JP2011246554A - 異種材料の接着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着強度を向上することができる異種材料の接着方法を提供する。
【解決手段】異種材料からなる第一部材11と第二部材12とを接着する異種材料の接着方法であって、第一部材の接着面11aに、第一部材に適した第一接着剤21を塗布する工程と、第一接着剤における第二部材と接着される側の第一接着剤接着面21aに繊維25を配する工程と、第二部材の接着面12aに、第二部材に適した第二接着剤22を塗布する工程と、第二接着剤における第一部材と接着される側の第二接着剤接着面22aに繊維を配する工程と、第一接着剤および第二接着剤に適した第三接着剤23を用いて、第一接着剤接着面と第二接着剤接着面との間を接着する工程と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、異種材料の接着方法に関するものである。
従来から、コンクリートと金属鋼板とを接合する方法としては、ボルト締めにより接合する方法や接着剤により接合する方法が知られている。
しかしながら、コンクリートと金属鋼板のように異種材料からなる2つの部材を接着する場合には、材料によって適正な接着剤の種類や表面処理の適正が異なり、単一の接着剤で接着した場合には接着強度(接合強度)が確保できない場合がある。また、図7に示すように、異種材料(図7ではコンクリートと金属鋼板)を接着剤で接着した場合は、接着端部において応力集中が発生しやすく、破壊の発点となる場合がある。
そこで、このような問題を解消すべく、特許文献1に異種材料を接合一体化する場合において、高接合性能の接合一体物を製造することが可能な一体化方法が開示されている。具体的には、異種の材料を相互に接合して一体物となす接合一体化方法において、任意性状の短毛状の繊維を、接合表面にランダムかつ高密度に配列して、繊維の両端部分を接合材料の表面に埋め込み・接着して植毛固着し、繊維群を結合媒体となして接合一体化するものである。
特開平6−42063号公報
ところで、上述した特許文献1の接合一体化方法は、異種材料の間に繊維を配列することにより、接着強度(接合強度)の向上を図ることはできるものの、異種材料を接合する際に単一の接着剤しか用いていないため、その接着強度の向上には限度がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、接着強度を向上することができる異種材料の接着方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の異種材料の接着方法は、異種材料からなる第一部材と第二部材とを接着する異種材料の接着方法であって、前記第一部材の接着面に、前記第一部材に適した第一接着剤を塗布する工程と、前記第一接着剤における前記第二部材と接着される側の第一接着剤接着面に繊維を配する工程と、前記第二部材の接着面に、前記第二部材に適した第二接着剤を塗布する工程と、前記第二接着剤における前記第一部材と接着される側の第二接着剤接着面に前記繊維を配する工程と、前記第一接着剤および前記第二接着剤に適した第三接着剤を用いて、前記第一接着剤接着面と前記第二接着剤接着面との間を接着する工程と、を備えていることを特徴としている。
この発明によれば、第一部材には該第一部材に適した第一接着剤を塗布し、第二部材には該第二部材に適した第二接着剤を塗布し、第一接着剤と第二接着剤との間にそれぞれに適した第三接着剤を配している。つまり、各材料に適した接着剤を複数積層することによって、所望の接着界面強度を得ることができる。また、接着剤に繊維が混入するように構成したため、接着剤が配された層のじん性を確保することができる。したがって、異種材料からなる第一部材と第二部材との間の接着強度を確実に向上することができる。
また、本発明の異種材料の接着方法は、前記繊維は、前記第一接着剤接着面または前記第二接着剤接着面の周縁部分は繊維密度が疎になるように配されているとともに、前記第一接着材接着面または前記第二接着剤接着面の中心部分は繊維密度が前記周縁部分よりも密になるように配されていることを特徴としている。
このように構成することで、接着面内方向における弾性率を調整することができる。したがって、接着面の周縁部分の応力集中を緩和することができる。
