JP2004357098A - スピーカ振動板とエッジとの接合構造 - Google Patents

スピーカ振動板とエッジとの接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】補強のための接着剤を塗布しやすく、スピーカ振動板とエッジの接合部の境界が剥離することのないスピーカ振動板とエッジとの接合構造を提供する。
【解決手段】スピーカ振動板1とエッジ2との接合部の双方に全周にわたり同形状の溝1a、2bを設け、前記エッジの溝2bと前記スピーカ振動板1の溝1aを重ね、これらの溝1a、2bに接着剤3を溜めて固化することにより前記接合部の強度を高める。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスピーカ振動板とエッジとの接合構造に係わり、特に、スピーカ振動板とエッジとの接合部を接着剤により補強する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスピーカ振動板はその周辺部がエッジに貼り合わされエッジを介してフレームに支持される。この接合部の境界には大振幅時にストレスが集中するため、補強の接着剤を塗布して接着強度を得ていた。
【0003】
図4〜図6によりこのような従来のスピーカ振動板とエッジとの接合構造を説明する。図4〜図6に示すスピーカ振動板4は全体としてコーン形状部の周囲に平面部が形成されており、エッジ5はロール部5aの内周側に平面部とコーン形状部が形成されている。
【0004】
これらのスピーカ振動板4とエッジ5の平面部とコーン形状部の部分が張り合わせられてスピーカ振動板4の平面部の先端とエッジ5のロール部5aとの間に補強の接着剤3が注入されて接合部の境界が補強される。
【0005】
上記従来のスピーカ振動板とエッジとの接合構造では、スピーカ振動板4の平面部の先端とエッジ5のロール部5aとが90°に直交を成した狭い隙間に接着剤を流し込むために接着剤吐出機のノズルが入れにくく、接着剤を均一に塗布することができず、接着不良の原因となっていた。また、接着剤が塗布されたとしても、接着剤の層が薄いため、接着剤によりストレスを分散できない。
【0006】
すなわち、エッジの素材と振動板の素材は極端に剛性が異なり、大入力が入ったときエッジが伸ばされ振動板外周端はその形状を維持しようとするため、中間の薄い接着剤は大きいストレスを受ける。このため、上記した従来の接合構造では境界部分でエッジが振動板から剥離して異音を発生させることがあった。
【0007】
特開平2002−10390号公報に開示されたスピーカ用エッジの振動板との接合部分はエッジおよび振動板のコーン部分が貼り合わされた構造となるが、補強の接着剤を塗布するためには、振動板先端部とエッジのロール部との間の狭い隙間に接着剤流し込まなければならず、やはり上記した問題が発生する。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−10390号公報(第4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、補強のための接着剤を塗布しやすく、スピーカ振動板とエッジの接合部の境界が剥離することのないスピーカ振動板とエッジとの接合構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のスピーカ振動板とエッジとの接合構造は、スピーカ振動板とエッジとの接合部の双方に全周にわたり同形状の溝を設け、前記エッジの溝と前記スピーカ振動板の溝を重ね、これらの溝に接着剤を溜めて固化することにより前記接合部の強度を高めるものである。
【0011】
また、前記スピーカ振動板とエッジとの接合構造において、前記夫々の溝の断面をV字形に形成したものである。
【0012】
さらに、前記各スピーカ振動板とエッジとの接合構造において、前記スピーカ振動板の溝またはエッジの溝の底部に多数のスリットを円周方向に並ぶように形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例であるスピーカ振動板とエッジとの接合構造を図1〜図3により説明する。図に示すスピーカ振動板1は全体としてコーン形状部の周囲にV字形溝1aが形成されており、エッジ2はロール部2aの内周側にV字形溝2bが形成されている。
【0014】
V字形溝1aとV字形溝2bの挟角は同じであり、この部分は隙間なく重ねられる。V字形溝1aの底部にはスリット1b、1b…が等間隔に全周にわたり形成されている。スピーカ振動板1とエッジ2との夫々のV字形溝1aとV字形溝2bとが重ねられた部分は接着剤により接着されるが、この接合部を補強するためにV字形溝1aおよびV字形溝2bに接着剤3が塗布される。
【0015】
すなわち、V字形溝1aおよびV字形溝2bに接着剤3が注入されて固化されるが、このときスピーカ振動板1の先端に十分な厚みの接着剤の層を形成できる。また、スリット1b、1b…からスピーカ振動板1とエッジ2との間に流れ込む接着剤3はスピーカ振動板1とエッジ2とを張り合わせた接着剤と一体となり接着強度を高めることができる。
【0016】
接着剤3のV字形溝1aおよびV字形溝2bへの注入はV字形溝1aおよびV字形溝2bの開口部が広いために容易であり、接着作業を確実におこなえて十分な強度が得られる。さらに、スピーカ振動板1にスリット1b、1b…が形成されているため、剛性が小さくなり、大きいストレスが集中しない。
【0017】
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、スピーカ振動板の溝の上にエッジの溝を重ねてもよい。この場合はエッジの溝の底部にスリットを設けるとよい。さらに、スピーカ振動板とエッジとにU字形の溝を形成してもよい。また、溝の底部にスリットを形成しなくてもこの発明の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】
この発明のスピーカ振動板とエッジとの接合構造によれば、接着剤の厚い補強の層が得られ、エッジと振動板との境界部へのストレスを緩和することができ、大入力時のスピーカの信頼性を向上させることができる。また、接着剤の塗布作業が容易であり、接着不良が生じることがなく、高い品質を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるスピーカ振動板とエッジとの接合構造を示す平面図である。
【図2】同スピーカ振動板とエッジとの接合構造を示す断面図である。
【図3】図2におけるA部拡大図である。
【図4】従来のスピーカ振動板とエッジとの接合構造の例を示す平面図である。
【図5】同スピーカ振動板とエッジとの接合構造を示す断面図である。
【図6】図5におけるB部拡大図である。
【符号の説明】
1 スピーカ振動板、1a V字形溝、1b スリット
2 エッジ、2a ロール部、2b V字形溝
3 接着剤
4 スピーカ振動板
5 エッジ、5a ロール部

Claims (3)

  1. スピーカ振動板とエッジとの接合部の双方に全周にわたり同形状の溝を設け、前記エッジの溝と前記スピーカ振動板の溝を重ね、これらの溝に接着剤を溜めて固化することにより前記接合部の強度を高めることを特徴とするスピーカ振動板とエッジとの接合構造。
  2. 前記夫々の溝の断面をV字形に形成した請求項1のスピーカ振動板とエッジとの接合構造。
  3. 前記スピーカ振動板の溝またはエッジの溝の底部に多数のスリットを円周方向に並ぶように形成した請求項1または2のスピーカ振動板とエッジとの接合構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006202894A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Nichia Chem Ind Ltd 発光装置
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