JPH0219375Y2 - - Google Patents
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- JPH0219375Y2 JPH0219375Y2 JP1984017440U JP1744084U JPH0219375Y2 JP H0219375 Y2 JPH0219375 Y2 JP H0219375Y2 JP 1984017440 U JP1984017440 U JP 1984017440U JP 1744084 U JP1744084 U JP 1744084U JP H0219375 Y2 JPH0219375 Y2 JP H0219375Y2
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- reinforcing plate
- container body
- partition
- storage container
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 48
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 46
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 23
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 19
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 3
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術的背景〕
この考案は収納物品に関する。
[考案の技術背景とその問題点]
第1図は、従来の収納容器を示す斜視図であ
る。収納容器1は、直方体形状の容器本体3と、
この容器本体3内に取り付けられる中仕切5とか
ら構成される。これらの容器本体3および中仕切
5は、ともにダンボールで形成されるのが一般的
である。瓶等の収納物品7は、中仕切5により仕
切られて収納容器1内に収納される。
る。収納容器1は、直方体形状の容器本体3と、
この容器本体3内に取り付けられる中仕切5とか
ら構成される。これらの容器本体3および中仕切
5は、ともにダンボールで形成されるのが一般的
である。瓶等の収納物品7は、中仕切5により仕
切られて収納容器1内に収納される。
しかしながら、中仕切5は、収納容器1の内部
空間を収納物品7の数だけ区画するためのもので
あり、収納物品7と中仕切5との間に大きな隙間
が存在する。したがつて、この間隙のため、収納
容器1を運般する際に、収納物品7が中仕切7に
よつて区画された小空間内で上下左右方向に振動
することが多い。この振動により収納物品7どう
しが接触したり、あるいは収納物品7と中仕切5
とが接触して、第2図に示す収納物品7のA部、
B部が摩耗し損傷する恐れがある。この摩耗・損
傷が甚だしい場合には、収納物品7に亀裂を生じ
収納物品7が破損する危険がある。
空間を収納物品7の数だけ区画するためのもので
あり、収納物品7と中仕切5との間に大きな隙間
が存在する。したがつて、この間隙のため、収納
容器1を運般する際に、収納物品7が中仕切7に
よつて区画された小空間内で上下左右方向に振動
することが多い。この振動により収納物品7どう
しが接触したり、あるいは収納物品7と中仕切5
とが接触して、第2図に示す収納物品7のA部、
B部が摩耗し損傷する恐れがある。この摩耗・損
傷が甚だしい場合には、収納物品7に亀裂を生じ
収納物品7が破損する危険がある。
この考案は、上記事実に鑑みてなされたもので
あつて、搬送中に収納物品の破損を防止するとと
もに、収納容器の強度を向上させることができる
収納容器を提供することを目的とする。
あつて、搬送中に収納物品の破損を防止するとと
もに、収納容器の強度を向上させることができる
収納容器を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するために、この収納容器は物
品を収納する容器本体と、この容器本体に取り付
けられ上記収納物品間を一定距離に保持する中仕
切とを有する収納容器において、中仕切は、容器
本体の横断面とほぼ同一の大きさの基板と、この
基板の中央位置にこの基板を2分割するようにし
て設けられた補強板と、上記基板に連接し上記容