また、本発明の異種材料の接着方法は、前記繊維は、前記第一接着剤接着面および前記第二接着剤接着面に静電植毛されていることを特徴としている。
このように構成することで、第一接着剤接着面および第二接着剤接着面に対して繊維を確実に配することができる。
さらに、本発明の異種材料の接着方法は、前記繊維は、それぞれが独立した短毛で構成されており、前記第一接着剤に一端側が配された前記短毛の他端側は、前記第二接着剤接着面に略当接する長さを有しているとともに、前記第二接着剤に一端側が配された前記短毛の他端側は、前記第一接着剤接着面に略当接する長さを有していることを特徴としている。
このように構成することで、接着剤が配された接着層における引張強度および剥離強度を向上することができる。
そして、本発明の異種材料の接着方法は、前記中心部分に配される前記繊維は、前記接着面内方向に沿って配された紐状の長毛で構成されており、前記第一接着剤および前記第二接着剤に対して、前記長毛が断面略鋸刃状になるように配されていることを特徴としている。
このように構成することで、接着剤が配された接着層における引張せん断強度を向上することができる。
本発明の異種材料の接着方法によれば、第一部材には該第一部材に適した第一接着剤を塗布し、第二部材には該第二部材に適した第二接着剤を塗布し、第一接着剤と第二接着剤との間にそれぞれに適した第三接着剤を配している。つまり、各材料に適した接着剤を複数積層することによって、所望の接着界面強度を得ることができる。また、接着剤に繊維が混入するように構成したため、接着剤が配された層のじん性を確保することができる。したがって、異種材料からなる第一部材と第二部材との間の接着強度を確実に向上することができる。
本発明の第一実施形態におけるコンクリートと鋼板との接着状態を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるコンクリートと鋼板とを接着する手順を説明する図(1)である。 本発明の第一実施形態におけるコンクリートと鋼板とを接着する手順を説明する図(2)図である。 本発明の第二実施形態におけるコンクリートと鋼板との接着状態を示す断面図である。 本発明の第二実施形態におけるコンクリートと鋼板とを接着する手順を説明する図(1)である。 本発明の第二実施形態におけるコンクリートと鋼板とを接着する手順を説明する図(2)図である。 従来の方法でコンクリートと鋼板とを接着した際の接着部における面内方向の応力分布を示す図である。
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、本実施形態では、異種材料としてコンクリートおよび金属製の鋼板を用いた場合の接着方法について説明する。また、本実施形態に示す図は、接着層を強調するために縮尺を適宜変更して図示している。
図1はコンクリートと鋼板との接着状態を示す断面図である。図1に示すように、コンクリート11と金属製の鋼板12とは、接着層13を介して接合されている。
接着層13は、コンクリート11の接着面11aに塗布された第一接着剤21と、鋼板12の接着面12aに塗布された第二接着剤22と、第一接着剤21と第二接着剤22との間に介装された第三接着剤23と、を有した三層構造になっている。なお、第一接着剤21としては例えばコンクリート用エポキシ樹脂が用いられ、第二接着剤22としては例えば鋼板用エポキシ樹脂が用いられている。つまり、コンクリート11と第一接着剤21との間、および、鋼板12と第二接着材22との間はそれぞれ所望の接着強度が確保されている。また、第三接着剤23は、第一接着剤21および第二接着剤22の両方に対して所望の接着強度で接着することができるものを採用している。このように、接着層13は、接着剤同士の間の接着強度が所定値以上になるように接着剤が複数積層されている。
さらに、第一接着剤21および第二接着剤22には、それぞれが独立した短毛の繊維25が植毛されている。繊維25は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの高分子系材料で形成されている。
