に荷重を受けると、その容器がペッ トボトルのように柔軟な材質で形成されている場合に、前記容器の首部分がその 集中的な荷重により座屈する問題も生じる。
【0009】 一方、上記のような問題を解消するものとして、容器の口部の密封栓が接する 側の内フラップに前記密封栓の形状に相当する圧壊部をもつ段ボール箱が考えら れている。
【0010】 しかし、上記のように天面内フラップ圧壊部を設けても、底面内フラップの厚 みは依然として存在しており、充分な効果が得られなかった。
【0011】 また、底面内フラップの容器と接する部分には、荷扱い中の振動等により不均 衡な潰れが生じ易くなり、積載状態が不安定となる原因となっていた。
【0012】 そこで、前記圧壊部を容器の底面内フラップに前記天面フラップと同じような 圧壊部を設けることが考えられる。
【0013】 しかし、容器の底面の大きさの圧壊部を設けると、その圧壊部の大きさが密封 栓のそれに比して大きなものとなり、圧壊部を設けた内フラップの強度が劣下す る欠点があり、かつその圧壊に大きな圧力を必要とする問題が生じる。
【0014】 また、圧壊部を設けた内フラップの強度が劣下することにより、機械による箱 の組立に支障が生じたり、内外フラップをホットメルトを用いて接着する際に圧 着不良が生じる問題もある。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案の課題は、容器を収納した段ボール箱の内フラップの位置に ある容器が集中的に大きな荷重を受けるのを防止し、前記段ボール箱を積み上げ て運搬したり又は保管する際、その段ボール箱の積載状態が不安定になるのを防 止することである。
【0016】 また、これと同時に前記段ボール箱の強度を維持しつつ容器の保護をも図るこ とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は、角筒状胴部の上下開口端にそれぞ れフラップを連設し、前記フラップを重ね合わせて封緘する容器収納用段ボール 箱において、容器の底面側の内フラップの前記容器の底面と対応する位置に、前 記容器の底面の環状突出形状に相応して環状の凹部を設ける構成を採用したので ある。
【0018】 また、前記容器収納用段ボール箱において、容器の底面側の内フラップの前記 容器の底面と対応する位置に、前記容器の底面の環状突出形状に相応して、前記 内フラップの中芯に多数の不連続切目を入れ環状の弱体部を設ける構成を採用し た。
【0019】
【作用】
所定数の容器を段ボール箱の底面上に置いて収納する。
【0020】 上記のように容器が収納された段ボール箱を複数段に積み上げると、下の段に あるものは、所定の荷重を受ける。
【0021】 そして、段ボール箱の底面の内フラップに置かれた容器の底面の突出部は、前 記段ボール箱の底面の内フラップの環状の凹部に自重及び荷重で圧接する。
【0022】 これにより、前記容器の頂部の位置が均等に下がり、前記容器が集中的に荷重 を受けるのを防止する。
【0023】 また、底面の内フラップに置かれた容器の底面の突出部は、前記段ボール箱の 底面の内フラップの環状の弱体部に自重及び荷重で圧接し、その弱体部を潰すこ とになる。
【0024】 これにより、上記と同じように前記容器の頂部の位置が均等に下がり、前記容 器が集中的に荷重を受けるのを防止する。
【0025】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0026】 図1は、段ボール箱のブランクによって、それぞれ一対の天面外フラップ1、 1’、天面内フラップ2、2’、底面外フラップ3、3’、底面内フラップ4、 4’、側壁5、5’、端壁6、6’及び糊代7より成る。
【0027】 底面内フラップ4、4’には、容器20の底面22の突出部21の形状に相応 する環状凹部8が設けられる。
【0028】 図2に示すように、前記環状凹部8は、底面内フラップ4、4’の内ライナー 9及び中芯11を容器20の底面22の突出部21の形状に合わせてプレスで押 圧し形成される。
【0029】 図3に示すように、環状凹部12を、底面内フラップ4、4’の外ライナー1 0及び中芯11を上記と同じようにプレスで押圧し形成してもよい。
【0030】 前記環状凹部8は、容器20の底面22の突出部21の形状に従って適宜調整 されるが、前記環状凹部8の面積は、容器20の底面22全体に相当する面積を 潰すのに比べて小さくなる。
【0031】 また、図5に示すように、底面内フラップ4、4’に上記と同様に環状凹部8 を設け、天面内フラップ2、2’にも容器20の頂部23の形状に相応する凹部 30を設けてもよいが、この凹部30は、容器20の頂部23に相当する面積が その底面22の面積に比べて小さいので潰れ易い。従って、わざわざ容器20の 頂部23の形状に相応する凹部を形成する必要がなく、天面内フラップ2、2’ を全面にわたって若干潰しておくだけでよい。