器本体の内周壁に沿つて折り曲げられる支持片と
を備え、上記基板には、前記収納物品の肩口部に
嵌入可能なガイド口が開口され、上記支持片は折
り曲げられたその頂端面が前記容器本体の蓋に係
合可能に設けられ、上記補強板は容器本体の蓋側
に屈曲し、さらに屈曲した補強板の頂部が容器本
体の上記蓋に当接可能に構成されたものである。
したがつて、上記ガイド口に収納物品が嵌入され
た前記中仕切の支持片および補強板を上記容器本
体の蓋で押圧することにより、上記収納物品を収
納容器に一体的に固定して、収納物品の損傷等を
防止できる。さらに、収納容器が積み上げられた
際、各収納容器に上下方向から作用する荷重を補
強板およびガイド口を介して収納物品に分散して
支持できるので、収納容器の上下方向の強度を向
上させることができる。
品を収納する容器本体と、この容器本体に取り付
けられ上記収納物品間を一定距離に保持する中仕
切とを有する収納容器において、中仕切は、容器
本体の横断面とほぼ同一の大きさの基板と、この
基板の中央位置にこの基板を2分割するようにし
て設けられた補強板と、上記基板に連接し上記容
器本体の内周壁に沿つて折り曲げられる支持片と
を備え、上記基板には、前記収納物品の肩口部に
嵌入可能なガイド口が開口され、上記支持片は折
り曲げられたその頂端面が前記容器本体の蓋に係
合可能に設けられ、上記補強板は容器本体の蓋側
に屈曲し、さらに屈曲した補強板の頂部が容器本
体の上記蓋に当接可能に構成されたものである。
したがつて、上記ガイド口に収納物品が嵌入され
た前記中仕切の支持片および補強板を上記容器本
体の蓋で押圧することにより、上記収納物品を収
納容器に一体的に固定して、収納物品の損傷等を
防止できる。さらに、収納容器が積み上げられた
際、各収納容器に上下方向から作用する荷重を補
強板およびガイド口を介して収納物品に分散して
支持できるので、収納容器の上下方向の強度を向
上させることができる。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第3図は、この考案の収納容器の一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
収納容器11は、容器本体13とこの容器本体
13の上部に取り付けられる中仕切15とからな
り、ダンボールにより形成される。容器本体13
は、側板17、上蓋19および底蓋21を直方体
形状に組み立てて構成され、その内部に瓶等の収
納物品23が収納可能とされる。
13の上部に取り付けられる中仕切15とからな
り、ダンボールにより形成される。容器本体13
は、側板17、上蓋19および底蓋21を直方体
形状に組み立てて構成され、その内部に瓶等の収
納物品23が収納可能とされる。
第4図は、中仕切の展開図を示す。中仕切15
は、一対の基板25A,25Bが補強板27を介
して連接して構成される。基板25A,25Bに
は、支持片としての耳片29A〜Dおよび舌片3
3A,33Bが設けられる。
は、一対の基板25A,25Bが補強板27を介
して連接して構成される。基板25A,25Bに
は、支持片としての耳片29A〜Dおよび舌片3
3A,33Bが設けられる。
つまり、各基板25A,25Bの両短辺には、
一対の耳片29A,29B,29C,29Dがそ
れぞれ折目線31A,31B,31C,31Dを
介して連接される。また、基板25A,25Bの
それぞれの長辺には、補強板27に対向して舌片
33A,33Bが折目線35A,35Bを介して
連接される。
一対の耳片29A,29B,29C,29Dがそ
れぞれ折目線31A,31B,31C,31Dを
介して連接される。また、基板25A,25Bの
それぞれの長辺には、補強板27に対向して舌片
33A,33Bが折目線35A,35Bを介して
連接される。
耳片29A〜Dはそれぞれ折目線31A〜Dを
境にして、また舌片33A,Bはそれぞれ折目線
35A,Bを境にして、紙面に対し上方向に折曲
げ可能とされる。ここに、耳片29A〜Dおよび
舌片33A,Bの突出長さlは同一に設定され
る。そして、耳片29A〜Dおよび舌片33A,
Bが折り曲げられて容器本体13の上部に取り付
けられた際には、これらの耳片29A〜Dおよび
舌片33A,Bの頂端面36は、第5図に示すよ
うに容器本体13の上蓋19に当接し、この上蓋
19により下方押圧可能とされる。
境にして、また舌片33A,Bはそれぞれ折目線
35A,Bを境にして、紙面に対し上方向に折曲
げ可能とされる。ここに、耳片29A〜Dおよび