また、繊維25は、接着面11a上において繊維密度が場所によって異なっている。具体的には、接着面11aの平面視中央部分における繊維密度は高く、中央部分の周囲の周縁部分における繊維密度は低くなっている。なお、本実施形態では、接着面11aの中央部分から周縁部分に向かうにしたがって繊維密度が徐々に低くなるように繊維25が植毛されている。また、接着面12aについても接着面11aと略同一の条件で繊維25が植毛されている。
さらに、第一接着剤21に植毛された短毛状の繊維25は、その一端側が第一接着剤21に埋め込まれており、他端側は第一接着剤21から突出しており、コンクリート11と鋼板12とを接着接合したときに、他端側の先端が第二接着剤22の表面に略当接するように構成されている。つまり、第一接着剤21から突出した繊維25の長さは、第三接着剤23の厚さと略同一になるように構成されている。
また、第二接着剤22に植毛された短毛状の繊維25は、第一接着剤21に植毛された繊維25と略同一の構成で植毛されており、その一端側が第二接着剤22に埋め込まれ、他端側は第二接着剤22から突出しており、コンクリート11と鋼板12とを接着接合したときに、他端側の先端が第一接着剤21の表面に略当接するように構成されている。つまり、第二接着剤22から突出した繊維25の長さは、第三接着剤23の厚さと略同一になるように構成されている。
次に、上述したようにコンクリート11と鋼板12とを接着接合する具体的な方法について説明する。
まず、図2に示すように、コンクリート11の接着面11aに第一接着剤21を塗布し、該第一接着剤21が硬化する前に、繊維25を所望の繊維密度で接着面11a全面に静電植毛する。このとき接着面11aの平面視中央部分は繊維密度が密になるように繊維25を植毛し、周縁部分は繊維密度が中央部分よりも疎になるように繊維25を植毛する。
略同時に、図3に示すように、鋼板12の接着面12aに第二接着剤22を塗布し、該第二接着剤22が硬化する前に、繊維25を所望の繊維密度で接着面12a全面に静電植毛する。このとき接着面12aの平面視中央部分は繊維密度が密になるように繊維25を植毛し、周縁部分は繊維密度が中央部分よりも疎になるように繊維25を植毛する。
続いて、第一接着剤21の接着面21aと第二接着剤22の接着面22aとの間を、第三接着剤23を用いて接着する。このとき、第一接着剤21に植毛された繊維25の先端が第二接着剤22の接着面22aに略当接するとともに、第二接着剤22に植毛された繊維25の先端が第一接着剤21の接着面21aに略当接するように配置した状態で、第一接着剤21と第二接着剤22との間に形成された空隙に第三接着剤23を充填し、第一接着剤21と第三接着剤23との間、および、第二接着剤22と第三接着剤23との間をそれぞれ接着させる。そして、図1に示すように、第三接着剤23が硬化した時点で、コンクリート11と鋼板12との接着接合が完了する。
本実施形態によれば、コンクリート11には該コンクリート11に適した第一接着剤21を塗布し、鋼板12には該鋼板12に適した第二接着剤22を塗布し、第一接着剤21と第二接着剤22との間にそれぞれに適した第三接着剤23を配している。つまり、各材料に適した接着剤を複数積層することによって、所望の接着界面強度を得ることができる。また、接着剤21,22,23に繊維25が混入するように構成したため、接着剤が配された接着層13のじん性を確保することができる。したがって、異種材料からなるコンクリート11と鋼板12との間の接着強度を確実に向上することができる。
また、接着面11a,12a上において繊維密度が場所によって異なるように繊維25を植毛し、具体的には、接着面11a,12aの平面視中央部分における繊維密度は高く、周縁部分における繊維密度は低くなるように構成したため、接着面内方向における弾性率を調整することができる。したがって、接着面11a,12aの周縁部分の応力集中を緩和することができる。
さらに、繊維25が、それぞれが独立した短毛で構成され、第一接着剤21に一端側が植毛された繊維25の他端側は第二接着剤22の表面に略当接する長さを有するとともに、第二接着剤22に一端側が植毛された繊維25の他端側は第一接着剤21の表面に略当接する長さを有するように構成したため、接着剤21,22,23が配された接着層13における引張強度および剥離強度を向上することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態と繊維の植毛方法が異なるのみであり、その他の構成は第一実施形態と略同一の構成であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、本実施形態に示す図は、接着層を強調するために縮尺を適宜変更している。