【0032】 一方、図7に示すように、底面内フラップ4、4’には、前記環状凹部8又は 環状凹部12に代えて容器20の底面22の突出部21の形状に相応する環状弱 体部40を設けてもよい。
【0033】 図8に示すように、前記環状弱体部40は、底面内フラップ4、4’の内ライ ナー9及び中芯11に小さな切刃により多数の不連続切目を入れ形成される。
【0034】 この環状弱体部40は、容器20の底面22の突出部21が圧接した際に、潰 れが生じる程度に形成されていればよい。
【0035】 また、図9に示すように、底面内フラップ4、4’に上記と同様に環状弱体部 40を設け、天面内フラップ2、2’に容器20の頂部23の形状に相応する弱 体部41を設けてもよい。
【0036】 以上のような段ボール箱を使用する際の作用について説明する。
【0037】 前記段ボール箱に複数個の容器20を収納すると、図4に示すように、底面内 フラップ4、4’上に置かれた容器20の底面22の突出部21は、底面内フラ ップ4、4’の前記環状凹部8に自重及び荷重で圧接する。
【0038】 これにより、底面内フラップ4、4’上の前記容器20の頂部23の位置が均 等に下がる。
【0039】 また、図6に示すように、底面内フラップ4、4’上に置かれた容器20の底 面22の突出部21は、上記と同様に底面内フラップ4、4’の前記環状凹部8 に自重及び荷重で圧接する。
【0040】 これにより、底面内フラップ4、4’上の前記容器20の頂部23の位置が均 等に下がり、かつ前記容器20の頂部23が受ける荷重を緩和する。
【0041】 また、底面内フラップ4、4’の前記環状弱体部40に容器20の底面22の 突出部21が自重及び荷重で圧接し、その環状弱体部40が均等に潰れる。
【0042】 これにより、上記と同じように前記容器20の頂部23の位置が均等に下がる 。
【0043】
【効果】
以上のように、この考案によれば、容器底面の突出部が底面内フラップに設け られた環状の凹部に圧接し、前記容器の頂部の位置が均等に下がるので、前記容 器が集中的に荷重を受けるのを防止することができる。
【0044】 これにより、積み上げられた段ボール箱の積載状態が不安定になるのを防止す ることができ、かつ前記容器の首部分がその荷重により座屈するのを防止するこ とができる。
【0045】 また、前記環状の凹部の面積が前記容器の底面全体に相当する面積を潰すのに 比べて小さいので、ホットメルトを吹き付けて底面の内フラップと外フラップを 圧着する場合の圧着不良を防止し、前記環状の凹部を設けた内フラップの強度も 維持することができる。
【0046】 また、容器底面の突出部が底面内フラップに設けられた環状の弱体部に圧接し 、その環状の弱体部を均等に潰すので、前記容器が集中的に荷重を受けるのを防 止することができ、上記と同じ効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】段ボール箱の一例を示す展開図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】同上の一部拡大断面図
【図4】同上の使用状態を示す一部省略側面図
【図5】同上の他の例を示す展開図
【図6】同上の使用状態を示す一部省略側面図
【図7】同上の他の例を示す展開図
【図8】同上の一部拡大断面図
【図9】同上の他の例を示す展開図
【符号の説明】
1、1’ 天面外フラップ 2、2’ 天面内フラップ 3、3’ 底面外フラップ 4、4’ 底面内フラップ 5、5’ 側壁 6、6’ 端壁 7 糊代 8、12 環状凹部 9 内ライナー 10 外ライナー 11 中芯 20 容器 21 底面の突出部 22 底面 23 頂部 30 凹部 40 環状弱体部 41 弱体部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒状胴部の上下開口端にそれぞれフラ
    ップを連設し、前記フラップを重ね合わせて封緘する容
    器収納用段ボール箱において、容器の底面側の内フラッ
    プの前記容器の底面と対応する位置に、前記容器の底面
    の環状突出形状に相応する環状の凹部を設けた容器収納
    用段ボール箱。
  2. 【請求項2】 角筒状胴部の上下開口端にそれぞれフラ
    ップを連設し、前記フラップを重ね合わせて封緘する容
    器収納用段ボール箱において、容器の底面側の内フラッ
    プの前記容器の底面と対応する位置に、前記容器の底面
    の環状突出形状に相応して、前記内フラップの中芯に多
    数の不連続切目を入れ、環状の弱体部を設けた容器収納
    用段ボール箱。
JP1994014353U 1994-11-21 1994-11-21 容器収納用段ボール箱 Expired - Lifetime JP3011421U (ja)

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