JP3010979B2 - 膜エレメントの溶着方法 - Google Patents
膜エレメントの溶着方法Info
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- JP3010979B2 JP3010979B2 JP5176317A JP17631793A JP3010979B2 JP 3010979 B2 JP3010979 B2 JP 3010979B2 JP 5176317 A JP5176317 A JP 5176317A JP 17631793 A JP17631793 A JP 17631793A JP 3010979 B2 JP3010979 B2 JP 3010979B2
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- Japan
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- welding
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- filtration membrane
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- filtration
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上水や廃水などの濾過
または濃縮に用いられる膜分離装置の膜エレメントの溶
着方法に関する。
または濃縮に用いられる膜分離装置の膜エレメントの溶
着方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の膜分離装置として、たとえば複
数の膜エレメントを適当な間隔で平行に配置した浸漬型
膜装置が知られている。このような膜エレメントにおい
ては、図３および図４に示したように、矩形平板状の濾
板１の表面を覆って有機濾過膜２を配置し、濾過膜２の
周縁部において濾板１に濾過膜２を固定している。そし
て、濾板１に濾過処理水吸引管３を設け、この濾過処理
水吸引管３を通して濾過膜２の内側の図示を省略した濾
過処理水流路に負圧を与えることにより、濾過膜２によ
って被処理水を濾過するようにしている。
数の膜エレメントを適当な間隔で平行に配置した浸漬型
膜装置が知られている。このような膜エレメントにおい
ては、図３および図４に示したように、矩形平板状の濾
板１の表面を覆って有機濾過膜２を配置し、濾過膜２の
周縁部において濾板１に濾過膜２を固定している。そし
て、濾板１に濾過処理水吸引管３を設け、この濾過処理
水吸引管３を通して濾過膜２の内側の図示を省略した濾
過処理水流路に負圧を与えることにより、濾過膜２によ
って被処理水を濾過するようにしている。
【０００３】このような膜エレメントを製作するに際し
て、超音波を用いて濾板１と濾過膜２とを固定する場合
は、経済性や溶着強度を考慮して、図示したような細い
連続直線状の溶着部４のみによって固定しているのが従
来の技術である。
て、超音波を用いて濾板１と濾過膜２とを固定する場合
は、経済性や溶着強度を考慮して、図示したような細い
連続直線状の溶着部４のみによって固定しているのが従
来の技術である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな溶着法では、連続直線状の溶着部４を設けるときに
この溶着部４より中央側にしわが生じ、このしわが原因
となって、膜エレメントの運転時に濾過膜２の表面にケ
ーキ層が付着したり、濾過膜２に破れが生じることがあ
る。
うな溶着法では、連続直線状の溶着部４を設けるときに
この溶着部４より中央側にしわが生じ、このしわが原因
となって、膜エレメントの運転時に濾過膜２の表面にケ
ーキ層が付着したり、濾過膜２に破れが生じることがあ
る。
【０００５】また、連続直線状の溶着部４のみで濾過膜
２を固定し、この溶着部４より縁側は接着していないた
め、溶着強度が十分でなく、運転時に濾過膜２の剥離が
起こる原因になっている。
２を固定し、この溶着部４より縁側は接着していないた
め、溶着強度が十分でなく、運転時に濾過膜２の剥離が
起こる原因になっている。
【０００６】本発明は上記問題点を解決するもので、濾
過膜の表面にしわを生じることなく、濾板に濾過膜を確
実に溶着できるようにすることを目的とするものであ
る。
過膜の表面にしわを生じることなく、濾板に濾過膜を確
実に溶着できるようにすることを目的とするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の膜エレメントの溶着方法は、濾板の表面に
濾過膜を配置し、濾過膜を濾板に超音波溶着する膜エレ
メントの溶着方法であって、濾板と濾過膜との溶着部を
濾過膜の周縁部に沿って周状かつ直線状に形成し、この
直線状溶着部に沿って近傍位置に補助溶着部を所定間隔
で断続的に形成することを特徴とする。
に、本発明の膜エレメントの溶着方法は、濾板の表面に
濾過膜を配置し、濾過膜を濾板に超音波溶着する膜エレ
メントの溶着方法であって、濾板と濾過膜との溶着部を
濾過膜の周縁部に沿って周状かつ直線状に形成し、この
直線状溶着部に沿って近傍位置に補助溶着部を所定間隔
で断続的に形成することを特徴とする。
【０００８】
【作用】上記構成により、濾過膜の周縁部に沿って周状