図4はコンクリートと鋼板との接着状態を示す断面図である。図4に示すように、コンクリート11と金属製の鋼板12とは、接着層53を介して接合されている。
接着層53は、コンクリート11の接着面11aに塗布された第一接着剤21と、鋼板12の接着面12aに塗布された第二接着剤22と、第一接着剤21と第二接着剤22との間に介装された第三接着剤23と、を有した三層構造になっている。なお、第一接着剤21としては例えばコンクリート用エポキシ樹脂が用いられ、第二接着剤22としては例えば鋼板用エポキシ樹脂が用いられている。また、第一接着剤21および第二接着剤22には、繊維55が植毛されている。具体的には、接着面11a,12aの中心部分に植毛される繊維55aは、接着面内方向に沿って配された紐状の長毛で構成されており、第一接着剤21および第二接着剤22に対して、長毛が断面略鋸刃状になるように植毛されている。また、接着面11a,12aの周縁部分に植毛される繊維55bは、それぞれが独立した短毛で構成されており、第一接着剤21および第二接着剤22に対して、短毛が断面略V字状になるように植毛されている。なお、繊維55は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの高分子系材料で形成されている。
また、繊維55は、接着面11a上において繊維密度が場所によって異なっている。具体的には、接着面11aの中央部分における繊維密度は高く、周縁部分における繊維密度は低くなっている。なお、本実施形態では、接着面11aの中央部分から周縁部分に向かうにしたがって繊維密度が徐々に低くなるように繊維55が植毛されている。また、接着面12aについても接着面11aと略同一の条件で繊維55が植毛されている。
上述したようにコンクリート11と鋼板12とを接着接合する具体的な方法について説明する。
まず、図5に示すように、コンクリート11の接着面11aに第一接着剤21を塗布し、該第一接着剤21が硬化する前に、繊維55を所望の繊維密度で接着面11a全面に静電植毛する。このとき接着面11aの平面視中央部分は繊維密度が密になるように繊維55を植毛し、周縁部分は繊維密度が中央部分よりも疎になるように繊維55を植毛する。
略同時に、図6に示すように、鋼板12の接着面12aに第二接着剤22を塗布し、該第二接着剤22が硬化する前に、繊維55を所望の繊維密度で接着面12a全面に静電植毛する。このとき接着面12aの平面視中央部分は繊維密度が密になるように繊維55を植毛し、周縁部分は繊維密度が中央部分よりも疎になるように繊維55を植毛する。
続いて、第一接着剤21の接着面21aと第二接着剤22の接着面22aとの間を、第三接着剤23を用いて接着する。このとき、第一接着剤21に植毛された繊維55と第二接着剤22に植毛された繊維55とが略当接するように配置した状態で、第一接着剤21と第二接着剤22との間に形成された空隙に第三接着剤23を充填し、第一接着剤21と第三接着剤23との間、および、第二接着剤22と第三接着剤23との間をそれぞれ接着させる。そして、図4に示すように、第三接着剤23が硬化した時点で、コンクリート11と鋼板12との接着接合が完了する。
本実施形態によれば、コンクリート11には該コンクリート11に適した第一接着剤21を塗布し、鋼板12には該鋼板12に適した第二接着剤22を塗布し、第一接着剤21と第二接着剤22との間にそれぞれに適した第三接着剤23を配している。つまり、各材料に適した接着剤を複数積層することによって、所望の接着界面強度を得ることができる。また、接着剤21,22,23に繊維55が混入するように構成したため、接着剤が配された接着層13のじん性を確保することができる。したがって、異種材料からなるコンクリート11と鋼板12との間の接着強度を確実に向上することができる。
また、接着面11a,12a上において繊維密度が場所によって異なるように繊維55を植毛し、具体的には、接着面11a,12aの平面視中央部分における繊維密度は高く、周縁部分における繊維密度は低くなるように構成したため、接着面内方向における弾性率を調整することができる。したがって、接着面11a,12aの周縁部分の応力集中を緩和することができる。
