JP3010942U - 桁材の上架装置 - Google Patents
桁材の上架装置Info
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- JP3010942U JP3010942U JP1994014877U JP1487794U JP3010942U JP 3010942 U JP3010942 U JP 3010942U JP 1994014877 U JP1994014877 U JP 1994014877U JP 1487794 U JP1487794 U JP 1487794U JP 3010942 U JP3010942 U JP 3010942U
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- mounting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低空頭の空間域であっても精度良くしか
も短時間に桁材を架設できる、桁材の上架装置を提供す
ること。 【構成】 載置架台30とテーブル40とを備えて
いる。載置架台30はフォークリフトの昇降爪を挿通可
能な開口32,32を有すると共に、フレーム31の角
部に垂設した各柱33に起倒自在に本受桁転倒防止用ス
トッパ34を軸支して構成する。テーブル40は桁材を
載置し、自由な回転と水平方向の摺動とを許容するよう
に構成されている。複数の上架装置10に横架された桁
材21をフォークリフトを使用して上架する。
も短時間に桁材を架設できる、桁材の上架装置を提供す
ること。 【構成】 載置架台30とテーブル40とを備えて
いる。載置架台30はフォークリフトの昇降爪を挿通可
能な開口32,32を有すると共に、フレーム31の角
部に垂設した各柱33に起倒自在に本受桁転倒防止用ス
トッパ34を軸支して構成する。テーブル40は桁材を
載置し、自由な回転と水平方向の摺動とを許容するよう
に構成されている。複数の上架装置10に横架された桁
材21をフォークリフトを使用して上架する。
Description
【0001】
本考案は狭小で低空頭の現場に各種の梁や横桁(以下これらを総称して「桁材 」という)を設置できる、桁材の上架装置に関する。
【0002】
パイプルーフ工法で地下坑道を構築する際、パイプの交差方向にH鋼等の仮設 桁を仮設して天端側の地山を支保し、その後、仮設桁より大形の本受桁を上架し て盛り替えている。
【0003】
低空頭の空間域で長大な本受桁を地組して上架する作業は多大の時間と労力を 要し、改善技術の提案が望まれている。 また本受桁は縦桁とボルト止めする必要から高い設置精度が要求されていて、 この点も施工性悪化の一因になっている。 また狭隘の場所で仮支保工の盛替、ガイドウォールのはつり、鉄板敷、支柱の 設置、桁の地組、桁の設置というサイクルで作業を行うため、作業や資材の移動 に多くの時間を必要とするだけでなく、ひとつの作業が終わらないと次の作業を 開始できない不都合がある。
【0004】
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするとこ ろは、低空頭の空間域であっても精度良くしかも短時間のうちに安全に桁材を架 設できる、桁材の上架装置を提供することにある。 さらに本考案の目的は狭隘な現場であっても桁材を容易に移動できる、桁材の 上架装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】 本考案は、剛性の載置架台と、桁材を載置し、前記載置架台上に鉛直軸を中心 とした自由回転とかつ水平の摺動とを許容させて載置したテーブルとからなり、 前記載置架台の下部に起重機の昇降爪を挿通可能な開口を有する、材の上架装置 である。 さらに本考案は剛性の載置架台と、桁材を載置し、前記載置架台上に鉛直軸を 中心とした自由回転と水平の摺動とを許容させて載置したテーブルとからなり、 前記載置架台は矩形のフレームの角部に柱を垂設すると共に、各柱に起倒自在に 本受桁転倒防止用ストッパを軸支し、前記載置架台のフレームに起重機の昇降爪 を挿通可能な開口を有する、桁材の上架装置である。 さらに本考案は剛性のフレームの角部に柱を垂設すると共に、各柱に起倒自在 に本受桁転倒防止用ストッパを軸支した載置架台と、桁材を載置し、前記載置架 台上に鉛直軸を中心とした自由回転と水平の摺動とを許容させて載置したテーブ ルとからなり、前記テーブルと載置架台との間にテーブル摺動用のシリンダを介 装した、桁材の上架装置である。
【0006】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の一実施例について説明する。 <イ>上架装置 図1は一部を破断した上架装置10の組立図を示し、図2はフォークリフト2 0を使用してH鋼製の本受桁21を上架する坑道の縦断面図を示す。 図2において、符号22は坑道の天端を支持するパイプで、坑道の長手方向に 沿って横列に配置されている。23はパイプ22群の下面に横架させた仮桁で、 その両端が仮縦桁24で支持されている。25は土間コンクリートである。 上架装置10は剛性の載置架台30上に鉛直軸を中心に自由回転を許容しかつ 水平方向に一定範囲を摺動するテーブル40を載置して構成される。以下上架装 置10の各部について説明する。
【0007】 <ロ>載置架台 載置架台30は矩形のフレーム31を備えていて、相対向する一対の鋼材にフ ォークリフト20の昇降爪20a,20aが挿通可能な開口32,32が形成さ れている。 フレーム31の角部に垂設した各柱33には、本受桁21の下部フランジ21 aを拘束可能な板状の転倒防止ストッパ34が起倒自在に取り付けられている。 転倒防止ストッパ34は支軸35を介して柱33に軸支され、転倒防止ストッ パ34及び柱33に開設したピン挿通孔36にピン37を挿通して位置決めする ことで、本受桁21の転倒を拘束できるようになっている。 尚、図3において構造の理解を助けるため図面左側の柱34のみに転倒防止ス トッパ34を設け、図面右側の転倒防止ストッパ34については表記を省略する 。 またフレーム31の上部にはテーブル40を支承する複数の空転ローラ38 が本受桁21の長手方向と平行に向けて並設され、さらにフレーム31の相対向 する鋼材にはテーブル40を水平摺動させるシリンダ39aと、テーブル40の 摺動を一定範囲に規制するストッパ39bが夫々設けられている。
【0008】 <ハ>テーブル テーブル40は矩形の基板41と基板41に回転自在に載置された円形の空転 テーブル42とよりなる。 基板41の下面には複数の空転ローラ38に跨がって摺動するガイドレール4 3が取り付けられている。 基板41には前記載置架台30側に取り付けたシリンダ39aが接続していて 、シリンダ39aの伸縮操作によってテーブル40を本受桁21の横断方向への 強制的に摺動できるようになっている。 テーブル40の摺動手段としては、シリンダ39aの他にねじ送り機構やラッ クとピニオンとの組み合わせによる歯車お繰り機構等の公知の送り機構を採用で きる。