かつ直線状に形成した溶着部で濾板に濾過膜を固定し、
この直線状溶着部の片側または両側に形成した複数箇所
の断続的な溶着部で濾過膜のしわを防止できる。
かつ直線状に形成した溶着部で濾板に濾過膜を固定し、
この直線状溶着部の片側または両側に形成した複数箇所
の断続的な溶着部で濾過膜のしわを防止できる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の膜エレメントの
溶着方法を説明する。本発明の方法が行われる膜エレメ
ントの構成は上で図３および図４を用いて説明した従来
の膜エレメントとほぼ同じなのでその説明を省略し、図
１に膜エレメントの周縁部の拡大図を示して溶着方法を
説明する。
溶着方法を説明する。本発明の方法が行われる膜エレメ
ントの構成は上で図３および図４を用いて説明した従来
の膜エレメントとほぼ同じなのでその説明を省略し、図
１に膜エレメントの周縁部の拡大図を示して溶着方法を
説明する。
【００１０】本発明の溶着方法を行う場合、図示したよ
うに、従来と同様に濾板１の表面に濾過膜２を配置し、
この濾過膜２の上から濾過膜の周縁部に沿って超音波ロ
ール溶着を行い、周状かつ直線状の溶着部４を形成す
る。そして、この直線状溶着部４の片側または両側に、
断続的な直線からなる溶着部５，６を複数列形成する。
うに、従来と同様に濾板１の表面に濾過膜２を配置し、
この濾過膜２の上から濾過膜の周縁部に沿って超音波ロ
ール溶着を行い、周状かつ直線状の溶着部４を形成す
る。そして、この直線状溶着部４の片側または両側に、
断続的な直線からなる溶着部５，６を複数列形成する。
【００１１】上記のようにして溶着を行うことにより、
周状かつ直線状の溶着部４によって濾過膜２が固定され
る。そして、補助的に設けた、直線状溶着部４の片側ま
たは両側の断続的な溶着部５，６がしわの逃げとなって
濾過膜２のしわが防止されるとともに、直線状溶着部４
より縁側の溶着部６によって濾過膜２の溶着されていな
い部分が保護されることになり、濾過膜２のはがれが防
止される。ただし、縁部において濾過膜２のはがれ等が
生じるおそれがない場合は、補助的な溶着は中央側のみ
とし、縁側の溶着部６は設けなくてもよい。また、補助
的な溶着は縁側溶着部６のみとし、中央側の溶着部５は
設けなくてもよい。両側の溶着部５および６は上記のよ
うな断続的な直線に限らず、一定の間隔をあけた点な
ど、図２に直線状溶着部といっしょに示したような種々
の構成とすることができる。
周状かつ直線状の溶着部４によって濾過膜２が固定され
る。そして、補助的に設けた、直線状溶着部４の片側ま
たは両側の断続的な溶着部５，６がしわの逃げとなって
濾過膜２のしわが防止されるとともに、直線状溶着部４
より縁側の溶着部６によって濾過膜２の溶着されていな
い部分が保護されることになり、濾過膜２のはがれが防
止される。ただし、縁部において濾過膜２のはがれ等が
生じるおそれがない場合は、補助的な溶着は中央側のみ
とし、縁側の溶着部６は設けなくてもよい。また、補助
的な溶着は縁側溶着部６のみとし、中央側の溶着部５は
設けなくてもよい。両側の溶着部５および６は上記のよ
うな断続的な直線に限らず、一定の間隔をあけた点な
ど、図２に直線状溶着部といっしょに示したような種々
の構成とすることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、濾過膜の
周縁部の、周状かつ直線状に設けた溶着部で濾板に濾過
膜を固定し、この直線状溶着部の片側または両側に設け
た断続的な複数の溶着部で濾過膜のしわを防止できる。
これによって、濾過膜のしわに起因する運転時の濾過膜
表面へのケーキ層の付着や濾過膜の破れを防止できる。
このとき溶着強度も増大するので、濾過膜のはがれを防
止できる。
周縁部の、周状かつ直線状に設けた溶着部で濾板に濾過
膜を固定し、この直線状溶着部の片側または両側に設け
た断続的な複数の溶着部で濾過膜のしわを防止できる。
これによって、濾過膜のしわに起因する運転時の濾過膜
表面へのケーキ層の付着や濾過膜の破れを防止できる。
このとき溶着強度も増大するので、濾過膜のはがれを防
止できる。
【００１３】また、直線状溶着部より縁側において、濾
過膜と濾板にわたる溶着を行うことで濾過膜が抑えられ
るので、この溶着部によって濾過膜のはがれをさらに防
止できる。
過膜と濾板にわたる溶着を行うことで濾過膜が抑えられ
るので、この溶着部によって濾過膜のはがれをさらに防
止できる。
【図１】本発明の溶着方法を説明する一実施例の溶着パ
ターンを示した図である。
ターンを示した図である。
【図２】本発明の溶着方法における種々の溶着パターン
を示した図である。
を示した図である。
【図３】従来の溶着方法における溶着固定を示した説明
図である。
図である。
【図４】図３におけるＡ部の拡大図である。
１ 濾板 ２ 濾過膜 ４ 直線状溶着部 ５ 断続的な溶着部 ６ 断続的な溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 師 正史 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目２番47 号 株式会社クボタ内 (72)発明者 添田 祐二 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目２番47 号 株式会社クボタ内 (56)参考文献 特開 昭63−72304（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−112807（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 63/08 B01D 63/00 500