さらに、繊維55が、接着面11a,12aの中心部分に植毛される繊維55aは、接着面内方向に沿って配された紐状の長毛で構成されるとともに、第一接着剤21および第二接着剤22に対して断面略鋸刃状になるように植毛され、接着面11a,12aの周縁部分に植毛される繊維55bは、それぞれが独立した短毛で構成されるとともに、第一接着剤21および第二接着剤22に対して断面略V字状になるように植毛されるように構成したため、接着剤21,22,23が配された接着層13における引張せん断強度を向上することができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、異種材料としてコンクリートおよび鋼板を用いて、該コンクリートと鋼板とを接着する方法について説明したが、他の組合せの異種材料を接着する際にも、上記方法を採用することができる。
また、本実施形態(特に、第一実施形態)では、寸法および形状が統一された繊維を植毛方向が揃うように配した場合の説明をしたが、繊維の寸法および形状は異なるものを用いてもよく、また、繊維の植毛方向は異なるように配してもよい。
さらに、本実施形態では、第一接着剤接着面および第二接着剤接着面に静電植毛にて繊維を配する場合の説明をしたが、繊維を配する方法は静電植毛に限らない。
そして、本実施形態では、短毛繊維や紐状の長毛繊維を植毛した場合の説明をしたが、これに限らず、例えば、立体的なメッシュ状の繊維部材を第一接着剤と第三接着剤の2つの接着剤にまたがるように配するとともに、第二接着剤と第三接着剤の2つの接着剤にまたがるように配してもよい。なお、このとき、メッシュ状の繊維部材は、平面視中央部分の繊維密度が高くなるように目を細かくするとともに、周縁部分の繊維密度が低くなるように目を粗くすればよい。
11…コンクリート(第一部材) 11a…接着面 12…鋼板(第二部材) 12a…接着面 21…第一接着剤 21a…接着面(第一接着剤接着面) 22…第二接着剤 22a…接着面(第二接着剤接着面) 23…第三接着剤 25…繊維 55…繊維

Claims (5)

  1. 異種材料からなる第一部材と第二部材とを接着する異種材料の接着方法において、
    前記第一部材の接着面に、前記第一部材に適した第一接着剤を塗布する工程と、
    前記第一接着剤における前記第二部材と接着される側の第一接着剤接着面に繊維を配する工程と、
    前記第二部材の接着面に、前記第二部材に適した第二接着剤を塗布する工程と、
    前記第二接着剤における前記第一部材と接着される側の第二接着剤接着面に前記繊維を配する工程と、
    前記第一接着剤および前記第二接着剤に適した第三接着剤を用いて、前記第一接着剤接着面と前記第二接着剤接着面との間を接着する工程と、を備えていることを特徴とする異種材料の接着方法。
  2. 前記繊維は、前記第一接着剤接着面または前記第二接着剤接着面の周縁部分は繊維密度が疎になるように配されているとともに、前記第一接着材接着面または前記第二接着剤接着面の中心部分は繊維密度が前記周縁部分よりも密になるように配されていることを特徴とする請求項1に記載の異種材料の接着方法。
  3. 前記繊維は、前記第一接着剤接着面および前記第二接着剤接着面に静電植毛されていることを特徴とする請求項1または2に記載の異種材料の接着方法。
  4. 前記繊維は、それぞれが独立した短毛で構成されており、
    前記第一接着剤に一端側が配された前記短毛の他端側は、前記第二接着剤接着面に略当接する長さを有しているとともに、
    前記第二接着剤に一端側が配された前記短毛の他端側は、前記第一接着剤接着面に略当接する長さを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の異種材料の接着方法。
  5. 前記中心部分に配される前記繊維は、前記接着面内方向に沿って配された紐状の長毛で構成されており、
    前記第一接着剤および前記第二接着剤に対して、前記長毛が断面略鋸刃状になるように配されていることを特徴とする請求項2または3に記載の異種材料の接着方法。
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