舌片33A,Bの突出長さlは同一に設定され
る。そして、耳片29A〜Dおよび舌片33A,
Bが折り曲げられて容器本体13の上部に取り付
けられた際には、これらの耳片29A〜Dおよび
舌片33A,Bの頂端面36は、第5図に示すよ
うに容器本体13の上蓋19に当接し、この上蓋
19により下方押圧可能とされる。
基板25A,Bの面積の和は、容器本体13の
横断面積とほぼ同一に設定される。また、これら
の基板25A,Bには、それぞれ複数個のガイド
口37が列状に開口される。このガイド口37の
径は、収納物品23の肩口部39の上部径より大
きく下部径より小さく定められる。したがつて、
中仕切15が容器本体13に取り付けられる際に
は、ガイド口37に収納物品23の肩口部39が
嵌入可能とされる。
横断面積とほぼ同一に設定される。また、これら
の基板25A,Bには、それぞれ複数個のガイド
口37が列状に開口される。このガイド口37の
径は、収納物品23の肩口部39の上部径より大
きく下部径より小さく定められる。したがつて、
中仕切15が容器本体13に取り付けられる際に
は、ガイド口37に収納物品23の肩口部39が
嵌入可能とされる。
補強板27は、折目線40,42を介して基板
25A,25Bにそれぞれ連接される。また、こ
の補強板27には、折目線40,42に平行で、
これらの折目線の中央に位置する折目線41が形
成される。補強板27は、上記の折目線40,4
1,42を境にして、紙面に対して上方に突出す
るように山形に屈曲可能とされる。
25A,25Bにそれぞれ連接される。また、こ
の補強板27には、折目線40,42に平行で、
これらの折目線の中央に位置する折目線41が形
成される。補強板27は、上記の折目線40,4
1,42を境にして、紙面に対して上方に突出す
るように山形に屈曲可能とされる。
補強板27は、中仕切15が容器本体13に取
り付けられる際には、第3図および第5図に示す
ように山形に屈曲されるため、この補強板27
に、基板25A,25Bを離反する方向の付勢力
が生ずる。この付勢力により、中仕切15は容器
本体13の側板17を垂直に押圧し、中仕切15
の位置が保持される。と同時に、上記付勢力によ
り、耳片33A,Bが容器本体13の側板17に
常時押圧された状態で当接可能とされる。また、
補強板27の折目線40,41,42の方向は、
ダンボールの波形紙の山・谷が延在する方向と直
交して設定される。これにより、補強板27の強
度が確保され、補強板27が、折目線40,4
1,42と平行な線を境にして屈曲することが防
止される。
り付けられる際には、第3図および第5図に示す
ように山形に屈曲されるため、この補強板27
に、基板25A,25Bを離反する方向の付勢力
が生ずる。この付勢力により、中仕切15は容器
本体13の側板17を垂直に押圧し、中仕切15
の位置が保持される。と同時に、上記付勢力によ
り、耳片33A,Bが容器本体13の側板17に
常時押圧された状態で当接可能とされる。また、
補強板27の折目線40,41,42の方向は、
ダンボールの波形紙の山・谷が延在する方向と直
交して設定される。これにより、補強板27の強
度が確保され、補強板27が、折目線40,4
1,42と平行な線を境にして屈曲することが防
止される。
折目線41を稜線として屈曲された補強板27
の頂部27Tの位置は、第5図に示すように、上
方に折り曲げられた耳片29A〜Dおよび舌片3
3A,Bの頂端面36より高さhだけ上方に定め
られる。この高さhは、第5図に示すように、容
器本体13の上蓋19のうち短辺上蓋19Aの厚
さとほぼ同一である。したがつて、容器本体13
の上蓋19を全て内側に折り曲げて梱包状態とし
た際に、補強板27の頂部27Tは、第5図に示
すように上蓋19のうち長辺上蓋19Bに当接さ
れ、この長辺上蓋19Bにより補強板27が下方
に押圧可能とされる。
の頂部27Tの位置は、第5図に示すように、上
方に折り曲げられた耳片29A〜Dおよび舌片3
3A,Bの頂端面36より高さhだけ上方に定め
られる。この高さhは、第5図に示すように、容
器本体13の上蓋19のうち短辺上蓋19Aの厚
さとほぼ同一である。したがつて、容器本体13
の上蓋19を全て内側に折り曲げて梱包状態とし
た際に、補強板27の頂部27Tは、第5図に示
すように上蓋19のうち長辺上蓋19Bに当接さ
れ、この長辺上蓋19Bにより補強板27が下方
に押圧可能とされる。
また、耳片29A〜Dの側端面のうち、補強板
