JP3011314B2 - 調律器 - Google Patents

調律器

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JP3011314B2
JP3011314B2 JP6185755A JP18575594A JP3011314B2 JP 3011314 B2 JP3011314 B2 JP 3011314B2 JP 6185755 A JP6185755 A JP 6185755A JP 18575594 A JP18575594 A JP 18575594A JP 3011314 B2 JP3011314 B2 JP 3011314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽器の音の周波数が
予め決められた標準周波数に一致しているか否かを判定
し、そのずれ量をピッチ表示器に表示する調律器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の調律器の概要を示す。1は
マイクロホン、2はこのマイクロホン1でとらえた楽器
音を増幅する増幅器を示す。増幅器2で所望のレベルに
増幅された楽音信号は基本周期抽出手段3に入力され、
この楽音信号に含まれる周波数成分の内の最も周期の長
い周波数波成分の周期である基本周期を抽出する。基本
周期抽出手段3で抽出した基本周期(時間値で求められ
る)をピッチ誤差検出手段4に与え、調律しようとして
いる予め決められた基準周期と比較し、ピッチ誤差値を
算出する。
【0003】ピッチ誤差検出手段4で検出したピッチ誤
差値は発光素子切換手段5に与えられ、ピッチ表示手段
7の発光素子LEDの内のピッチ誤差値を指示する発光
素子の何れかを点灯させることにより、調律しようとす
る楽器の音との間の周波数のずれ量を表示させる。ピッ
チ表示手段7は図5示される通りの30個のLED1
LDE30を直線上に等間隔に配列されたものより成る。
中央に描いたマーク7Aはピッチ誤差がないゼロセント
の位置を表す。右端の発光素子LDE30が+50セント
の位置を表示し、左端のLED1 が−50セントの位置
を表示する。音の入力が無い場合、左端のLED1 が点
灯している。この状態で楽器から音を入力すると、その
入力した音の基本周期と調律しようとする音の標準周期
とを比較し、そのずれ量に相当する位置の発光素子例え
ばLED7 が点灯する。即ち、調律につれて点灯するL
EDがLED1 、LED2 、・・・・・・、LED7 に順次移
動し、音の標準周期からのずれ量に対応した位置の発光
素子LED7 の位置で点灯の切り換えが停止し、点灯位
置が確定する。この表示モードを一般の測定器の指針に
よる指示に対応させてメータ指示モードと称している。
【0004】ここで、基本周期抽出手段3、ピッチ誤差
検出手段4、発光素子切換手段5はマイクロコンピュー
タCPUによって構成される。発光素子切換手段5は割
込発生用タイマ6から一定の時間間隔で出力される割込
信号BUによって起動され、現在の点灯位置と、目標と
なる点灯位置までに差が存在する間は割込信号が供給さ
れる度毎に発光素子LED1 〜LED30の点灯の切換制
御を行う。割込発生用タイマ6は、例えば、20ms毎に
割込信号BUを発生するものとすると、発光素子LED
1 〜LED30の各点灯時間は20msとなり、20ms/1
個の速度で点灯位置が移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ストロボ表示モードの
一種としてバーグラフ表示を採用する調律器の従来例と
して、実願昭56−169052号のマイクロフィルム
に記載されるものが知られている。即ち、この明細書に
は、一列に配列された発光素子の初期発光位置から発光
位置を順次移動させ、調律すべき楽音信号の基本周期と
標準周期の間の差に相当する位置に発光位置の移動を停
止させ、その停止位置により調律すべき楽音信号の基本
周期と標準周期との間のずれ量を表示する調律器におい
て、一列に配列された発光素子を順次に点灯させてバー
グラフ表示し、楽音信号の基本周期が標準周期より長い
ことを検出することにより一方から他方に発光位置を移
動させ、楽音信号の周波数が標準周波数より低い状態に
あることを表示し、楽音信号の基本周期が標準周期より
短いことを検出することにより複数点灯した発光素子を
他方から一方に向かって発光位置を移動させ、楽音信号
の周波数が標準周波数より高いことを表示し、楽音信号
の基本周期が標準周期と一致している状態を検出するこ