Claims (1)
- 【請求項１】 濾板の表面に濾過膜を配置し、濾過膜を
濾板に超音波溶着する膜エレメントの溶着方法であっ
て、濾板と濾過膜との溶着部を濾過膜の周縁部に沿って
周状かつ直線状に形成し、この直線状溶着部に沿って近
傍位置に補助溶着部を所定間隔で断続的に形成すること
を特徴とする膜エレメントの溶着方法。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176317A JP3010979B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 膜エレメントの溶着方法 |
| AU52163/93A AU655551B2 (en) | 1992-12-16 | 1993-12-03 | Filtration membrane cartridge |
| TW082110384A TW235926B (ja) | 1992-12-16 | 1993-12-08 | |
| CA002110971A CA2110971C (en) | 1992-12-16 | 1993-12-08 | Filtration membrane cartridge |
| ES93119930T ES2121922T3 (es) | 1992-12-16 | 1993-12-10 | Cartucho de membrana filtrante. |
| DE69320311T DE69320311T2 (de) | 1992-12-16 | 1993-12-10 | Modul mit Filtrationsmembranen |
| EP93119930A EP0602560B1 (en) | 1992-12-16 | 1993-12-10 | Filtration membrane cartridge |
| SG1996000783A SG42331A1 (en) | 1992-12-16 | 1993-12-10 | Filtration membrane cartridge |
| NO934620A NO305109B1 (no) | 1992-12-16 | 1993-12-15 | Filtreringsmembrankassett |
| US08/599,977 US5651888A (en) | 1992-12-16 | 1996-02-14 | Filtration membrane cartridge |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176317A JP3010979B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 膜エレメントの溶着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724270A JPH0724270A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3010979B2 true JP3010979B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16011476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5176317A Expired - Lifetime JP3010979B2 (ja) | 1992-12-16 | 1993-07-16 | 膜エレメントの溶着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010979B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5079984B2 (ja) | 2005-02-23 | 2012-11-21 | 株式会社Ｇｓユアサ | 膜エレメントの製造方法 |
| JP6300602B2 (ja) | 2014-03-31 | 2018-03-28 | 株式会社クボタ | 平膜エレメントの製造方法および平膜エレメント |
| KR102625003B1 (ko) * | 2023-06-21 | 2024-01-12 | 박진용 | 백필터 집진기의 여과포 |
| KR102625004B1 (ko) * | 2023-06-21 | 2024-01-12 | 박진용 | 백필터 집진기의 여과포 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176317A patent/JP3010979B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724270A (ja) | 1995-01-27 |
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