27近傍の側端面43は、第4図に示すようにテ
ーパを有して形成される。このテーパは、基板2
5A,Bから離れるにつれ補強板27の側に傾斜
するものである。したがつて、中仕切15を組み
立て容器本体13に取り付けた際には、第3図お
よび第5図に示すように、側端面43と、補強板
27の傾斜した側面部端部とはほとんど隙間なく
当接可能とされる。その結果、補強板27は折目
線40,41,42と直交する方向の移動が阻止
可能とされる。
27近傍の側端面43は、第4図に示すようにテ
ーパを有して形成される。このテーパは、基板2
5A,Bから離れるにつれ補強板27の側に傾斜
するものである。したがつて、中仕切15を組み
立て容器本体13に取り付けた際には、第3図お
よび第5図に示すように、側端面43と、補強板
27の傾斜した側面部端部とはほとんど隙間なく
当接可能とされる。その結果、補強板27は折目
線40,41,42と直交する方向の移動が阻止
可能とされる。
なお、中仕切15の折目線のうち、折目線41
を除いたものは、折り曲げる側に切れ目が刻設さ
れる。そのため、耳片29A〜Dおよび舌片33
A,Bを折り曲げた際に、これらの耳片および舌
片に反折曲方向の復元力が生じ、この復元力によ
り、これらの耳片29A〜Dおよび舌片33A,
Bが容器本体13の側板17に常時当接可能とさ
れる。また、折目線41には、切れ目が刻設され
ないか、あるいは補強板27の屈曲する内側に切
れ目が刻設される。これにより、基板25A,B
を離反させる向きの水平方向付勢力が大きくなつ
て、舌片33A,Bを容器本体13の側板17に
当接させる機能および、中仕切15の位置を保持
する機能が増大される。
を除いたものは、折り曲げる側に切れ目が刻設さ
れる。そのため、耳片29A〜Dおよび舌片33
A,Bを折り曲げた際に、これらの耳片および舌
片に反折曲方向の復元力が生じ、この復元力によ
り、これらの耳片29A〜Dおよび舌片33A,
Bが容器本体13の側板17に常時当接可能とさ
れる。また、折目線41には、切れ目が刻設され
ないか、あるいは補強板27の屈曲する内側に切
れ目が刻設される。これにより、基板25A,B
を離反させる向きの水平方向付勢力が大きくなつ
て、舌片33A,Bを容器本体13の側板17に
当接させる機能および、中仕切15の位置を保持
する機能が増大される。
次に、作用を説明する。
まず、容器本体13を組み立てた後、この容器
本体13内に、瓶等の収納物品23を搬入する。
次に、耳片29A〜Dおよび舌片33A,Bをそ
れぞれの折目線31A〜D,35A,Bを境にし
て、上方に折り曲げる。と同時に、補強板27も
折目線40,41,42に沿つて、上方に突出す
るように屈曲して折り曲げる。そして、この状態
で、中仕切15を容器本体13の上部に嵌装す
る。この嵌装時には、収納物品23の肩口部39
が中仕切15のガイド口37に嵌入される。
本体13内に、瓶等の収納物品23を搬入する。
次に、耳片29A〜Dおよび舌片33A,Bをそ
れぞれの折目線31A〜D,35A,Bを境にし
て、上方に折り曲げる。と同時に、補強板27も
折目線40,41,42に沿つて、上方に突出す
るように屈曲して折り曲げる。そして、この状態
で、中仕切15を容器本体13の上部に嵌装す
る。この嵌装時には、収納物品23の肩口部39
が中仕切15のガイド口37に嵌入される。
次に、短辺上蓋19Aを容器本体13の内側に
折り曲げる。すると、耳片29A〜Dおよび舌片
33A,Bのそれぞれの頂端面36が第5図に示
すように短辺上蓋19Aに当接する。この当接に
より、中仕切15は、耳片29A〜Dおよび舌片
33A,Bを介して下方に押圧される。さらに、
長辺上蓋19Bを同様にして折り曲げる。これに
より、補強板27の頂部27Tが第5図に示すよ
うに、長辺上蓋19Bに当接し、中仕切15は補
強板27を介して下方に押圧され、かつ水平方向
に押し広げられる。以上のようにして、収納物品
23の梱包作業が終了する。
折り曲げる。すると、耳片29A〜Dおよび舌片
33A,Bのそれぞれの頂端面36が第5図に示
すように短辺上蓋19Aに当接する。この当接に
より、中仕切15は、耳片29A〜Dおよび舌片
33A,Bを介して下方に押圧される。さらに、
長辺上蓋19Bを同様にして折り曲げる。これに
より、補強板27の頂部27Tが第5図に示すよ
うに、長辺上蓋19Bに当接し、中仕切15は補
強板27を介して下方に押圧され、かつ水平方向
に押し広げられる。以上のようにして、収納物品