とにより発光素子の発光位置の移動を停止させる調律器
が記載されている。
【0006】ところで、この従来例の表示はバーグラフ
表示するものである。このものも音程が基準と比較して
ずれている場合はバーグラフ表示が流れ、音程が基準に
一致すればバーグラフ表示の流れは停止する。このバー
グラフ表示はその先端が流れているか、或いは停止して
いるかを観察して音程が基準に一致しているか或いはず
れているかをて認識するものである。即ち、音程を認識
するに参照されるところはバーグラフ表示の先端のみで
あり、この先端が伸張しているのか、縮小しているの
か、或いは停止しているのかを見極めることは必ずしも
容易ではない。調律器の高さおよび横幅の寸法は、およ
そ、10cmないし15cmのオーダ−であり、これを
楽器の調律者から離隔して配置した場合、バーグラフ先
端の伸縮は極く僅かであるからである。
【0007】この発明は、ストロボ表示モードを採用す
る調律器において、調律が正確に行なわれたか否かの認
識をより容易にするストロボ表示モードのピッチ表示手
段を具備する調律器を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1:A. モード切
換手段8をメータ指示モードに設定することにより起動
され、入力した音の基本周期と調律しようとする音の標
準周期とを比較してそのずれ量に相当する位置の発光素
子を点灯し、調律につれて点灯する発光素子LED1 〜
LED30を順次移動してずれ量を表示するメータ指示表
示手段と、B.モード切換手段8をストロボ表示モード
に設定することにより起動され、N個の発光パターンを
所定の順序で、またはその逆の順序で順次に切り換える
と共に、一列に配列された発光素子LED1 〜LED30
を切り換えられた発光パターンで点灯させるストロボ表
示手段9であって、各発光パターンは一列に配列された
発光素子LED1 〜LED30の内の予め決められた複数
の発光素子を同時に点灯させるものであり、0<M≦N
とした場合の第M発光パターンは基準となる発光素子か
ら一定方向に第M番目の発光素子を含む(N−1)個お
きの発光素子を同時に点灯させるストロボ表示手段9
と、C. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の基本
周期が標準周期より長いことを検出した場合に、ストロ
ボ表示手段9を制御して発光パターンの切り換え順序を
所定の順序とすることにより、楽音信号の周波数が標準
周波数より低いことを表示する低状態表示手段10と、
D. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の基本周期
が標準周期より短いことを検出した場合に、ストロボ表
示手段9を制御して発光パターンの切り換え順序を所定
の順序とは逆の順序とすることにより、楽音信号の周波
数が標準周波数より高いことを表示する高状態表示手段
11と、E. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の
基本周期が標準周期と一致している状態を検出した場合
に、ストロボ表示手段9を制御して発光パターンの切り
換え動作を停止させることにより、発光位置の移動を停
止させる停止手段12とを具備することを特徴とする調
律器を構成した。
【0009】そして、請求項2:請求項1に記載される
調律器において、楽音信号の基本周期と標準周期の差を
求める演算手段と、この演算手段で算出した差に対応し
て差が小さくなるに従って発光素子の発光位置の移動速
度を漸次低速化する速度調整手段13とを設けた調律器
を構成した。
【0010】
【実施例】図1を参照して実施例を説明する。図1にお
いて、従来例と共通する部材には共通する参照符号を付
与している。図1の調律器は、先に説明したメータ指示
モードとストロボ表示モードの両表示モードで表示する
調律器あり、モード切換手段8によりその内の一方を切
り換え使用するものである。
【0011】ここで、モード切換スイッチ8Aを切り換
えて正の電圧を選択した場合、モード切換手段8はメー
タ指示モードに設定される。モード切換スイッチ8Aを
切り換えてゼロ電位を選択した場合、モード切換手段8
はストロボ表示モードに設定される。メータ指示モード
は、上述した通り、楽器から音を入力すると、その入力
した音の基本周期と調律しようとする音の標準周期とを
比較し、そのずれ量に相当する位置の発光素子例えばL
ED7 が点灯する。即ち、調律につれて点灯するLED
がLED1 、LED2 、・・・・・・、LED7 に順次移動