【0009】
つぎに上架装置10を使用した本受桁21の設置方法について説明する。 <イ>本受桁の地組 坑道内に短寸の本受桁21の分割体を搬入し、溶接或いはボルト止めして所定 の長さに組み立てる。 本受桁21を地組する場合、図5に示すように複数の上架装置10を同一直線 上に配列すると共に、各上架装置10の間に昇降量の微調整機能(ジャッキアッ プ機能)を有する組立架台60を配置すれば、本受桁21の組み立てを正確でし かも短時間に行える。
【0010】 <ロ>上架装置のセット 図5のように複数の上架装置10のテーブル40上に本受桁21を横架させる 。 本受桁21は前記したように各上架装置10上で本受桁21を地組する場合 のほか、組み立てた本受桁21を公知の吊込機を使用して複数の上架装置10に 跨がって吊り込んでも良い。 つぎに図4に示すように上架装置10の転倒防止ストッパ34を倒しピン37 を各柱33に差し込んで、本受桁21の転倒を拘束する。
【0011】 <ハ>本受桁の上架 図2に示すように各上架装置10をフォークリフト20にセットする。 フォークリフト20の昇降爪20a、20aは上架装置10のストッパ39b 側の開口32,32から差し込み、必要に応じてフォークリフト20と柱33の 間をUボルト類で連結する。 各フォークリフト20の昇降爪20aを上昇させて本受桁21と共に上架装置 10を浮上させ、上架位置まで搬送して上架する。 本受桁21の搬送と上架操作は、複数のフォークリフト20を同時に操作せず に交互に少量づつ操作するのが望ましい。 また本受桁21を上架する際、テーブル40の自由回転操作やシリンダ39a によるテーブル40の摺動操作によって、本受桁21の設置位置を微調整する。 本受桁21のサイドシフト操作は、一台のフォークリフト20で行い、他のフ ォークリフト20は慣性力を利用して追従させるとよい。 本受桁21を上架したら、仮支保工や土留杭等を構築して本受桁21を支承し 、最終的に図2に示す縦桁24aを構築して本受桁21を支持する。 尚、上架装置10は本受桁21を仮支承した後に本受桁21との係止を解除し て回収する。 以上の工程を繰り返しながらパイプ22を所定の間隔で支承する。
【0012】
【実施例2】 図6は上架装置10の下部に高さ調整用の補助脚50を組み付けた他の実施例 を示す。 補助脚50は剛性の枠体で、その下部両端に開口51,51を有し、図示しな いフォークリフト20の昇降爪20aを挿通できるようになっている。 また補助脚50に垂設した各脚部51の上部には、上架装置10の昇降架台3 0と連結板53が形成してあって、ボルト等により上架装置10と連結或いは分 離できるようになっている。 補助脚50を使用すれば低マストのフォークリフトを使用してもリフト量を調 整して桁材を高所に上架できる。
【0013】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 大型機械の導入が困難な狭隘で低空頭の空間域であっても短時間に桁材 を上架できる。 <ロ> 上架装置のテーブルが回転と水平方向の摺動とを自由に調整できる機能 を有するので、桁材を正確な位置に設置できる。 <ハ> 上架装置を使用することで、フォークリフトと桁材との間に遊び空間を 形成できるので、上架作業を安全に行える。
【図1】 実施例1に係る上架装置の組立図
【図2】 本受桁を上架する際の坑道の縦断面図
【図3】 上架装置の平面図
【図4】 図3におけるIII −III の断面図
【図5】 複数の上架装置に横架させた本受桁の正面図
【図6】 補助脚を組み付けた実施例2の説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 剛性の載置架台と、 桁材を載置し、前記載置架台上に鉛直軸を中心とした自
由回転と水平の摺動とを許容させて載置したテーブルと
からなり、 前記載置架台の下部に起重機の昇降爪を挿通可能な開口
を有する、 桁材の上架装置。 - 【請求項2】 剛性の載置架台と、 桁材を載置し、前記載置架台上に鉛直軸を中心とした自
由回転と水平の摺動とを許容させて載置したテーブルと
からなり、 前記載置架台は矩形のフレームの角部に柱を垂設すると
共に、各柱に起倒自在に本受桁転倒防止用ストッパを軸
支し、 前記載置架台のフレームに起重機の昇降爪を挿通可能な
開口を有する、 桁材の上架装置。 - 【請求項3】 剛性のフレームの角部に柱を垂設する
と共に、各柱に起倒自在に本受桁転倒防止用ストッパを
軸支した載置架台と、 桁材を載置し、前記載置架台上に鉛直軸を中心とした自
由回転と水平の摺動とを許容させて載置したテーブルと
からなり、 前記テーブルと載置架台との間にテーブル摺動用のシリ
ンダを介装した、 桁材の上架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014877U JP3010942U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 桁材の上架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014877U JP3010942U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 桁材の上架装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010942U true JP3010942U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=43146688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014877U Expired - Lifetime JP3010942U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 桁材の上架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010942U (ja) |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP1994014877U patent/JP3010942U/ja not_active Expired - Lifetime
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