23の梱包作業が終了する。
この実施例によれば、短辺上蓋19Aおよび長
辺上蓋19Bが耳片29A〜Dおよび舌片33
A,Bに当接し、これらの耳片および舌片を介し
て中仕切15を下方に押圧することから、収納物
品23の肩口部39がガイド口37に強固に嵌入
され、その結果、収納物品23は収納容器11に
一体的に固定される。したがつて、収納物品23
が容器本体11内で上下左右に移動することがな
く、収納物品どうしの接触等に基づくこの収納物
品23の損傷、破損を防止することができる。
辺上蓋19Bが耳片29A〜Dおよび舌片33
A,Bに当接し、これらの耳片および舌片を介し
て中仕切15を下方に押圧することから、収納物
品23の肩口部39がガイド口37に強固に嵌入
され、その結果、収納物品23は収納容器11に
一体的に固定される。したがつて、収納物品23
が容器本体11内で上下左右に移動することがな
く、収納物品どうしの接触等に基づくこの収納物
品23の損傷、破損を防止することができる。
また、長辺上蓋19Bが補強板27を下方に押
圧することから、中仕切15に作用する下方向の
押圧力をさらに増大することができ、収納物品2
3の固定を確実化することができる。また、補強
板27が下方に押圧されることにより、中仕切1
5を、基板25A,25Bが離反する水平方向に
押し広げることができるため、中仕切15を容器
本体13に一体化させて、収納容器11の水平方
向に対する強度を高めるとができる。さらに、長
辺上蓋19Bが補強板27に当接することから、
収納容器を積み上げたときに収納容器11に作用
する上下方向の荷重を、補強板27およびガイド
口37を介して収納物品23で支持することがで
きる。しかも、この収納物品23が多数存在する
場合には、上下方向の荷重を多数の収納物品23
により分散して支持することができ、上下方向の
荷重に対する収納容器11の強度を向上させるこ
とができる。
圧することから、中仕切15に作用する下方向の
押圧力をさらに増大することができ、収納物品2
3の固定を確実化することができる。また、補強
板27が下方に押圧されることにより、中仕切1
5を、基板25A,25Bが離反する水平方向に
押し広げることができるため、中仕切15を容器
本体13に一体化させて、収納容器11の水平方
向に対する強度を高めるとができる。さらに、長
辺上蓋19Bが補強板27に当接することから、
収納容器を積み上げたときに収納容器11に作用
する上下方向の荷重を、補強板27およびガイド
口37を介して収納物品23で支持することがで
きる。しかも、この収納物品23が多数存在する
場合には、上下方向の荷重を多数の収納物品23
により分散して支持することができ、上下方向の
荷重に対する収納容器11の強度を向上させるこ
とができる。
また、第5図において補強板27の頂部27T
の高さが耳片29A〜Dおよび舌片33A,Bの
頂端面36よりhだけ高く設定されていることか
ら、補強板27が長辺上蓋19Bに確実に当接さ
れ、上述の補強板27の諸機能(収納物品23の
収納容器11への固定の確実化、収納容器11の
水平方向および上下方向に対する強度の向上)を
更に向上させることができる。
の高さが耳片29A〜Dおよび舌片33A,Bの
頂端面36よりhだけ高く設定されていることか
ら、補強板27が長辺上蓋19Bに確実に当接さ
れ、上述の補強板27の諸機能(収納物品23の
収納容器11への固定の確実化、収納容器11の
水平方向および上下方向に対する強度の向上)を
更に向上させることができる。
また、耳片29A〜Dにテーパ状の側端面43
が形成されていることから、このテーパ状側端面
43に、補強板27の傾斜した側面両端部が隙間
なく当接して、補強板27が固定保持される。し
たがつて、上記補強板27の諸機能をより向上さ
せることができる。
が形成されていることから、このテーパ状側端面
43に、補強板27の傾斜した側面両端部が隙間
なく当接して、補強板27が固定保持される。し
たがつて、上記補強板27の諸機能をより向上さ
せることができる。
第6図はこの考案に係る収納容器の他の実施例
を示す中仕切の部分展開図である。この実施例に
おいて前記実施例と同様な部分は、同一の符号を
附すことにより説明を省略する。
を示す中仕切の部分展開図である。この実施例に
おいて前記実施例と同様な部分は、同一の符号を
附すことにより説明を省略する。
中仕切51はプラスチツクで形成される。この
中仕切51の基板53A,Bは、ガイド口54を