し、音の標準周期からのずれ量に対応した位置の発光素
子LED7 の位置で点灯の切り換えが停止し、点灯位置
が確定するものである。
【0012】モード切換手段8がストロボ表示モードに
設定されるとストロボ表示手段9が起動され、ピッチ表
示手段7を構成する発光素子LED1 〜LED30の内の
複数個の発光素子を予め決められた複数個おきに等間隔
に発光させる発光パターンを形成する。即ち、ストロボ
表示手段9は、N個の発光パターン(N:正の整数)を
所定の順序で、またはその逆の順序で順次に切り換える
と共に、一列に配列された発光素子LED1 〜LED30
を切り換えられた発光パターンで点灯させる。ここで、
各発光パターンは、一列に配列された発光素子の内の予
め決められた複数の発光素子を同時に点灯させるもので
あり、0<M≦Nとした場合の第M発光パターン(M:
正の整数)は基準となる発光素子から一定方向に第M番
目の発光素子を含む(N−1)個おきの発光素子を同時
に点灯させる。以下、図5および図6を参照して具体的
に説明する。 図5および図6は、N=4、(N−1)=
3とした場合の説明であり、発光素子LED1 、LED
5 、LED9 、LED13、LED17、LED21、LED
25、LED29が発光する第1発光パターンAと、LED
2 、LED6 、LED10、LED14、LED18、LED
22、LED26、LED30が発光する第2発光パターンB
と、LED3 、LED7 、LED11、LED15、LED
19、LED23、LED27が発光する第3発光パターンC
と、そしてLED4 、LED8 、LED12、LED16、
LED20、LED24、LED28が発光する第4発光パタ
ーンDの何れかの発光バターンで切り換え発光させる切
換制御を行う。即ち、ピッチ表示手段7を構成する発光
素子LED1 〜LED30の内の予め決められた複数個の
等間隔の発光素子LEDのグループを第1発光パターン
Aとする。第1発光パターンAの発光素子LEDそれぞ
れから一方方向に1個ずれた発光素子LEDのグループ
を第2発光パターンBとする。第2発光パターンBの発
光素子LEDそれぞれから一方方向に1個ずれた発光素
子LEDのグループを第3発光パターンCとする。そし
て、第3発光パターンCの発光素子LEDそれぞれから
一方方向に1個ずれた発光素子LEDのグループを第4
発光パターンDとする。以下、順次に、直前の発光パタ
ーンの発光素子LEDそれぞれから一方方向に1個ずれ
た発光素子LEDのグループを次の発光パターンとして
複数発光パターンを形成する。
【0013】入力された楽音信号の基本周期が基本周波
数の基本周期より長い場合は低状態表示手段10が動作
し、先の発光パターンをA−B−C−D−A−B−C−
D・・・・・・の順に繰り返し発光させる。この発光パターン
を繰り返すことにより発光位置が一方側から他方側、図
の例では左から右に移動して見える。一方、入力された
楽音信号の周期が入力した音の基本周波数の周期より短
い場合は高状態表示手段11が動作し、先の発光パター
ンをD−C−B−A−D−C−B−A・・・・・・の順に発光
させる。この発光パターンを繰り返すことにより発光位
置が図の例では右から左に移動し、入力した音の周波数
が標準周期より短く、従って、楽器の音の周波数は標準
周波数より高い周波数にずれていることを認識すること
ができる。
【0014】楽器の調律を行い、入力した音の基本周期
が標準周波数の基本周期に一致すると、停止手段12が
動作し、発光位置の移動が停止する。即ち、発光パター
ンA〜Dの内の何れかで停止する。低状態表示手段10
と高状態表示手段11が動作した場合、発光パターンA
〜Dを順次切り換えるタイミングは割込発生用タイマ6
から供給される割込信号BUの発生タイミングに同期し
ている。
【0015】図2は発光位置の移動速度をピッチ誤差値
に応じて変化させる速度調整手段13を設けた実施例を
説明する図である。速度調整手段13は割込発生用タイ
マ6から一定時間間隔で発生する割込信号BUをピッチ
誤差値の大小に応じて間引く間引き率を変化させ、発光
素子切換手段5に与えられる割込信号の時間間隔を調整
することにより発光素子の発光切換時間を調整し、発光
位置の移動速度を調整する構成のものである。
【0016】ストロボ表示モードにおいては、ピッチ誤
差検出手段4Aにおいて検出した楽音信号の基本周期と
調律しようとする音の標準周期との間の差を求め、この
差であるピッチ誤差値を設定値G1 <G2 <G3 と比較
し、ピッチ誤差値の絶対値が最も大きい設定値G3 より
大きい場合は割込信号の間引き率を0とする。間引き率