有するリング部材55が列状に複数配列され、各
リング部材55が短プレート27により連結され
て構成される。各リング部材55は、その配設位
置により、耳片29A,B、舌片33A,B、あ
るいは補強板27の一または二以上の部材に連接
される。
中仕切51の基板53A,Bは、ガイド口54を
有するリング部材55が列状に複数配列され、各
リング部材55が短プレート27により連結され
て構成される。各リング部材55は、その配設位
置により、耳片29A,B、舌片33A,B、あ
るいは補強板27の一または二以上の部材に連接
される。
この実施例によれば、基板53はリング部材5
5および短プレート57により形成されるため、
プラスチツクの使用量が少なくコストの低減を図
ることができる。
5および短プレート57により形成されるため、
プラスチツクの使用量が少なくコストの低減を図
ることができる。
また、ガイド口54は、中仕切51の表裏方向
にテーパを有して形成され、このテーパは、収納
物品23における肩口部39の傾斜に対応して形
成され、収納物品23の梱包時に、ガイド口54
のテーパが収納物品23の肩口部39に面接触す
るため、中仕切51による収納物品23の固定を
一層確実なものとすることができる。その他、こ
の実施例においても、前記実施例と同様な効果を
得ることができる。
にテーパを有して形成され、このテーパは、収納
物品23における肩口部39の傾斜に対応して形
成され、収納物品23の梱包時に、ガイド口54
のテーパが収納物品23の肩口部39に面接触す
るため、中仕切51による収納物品23の固定を
一層確実なものとすることができる。その他、こ
の実施例においても、前記実施例と同様な効果を
得ることができる。
以上のように、この考案に係る収納容器によれ
ば、容器本体に取り付けられる中仕切は、容器本
体の横断面とほぼ同一の大きさの基板と、この基
板に連接し容器本体の内周壁に沿つて折り曲げら
れる支持片とを備え、上記基板には、収納物品の
肩口部に嵌入可能なガイド口が開口され、支持片
は折り曲げられたその頂端面が容器本体の蓋に係
合可能に構成されたことから、収納物品の肩口部
を中仕切のガイド口に嵌入し、この中仕切を容器
本体の蓋で押圧することにより、収納物品を収納
容器の一体的に固定することができ、搬送中に収
納物品の破損を防止することができるという効果
を奏する。
ば、容器本体に取り付けられる中仕切は、容器本
体の横断面とほぼ同一の大きさの基板と、この基
板に連接し容器本体の内周壁に沿つて折り曲げら
れる支持片とを備え、上記基板には、収納物品の
肩口部に嵌入可能なガイド口が開口され、支持片
は折り曲げられたその頂端面が容器本体の蓋に係
合可能に構成されたことから、収納物品の肩口部
を中仕切のガイド口に嵌入し、この中仕切を容器
本体の蓋で押圧することにより、収納物品を収納
容器の一体的に固定することができ、搬送中に収
納物品の破損を防止することができるという効果
を奏する。
また、中仕切に、容器本体の蓋と当接する補強
板を設けたことから、蓋の押圧力がこの補強板に
作用するため、ガイド口を介して収納物品を収納
容器に強固に固定することができ、収納物品の破
損をより確実に防止することができる。さらに、
補強板を設けているので、収納容器を積み上げた
際、各収納容器に上下方向から作用する荷重を、
中仕切を介して収納物品に分散して支持させるこ
とができることから、収納容器の上下方向の強度
を向上させることとができる。
板を設けたことから、蓋の押圧力がこの補強板に
作用するため、ガイド口を介して収納物品を収納
容器に強固に固定することができ、収納物品の破
損をより確実に防止することができる。さらに、
補強板を設けているので、収納容器を積み上げた
際、各収納容器に上下方向から作用する荷重を、
中仕切を介して収納物品に分散して支持させるこ
とができることから、収納容器の上下方向の強度
を向上させることとができる。
また、補強板と収納容器の蓋との当接によつて
中仕切に基板を互いに離反させる力が生じ、中仕
切が容器本体の側板を垂直に押圧するので、収納
容器の水平方向強度も向上させることができる。
中仕切に基板を互いに離反させる力が生じ、中仕
切が容器本体の側板を垂直に押圧するので、収納
容器の水平方向強度も向上させることができる。
第1図は従来の収納容器を示す斜視図、第2図
は第1図の収納容器に収納される収納物品と中仕
切との位置関係を示す側面図、第3図はこの考案
に係る収納容器の一実施例を示す斜視図、第4図
はこの実施例の中仕切の展開図、第5図は第3図
の−線に沿う断面図、第6図はこの考案に係
る収納容器の他の実施例を示す中仕切の部分展開
図である。 11……収納容器、13……容器本体、15…
…中仕切、19……上蓋、19A……短辺上蓋、
19B……長辺上蓋、23……収納物品、25
A,25B……基板、27……補強板、27T…
…補強板の頂部、29A,29B,29C,29
D……耳片、33A,33B……舌片、36……
頂端面、37……ガイド口、39……肩口部、4
3……側端面、h……高さ。
は第1図の収納容器に収納される収納物品と中仕
切との位置関係を示す側面図、第3図はこの考案
に係る収納容器の一実施例を示す斜視図、第4図
はこの実施例の中仕切の展開図、第5図は第3図
の−線に沿う断面図、第6図はこの考案に係
る収納容器の他の実施例を示す中仕切の部分展開
図である。 11……収納容器、13……容器本体、15…
…中仕切、19……上蓋、19A……短辺上蓋、
19B……長辺上蓋、23……収納物品、25
A,25B……基板、27……補強板、27T…
…補強板の頂部、29A,29B,29C,29
D……耳片、33A,33B……舌片、36……
頂端面、37……ガイド口、39……肩口部、4
3……側端面、h……高さ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 物品を収納する容器本体と、この容器本体に
取り付けられ上記収納物品間を一定距離に保持
する中仕切とを有する収納容器において、中仕
切は、容器本体の横断面とほぼ同一の大きさの
基板と、この基板の中央位置にこの基板を2分
割するようにして設けられた補強板と、上記基
板に連接し上記容器本体の内周壁に沿つて折り
曲げられる支持片とを備え、上記基板には、前
記収納物品の肩口部に嵌入可能なガイド口が開
口され、上記支持片は折り曲げられたその頂端
面が前記容器本体の蓋に係合可能に設けられ、
上記補強板は容器本体の蓋側に屈曲し、さらに
屈曲した補強板の頂部が容器本体の上記蓋に当
接可能に構成されたことを特徴とする収納容
器。 2 補強板は、その屈曲した頂部が、支持片の頂
端面より収納容器の蓋の厚さ分だけ高く設定さ
れる実用新案登録請求の範囲第1項記載の収納
容器。 3 補強板近傍の支持片は、その補強板に当接す
る支持片端部がテーパ状に形成され、このテー
パ状の端面と補強板の側面端部とが隙間なく当
接可能とされる実用新案登録請求の範囲第1項
または第2項記載の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1744084U JPS60131508U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1744084U JPS60131508U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60131508U JPS60131508U (ja) | 1985-09-03 |
JPH0219375Y2 true JPH0219375Y2 (ja) | 1990-05-29 |
Family
ID=30505140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1744084U Granted JPS60131508U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60131508U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5827459B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2015-12-02 | 武田薬品工業株式会社 | 包装用箱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983167U (ja) * | 1972-11-08 | 1974-07-18 |
-
1984
- 1984-02-13 JP JP1744084U patent/JPS60131508U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60131508U (ja) | 1985-09-03 |
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