0の場合、割込信号BUが発生する度毎にそのまゝ割込
信号を発光素子切換手段5に入力する。ピッチ誤差値が
設定値G2 より大きく、G3 より小さい場合、割込信号
の間引き率を例えば1/2にし、発光素子切換手段5に
与える割込信号の時間間隔を2倍に変更する。割込信号
の時間間隔を2倍にすることにより、発光素子の移動速
度を1/2の速度に変換する。ピッチ誤差値が設定値G
1 より大きく、G2 より小さい場合、割込信号BUの間
引き率を例えば1/4にする。間引き率を1/4にする
ことにより、発光位置の移動速度を1/4に低下する。
そして、入力した楽音信号のピッチ誤差値がG1 より小
さい場合、間引き率を1/8に変更する。
【0017】ストロボ表示モードにおいて、発光位置の
移動速度を以上の通りに調整することにより、発光素子
の移動速度を認識して楽器の音の周波数が調律の結果、
目標値に近づいているか、或いは遠ざかっているかを認
識することができる。一方、メータ指示モードにおいて
は、頭初は入力した音の周期と調律しようとする音の標
準周期とを比較し、そのピッチ誤差値に基づいて最終的
に発光素子の停止させるべき位置を算出する。停止位置
を算出すると、その後は現在の発光素子の発光位置と停
止位置の差を算出する。現在の発光位置と停止位置の間
のピッチ誤差を設定値G1 <G2 <G3 と比較する。ピ
ッチ誤差が設定値G3 より大きい場合、間引き率0で割
込信号を発光素子切換手段5に与える。現在発光位置と
停止位置との差が設定値G2 より大きく、G3 より小さ
い場合、間引き率を1/2に設定する。現在発光位置と
停止位置との差が設定値G1 より大きく、G2 より小さ
い場合、間引き率を1/4に設定する。現在発光位置と
停止位置との間の差が設定値G1 より小さい場合、間引
き率を1/8に設定する。
【0018】以上の通り、メータ指示モードにおいて
は、1個の発光点が目標位置に近づくにつれて漸次移動
速度が低下し、停止位置の読み取りを容易にしている。
この種の調律器は「実願平5−7575号:名称:調律
器:平成5年2月26日出願」として当該特許出願人に
より出願されている。図3を参照して先の実施例に使用
するプログラムの概要を説明する。
【0019】ステップSP1 でモードの設定状態を判別
する。ストロボ表示モードに設定されていれば、ステッ
プSP2 に分岐する。ステップSP2 は調律しようとす
る音の標準周期Yと入力した楽音の基本周期Xの差(Y
−X)を算出し、この差をPとし、Pに差を代入してP
=(Y−X)する。ステップSP3 はこのルーチンへ到
来する回数をCOUNT=COUNT+1で計数し、ス
テップSP4 における間引き動作の計数値として利用す
る。即ち、ステップSP4 において間引き率を1/2と
する場合、COUNTの値に1/2を乗算し、その乗算
値が「1」になる度毎にCOUNT値をCOUNT=0
にリセットし、ステップSP5 に分岐して、ステップS
5 に続くルーチンを実行する。乗算値が「1」ではな
い場合はメインルーチンに戻る。メインルーチンとは、
この例においては基本周期抽出動作を指す。基本周期抽
出動作が完了する時期に割込信号BUが発生し、ステッ
プSP1 から表示の処理が始められる。
【0020】間引き率が1/2のとき、ステップSP4
でCOUNT値に1/2を乗算し、乗算値が「1」にな
る度毎にステップSP4 以下を実行する。間引き率が0
のときは、COUNT値に関係なく、割込信号BUが発
生する度毎にステップSP5以下を実行する。間引き率
が1/4或いは1/8の場合、COUNT値に1/4或
いは1/8を乗算し、乗算値が「1」のときCOUNT
=0を実行してステップSP5 以下のルーチンを実行す
る。なお、間引き率が1/2、1/4、1/8の場合、
COUNT値に1/2、1/4或は1/8を乗算し、乗
算結果が「1」になる度毎に発光素子の発光切り換えル
ーチンを実行する説明をしたが、COUNT値から間引
き率の逆数、即ち、2、4或いは8を差し引き、その差
の値がCOUNT−2=0、COUNT−4=0、或い
はCOUNT−8=0になる度毎に発光素子の発光切り
換えルーチンを実行することができる。
【0021】ステップSP5 〜SP10およびSP11〜S
13は発光素子の発光切り換えルーチンを示す。ステッ
プSP5 はピッチ誤差値PがP=0か否かを判別する。
P=0であれば、停止手段12を構成するルーチン14
を介してステップSP9 にジャンプし、発光位置の変更
を行うことなく、発光パターンA〜Dの何れかで発光さ
せてメインルーチンに戻る。
【0022】P≠0の場合、ステップSP6 に進む。ス
テップSP6 はピッチ誤差Pの極性を判別する。Pが正
であればステップSP7 に進む。ステップSP7 は発光
パターンA〜Dの内の初期値をDと定め、D−1=Cを
算出する。次回以降、C−1=B、B−1=A、A−1
=D、D−1=C、C−1=B、・・・・・・を算出し、発光
パターンD−C−B−A−D−C−B−A・・・・・・の順番
を算出する。ステップSP7 で算出した発光パターン、
例えば、CをステップSP9 で発光素子切換手段5に与
えて実行することによりピッチ表示手段7を構成する発
光素子LED1〜LED30の内のLED3 、LED7
LED11、LED15、LED19、LED23、LED27
点灯する。以後、ピッチ誤差PがP>0である間、発光
パターンがC−B−A−D−C−B−A・・・・・・の順に切
り換えられて発光位置が右から左に移動する。ピッチ誤
差PがP<0の場合、ステップSP8 に分岐する。ステ
ップSP8 は発光パターンA〜Dの内の初期値を、例え
ば、Aと定め、A+1=Bを算出する。以降、B+1=
C、C+1=D、D+1=A、A+1=B・・・・・・を実行
し、発光パターンをA−B−C−D−A−B−C−D・・
・・・・の順に発生させる。発光素子をこの発光パターンの
順に点灯させることにより、発光位置が左から右に向か
って移動して見え、入力した音の周波数のずれが負であ
ることを認識することができる。
【0023】メータ指示モードは、ステップSP10でピ
ッチ誤差P=X−Yを算出し、ステップSP11でピッチ
誤差Pから目標点灯位置Nを算出する。ステップSP12
で目標点灯位置Nと現在点灯位置Mの差PP=N−Mを
算出する。ステップSP13でCOUNT=COUNT+
1を実行する。ステップSP14でPPの値と設定値G1
<G2 <G3 を比較し、PPがPP>G3 であれば間引
き率0でステップSP15に進む。PPがG1 <PP<G
3 の範囲では間引き率1/2の頻度でステップSP15
進む。PPがG1 <PP<G2 の範囲では間引き率1/
4の頻度でステップSP15に進む。PPがPP<G1
範囲では間引き率1/8の頻度でステップSP15に進
む。
【0024】ステップSP15は現在点灯位置Mと目標点
灯位置Nの差PPがPP=0であるか否かを判別する。
PP=0であれば、ルーチン15を介してステップSP
19にジャンプし、目標点灯位置Nの発光素子を点灯させ
る。PP≠0であれば、ステップSP16に進む。ステッ
プSP16はPPが正か、負かを判別する。PPがPP>
0であればステップSP17に進む。ステップSP17は現
在点灯位置MをM=M−1に変更し、点灯位置を左向き
に1個分移動させる演算を行い、ステップSP19でステ
ップSP17で算出した発光位置Mに従って発光素子LE
1 〜LED30の内の一つを点灯させる。これを繰り返
すことにより発光位置が右から側に向かって漸次移動
し、目標点灯位置に近づき、目標点灯位置に合致して停
止する。
【0025】PPがPP<0の場合、ステップSP18
分岐する。ステップSP18はM=M+1を実行し、現在
点灯位置Mを+1して右向きに発光素子1個分移動させ
る。これを繰り返すことにより発光素子の発光位置は左
から右に向かって移動し、目標点灯位置で停止する。な
お、上述の実施例は発光素子LED1 〜LED30を左右
方向に配列した例を示したが、上下方向に配列すること
もできる。
【0026】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、スト
ロボ表示手段の発光パターンを、一列に配列された発光
素子LED1 〜LED30の内の予め決められた複数個の
等間隔の発光素子LEDのグループを第1発光パターン
Aとし、第1発光パターンAの発光素子LEDそれぞれ
から一方方向に1個以上ずれた発光素子LEDのグルー
プを第2発光パターンBとし、以下、順次に、直前の発
光パターンの発光素子LEDそれぞれから一方方向に1
個以上ずれた発光素子LEDのグループを次の発光パタ
ーンとして複数パターン形成して、これらを順次に切り
換え点灯させる構成を採用した。これにより、一列に配
列された発光素子LED1 〜LED30の内の予め決めら
れた等間隔の複数個の発光素子LEDの点である上に、
これら複数個の発光している発光素子LEDのそれぞれ
が発光パターンを順次に切り換え点灯させることにより
一列に配列された発光素子LED1 〜LED30の全長に
亘って発光している複数個の発光素子LEDが流れるこ
ととなる。従って、音程を認識するに参照されるところ
は一列に配列された発光素子LED1 〜LED30の全長
ということになり、調律器を楽器の調律者から離隔して
配置しても、点灯の流れおよびその向きは必ず認識する
ことができる。そして、複数の発光パターンの設定およ
び切り換え点灯の実施はマイクロコンピュータ制御によ
り極く簡単容易に実行することができる。
【0027】更に、楽器の音を調律する場合、音の周波
数が標準値に近づくにつれて光の移動速度が遅くなり、
標準値から離れる方向に変化したときは光の移動速度が
速くなるところから、正しい調律の方向を知ることがで
き、調律器をより容易にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明するブロック図。
【図2】第2の実施例を説明するブロック図。
【図3】プログラムの概要を説明するフローチャート。
【図4】従来例を説明するブロック図。
【図5】ピッチ表示手段を説明する図。
【図6】表示パターンを示す図。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 増幅器 3 基本周期抽出手段 4、4A、4B ピッチ誤差検出手段 5 発光素子切換手段 6 割込発生用タイマ 7 ピッチ表示手段 8 モード切換手段 8A モード切換スイッチ 9 ストロボ表示手段 10 低状態表示手段 11 高状態表示手段 12 停止手段 13 速度調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−74298(JP,U) 実開 昭57−74497(JP,U) 実開 昭61−140397(JP,U) 実開 昭50−153936(JP,U) 実開 昭61−152914(JP,U) 実開 平6−68095(JP,U) 特公 平5−53278(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A. モード切換手段をメータ指示モード
    に設定することにより起動され、入力した音の基本周期
    と調律しようとする音の標準周期とを比較してそのずれ
    量に相当する位置の発光素子を点灯し、調律につれて点
    灯する発光素子を順次に移動してずれ量を表示するメー
    タ指示表示手段と、 B. モード切換手段をストロボ表示モードに設定するこ
    とにより起動され、N個の発光パターンを所定の順序
    で、またはその逆の順序で順次に切り換えると共に、一
    列に配列された発光素子を切り換えられた発光パターン
    で点灯させるストロボ表示手段であって、各発光パター
    ンは一列に配列された発光素子の内の予め決められた複
    数の発光素子を同時に点灯させるものであり、0<M≦
    Nとした場合の第M発光パターンは基準となる発光素子
    から一定方向に第M番目の発光素子を含む(N−1)個
    おきの発光素子を同時に点灯させるストロボ表示手段
    と、 C. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の基本周期
    が標準周期より長いことを検出した場合に、ストロボ表
    示手段を制御して発光パターンの切り換え順序を所定の
    順序とすることにより、楽音信号の周波数が標準周波数
    より低いことを表示する低状態表示手段と、 D. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の基本周期
    が標準周期より短いことを検出した場合に、ストロボ表
    示手段を制御して発光パターンの切り換え順序を所定の
    順序とは逆の順序とすることにより、楽音信号の周波数
    が標準周波数より高いことを表示する高状態表示手段
    と、 E. ストロボ表示モードにおいて、楽音信号の基本周期
    が標準周期と一致している状態を検出した場合に、スト
    ロボ表示手段を制御して発光パターンの切り換え動作を
    停止させることにより、発光位置の移動を停止させる停
    止手段と、 を具備することを特徴とする調律器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される調律器において、 楽音信号の基本周期と標準周期の差を求める演算手段
    と、この演算手段で算出した差に対応して差が小さくな
    るに従って発光素子の発光位置の移動速度を漸次低速化
    する速度調整手段とを設けたことを特徴とする調律器。
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